「結婚したら給料が上がる」って聞いたことない?実は、給料そのものが上がるんじゃなくて、「家族手当」っていう別のお金がもらえることが多いんだよね。でも、「家族手当ってなに?」「自分はもらえるの?」「いくらもらえるの?」って、意外とよくわからないまま社会人になる人が多い。この記事を読めば、家族手当のしくみがまるごとわかるよ。
- 家族手当は、家族を養っている従業員に会社が払う手当で、法律の義務はなく会社ごとに内容が違う
- 対象になるのは主に配偶者や子どもで、扶養条件(年収の上限)を満たしていることが条件になることが多い
- 共働きの場合は二重取りができないので、どちらの会社で申請するかをきちんと確認することが大切
もうちょっと詳しく
家族手当は、正式には「扶養手当」と呼ばれることもあるよ。つまり、家族を経済的に支えている(=扶養している)ことへの補助として会社が払ってくれるお金のこと。給与明細を見ると「基本給」とは別に「家族手当」「扶養手当」として記載されているはずだよ。大企業では月に1〜3万円程度が相場で、年間にすると10〜30万円以上になることも。これだけの差が出るから、就職・転職のときに「家族手当の有無」をちゃんと確認することはすごく大切なんだ。また、家族手当は給料の一部として扱われるので、所得税や社会保険料の計算にも影響することを覚えておいてね。
家族手当は「給料の一部」なので、もらうと税金・社会保険料も少し増えるよ!
⚠️ よくある勘違い
→ 国の制度と混同しやすいけど、家族手当はあくまで会社が独自に決めるもの。もらえるかどうかは会社次第。
→ 法律の義務はなく、就業規則や給与規程に書かれた会社のルールがすべて。入社前に必ず確認しよう。
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家族手当ってそもそも何?基本のしくみを理解しよう
家族手当の正体は「給料のプラスアルファ」
家族手当とは、会社で働く従業員が家族を養っているときにもらえる、給料の上乗せのことだよ。正式には「扶養手当」とも呼ばれていて、つまり「家族を経済的に支えている人への補助金」ってイメージで捉えるとわかりやすい。
わかりやすく例えると、こんな感じ。サッカー部の合宿で、メンバーの人数に応じて食費が補助されるとしよう。1人なら1人分、家族が多ければ多いぶんだけ補助が増える感じに近いよ。家族が増えるほど生活費がかかるから、その分を会社が補ってくれる制度、それが家族手当なんだよね。
給与明細をもらったとき、「基本給」のほかに「家族手当」「扶養手当」「配偶者手当」などの項目を見たことがある人もいるかもしれない。それが家族手当のこと。基本給とは別に毎月支払われる形になっていることが多いよ。
法律で決まっていないのがポイント
ここが家族手当の一番大事なところ。家族手当は、労働基準法などの法律で「払わなければいけない」とは定められていないんだよ。つまり、会社が自分の意志で「払う」「払わない」「いくら払う」を決めていいんだ。
だから同じ「既婚で子ども1人」の社員でも、A社では月2万円もらえるのに、B社では1円ももらえないっていうことが普通に起こるんだよ。就職活動や転職のときに「基本給」だけ比べて満足してしまうと、こういう手当の差で実は損してたってことになりかねない。求人票をよく見て、諸手当の欄もしっかりチェックしようね。
給与規程・就業規則に書いてある
家族手当の内容は、会社の「給与規程」や「就業規則」に書かれているよ。つまり「どんな条件の家族がいたら、いくらもらえるか」というルールは、会社ごとに全部違う。入社したら総務や人事の部署に確認してみるのがベストだよ。
誰がもらえるの?支給対象となる家族を確認しよう
配偶者(妻・夫)が対象になることが多い
多くの会社では、配偶者(結婚している相手)を扶養していると家族手当がもらえるよ。ただし「配偶者の年収が一定額以下であること」という条件がついていることがほとんど。この年収の上限は会社によって違うけど、一般的には年収103万円以下や130万円以下が目安になっていることが多いよ。
なんでこんな条件があるかというと、家族手当の「目的」が関係してるんだ。家族手当は「生活費の補助」だから、配偶者がしっかり自分で稼いでいるなら補助は不要でしょ、って考え方なんだよね。
子どもも対象になることが多い
子どもがいる社員にも家族手当が出る会社は多い。「子ども1人につき月5,000円」とか「子どもが2人以上いると加算される」とか、会社によってルールはさまざまだよ。子どもの年齢上限が決まっていることもあって、「18歳まで」や「大学卒業まで(22歳まで)」といった条件が設けられていることもある。
たとえば月5,000円の子ども手当が2人分なら毎月1万円、年間12万円になる。子どもが多い家庭ほど家族手当の恩恵が大きくなるよ。
親・兄弟まで対象の会社もある
会社によっては、同居している親や兄弟まで扶養している場合に家族手当が出るところもある。ただしこのケースは比較的まれで、条件も細かく設定されていることが多いよ。「同居していること」「親の収入が一定以下であること」などの条件がセットになっていることがほとんどだね。
いくらもらえるの?金額の相場を知ろう
配偶者への手当の相場
