据え置き期間って何?わかりやすく解説

ローンやクレジットカードでお金を借りると、ふつうはすぐに返し始めなくちゃいけないと思っていませんか?でも実は、借りたお金をしばらくの間、返さなくてもいい期間があるんです。これが「据え置き期間」。この記事を読めば、どうしてこういう期間があるのか、どうやって使うのかがぜんぶわかるよ。

据え置き期間ってどういう意味なんですか?

据え置き期間というのは、お金を借りた後、返済を開始するまでの間に、返さなくてもいい期間のことだよ。つまり、返済を「先延ばしにできる期間」ということだね。
でもその間、利息はどうなるんですか?何もかからないんですか?

いい質問だね。据え置き期間中も利息は発生するんだ。返さなくてもいいというのは元金(つまり借りた本当の金額)の話で、利息は必ず払わないといけないってわけ。
え、そしたらどうして据え置き期間があるんですか?有利なのかな?

それもいい視点だね。有利かどうかは状況によるけど、例えば家を買ったときに、新しい家に引っ越す準備期間が必要だよね。その間、毎月の返済がないと、引っ越し費用や家具代にお金が使えるわけだ。つまり、お金が必要な時期を優先的に対応できる期間なんだよ。
📝 3行でまとめると
  1. ローンを借りた後、返済開始日を先延ばしできる期間が「据え置き期間」です
  2. この間は返済しなくてもいいけど、利息は発生するのが重要なポイント
  3. 住宅ローンなど大きなお金が必要な時に、お金の余裕を作るために活用されます
目次

もうちょっと詳しく

据え置き期間は、銀行やクレジットカード会社が提供するローン商品に付いている特別な機能です。「返す時期を遅らせることができる」という機能ですね。大事なポイントは、返済を遅らせるだけで、利息(つまり借金に対する手数料)は毎月発生し続けるということ。だから、据え置き期間が長いほど、支払う利息の総額も増えてしまいます。でも、新しく家を買ったり、会社を立ち上げたりするなど、今すぐお金が必要な時期には、この据え置き期間があると、返済の負担を減らしながら新しい事業や生活を始めることができるわけです。

💡 ポイント
据え置き期間中も利息は発生する。だから「返さなくてもいい」=「お金がかかってない」じゃないんだ。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「据え置き期間は利息がかからないお得な期間」
→ 大勘違い。据え置き期間中も利息は毎月発生します。返す時期を遅らせてるだけで、お金はちゃんと減ってます。むしろ、遅い分だけ利息の総額が増えてしまいます。
⭕ 「据え置き期間中は返済しなくてもいいけど、利息は払う必要がある」
→ これが正解。元金(借りた本当の金額)の返済は後回しにできるけど、利息は毎月の支払いが必要。この違いをちゃんと理解することが大事です。
なるほど〜、あーそういうことか!

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据え置き期間とは何か

基本的な意味

「据え置き期間」という言葉を聞いたことはあるけど、具体的にどういう意味か知らない人も多いんじゃないかな。簡単に言うと、銀行やカード会社からお金を借りたときに、「この期間は元金を返さなくてもいい」という期間のことです。でも重要なのは「元金を返さなくていい」ということ。利息(つまり、借金に対する手数料みたいなもの)は、この期間中も毎月発生し続けるんです。

例えば、君が友だちに100万円を貸すとしよう。その時に「3ヶ月は返さなくていいよ」と言ったとします。でも、「利息として月1万円は必ず払ってね」と約束したら、どうなるでしょう。3ヶ月間は100万円は返さなくていいけど、毎月1万円ずつ、合計3万円は払わなくちゃいけないですよね。これが据え置き期間の仕組みなんです。

借りたお金を返すことと、その借金に対する利息を払うことは別の話だということを理解することが、据え置き期間を正しく理解するための第一歩。多くの人は「返さなくていい=お金がかからない」と思っていますが、それは大きな勘違いなんです。利息は発生し続けるので、その期間だけお得になるわけではなく、むしろ利息が余分に溜まってしまう可能性もあります。

