評価益って何?わかりやすく解説

株を買ったら値段が上がった、親が昔買った土地がすごく高くなった…そんな話を聞いたことありませんか?でも、実際に売っていないのに、どうして「もうかった」って言えるんでしょう?この記事では、そんな「まだ売ってないのに発生している利益」、つまり評価益について、友だちに教えてもらうような感じでわかりやすく解説していくので、最後まで読めばスッキリ理解できるよ。

先生、つまり『評価益』って何なんですか?

いい質問だね。簡単に言うと、『持っている資産の値段が上がったときの利益』のことだよ。たとえば、あなたが100万円で買ったパソコンが、1年後には150万円の値段がついたとするよね。その50万円の差が、評価益なんだ。
あ、でもまだ売ってないじゃないですか。それなのに「利益」って言えるんですか?

その通り。実際には売ってないから実現していない利益ってわけだ。でもね、実は今その瞬間に「損得」が決まってるんだよ。売るかどうかは関係なく、今のあなたの資産は50万円増えてるってこと。だから会社の経営を見るときにも、この『持ってる資産がいくら増えたか』を知ることって、結構大事なんだ。
なるほど。ところで、なんでそんなことを考える必要があるんですか?

会社が「儲かってるかどうか」を判断するときにね。売上だけじゃなくて、『持ってる資産がいま実はいくら価値があるか』って知ることで、会社の本当の豊かさがわかるんだよ。投資家とか株を持ってる人たちは、この評価益の動きをすごく注目してるんだ。
📝 3行でまとめると
  1. 持っている資産の値段が上がったときの利益を 評価益 と呼ぶ。実際に売却していない 未実現の状態 でも、その価値は増えている
  2. 株や土地、建物など、時間とともに値段が変わる資産では、この 評価益が発生 する可能性がある
  3. 会社や個人の資産がどれだけ増えているかを知るために 重要な指標 になり、投資判断の参考になる
目次

もうちょっと詳しく

評価益を理解するときの大事なポイントは「まだ売ってないのに、なぜ利益として考えるのか」ってところ。会社が持ってる資産(株とか土地とか)の値段は毎日変わってるよね。その変化を記録しておかないと、その会社が実は資産として「どのくらい豊かなのか」がわからなくなっちゃう。評価益は、持ってるだけで自動的に発生する利益だから、会社の経営状況をホントの意味で判断するには、この数字を見る必要があるんだ。

💡 ポイント
売却していない段階での利益だから、明日には減ることもある。その点で「実現した利益」とは違う性質を持ってるよ。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「評価益って本当の利益じゃないから、無視していい」
→ たしかに売却していないけど、その資産が本当にいくら価値があるかを知るには欠かせない。銀行から融資を受けるときも、この評価益を含めた資産額が判断材料になるんだ。
⭕ 「評価益は未実現だけど、会社の実在する資産価値。経営判断に含める」
→ 売却していないから確実に手に入る利益ではないけど、今この瞬間の「本当の豊かさ」を知るには不可欠な数字。投資判断や企業分析に必ず含める。
なるほど〜、あーそういうことか!

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評価益は「持ってるだけで発生する利益」

売却しなくても利益は生まれる

あなたが100万円で買ったゲーミングPC、1年経ったら120万円で売れたとするよ。その差の20万円が儲けだよね。これはわかりやすい。実際にお金が増えたから。でも世の中にはね、売却して初めてお金が増えるわけじゃない資産がいっぱいあるんだ。たとえば、親が昔買った土地。購入当時は500万円だったけど、今は800万円の価値があるって不動産屋から聞いた。この300万円の差ね、まだ親は土地を売ってないんだけど、この土地の所有者になった時点で、実はこの300万円の「利益」が発生してるんだ。これが評価益。

もう一つ例を挙げると、株とか投資信託も同じ。1000円で買った株が1500円になった。でもまだ売ってない。このとき、「あ、もう500円の利益が発生してる」って考え方をするんだ。明日売ったら1500円になるかもしれないし、翌日には700円に下がっちゃうかもしれない。だけど「今この瞬間」では、その株の値段は1500円って判断できるよね。その判定基準が、時価(今の値段)ってわけ。

毎日変わる資産の値段を把握する意味

あなたのお小遣いが500円だったとして、それが変わらなければ「あ、今自分は500円持ってるんだな」ってわかる。でも会社が持ってる資産は違う。株を持ってれば、毎日その株の値段は上下する。土地を持ってれば、その土地の価値だって景気や周辺開発で変わっちゃう。建物も時間とともに劣化して価値が下がる。そういうふうに毎日変わる資産を持ってるときに、「今このタイミングでは、実際いくらの価値があるのか」ってのを把握することが、すごく大事なんだ。

会計の世界では、この「今の価値」を時価評価(つまり、今の値段で評価し直すこと)と呼ぶんだ。時価評価をして、買値との差を見るから、評価益が生まれるんだ。「あ、このときの価値は上がってるんだな」「あ、下がってるんだな」ってことが一目瞭然になるわけ。

評価益が発生する場面はどんなとき?

