NISAって何?わかりやすく解説

親が投資をしていたり、学校で金融について習ったりすると、「NISA」という言葉を目にすることがあるよね。でも「何のこと?」「自分たちにも関係あるの?」って思う人も多いと思う。実は、NISAは将来のお金について考える時に知っておくと役立つ仕組みなんだ。この記事を読めば、NISAがどんな制度で、なぜ注目されているのかがわかるよ。

NISAって何ですか?難しい言葉なので、簡単に教えてください。

いい質問だね。NISAというのは 「少額投資非課税ひかぜい制度」 という、つまり、一定の金額までなら投資で得たお金に税金がかからないという制度のことだよ。普通は投資で儲かったお金に約20%の税金がかかるんだけど、NISAを使えばその税金がかからないんだ。
でも「投資」って何ですか?僕たちの学年でもできるんですか?

投資というのは、お金を使って株や投資信託という金融商品を買うことだね。つまり、あるお金をどこかに預けて、そのお金が増えることを期待する行為のことだ。中学生は親の管理下でなら少し学べるけど、実際に投資口座を開くのは20歳以上と決められているんだ。だから今のうちにこういう仕組みを理解しておくといいんだよ。
では、NISAを使うと本当に税金がかからないんですか?

そうだね。ただし条件があるんだ。 決められた期間内で、決められた金額までの投資 なら税金がかからないということなんだ。NISAにはいくつか種類があって、使える期間や金額が違うんだよ。20歳以上なら「一般NISA」、18歳以上なら「つみたてNISA」という制度が使えるんだ。
📝 3行でまとめると
  1. NISAは投資で得たお金に 税金がかからない 特別な制度のこと
  2. 通常は約20%の税金がかかるが、 NISAを使えば その税金が無料になる
  3. 20歳以上なら使える制度で、 将来のお金を増やす 時に役立つ
目次

もうちょっと詳しく

NISAの「N」は「Nippon」、「I」は「Individual」、「S」は「Savings」、「A」は「Account」の頭文字で、つまり「日本の個人貯蓄口座」という意味なんだ。2014年から日本政府が導入した制度で、国民がもっと投資をして、将来のためにお金を増やしやすくするために作られたんだよ。投資というと危ないイメージを持つ人もいるかもしれないけど、NISAは「安全に資産を増やすのを応援しよう」という国からのサポートだと考えると分かりやすいね。

💡 ポイント
NISAは「政府が税金を免除する制度」だから、利用すると得になるわけじゃなくて「損しない」のが最大のメリット。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「NISAを使えば絶対に儲かる」
→ NISAは税金がかからなくなるだけで、投資そのものでお金が増えるわけではないんだ。投資で損することだってある。NISAはあくまで「もし利益が出たら税金を払わなくていい」という制度なんだよ。
⭕ 「NISAを使っても、投資の結果次第で損することもある」
→ NISAのメリットは税金がかからないことだけ。投資で儲かるかどうかは別問題だし、損することもあるんだ。ただし、利益が出た時は税金が免除されるから得になるっていうわけだね。
なるほど〜、あーそういうことか!

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NISAが生まれた理由をまず理解しよう

日本人がお金を増やすのが苦手という事実

実はね、日本人はお金の増やし方について苦手意識を持っている人が多いんだ。アメリカやヨーロッパの人たちは、若い頃から投資をしてお金を増やす習慣がある。でも日本では、銀行に貯金するだけという人がほとんどなんだよ。銀行にお金を預けるのは安全だけど、今の時代は利息がほぼゼロに近いから、お金が増えないんだ。例えば、100万円を銀行に1年預けても、数十円の利息がつくだけ。これじゃあお金は増えないよね。

政府が「もっと投資をしてほしい」と考えた

そこで日本政府は考えたんだ。「国民がもっと投資をして、将来のためにお金を増やしていけば、個人も豊かになるし、経済全体も良くなるんじゃないか」ってね。そのためには、投資をするのを応援する仕組みが必要だと思ったんだ。そこで生まれたのが「NISAという税金を免除する制度」なんだ。つまり、「投資をするなら、出た利益に税金をかけませんよ」という政府からのご褒美みたいな制度なんだよ。

一般的な投資での税金の仕組み

ここで、NISA以外の投資での税金について説明しておこう。普通に株や投資信託で利益が出たとき、その利益に対して約20%の税金がかかるんだ。例えば、100万円の投資で10万円の利益が出たとしよう。その10万円に対して約2万円の税金がかかるから、実際に手に入る利益は8万円になるってわけだ。これって、結構もったいないよね。だからNISAという制度で「この枠なら税金がかかりませんよ」ってなったら、その10万円全部が手に入るっていうわけなんだ。

NISAにはいくつかの種類があることを知ろう

「つみたてNISA」と「一般NISA」の違い

NISAには大きく分けて2つの種類があるんだ。ひとつは「つみたてNISA」で、もうひとつは「一般NISA」だ。この2つは使える人の年齢が違うんだ。つみたてNISAは18歳以上なら使えるけど、一般NISAは20歳以上からだよ。だから、高校3年生なら18歳になった時点でつみたてNISAが使える可能性があるんだ。

つみたてNISAの特徴

つみたてNISAは「毎月、少額ずつ投資する」という使い方を想定した制度なんだ。例えば、毎月2万円ずつ投資信託を買うってやり方だね。これなら、急にたくさんのお金が必要な時も、少しずつだから安心できるんだ。つみたてNISAが非課税ひかぜいの対象になるのは、購入してから20年間だ。だから、18歳で始めたら38歳まで税金がかからないんだよ。また、1年間で投資できる金額は最大120万円(つまり月に10万円)って決まっている。

