株や投資信託を買ったけど、値段が下がっちゃって…なんていう経験ありませんか?そういう時、実は「評価損」っていう状態になってるんです。でもこれ、多くの人が誤解してるんですよね。この記事を読めば、評価損が何か、そしてどう対処すればいいのかが、きっと分かりますよ。
- 評価損とは、持ってる投資商品の価値が買った時より下がってる状態で、まだ売ってないから損が確定していない
- 売らずに持ってる間は値段が変わるので、回復の可能性があるという意味では「含み損」とも呼ぶ
- 評価損を見ると心理的に不安になるけど、焦らず冷静に判断することが投資では大事
もうちょっと詳しく
評価損というのは、会計的な考え方から出てきた言葉です。投資信託や株を持ってると、毎日その値段は変わります。会計では「今この瞬間の価値はいくらか」を常に評価する必要があるんですね。つまり「評価」という作業を毎日やるわけです。その時に「買った時より安くなってる」という状態が評価損。逆に買った時より高くなってれば「評価益」になります。どちらも持ってる間は「含み」の状態で、売った時に初めて「確定」するんです。
評価損は「今のところの損」。売らなきゃ確定しない。
⚠️ よくある勘違い
→ 焦って売ると、その後値段が上がった時に後悔します。また、税金の計算上も不利になることがあります。
→ 今後上がると思えば持ち続ける、下がり続けると思えば売却を検討する。自分の投資方針に基づいて判断することが大事です。
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評価損とは何か
買った時より安くなった状態
評価損というのは、簡単に言うと「買った時の値段より、今の値段が安くなってる状態」のことです。例えば、あなたが投資信託を100万円で買ったとします。でも今見たら、その投資信託の値段が80万円になってた。そういう時が評価損の状態なんですね。
でもここが大事なところ。あなたはまだそれを売ってないですよね。だから、その20万円の損は、まだ「仮の損」なんです。もし明日になって値段が100万円に戻ったら、その損はなくなっちゃう。逆に120万円に上がったら、さっきまで「損」だと思ってたのに、今度は「利益」になってる。これが評価損という考え方の面白いところなんですよ。
株とか投資信託、投資信託の中に含まれる株や債券など、いろんな投資商品で評価損は発生します。だから、投資をしてれば誰もが経験することなんです。ビジネスマンだって、会社の株を持ってれば評価損を見ることがありますし、ふつうの人でも年金の一部が株に投資されてますから、知らず知らずのうちに評価損の影響を受けてるんですね。
「含み損」との違い
ここで出てくる言葉が「含み損」です。つまり「持ってる(含んでる)損失」という意味。評価損とほぼ同じ意味で使われることが多いんですが、ちょっと捉え方が違うんです。評価損は「現在の評価額がいくらか」という会計的な視点。一方、含み損は「持ってる損失がある」という、より心理的な感じですね。
実務では、ほぼ同じ意味で使われてるので、難しく考える必要はないですよ。ただ、理解として「評価損 = 今この瞬間での損失の見積もり」「含み損 = その損失をずっと持ち続けてる」という感じで捉えるといいと思います。
なぜ評価損が生まれるのか
市場の変動
株の値段や債券の値段って、毎日変わるんですね。朝の値段と夜の値段が違うなんて当たり前。その理由は、その商品に対する買いたい人と売りたい人の気持ちが常に変わってるからです。
例えば、ある会社のニュースが悪かったとしましょう。会社が赤字決算だったとか、経営者が問題を起こしたとか。そういうニュースが出ると、「あ、この会社の株は危ないな」って思う人が増えます。すると、売りたい人が増えて、買いたい人が減る。結果として、その株の値段はどんどん下がっていくんです。逆にいいニュースが出たら、みんな買いたくなるから値段が上がる。この繰り返しが株価変動なんですね。
だから、あなたが100万円で買った投資信託が、市場の変動で80万円になる。これはおかしいことじゃなくて、むしろ当たり前のことなんです。市場というのは、常に変動してるのが本質なんですよ。
自分の買ったタイミングの問題
もう一つの理由が「買ったタイミング」です。つまり、高い時に買っちゃったって話ですね。投資信託の値段が100万円に上がってる時に買ったんだけど、実は数ヶ月前は60万円だったとか。こういうことってよくあります。
