預り金って何?わかりやすく解説

店でお金を払ったのに品物を後で受け取る、返金待ちのお金を託す、工事の前に業者にお金を預ける…そういう「一時的に誰かに預けてるお金」ってあるよね。でも「それって誰のお金なの?」「どういうルールで管理されてるの?」って考えたことある?この記事を読めば、預り金の仕組みがスッキリわかるようになるよ。

先生、「預り金」ってどういう意味ですか?

いい質問だね。預り金っていうのは、つまり「誰かに一時的に預けてるお金」のことなんだ。コンビニの返金待ちのお金とか、工事の前払い金とか、そういう「今はまだ自分のものじゃなくて、相手が持ってるお金」ってイメージでいいよ。
え、でも預けてるお金って、結局は自分のお金じゃないですか。何が大事なんですか?

そこなんだよ。預り金は「あなたのお金」だから、預けた側の会社がそのお金を勝手に使っちゃいけないんだ。つまり、会社の自分のお金とは分けて、きちんと保管しないといけないってルールがあるんだよ。
なるほど。じゃあ、預り金って具体的にはどんな場面で出てくるんですか?

いろいろあるよ。例えば、通販サイトで商品を買うときに「5000円払ったけど、商品が3日後に届く」ってなったら、その5000円は預り金だね。あと、工事の契約金も預り金だし、修理に出したスマホが戻ってくるまでの修理代もそう。
あ、そっか。ほかにはどんなのが?

例えばね、フィットネスジムの入会金とか、レンタル品を借りるときの預け金とか、カラオケボックスに先払いするお金とかもそう。それから大事なのは返金予定のお金。オンラインショップで「不良品だから返金します」って言われて、返金待ちのお金もそれだね。
📝 3行でまとめると
  1. 預り金とは 一時的に誰かに預けてるお金で、返金予定や後払い予定の現金のことだよ
  2. 会社は預り金を 自分のお金と分けて管理する ルールがあるから、勝手に使えないんだ
  3. 通販の前払い金、工事の契約金、修理代、ジムの入会金、返金待ちのお金など、日常生活に登場する場面は意外と多い
目次

もうちょっと詳しく

預り金の大切なポイントは「会社のお金」と「客のお金」をしっかり分けることです。例えば、あなたが工事業者に50万円の工事代を先払いで預けたとしましょう。その50万円は「工事業者のお金」じゃなくて「あなたのお金」なんだ。だから、仮に工事業者が経営危機に陥っても、その50万円を勝手に使っちゃいけない。これが法律で決まってるルールなんですよ。だから会社は銀行の専用口座を使って、きちんと管理しないといけないんです。

💡 ポイント
預り金は「あなたの所有物」。会社が破産しても、預り金は返ってくる。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「預り金を払ったら、もう会社のお金になるんじゃないか」
→ 違います。預り金は預けた人のお金のまま。会社が預かってるだけです。会社が倒産しても、預り金として保管されてたお金は返ってきます。
⭕ 「預り金は預けた本人のお金。会社は保管する義務がある」
→ その通り。だから会社は専用口座で管理したり、貸借対照表に「負債」として書いたりして、きちんと区別してるんです。
なるほど〜、あーそういうことか!

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預り金って何?基本をおさえよう

預り金の定義

預り金というのは、つまり「一時的に誰かに預けてるお金」のことです。重要なのは「一時的」ということ。永遠に預けるわけじゃなくて、いずれは返してもらう予定のお金なんですね。

例えば、あなたが友達に「ゲーム機を直してくれたら、修理代は修理が終わった後に払うね」って言ったとしましょう。そして修理が終わって、友達から「修理代は5000円です」って言われたとき、あなたが「ちょっと待ってください。月末に払います」って約束した。その月末までの間、友達が持ってる5000円分の権利(あなたから受け取る予定のお金)も、ある意味で「預り金」っぽいですよね。

でも金融用語としての「預り金」は、もう少し正確です。それは「既にお客さんから受け取ったけど、まだ使う予定がない、あるいは返金予定のお金」のことなんです。

誰が誰に預けるのか?