厚生労働省の調べでは、配偶者への家族手当(配偶者手当)の平均額は月1〜2万円程度という結果が出ているよ。大企業では2〜3万円、中小企業では5,000〜1万円程度というところが多いね。年間に換算すると、12〜36万円という差になる。これだけでも、家族手当がある会社とない会社の差はかなり大きいよね。
ちなみに最近は「配偶者手当」を廃止する会社も増えてきているよ。背景には「共働きが当たり前の時代に、専業主婦(主夫)がいる家庭だけ優遇するのはおかしい」という考え方の変化がある。2024年以降もこの流れは続いているから、転職のときは最新情報を確認してね。
子どもへの手当の相場
子ども1人あたり月5,000〜1万円程度が一般的な相場だよ。「第2子から加算される」というルールを設けている会社もある。3人子どもがいる場合、月3万円近くになることもあって、年間で30万円以上もらえる計算になる。子育て世代にとっては大きな金額だよね。
合計するとどのくらい?具体例で考えよう
たとえばこんなケースを考えてみよう。
- 配偶者(専業主婦)がいる → 月15,000円
- 子ども2人 → 月10,000円(1人5,000円×2)
- 合計 → 月25,000円、年間30万円
これが0円の会社と比べると、年収で30万円の差がつくことになる。求人で「年収400万円」と書いてあっても、家族手当の有無によって実態はかなり違うんだよ。
家族手当をもらうときの「落とし穴」に気をつけよう
共働きだと二重取りはできない
夫婦ともに会社員で、お互いの会社に「配偶者を扶養している」と申請したとしても、通常は両方からもらうことはできないよ。なぜかというと、家族手当には「扶養条件(年収の上限)」があって、配偶者が一定以上の収入を得ていると対象外になるから。
夫の会社:「妻を扶養しているので家族手当を申請します」→妻の年収が高いと却下される
妻の会社:「夫を扶養しているので家族手当を申請します」→夫の年収が高いと却下される
というわけで、共働きの場合は「どちらが扶養するか」を決めて、どちらか一方の会社に申請するのが基本。ここを間違えると「どちらからももらえなかった…」となってしまうから要注意だよ。
年収の「壁」に引っかかるケースがある
家族手当の支給条件で気をつけたいのが「年収の壁」。たとえばパートで働く配偶者が年収103万円を超えてしまうと、配偶者手当の対象外になる会社も多い。扶養条件の上限は会社によって「103万円」「130万円」「150万円」とさまざまだから、家族がパートで働くときはその金額に注意が必要だよ。
「ちょっと多めに働いたら家族手当がなくなって、結果的に家計がマイナスになった…」なんてことも実際に起きているから、事前にシミュレーションしておくと安心だよ。
申請を忘れたら自動でもらえない
家族手当は、自分で会社に申請しないと払ってもらえないのが基本。結婚したとき・子どもが生まれたとき・家族を扶養することになったときに、会社の人事・総務部署に届け出を出す必要があるよ。申請を忘れていると、本来もらえるはずの手当がもらえないまま時間が過ぎてしまう。過去にさかのぼってもらえる場合もあるけど、時効がある会社もあるから、ライフイベントが起きたらすぐ申請するクセをつけておこう。
転職・結婚・出産…ライフイベントと家族手当の上手な付き合い方
転職するときは必ず確認する
転職先を選ぶとき、基本給だけ見て「年収アップだ!」と喜んでいたら、家族手当がなくて実は手取りが減っていた…なんてことも。特に家族がいる人は、求人票の「諸手当」欄や「家族手当・扶養手当の有無・金額」を必ず確認しよう。もし求人票に書いていなければ、面接や内定後に直接聞いても全然OK。自分と家族の生活に関わることだから、遠慮せずに確認してね。
結婚・出産したらすぐ申請しよう
結婚したとき・子どもが生まれたときが、家族手当の申請タイミングだよ。会社によっては申請から翌月に反映されたり、申請書類の提出が必要だったりする。忙しい時期ではあるけど、「申請は後でいいや」と後回しにすると、もらえたはずのお金が宙ぶらりんになってしまう。役所への出生届・婚姻届を出したタイミングで、会社への手続きもセットで動くのがおすすめだよ。
家族の収入が変わったら再確認しよう
配偶者がパートを始めたり、収入が増えたりしたときも要注意。扶養条件の年収を超えると家族手当の対象外になる可能性があるから、年収の見込みが変わりそうなときは会社の条件を改めて確認しよう。逆に「配偶者が仕事を辞めた」というときは、新たに家族手当の対象になるかもしれないから、こちらもすぐ申請してね。
将来的に家族手当が廃止される可能性もある
近年は「配偶者手当の廃止・縮小」を検討・実施する会社が増えているよ。政府も「女性が働きやすい環境をつくる」という方針で、配偶者手当の見直しを後押ししている状況だ。つまり、今はもらえている家族手当が、数年後には制度変更でなくなることもありうる。「家族手当に頼った家計設計」は少しリスクがあるから、それを前提にしすぎない家計づくりを意識しておくといいかもしれないね。
家族手当は、うまく活用すれば年間数十万円になる大事なお金。でも「あって当然」と思いすぎず、「ない場合でも成り立つ家計設計」をベースに考えておくのが賢いやり方だよ。
