進学や就職で新しい街に引っ越すとき、「アパート探してるんだ」って友だちから聞いたことありますよね。でも「賃貸物件ってなんか複雑そう…」「敷金とか礼金とか、お金がいっぱいかかるのかな…」と不安になる人も多いんじゃないかな。実は賃貸物件の仕組みを知れば、損をしないで上手に部屋を借りることができるんです。この記事を読めば、賃貸物件がどういうものなのか、契約のときに気をつけることは何か、全部わかるようになりますよ。
- 賃貸物件は、家の持ち主から借りる部屋やアパートで、毎月家賃を払って住む
- 最初に大きなお金は必要ないけど、敷金や礼金など初期費用がかかることがある
- 賃貸借契約を結ぶときは、契約書をしっかり確認することが大事
もうちょっと詳しく
賃貸物件と持ち家の違いは、所有権があるかないかという点が大きいです。持ち家を買う場合、ローンを組んで何千万円という大金を用意しないといけませんよね。でも賃貸物件なら、毎月の家賃と初期費用(敷金や礼金)だけで済みます。これが若い人や、まだ生活が安定していない人にとって、とても助かるんです。また、進学したり就職したり、人生が変わるたびに引っ越しができるのも、賃貸物件の大きなメリット。持ち家を売るのは大変だけど、賃貸なら契約期間が終わったら引っ越すだけだからね。
賃貸物件は「自由に引っ越しできる柔軟性」が最大のメリット
⚠️ よくある勘違い
→ 敷金は修理費用の先払いだから、部屋を傷つけなければ返ってきます。礼金だけが返ってきないお金ですが、その分の価値が「部屋を借りられる権利」なんです。
→ これで正解です。敷金と礼金は別物だということを覚えておくと、契約のときに損をしにくくなりますよ。
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賃貸物件って何?持ち家とどう違うの?
賃貸物件というのはね、つまり「お金を払って借りる物件」のこと。自分のものじゃなくて、大家さんや不動産会社が持ってる物件を、毎月の家賃を払うことでお借りするんです。友だちの家に遊びに行くときに、友だちの親に「ありがとう」って言うでしょ。それと同じで、「この家を貸してくれてありがとう」という感じで家賃を払っているんだよ。
一方、持ち家というのは家を自分で購入して、その家がずっと自分のものになる状態。新しく家を買う人は、銀行から何千万円というお金を借りて(住宅ローンというんだよ)、時間をかけて返していくんです。つまり、賃貸物件は「毎月の支払いで継続的に借りる」という契約なのに対して、持ち家は「一度大金を払って自分のものにする」という大きな違いがあるんです。
では、どっちが得なのかというと、状況によって変わるんだよ。もし進学や就職で引っ越しが決まったとしたら、賃貸物件はとても便利。契約が終わったら引っ越すだけだから。でも持ち家を買ってしまったら、その家を売ることになって、売るときにも手数料がかかったり、売るのに時間がかかったりするんです。だから人生がまだ安定していない若い人には、賃貸物件の方がおすすめなんだよ。
でね、賃貸物件の仕組みを理解するときのコツがあるんだ。それは「家を借りるときのルール」を覚えること。図書館で本を借りるとき、「期限までに返さないといけない」「破いたら弁償」みたいなルールがあるでしょ。賃貸物件も同じで、借りるときのルール(契約内容)があるんです。このルールを分からないまま契約してしまうと、後でトラブルになることがあるんだよ。だからこの記事で詳しく説明していくんです。
賃貸物件を借りるとき、最初にいくらかかるの?
