学校を卒業したら勉強は終わり、って思っていませんか?実は、社会人になってからもずっと学び続けることが当たり前の時代になっているんです。この記事では、人生全体を通じて学んでいく「生涯学習」がなぜ大事なのか、そしてどんなふうに学んでいくのか、わかりやすく説明します。
- 生涯学習とは、人生全体を通じて 継続的に学び続けること で、学校卒業後も新しい知識やスキルを習得していくこと
- 学校と違い 自分の興味で自由に選べる ので、料理、言語、資格取得など何でも学べるのが特徴
- 変化の速い現代では、 キャリアアップや充実した人生 のために、学び続けることが必須になっている
もうちょっと詳しく
生涯学習は、もともとユネスコなどの国際機関が提唱した概念で、「人生全体が学びの期間である」という考え方が根底にあります。日本でも、高度経済成長期が終わり、人生100年時代を迎える中で、単に「就職して定年まで働く」というスタイルが変わってきました。今は、キャリアチェンジ、副業、自分のやりたいことを見つけ直すなど、人生の選択肢が増えています。だからこそ、どの年代の人でも、新しいスキルや知識を身につけることが大事になっているわけです。
人生が長くなったから、学びのタイミングも増えたってことだね
⚠️ よくある勘違い
→ 学校の勉強みたいに、誰かに強制されるわけじゃなくて、自分が好きなことを好きなペースで学ぶものだから、実は楽しいんだよ。
→ 料理教室に通うのも、YouTubeで新しい言語を学ぶのも、友だちに教えてもらうのも、全部が生涯学習。だから誰でも実はもうやってるんだ。
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なぜ今、生涯学習が必要なのか
テクノロジーの進化は本当に速いです。今、学校で習っている内容も、10年後には大きく変わっているかもしれません。例えば、20年前はスマートフォンなんて存在しなかったし、AIという言葉も一般的ではありませんでした。でも今、これらは私たちの日常に完全に溶け込んでいます。こういう急速な変化に対応するには、卒業後も新しい知識をどんどん学んでいく必要があるわけです。
もう一つの理由は、人生が長くなったこと。昔は、学校で習ったことで人生分の知識があれば十分でした。でも今は人生100年時代と言われています。つまり、60歳で定年退職してから、さらに40年近く人生が続くわけです。そんなに長く生きていると、1回目のキャリアがうまくいかなかったら、2回目を目指すこともできます。そのためには、新しいスキルや知識が絶対に必要なんです。
さらに、仕事の形も変わってきました。昔は、1つの会社にずっと勤めるのが当たり前でしたが、今は転職や副業、フリーランスなど、いろんなキャリアの選択肢があります。そういう時代では、常に自分のスキルをアップデートして、どんな環境でも活躍できるようにしておく必要があるんです。これが「生涯学習」が必須になった大きな理由です。
変わり続ける社会での生き残り戦略
社会が変わり続けるということは、同時に「今は不要だと思うスキルが、将来は必要になるかもしれない」ということでもあります。逆に、「今は必要なスキルが、将来は不要になるかもしれない」ということでもあります。だから、学び続ける習慣を身につけておくことが、人生全体のリスク対策になるんです。
分かりやすい例を挙げると、スマートフォンの普及で、ガラケーの時代は終わりました。でも、スマートフォンの使い方を学ぶことで、今の人たちは新しい世界へアクセスできるようになりました。つまり、学ぶ能力そのものが、人生の選択肢を広げるパスポートになっているわけです。
生涯学習の種類と具体例
生涯学習というと、何か難しく聞こえるかもしれませんが、実際には私たちの周りにいっぱい存在しています。大きく分けると、以下のような種類があります。
①フォーマルな学習
フォーマルな学習というのは、つまり「公式な教育機関で学ぶこと」です。大学、大学院、専門学校、職業訓練校などが該当します。また、最近はオンライン大学なんかもありますね。こういった場所では、体系的なカリキュラムに沿って学べるので、深く、しっかりと知識を身につけることができます。
例えば、社会人になった後で「別の分野をもっと学びたい」と思ったら、大学の通信教育課程に入る人もいます。あるいは、仕事で必要な資格を取得するために、専門学校に通う人もいます。こういう学習は、時間もお金もかかるし、テストや課題もありますが、その分、確実な知識と資格が手に入るという利点があります。
②ノンフォーマルな学習
ノンフォーマルな学習というのは、つまり「公式な教育機関以外で組織的に学ぶこと」です。カルチャーセンターの料理教室、英会話スクール、ヨガ教室、地域の講座みたいなものですね。これらは学校ほどガッチガチではなくて、もっと気軽に自分のペースで学べるという良さがあります。
また、企業内研修も立派なノンフォーマルな学習です。会社が従業員向けに開く研修とか、外部の講師を呼んでの講演会とかですね。これらを通じて、働きながら新しいスキルや知識を身につけることができます。最近は、オンライン講座(例えばUdemyとか)で、自分の好きな時間に好きな講座を受けるという学習スタイルも増えてきました。
③インフォーマルな学習