預り金は、主に「お客さん」が「会社」に預けるお金です。会社側から見ると「負債」という扱いになります。つまり「お客さんに返さないといけないお金」という意味ですね。

具体的には、銀行、証券会社、保険会社、通販サイト、工事業者など、いろいろな業種で預り金が発生します。

なぜ預り金って区別する必要があるの?

これが大事なポイントです。もし会社が「預り金」と「自分のお金」をごちゃ混ぜにしたら、どうなると思いますか?

例えば、あなたがオンラインショップAで5万円の商品を買うために5万円を払ったとしましょう。でもショップAが「あ、この5万円、経営難だから経営費に使っちゃおう」って使ってしまったら、どうなりますか?商品が届かず、お金も戻ってこない。これって詐欺ですよね。だから、法律で「預り金は会社の自分のお金と分けて管理しないといけない」って決められてるんです。

つまり、預り金を預けた側を守るためのルールなんですよ。会社が倒産しても、預り金はちゃんと返ってくるって保証するためのルールです。

日常生活で出てくる預り金の例

オンラインショップでの商品代金

あなたが楽天やAmazonで商品を買うときを想像してください。商品を選んで、支払い画面で5000円払いました。でも商品が届くのは3日後。その3日間、あなたが払った5000円はどこにあると思いますか?楽天やAmazonのサーバーにあるお金が、あなたの5000円です。これが「預り金」ですね。

楽天は「5000円受け取りました」って記録して、あなたのお金を一時的に保管しておきます。そして商品が届くと「では5000円を商品代として使いますね」って商品を発送する。返品になったら「5000円返金します」って返ってくる。この間の「一時保管されてるお金」が預り金なんです。

工事やリフォームの契約金

家をリフォームするときを考えてみてください。リフォーム会社に100万円の契約をして、工事前に50万円を先払いするって言ったとしましょう。その50万円は、工事が始まるまでの間、リフォーム会社が預かってることになります。

重要なのは、この50万円はまだ「リフォーム会社のお金」ではないってこと。あなたのお金です。もしリフォーム会社が経営不振になったとしても、この50万円は別に保管されてて、返ってくるはずなんです。だからリフォーム会社は、この50万円を自社の経営費に使っちゃいけない。これが法律で決まってるルールですね。

スマホ修理の修理代

スマホが壊れたので修理に出すときを想像してください。修理屋さんに「修理代は5000円くらいですか」って聞いたら、「わかりました。修理に出してください」って言われた。あなたはスマホを預けて、修理屋さんが修理する間に修理代の見積もり金を払ったりしますよね。その見積もり金や先払いした修理代が預り金です。

修理が終わったら「修理代は5000円です」って言われて、すでに払ってた3000円を使って、残りの2000円を払う。こういう流れの中で、修理屋さんが一時的に預かってるお金が預り金なんです。

ジムやスクールの入会金

フィットネスジムに入るときを考えてみてください。「月額5000円で、初月は10000円(入会金5000円+月額5000円)お願いします」って言われた。10000円払いましたね。

このうち5000円は「来月のジム使用料」として預かられてるお金です。つまり「あなたが来月ジムを使うための権利代金」なんですね。この5000円が預り金です。もしあなたが「やっぱり辞めます」って1ヶ月で辞めたら、来月分の5000円を返してもらえる場合が多いですよね。

返金待ちのお金

通販で買った商品が壊れてて返品することになったとしましょう。返品手続きをして、ショップから「確認いたしました。5000円を返金いたします」って言われた。その返金手続き中の5000円も、ショップが一時的に預かってるお金で、預り金ですね。

あるいは、あなたが払った電気代が誤算で多く払いすぎてた。電力会社から「返金手続きを進めます」って言われて、返金待ちの状態になった。この返金待ちのお金も預り金です。

預り金の管理ルール

専用口座での管理

会社が預り金をちゃんと管理するために、大事なルールがあります。それは「預り金用の専用口座を使う」ってこと。つまり、会社の通常の経営費に使う口座と、預り金を保管する口座を分けるんです。

