「フリーランスで仕事してるんだけど、確定申告ってどうすればいいの?」「副業を始めたら税金の手続きが必要って聞いたけど、むずかしそうで怖い…」そんなふうに感じてる人、多いんじゃないかな。確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2種類があって、どっちを選べばいいかわからなくなりがちだよね。この記事を読めば、白色申告がどんなものか、誰がやるべきか、どうやって手続きするかがまるっとわかるよ。
- 白色申告は確定申告の方法のひとつで、帳簿のつけ方がシンプルなため手続きの手間が少ない
- 青色申告のような最大65万円の特別控除は受けられないが、事前申請なしにすぐ始められる
- 副業収入が年間20万円を超えたり、個人事業主として独立したりすると申告が必要になる
もうちょっと詳しく
白色申告は「確定申告をしなければいけないけど、青色申告の準備が間に合わなかった人」や「収入がそこまで多くなくて、節税よりも手軽さを優先したい人」にとって使いやすい方法だよ。提出するメイン書類は「収支内訳書」と「確定申告書」の2つ。収支内訳書とは、1年間の売上と経費をまとめた明細書のことで、つまり「何で稼いで何に使ったか」を一覧にしたもの。この2枚を毎年2月16日〜3月15日の間に税務署へ提出するか、e-Taxというオンラインサービスで送信すればOK。記帳(帳簿をつけること)と領収書の保存は7年間義務づけられているから、レシートはちゃんととっておこうね。
青色申告にしたいなら、開業から2か月以内に申請書を出す必要があるよ!
⚠️ よくある勘違い
→ 昔はそうだったけど、2014年から白色申告でも記帳と帳簿の保存が義務になったよ。「楽だから帳簿なし」は今やNG。
→ お小遣い帳レベルのシンプルな記録でいいから、青色申告の複式簿記よりずっと楽に記録できるよ。
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白色申告とは何か?確定申告の基本からおさえよう
そもそも「確定申告」って何をする手続き?
まず大前提として、「確定申告」について理解しよう。日本では1年間(1月1日〜12月31日)に稼いだお金に対して税金がかかるんだけど、フリーランスや個人事業主の場合、誰も代わりに計算してくれないよね。だから自分で「私は今年これだけ稼ぎました、経費はこれだけかかりました、だから税金はこれくらいです」と計算して税務署に申告する必要があるんだ。これが確定申告。締め切りは毎年3月15日で、前の年の1月〜12月分の収入を申告するよ。たとえば2025年の収入は2026年の2月16日〜3月15日に申告するイメージ。
「白色申告」と「青色申告」の2種類がある
確定申告の方法には大きく2種類あって、それが「白色申告」と「青色申告」。名前に色がついてるのは、昔の書類の色から来てるという説が有力だよ。シンプルに違いをまとめると、白色申告は「手続きが簡単だけど節税メリットが少ない」、青色申告は「手続きが複雑だけど節税メリットが大きい」という感じ。どちらが正解というわけじゃなくて、自分の状況に合った方を選ぶのが大事。副業を始めたばかりでまだ収入が少ない人や、帳簿の知識がほとんどない人は、まず白色申告から始めるのがおすすめだよ。
白色申告が「デフォルト」になっている理由
青色申告をするためには、事前に税務署へ「青色申告承認申請書」を提出しなければいけないんだ。個人事業主として開業した場合は開業日から2か月以内、すでに事業をしている人は申告をしたい年の3月15日までに提出が必要。この申請をしていない人は、自動的に白色申告でOKという扱いになるよ。つまり特別な手続きをしなくても始められるのが白色申告で、そういう意味では「デフォルト(初期設定)の申告方法」とも言えるんだ。
白色申告が必要な人・必要じゃない人をはっきりさせよう
確定申告が必要な人はどんな人?
確定申告が必要かどうかは、収入の種類と金額によって決まるよ。まず、フリーランスや個人事業主として働いている人は、利益が48万円(基礎控除の額)を超えたら申告が必要。次に、会社員でも副業の収入が年間20万円を超えた場合は確定申告をしなければいけないよ。たとえばネットショップで商品を売って月3万円稼いだとすると、年間36万円になるから申告が必要。メルカリやハンドメイド販売でも、利益が継続的に出ているなら対象になる可能性があるから注意が必要だよ。また、不動産収入がある人、年間2000万円を超える給与収入がある人なども確定申告が必要になるんだ。
確定申告が不要な人もいる
逆に申告不要なケースもあるよ。会社員で副業収入が年間20万円以下の場合は、確定申告の義務はない(ただし住民税の申告が必要な場合がある)。アルバイト・パートで年収103万円以下の場合も、通常は申告不要。ただし「申告義務がない」ことと「申告したほうが得じゃない」は別の話。医療費控除や寄付金控除(ふるさと納税)を使いたい場合は、義務がなくても申告することで税金が戻ってくることがあるよ。自分がどのケースに当てはまるかわからない場合は、税務署に相談するか、国税庁のウェブサイトにある「確定申告が必要な方」のチェックリストを使ってみよう。
白色申告の帳簿のつけ方をマスターしよう
「記帳」って何?お小遣い帳と同じ感覚でOK
記帳とは、日々のお金の動きを帳簿に記録していくことだよ。白色申告で使う単式簿記は、たとえば家計簿やお小遣い帳とほとんど同じ感覚。「日付・取引の相手・内容・金額」を1行ずつ書いていくだけ。具体的な例を見てみよう。
- 5月10日 / Webデザイン制作費 / クライアントA / 収入:100,000円