部屋を借りるときね、毎月の家賃以外にもお金がかかるんです。これを「初期費用」といって、つまり「部屋に住み始める前に払うお金」のことなんだよ。この初期費用がけっこう多くて、驚く人も多いんだ。だからここでしっかり説明しますね。
まず、一番重要なのが「敷金」と「礼金」。これをよく勘違いしちゃう人が多いんです。敷金というのはね、つまり「この部屋を傷つけたときの修理費を先に払っておこう」というお金。例えば、引っ越して住んでいるうちに、壁にぶつかってへこみができちゃったり、床に傷がついちゃったりすることってありますよね。そういうときの修理代として、先にお金を預けておくんだよ。だから引っ越すときに部屋をきれいにして、傷もなかったら、その敷金は返ってくるんです。
一方、礼金というのはね、つまり「部屋を貸してくれてありがとう」という感謝の気持ちのお金。これは返ってきません。家を貸してくれる大家さんに対する感謝の気持ちだから、別に傷つけなくたって、返ってくることはないんだよ。だから敷金と礼金は全く違う性質のお金なんだ。覚えておいてね。
それからね、不動産会社に払う「仲介手数料」という費用もあります。つまり「不動産屋さんが良い物件を見つけてくれた手数料」のこと。これも返ってこないお金で、不動産会社の儲けになるんです。だいたい家賃の1ヶ月分くらいかかることが多いんだよ。
それから「火災保険料」という費用も。つまり「部屋が火事になったときの保険」のお金。賃貸物件に住むときは、ほぼ必ず加入しないといけないんです。これも最初に払う費用になるんだよ。
それでね、実際の計算例を見てみましょう。例えば、家賃が8万円の物件を借りるとします。敷金が8万円、礼金が8万円、仲介手数料が8万円、火災保険が1万5千円だったとしたら、最初に払うお金は合計で33万5千円になるんです。さらに、最初の月の家賃8万円も払わないといけないから、全部で41万5千円ですよ。これは大きなお金だから、親に相談したり、計画を立てたりすることが大切なんだよ。
賃貸借契約ってどういう約束?失敗しないために知るべきこと
部屋を借りるときね、必ず「賃貸借契約」という契約書にサインするんです。つまり「この部屋を借ります、このルールを守ります」という約束を書いた書類のこと。この契約書には、めちゃくちゃ大事なことがいっぱい書いてあるんだよ。だから、分からないままサインしちゃうと、後で困ることになるんです。
まず、契約書に書いてある主な項目を説明しますね。一番大事なのが「契約期間」です。つまり「この部屋をいつからいつまで借りるのか」という期間。日本の賃貸物件は、たいていの場合2年間という契約が多いんだよ。だから「2年住む予定」なら大丈夫だけど、「1年で引っ越したい」という予定があるなら、契約のときに相談する必要があるんです。もし契約期間が終わる前に引っ越したいなら、違約金(つまり「約束を破ったときのペナルティ」)を払わないといけないことがあるんだよ。
次に「家賃」と「共益費」。家賃はみんな分かりますね。毎月払う部屋の代金のこと。でもね、共益費というのはあんまり聞き馴染みがないかもしれません。共益費というのはね、つまり「建物全体を維持するための費用」のこと。廊下や階段の照明代、掃除代、管理人さんの給料、こういう建物全体に関係する費用を住人みんなで分けるんです。だから家賃の他に共益費を毎月払う物件が多いんだよ。契約書を見るときは「家賃いくら+共益費いくら」という両方をチェックしないといけないんです。
それからね、「禁止事項」という欄も大事。つまり「この部屋では絶対にやっちゃいけないこと」という項目なんだ。例えば「ペットを飼ってはいけない」「夜中に大きな音を出してはいけない」「壁に穴を開けてはいけない」など。こういう約束を守らないと、トラブルになったり、最悪の場合は契約を解除されたりするんです。だから契約書の禁止事項はしっかり読んで、自分がそれを守れるかどうか判断してから判を押すんだよ。
あとね、「修繕(つまり『壊れたのを直すこと』)」について書いてあることも多いんです。例えば「天井からポタポタって水が落ちてきた」とか「ドアが壊れちゃった」とか、こういう故障があったときに、誰が修理費を払うのか決まってるんだよ。たいていの場合、大家さんが払うことになってますが、契約書に「住人が払う」って書いてあることもあるんだ。だから確認が大切なんですよ。
最後にね、「更新」という概念も大切。つまり「契約が終わったときに、もう一度同じ条件で借り続けるのか、それとも引っ越すのか」を決めることなんだよ。2年の契約が終わったら、「また2年間借りる」という更新をするか、「引っ越す」か、どちらかを選ぶんです。更新するときは「更新料」という費用を払う物件が多いんだよ。
引っ越しをするときの流れ。失敗しないステップを知ろう
では、実際に賃貸物件を借りるときの流れを説明しますね。これを知っておくと、スムーズに引っ越しできるんだよ。