実は、投資で成功する人の多くは「安い時に買う」ことを意識してます。でも逆に失敗する人は「高い時に買っちゃう」んです。なぜなら、値段が上がってる時は「これからもっと上がるんじゃ?」って期待しちゃうんですね。心理的にそっちの方が買いやすいんですよ。だから、つい高い時に飛びついちゃうわけです。
こういう時は評価損が出るのは避けられません。大事なのは「あ、高い時に買っちゃったんだ」って気づいて、今後どうするかを冷静に判断することです。
評価損と確定損の違い
売るまでは確定していない
これが本当に大事な考え方なんです。評価損と確定損の違いって、簡単に言うと「売ったかどうか」。
評価損は、持ってる投資商品の値段が下がってる状態。でも、あなたがまだ売ってないなら、その損は確定していないんです。明日になって値段が上がるかもしれないし、1年後に100倍になってるかもしれない。可能性としては存在するわけですね。
一方、確定損というのは、売った時に初めて発生する損失です。例えば、100万円で買った投資信託が80万円になったから、さあ売ろうって売却ボタンを押した。その瞬間、20万円の損失が確定するんです。その後、もし値段が100万円に戻ったとしても、あなたの損失は20万円のままなんですね。悔しいことに。だからこそ、売るタイミングって大事なんですよ。
心理的な違い
心理的には、この二つは全然違うんです。評価損を見てると「あ、損が出てる…」って不安になりますよね。でも、「まだ売ってないし、回復するかもな」って思うことで、心の持ちようが変わるんです。
でも確定損は違う。売った瞬間に「あ、もう終わった」って気持ちになります。その損失は絶対に確定してるから、もう変わることはないんですね。だから、売る決断をする時は、本当に慎重に考える必要があるんですよ。
評価損が出た時、どうするか
焦って売らない
評価損を見ると、多くの人が「早く売ってこの不安から逃げたい」って思うんです。気持ちはよくわかります。だけど、これが失敗のもとなんですね。
例えば、あなたが買った投資信託が値下がりして、今見たら90万円になってたとします。焦った結果、90万円で売っちゃいました。悔しいですよね。でも、実は1ヶ月後に、その投資信託の値段は150万円に上がってたんです。焦って売らなかったら、50万円も得してたわけですね。このように、焦って売ると後悔することが多いんですよ。
だから、評価損が出ても、一度深呼吸して落ち着くことが大事です。そして「この投資商品は、本当にこれからも持つ価値があるのか」を冷静に考える。その結果「いや、やっぱり見通しは悪い」って判断したら売ればいいし、「いや、まだ回復する可能性がある」って思ったら、そのまま持ってればいいんです。大事なのは焦らないことなんですね。
分散投資で評価損を減らす
それでも評価損が怖い人のための工夫が、分散投資です。つまり「一つのかごに全ての卵を入れない」ってやつですね。
例えば、100万円持ってたとして、全部を一つの投資信託に投資する。そしたら、その投資信託が30%下がったら、評価損は30万円です。大変ですよね。でも同じ100万円を、10個の違う投資信託に10万円ずつ投資するとしましょう。その中の一つが30%下がっても、評価損は3万円で済むんです。他の9つは上がってるかもしれませんから、全体で見たら損失はもっと小さくなってるかもしれません。
これが分散投資の力です。評価損を完全になくすことはできませんが、心理的な不安を減らすことができるんですね。
税金の観点から考える
最後に、税金という視点も大事です。実は評価損を活用すると、税金を減らせることがあるんですね。
例えば、あなたが株Aで100万円の利益を出したとしましょう。本来なら、その100万円の利益に対して税金がかかるんです。でも、同時に別の株Bで50万円の損失を出していたとしたら、どうなるか。100万円の利益と50万円の損失を相殺して、税金は50万円の利益に対してだけかかるんですね。つまり、税金が半分に減るわけです。
これを「損失の繰り越し」って呼ぶんですが、評価損が出てる投資商品を、戦略的に売却することで、税負担を減らせるんですよ。だから、評価損も単なる悪いものじゃなくて、活用次第では味方になるってわけですね。