- 5月12日 / 打ち合わせカフェ代 / スターバックス / 支出:680円
- 5月15日 / デザインソフト月額料金 / Adobe / 支出:6,248円
こんな感じでOK。むずかしい会計用語は一切いらない。紙のノートでもいいけど、ミスが少なくて計算も自動でやってくれるExcelやGoogleスプレッドシート、あるいは会計ソフトを使うのが断然おすすめだよ。
経費として認められるものと認められないものの違い
仕事に使ったお金は「経費」として売上から差し引くことができて、その分税金が少なくなるよ。つまり経費は節税の武器なんだ。白色申告でも経費は計上できる。認められる主な経費の例としては、仕事用の通信費(スマホ代・インターネット代)、仕事場の家賃(自宅兼事務所なら按分して一部計上可)、仕事に必要な書籍・資料代、取引先との交通費・交際費(業務に直接関係するものに限る)、パソコンや機材などの備品代などがある。反対に認められないのは、完全にプライベートな支出。たとえば趣味の旅行費や私服代、家族との食事代などは原則NGだよ。「仕事のため」という目的がはっきりしているかどうかが判断基準になるんだ。
領収書・レシートの保管は7年間が義務
帳簿の記録だけでなく、その根拠となる領収書やレシートも7年間保管しなければいけないよ。税務署から調査が来たとき(税務調査)に、帳簿の内容が正しいかどうかを証明するための証拠になるから。紙のレシートはなくしやすいから、スマホで写真を撮ってクラウドに保存する方法がおすすめ。「マネーフォワード クラウド確定申告」や「freee会計」などの会計ソフトには、レシートをカメラで読み取って自動でデータ化してくれる機能もついてるから便利だよ。
白色申告の手続きの流れをステップごとに確認しよう
ステップ1:1年間の収支を帳簿にまとめる
1月1日〜12月31日のすべての収入と支出を帳簿に記録しよう。年末になってからまとめてやろうとすると大変だから、毎月や毎週など定期的に記帳する習慣をつけるのがベスト。「レシートをもらったらその日のうちに記録する」くらいのルーティンにできると理想的だよ。売上が発生したときは取引先から受け取った請求書の控えや振込明細も保管しておこう。
ステップ2:収支内訳書を作る
1年分の帳簿がまとまったら、「収支内訳書」を作成するよ。収支内訳書とは、1年間の売上と経費を種類ごとに分類してまとめた書類のことで、つまり「収入の内訳」と「経費の内訳」を整理した一覧表。国税庁のウェブサイトからダウンロードできる紙のフォーマットに記入するか、e-Tax(電子申告システム)で入力する方法がある。職業によって「一般用」と「農業所得用」の2種類があるから、自分に合ったほうを使おう。
ステップ3:確定申告書を作って提出する
収支内訳書が完成したら、次は「確定申告書」を作成する。確定申告書には収支内訳書の数字を転記しながら、所得控除(社会保険料控除・医療費控除など)も入力して最終的な納税額を計算するよ。提出方法は3つある。
- e-Tax(オンライン):マイナンバーカードがあれば自宅のパソコンやスマホから提出できる。一番楽でおすすめ。
- 郵送:書類を印刷して郵便局から税務署へ送る方法。
- 窓口持参:近くの税務署に直接持っていく方法。わからないことをその場で聞ける。
提出期限は毎年3月15日。この日を過ぎると「期限後申告」になって、場合によっては加算税(つまり罰金みたいなもの)がかかることもあるから注意しよう。
ステップ4:納税または還付を受ける
申告書の計算で「税金を払いすぎていた」場合は還付(お金が戻ってくる)、「税金が足りなかった」場合は追加納税が必要になるよ。納税の場合は4月中旬ごろまでに銀行振込やクレジットカード、コンビニ払いで納付する。源泉徴収(仕事の報酬から先に10.21%引かれること)されていた場合は、確定申告することで払いすぎた分が戻ってくることも多いから、申告はしっかりやっておこうね。
白色申告と青色申告、どっちを選べばいい?
白色申告がおすすめな人の特徴
白色申告に向いているのは、こんな人だよ。副業を始めたばかりで収入がまだ少ない人(年間売上が数十万円程度)、帳簿や会計の知識がほとんどなくシンプルに済ませたい人、青色申告の申請期限を過ぎてしまった人、今年だけ一時的に申告が必要になった人などが当てはまる。白色申告は「手軽さ」が最大のメリット。節税よりも手続きの簡単さを優先したい人には合っているよ。
青色申告に切り替えを考えるタイミング
一方、青色申告が向いているのは収入が増えてきた人だよ。青色申告の最大のメリットは「青色申告特別控除」で、複式簿記で帳簿をつけてe-Taxで申告すると最大65万円の控除が受けられる。たとえば年収200万円の個人事業主なら、65万円分の控除で税率が下がり、数万円〜十数万円の節税になることもある。もし年間の売上が100万円を超えてきたり、事業が本格化してきたりしたら、青色申告への切り替えを真剣に検討する価値があるよ。会計ソフトを使えば複式簿記も自動でやってくれるから、昔ほどハードルは高くないんだ。次の年の3月15日までに「青色申告承認申請書」を税務署に提出すれば、翌年から青色申告に切り替えられるよ。
迷ったらまず白色申告でスタートしてOK
「白色か青色か決められない!」という人は、まず白色申告で始めてみよう。確定申告の流れを一度経験することで、「帳簿ってこういうものか」「経費ってこうやって管理するのか」という感覚がつかめてくる。その感覚をもとに「青色申告に切り替えたほうがメリットあるな」と判断できるようになるよ。最初から完璧を目指さず、まず一歩踏み出すことが大事。わからないことは税務署の無料相談窓口や、各地の商工会議所でも教えてもらえるから、ひとりで抱え込まないでね。