まず第一歩が「物件探し」。不動産屋さんに行ったり、インターネットの物件サイトで探したり、友だちから紹介してもらったりするんです。自分の予算、場所、どんな部屋が欲しいのか、こういうことを考えながら探すんだよ。例えば「家賃は月7万円まで」「駅から10分以内」「ペットを飼いたい」みたいな条件を決めておくと、探しやすくなるんだ。
物件が見つかったら、次は「内見」。つまり「実際に部屋を見てみる」ということなんだよ。インターネットの写真では分からないことがいっぱいあるんです。例えば、実際の日当たり、近くの音がうるさくないか、トイレやお風呂の広さ、こういうことは実際に見ないと分かりませんよね。だから必ず内見をするんだ。このときに、不動産屋さんに「初期費用はいくら?」「契約期間は?」「ペットは飼えますか?」みたいに、いろいろ質問するんだよ。
気に入った物件があったら「申込み」をします。つまり「この部屋を借りたいです」という意思を伝えるんだ。そうすると、大家さんや管理会社が「この人に貸してもいいかな」と審査するんです。社会人なら会社の証明書、学生なら親の同意書、こういう書類が必要になることが多いんだよ。
審査が通ったら、いよいよ「契約」のステップ。不動産屋さんと一緒に契約書の内容をチェックして、分からないことを聞いて、大丈夫だったら判を押すんです。このときに初期費用を払うんだよ。銀行振込とか現金払いとか、不動産屋さんの指示に従うんだ。
それからね、「鍵の受け取り」。契約が完了したら、部屋の鍵をもらえるんです。その日からその部屋を使えるようになるんだよ。
次が「引っ越し準備」。つまり、今住んでる場所から新しい部屋に荷物を運ぶ作業のこと。引っ越し業者を頼む場合は、早めに予約しないといけません。時期によっては予約がいっぱいになっちゃうんだよ。自分たちで運ぶ場合は、友だちに手伝ってもらったり、家族でやったり、計画を立てるんだ。
最後に「引っ越し」。新しい部屋に引っ越して、荷物を片付けて、生活を始めるんです。このときに「ガス・水道・電気の手続き」も大事。つまり「ここからはこの家に電気を供給してください」という手続きを、電力会社や水道局、ガス会社にするんだよ。これをしないと、電気が使えなくなっちゃうんだ。
そしてね、引っ越して最初にすることがもう一つ。それは「初期状態の写真を撮ること」。部屋に傷や汚れがないか、床に落ちているゴミがないか、こういうことを写真に撮ってスマホに保存しておくんだよ。これが大事なのはね、引っ越すときに敷金が返ってくるかどうかで揉めることがあるからなんです。「この傷は最初からあったのか、あなたがつけたのか」と言い争いになることもあるんだよ。だから最初に写真を撮っておくと、後で証拠になるんだ。
賃貸物件でよくあるトラブルと対策。起こる前に知ろう
賃貸物件に住んでいると、いろいろなトラブルが起こることがあるんです。ここでは、よくあるトラブルと、どうやって対策するのかを説明しますね。
まず、「騒音トラブル」。つまり「隣の部屋や上の部屋の音がうるさい」という問題ですね。アパートは壁が薄いことが多いから、隣の人がテレビを見ている音や、上の階の人が歩く音が聞こえることがあるんだよ。これを対策するには、部屋を借りるときに「建物の構造」を確認することが大切なんです。例えば「木造」と「鉄筋コンクリート造」では、音の伝わり方が全然違うんだよ。木造は音が伝わりやすいから、静かな環境が大事な人には向かないんだ。
次に「家賃滞納問題」。つまり「月々の家賃を払い忘れちゃう」という問題のこと。これは大変なんです。もし家賃を払わないと、最悪の場合は契約を解除されて、引っ越しを命じられることもあるんだよ。だから、給料をもらったら、必ず最初に家賃を払うという習慣をつけることが大切なんだ。
それからね、「修繕に関するトラブル」もよくあります。つまり「壊れたのに大家さんが直してくれない」とか「余計な修繕費を請求された」みたいなトラブルのこと。こういうのを避けるには、契約書に「どんなときに誰が修繕費を払うのか」がちゃんと書いてあるか確認することが大切なんだよ。もし書いてなかったら、サインする前に質問して、大家さんの返事を聞いておくんだ。
最後にね、「敷金返金トラブル」。つまり「引っ越すときに敷金が返ってこない」とか「返ってくる金額が少ない」というトラブルのこと。これを防ぐには、さっき説明した「最初に写真を撮ること」が大切なんです。それからね、引っ越すときに大家さんと一緒に部屋をチェックして「この傷は住んでるうちについたのか、それとも元からあったのか」を確認するんだよ。こうすることで後のトラブルを防げるんだ。
もし、トラブルが起きちゃったときはどうするのか。まず大事なのが「相談すること」。大家さんや管理会社に連絡して、「こういう問題があるんですけど」と相談するんだよ。多くの場合は、この段階で解決することが多いんだ。でもね、それでも解決しなかったら、「消費者生活センター」というところに相談する方法もあるんです。つまり「消費者(買い物をしたり、サービスを受けたりする人)の困りごとを手伝う公的機関」のことなんだよ。ここなら無料で相談できるから、覚えておくといいよ。