株式投資での評価益

株式投資は、一番わかりやすい評価益の例だよ。A社の株を1000円で100株買ったとするよね。つまり10万円投資した。1ヶ月後、A社の株が1200円になった。そのとき、あなたの持ってる株の総額は12万円だ。差し引き2万円。これが評価益。

ここで大事なポイントがね、あなたはまだこの株を一株も売ってないの。だから通帳には2万円が増えてない。でも「今売ったら2万円儲かる」という状態が成立してる。この「今売ったら」っていう仮定の中での利益を、未実現利益、つまり評価益と呼ぶんだ。

逆にね、株が800円に下がったら、あなたの持ってる株の総額は8万円。-2万円の評価損(つまり損失)が発生するわけ。この「今売ったら2万円損する」という状態ね。これを評価損と呼ぶんだ。利益がマイナスになったバージョン。

不動産での評価益

親が20年前に2000万円で買った一戸建て。当時はね、その土地が2000万円の価値があったってわけ。ところが年月が経つと、周辺に駅ができた、商業施設が増えた、人口が増えた、いろんな理由で土地の価値が上がることがある。今現在、不動産査定をしたら3000万円って言われた。そしたら1000万円の評価益が発生してるんだ。まだ家を売ってないのにね。

ただ、不動産は株と違ってね、毎日値段が発表されるわけじゃないから、「正確にいくらの評価益か」ってのは、実際に査定を受けるまでわからないんだ。だから含み益(つまり、隠れた利益)とも呼ぶんだ。土地や家を持ってる人たちは、「あ、もし今売ったら、これくらいになるんだろうな」って想像してる。その想像の中に、評価益が隠れ込んでるわけ。

有価証券(投資信託やファンド)での評価益

銀行でね、「投資信託がおすすめですよ」って言われて、100万円分買ったとするよ。3ヶ月後、その投信が1口当たり100円から120円に上がった。そしたら120万円の価値になってる。20万円の評価益ね。

投資信託は株と同じで、毎日値段が変わる。公開されてるから「あ、今いくらなのか」がすぐわかるんだ。だから「毎日、自分の投信の評価益がいくらか」ってのが計算できる。スマートフォンのアプリを開くと「評価損益:+20万円」みたいに表示されるのがそれだね。あれが評価益(もしくは評価損)だ。

なぜ評価益を重要視するのか

会社の本当の豊かさを知るため

会社が毎月「売上が1000万円です」って報告してくれても、それだけじゃ会社の本当の状況はわからないんだ。なぜなら、売上の中にはコストも含まれてるし、経営に使うお金もあるし、いろんなものが絡み合ってるから。

ところがね、会社が持ってる土地とか株とかの資産の値段が上がってたら、その部分だけで見ても、その会社の資産って実は増えてるんだよ。売上とは関係なくね。つまり、「経営活動では稼いでないけど、資産の値上がりで豊かになってる」ってパターンだってあるわけ。

投資家がね、「この会社は本当に良い投資対象か」って判断するときに、売上や利益だけを見てる人はいないんだ。その会社の資産状況も見る。「あ、この会社は土地をいっぱい持ってて、その土地が年々値上がりしてる。つまり評価益がどんどん発生してる」って気づけば、「あ、この会社の本当の価値は数字より高いんだな」って判断できるわけだ。これを隠れた価値とか潜在価値って呼ぶんだ。

融資や借金の判断材料

あなたが銀行から1000万円借りたいとしようか。銀行は「この人が返せるか」ってのを判断するのに、今現在の資産がいくらあるか見るんだ。その資産の中には、持ってる株とか土地とかも含まれる。