例えば、大きなリフォーム会社だったら、こんな感じに分けてます:

・A口座:会社の利益が入るお金(売上から経営費を引いた後のお金)
・B口座:預り金専用(お客さんから預かったお金を保管)

こうすることで、「あ、この口座のお金は返さないといけないお金だ」ってはっきり区別できるんですね。

貸借対照表での記載

会社が財務報告をするときに使う「貸借対照表」という書類があります。つまり「会社が持ってるお金と、返さないといけないお金」をリストアップする表ですね。

この表には、預り金が「負債」として書かれます。負債というのは「借金みたいなもの。返さないといけない義務がある」っていう意味です。だから会社が「あ、うちは预り金を1000万円預かってるから、1000万円分の返金義務があります」ってはっきり宣言しないといけないわけです。

法的な保護

預り金はね、実は法的に守られてるんです。もし会社が預り金を持ったまま倒産したら、法律によって「預り金は優先的に返金される」って決まってるんですね。

つまり、会社が倒産したときに、返すお金が足りなくなった場合も、預り金から優先的に返すんです。会社の自分のお金がなくなる前に、預り金を優先的に返す。これが法律で決まってるルールなんですよ。

預り金のトラブルと注意点

返金が遅れるケース

預り金のトラブルで多いのが「返金が遅れる」というケースです。例えば、オンラインショップで商品を返品したのに「返金手続きは7営業日かかります」って言われたり、ジムを退会したのに「返金は翌月末です」って言われたりしますよね。

これ自体は違法ではないんですが、あまりに長く返金が遅れると、クレームになったりします。だから会社側も「できるだけ早く返金する」って努力してるんですね。

預り金と売上の違い

大事な違いがあります。預り金は「売上」ではありません。つまり、会社の「儲け」ではないんです。

例えば、オンラインショップが1万円の商品を売ったとしましょう。お客さんが商品を買う前に1万円を払いました。でも、その1万円は「売上」ではなくて「預り金」です。商品が実際に発送されたときに初めて「売上1万円」になるんですね。

なぜなら、返品される可能性があるから。返品されたら「売上」じゃなくなっちゃいますよね。だから、商品が確実に届くまでは「預り金」なんです。

詐欺的な預り金請求に注意

世の中には悪い会社もいます。「50万円の工事代を預けてください」って言って、工事をしないのに、そのお金を返さない。こういう詐欺もあります。

だから、信用できる会社かどうかをしっかり見極めることが大事。口コミを調べたり、会社の登録状況を確認したり、契約書をしっかり読んだりすることが大事ですね。

預り金と関連する概念

保証金との違い

「預り金」と似た言葉に「保証金」があります。例えば、アパートを借りるときに「保証金20万円」って言われたりします。でも、預り金と保証金は違うんですね。

保証金というのは「もし家賃を払わなかったら、この20万円から引きますよ」っていう担保のお金です。つまり「預けっぱなし」で、問題がなかったら返ってくるけど、問題があったら返ってこないお金なんです。預り金は「返金予定のお金」ですが、保証金は「返ってくるか返ってこないかわからないお金」って感じですね。

敷金しききんとの違い

アパートを借りるときに「敷金しききん」って言葉も出てきます。敷金しききんも似たような概念ですが、実は敷金しききんも返ってくるお金なんです。アパートを借りてるあいだに壊したところがあったら「壊した分を敷金しききんから引きますね」って修繕費に当てて、残ったお金が返ってくるんですね。

つまり、敷金しききんと預り金は概念としては似てるけど、敷金しききんは「修繕費に当てられる可能性がある」ってのが特徴です。預り金は「基本的に返金される」という意味では敷金しききんより確実なお金なんですね。

仮払金との違い

「仮払金」というのもあります。これは会社の内部で使う言葉で、つまり「従業員が出張に行くときに、旅費を先に払う」みたいな、会社の中での一時的なお金の流れを指します。預り金とは違って、これはお客さんが関係しない、会社の内部のお金の流れなんですね。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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