一般NISAの特徴

一般NISAは、つみたてNISAと違って「もっと自由に投資したい人向け」という感じなんだ。毎月一定額ずつ投資する必要がなくて、自分のタイミングで好きなだけ投資できる。ただし、1年間に投資できる上限が120万円と決まっている。そして、非課税ひかぜい期間は5年だから、つみたてNISAより短いんだね。でも自由度が高いから、自分で色々な判断ができる人には向いているんだ。

2024年から制度が変わった

ちょっと複雑だけど、2024年からNISAの制度が大きく変わったんだ。新しい制度では「成長投資枠」と「つみたて投資枠」という2つの枠ができた。つみたて投資枠はずっと使える(無期限)になったし、成長投資枠は同時に使うことができるようになったんだ。つまり、もっと使いやすくなったってわけなんだよ。

実際にNISAを使うとどれくらい得になるのか

具体的な計算例

では、実際の金額でNISAの良さを理解してみよう。年間120万円をつみたてNISAで投資して、毎年10%の利益が出たとしよう。これは実際にはそんなにうまくいかないけど、説明の都合上ね。初年度は120万円投資して、12万円の利益が出るわけだ。NISA以外の投資なら、その12万円に20%の税金がかかって、2.4万円が税金として消える。だから実際に手に入る利益は9.6万円になるんだ。でもNISAなら12万円全部が自分のものになるんだから、2.4万円得してるってわけだね。

長期で見ると差は大きくなる

短期間だと「ちょっと得するかな」という感じだけど、20年単位で考えると差は本当に大きくなるんだ。毎年同じ金額を投資して、毎年同じ利益率だとすると、20年後には数百万円の差が出ることもあるんだよ。だから、若い時期からNISAで投資を始めると、将来のお金の余裕が大きく変わる可能性があるんだ。これが政府が若い人たちにNISAを使ってほしい理由なんだね。

でも「得する」という考え方は危険

ここで大事なのは、NISAは「絶対に得する制度」ではないということなんだ。投資で損することもあるからね。例えば、投資した金額が値下がりして、買った時より安くなることもある。その時は、NISAでも非NISAでも損は損なんだ。だから、「NISAなら絶対儲かる」と思うのは危ないんだよ。投資の基本的な知識を持った上で、慎重に利用することが大事なんだ。

NISAで投資する商品って何があるのか

株式投資について

NISAで投資できる商品のひとつが「株」だ。株というのは、企業の一部を所有することだと考えてもらえばいいんだ。例えば、有名な企業の株を買うと、その企業が儲かると、あなたも儲かるっていう仕組みだね。株の価格は毎日変わって、買った時より高くなることもあれば、安くなることもある。高く売ることができれば利益が出るし、安くしか売れなければ損するんだ。株は投資の中でも比較的すぐに売り買いできるから、「短期で儲けたい」という人向きなんだ。

投資信託について

もっと初心者向けな投資商品が「投資信託」だ。投資信託というのは、たくさんの人からお金を集めて、専門家がそのお金をいろいろな株や債券に投資する仕組みのことだよ。つまり、あなたが直接株を選ぶのではなく、プロに任せるイメージだね。投資信託は株よりもリスク(危険性)が低い傾向にあるから、「安全に投資したい」という初心者向けなんだ。つみたてNISAは特に投資信託を対象にしていることが多いんだよ。

ETFについて

ETFというのは「上場投資信託」という、つまり、投資信託を株みたいに売り買いできるようにしたものだ。投資信託の安全性と、株のように好きなタイミングで売り買いできる自由度を兼ね備えているんだね。一般NISAではこのETFも投資対象になっている。

選ぶときのポイント

初心者がNISAで投資する時は、いきなり個別の株を買うより、投資信託やETFから始める方が無難なんだ。なぜなら、分散投資(いろいろなものに少しずつ投資する)ができるから、リスクが低くなるんだよ。それに、自分の知識が増えるにつれて、株にも挑戦できるっていうわけだね。

NISAを使う時に気をつけることを覚えておこう

非課税ひかぜい期間が終わると税金がかかる

NISAの大事な注意点は「永遠に税金がかからない」わけじゃないということなんだ。つみたてNISAは20年、一般NISAは5年という期間が限られている。その期間が終わると、その投資は通常の口座に移る(これを「ロールオーバー」という)か、売却するかを決めないといけなくなるんだ。つまり、期間内に利益が出たら税金がかかるようになるってわけなんだよ。だから「20年間は絶対に税金がかからない」と勘違いしないように注意が必要なんだ。

損した時は税金を引くことができない

これも大事な注意点だ。普通の投資口座では、損した時に「損失控除こうじょ」という制度を使って、税金を減らすことができるんだ。でもNISAでは損した場合、その損失を他の利益と相殺(打ち消す)することができないんだ。つまり、A商品で10万円損して、B商品で10万円儲かったとしても、BのNISA枠での20%の税金は全部払わないといけないってわけなんだよ。だから、リスク管理をしっかりすることが大事なんだ。

年間の投資上限を超えられない

つみたてNISAなら年間120万円、一般NISAも年間120万円(2024年から成長投資枠と合わせて)という上限が決まっているんだ。これを超えて投資すると、超えた分については税金の恩恵が受けられなくなるんだ。だから、毎年どれくらい投資するか計画を立てる必要があるんだね。

スタートは早い方がいい

NISAは「つみたてNISA」なら18歳から、「一般NISA」なら20歳から使えるんだ。もし18歳で始めたら、20年間で1440万円までの投資が非課税ひかぜいで使える計算になるんだ(年間120万円×20年)。これだけの非課税ひかぜい枠があると、長期でお金を増やすのに本当に有利になるんだよ。だから「自分はまだ若いから関係ない」と思わずに、使える時期になったら早めに始めるのが大事なんだ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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