あなたが「実は500万円の土地を持ってます」って言ったら、銀行は「あ、じゃあこの人の総資産はもっと多いんだ。返す能力があるんだ」って判断できるわけ。ここで重要なのがね、その土地の評価額だ。買ったときが100万円でも、今は500万円かもしれない。銀行は「今いくらか」を見るんだ。つまり、評価益が発生してる資産があると、借金の返済能力の判定が変わってくるんだ。

税務・会計判断の基礎

ね、ここからはちょっと大人っぽい話になるけど、会社の決算書ってあるよね。あの中でね、「当期利益(つまり、その年に儲かったお金)」っていう数字が書かれてるんだ。その計算をするときに、評価益も計算に入れるか、入れないかで、最終的な利益額が変わっちゃう。

特に、上場企業(つまり、株を公開していて、誰もが買える会社)は、「時価評価会計」っていう制度があって、持ってる資産を毎年「今の値段」で再評価するんだ。だから評価益がいくら発生したかってのは、決算の大事な要素になる。その会社に投資してる人たちは「あ、この会社の決算書の利益のうち、いくらが評価益なのか」ってのを確認するんだ。なぜなら、評価益は「明日には消える可能性がある」からね。だから、本当の意味で「この会社が稼いだお金」がいくらか、ってのを見たいわけだ。

評価益と実現益の違いを理解する

評価益は未実現、実現益は確定

さっきから「評価益は売ってないから確実じゃない」って言ってるけど、これが一番大事なポイントだから、もう一回まとめておくね。

1000円で買った株が1200円になった。このとき、あなたが株を売ったらどうなるか。1200円のお金が手に入る。差し引き200円の利益。これを実現益(つまり、確実に手に入った利益)って呼ぶんだ。売却してお金が口座に入ったら、もう確定だ。これ以上変わらない。

一方、売らずに持ってるときはね、明日も1200円かもしれないし、1100円に下がるかもしれない。この「確定していない利益」を未実現益、つまり評価益と呼ぶんだ。含み益という言い方もある。含まれてる利益、つまり、まだ手に入ってない利益ってわけね。

評価益のメリット・デメリット

評価益があるおかげでね、会社や個人の「本当の豊かさ」が見える。これがメリット。でも逆にね、この評価益って明日には減っちゃうかもしれない。だからね、銀行が「この人は評価益を含めると総資産が多いから融資できる」って判断しても、その評価益がなくなっちゃったら、返す能力も減っちゃう可能性があるんだ。これがデメリット。

つまり、評価益は「今のスナップショット」に過ぎないんだ。写真みたいなもん。明日には景色が変わってるかもしれない。だから、投資をするときにね、「この会社の利益のうち、評価益がどのくらいの割合を占めてるのか」ってのを見る投資家は多いんだ。「あ、売上による利益が少ないのに、評価益だけで利益が出てる。危ないな」ってなるわけ。

実生活での評価益の例

あなたも経験してるかも

ね、評価益って、何も大人の金融の話だけじゃなくて、あなたの日常にもあるんだ。

たとえば、あなたが買ったゲーム機。3年前に3万円で買ったやつ。今、メルカリで見たら2万5000円で売れてるかもしれない。あ、でもこれは下がってるから「評価損」だね。でも逆にね、昔のゲーム機とか、製造終了した人気のグッズとかね、時間が経つと価値が上がることもあるんだ。限定品のおもちゃとか、当時は500円で買えたけど、今レアだから1万円で売れる。その差の9500円、これが評価益だ。あなたが持ってるだけで発生してる利益なんだ。

あるいは、学校の友だちが親からもらった小学生のときのゲーム機。当時は5000円くらいだったけど、今はコレクターが探してて、メルカリで3万円で売れるって話だ。その間に、その機械は使い物にならなくなってるかもしれないけど、「思い出の品」として価値が上がった。この5000円から3万円への上昇の中に、評価益が隠れてるわけだ。

家や土地を持つ家族との話

親がね、「昔買った家の評価額が上がった」って話してるのを聞いたことないかな。20年前に3000万円で買った家。今、不動産屋に査定してもらったら4000万円だって。1000万円の評価益だ。親が頑張って毎月ローンを返してたのも理由だけど、その他にも「周辺の土地が値上がりした」「駅ができた」「商業地が発展した」とか、いろんな要因で土地の値段そのものが上がった。その部分が評価益ね。

大事なのはね、この1000万円って、親の銀行口座には入ってないってことなんだ。でも、「もし今家を売ったら、4000万円で売れるよね。つまり1000万円多く手に入れられるよね」という状態が存在してるってわけ。それが評価益の正体だ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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