インフォーマルな学習というのは、つまり「組織的ではなく、日常の経験や人間関係の中で学ぶこと」です。友だちに教えてもらう、家族と話す、テレビを見る、本を読む、インターネットで調べる……こういったことも、すべて学習なんです。
このインフォーマルな学習が、実は生涯学習の大部分を占めているんです。人生の中で、私たちが習得する知識やスキルの大半は、学校や講座では教わらず、日常の中で学んでいるんですね。子どもが親を見よう見まねで料理を学ぶのも、大人が新聞やニュースから社会情勢を学ぶのも、全部がインフォーマルな学習です。
生涯学習を始めるメリット
では、実際に生涯学習に取り組むと、どんなメリットがあるのでしょうか。
仕事のスキルアップとキャリアチェンジ
一番分かりやすいメリットは、仕事に役立つスキルが身につくということです。プログラミング、データ分析、マーケティング、外国語……こういった実務的なスキルを学ぶことで、給料が上がったり、昇進したり、あるいは新しい職種に転職することができます。
例えば、営業職だった人がデータ分析の知識を身につけたら、営業企画職への転職も可能になるかもしれません。あるいは、30代で「今の仕事は合わない」と気づいた人が、新しい分野の勉強を始めて、40代で第二のキャリアを築くということもできます。こういう柔軟性が、現代の人生には必要なんです。
人間関係の広がり
学習を通じて、新しい人間関係が生まれるというのも、大きなメリットです。料理教室に通えば、料理好きな人たちと出会えます。英会話スクールに行けば、語学に興味のある人たちと友だちになれます。こういう「共通の興味を持つ人たち」との出会いは、人生を豊かにします。
実際、多くの人が学習の場所で出会った人たちと、生涯のつながりを持つようになります。あるいは、その人たちから、仕事の話をもらったり、新しいチャンスをもらったりすることもあります。「勉強」と聞くと、一人で机に向かうというイメージがあるかもしれませんが、実は人間関係を広げるための素晴らしい手段なんです。
人生全体の充実感
多分、これが一番大事なメリットだと思います。新しいことを学ぶって、本当に楽しいんです。脳が新しい刺激を受ける喜び、「これまで知らなかったことを理解できるようになった」という達成感、「こんなことができるようになった」という自信……こういったものが、人生全体の充実度を高めるんです。
例えば、60歳で定年退職した人が、「自分はずっと料理に興味があった」ということで、フランス料理の講座に通い始めたとします。毎週、新しいレシピを学び、友だちと一緒に楽しい時間を過ごす。こういう人生のほうが、退職後もずっと家で過ごす人生よりも、断然充実していますよね。
生涯学習とは、つまり「人生を充実させるための、最高の投資」なんです。お金や時間がかかることもありますが、その見返りは、単なる「スキルの習得」では計り知れないくらい大きいんです。
生涯学習を始めるときのコツ
「よし、自分も生涯学習を始めよう!」と思ったとしても、何から始めたらいいのか、分からないかもしれません。そこで、実際に学習を始めるときのコツをいくつか紹介します。
自分の興味から始める
これが何より大事です。「今、これを学ぶべきだ」と思って始めた学習は、長続きしません。大事なのは「自分が本当に興味のあること」を選ぶことです。
例えば、「プログラミングは将来役に立ちそうだから」と思ってプログラミングスクールに行ったけど、実は全く興味がなかった、という人もいます。一方で、「料理が大好きだから」という理由で始めた料理教室は、何年も続ける人もいます。
生涯学習が続く秘訣は、学習そのものが楽しいこと。だから、「将来役に立つ」とか「周りがやってるから」とか、そういう理由ではなくて、「自分がやりたいから」という理由で選ぶことが大事なんです。
無理なく続けられるペースを探す
「よし、毎日3時間勉強するぞ!」と意気込むのは良いのですが、実際にはそれが続かないことが多いです。大事なのは、無理なく続けられるペースを見つけることです。
人によって、ライフスタイルは違います。仕事が忙しい人は、週に1回、1時間だけ学ぶ。子どもが小さい人は、子どもの寝た後に、15分だけ勉強する。定年退職した人は、毎日2時間、たっぷり勉強する。こういう個人個人のペースを尊重することが、生涯学習を続けるコツです。
学習の成果を見える化する
人間は、「成果が見える」と、モチベーションが上がります。だから、学習の成果を見える化することが大事です。
例えば、言語学習なら「3ヶ月で日常会話ができるようになる」という小さな目標を立てる。料理なら「1ヶ月で10種類の新しいレシピをマスターする」という目標を立てる。こういう風に、見える化された目標があると、学習が続きやすくなります。
また、資格取得を目指すというのも、一つの有効な手段です。「〇〇の資格を取る」という明確な目標があれば、そこに向かって頑張る理由ができるからです。
学習を人生に組み込む
生涯学習で大事なのは、「特別なこと」ではなく、「人生の一部」にすることです。歯磨きをするように、ご飯を食べるように、学ぶことが当たり前になれば、それはもう習慣になっているんです。
例えば、毎朝の通勤時間にポッドキャストで英語を聞く。毎週土曜日の朝は、料理教室に通う。毎晩の寝る前に、本を1章読む。こういった形で、学習を日常生活に組み込むと、無理なく続けることができます。