いつ使われるのか

据え置き期間が活躍するのは、主に以下のような場面です。

まず、住宅ローン。新しい家を買うときは、ローンの契約をしてから、実際に家に引っ越しするまでに時間がかかることがあります。その間、月々の返済が始まってしまうと、引っ越し費用や新しい家具を買うお金がなくなっちゃいますよね。だから、引っ越しが完了するまでの間は返済を遅延できるようにするわけです。

次に、事業ローンや運転資金ローンなど、ビジネスで使うお金を借りるときも据え置き期間がよく使われます。例えば、新しくお店を始めるときは、店舗の内装や商品の仕入れなど、最初にお金がいっぱい必要だよね。その時期に毎月の返済が始まってしまうと、ビジネスを始めることができません。だから、お店が軌道に乗るまでの間、返済を遅延させるわけです。

また、教育ローンでも据え置き期間がよく見られます。大学に行くときにお金を借りたけど、学生のうちは給料がないですよね。だから、卒業して就職するまでの間は返済を開始しないという据え置き期間が設定されることが多いんです。このように、据え置き期間は人生の中で「今すぐお金が必要だけど、返済能力がない時期」に対応するための仕組みなんですね。

据え置き期間と返済開始のタイミング

ここで大事な点を一つ。据え置き期間というのは、別に「絶対にこの期間まで待たなくちゃいけない」という意味じゃないんです。早めに返したければ、いつでも返し始めることができます。「据え置き期間」というのは、あくまで「最大でこの期間まで返さなくていい」という上限の期間なわけです。

だから、例えば据え置き期間が6ヶ月だと決まっていても、3ヶ月後に「お金が出来たから返し始めたい」と言えば、3ヶ月後から返すこともできます。この柔軟性が、据え置き期間を選ぶときの大きなメリットなんです。もし据え置き期間中に返し始めた場合、利息が余分に溜まることがないので、結果として支払う利息の総額を減らすことができるんですね。

なぜ据え置き期間があるのか

借り手と貸し手の両方にメリットがある

「なぜわざわざ据え置き期間を用意するのか」という疑問を持つ人もいるかもしれません。答えは、借り手と貸し手の両方にメリットがあるからなんです。

借り手(つまり、お金を借りた人)の側からみると、返済の時期をずらすことで、今すぐに必要なお金に使うことができます。新しく家を買ったり、ビジネスを始めたりするときって、最初に大きなお金がいりますよね。その時期の経済的な負担を減らすことができるのが、借り手にとってのメリットです。

一方、貸し手(銀行やカード会社)の側からみると、据え置き期間を用意することで、より多くの人がローンを借りやすくなります。返済が始まるのが遅いなら、「よし、このローンを使ってみようか」という決心がしやすくなるわけです。つまり、ローン商品の魅力が増して、銀行の営業成績も上がるというわけです。

お金が必要な時期と返済のズレを埋める

もう一つ重要な理由があります。それは「人生の中で、大きなお金が必要なときと、返済能力がある時期がズレることがある」ということです。

例えば、君が20歳で家を買ったとしよう。家を買うには3000万円が必要だけど、20歳のころは給料も少ないですよね。だから、返済を数年間遅延させて、その間に給料が増えるまで待とう、というわけです。これが据え置き期間の大事な役割なんです。別の言い方をすると、「人生のライフステージに合わせて、返済計画をカスタマイズする」ということですね。

別の例では、会社を立ち上げる時を考えてみましょう。新しく会社を始めるには、最初に大きなお金が必要です。でも、会社が軌道に乗るまでは、毎月の利益が少ないですよね。だから、利益が出るようになるまでの間は、返済を遅延させるわけです。こうすることで、起業家が経営に集中でき、会社を成長させることができるようになるんです。

據え置き期間の仕組みと利息

利息はどうやって計算されるのか

ここまでで、「据え置き期間中も利息は発生する」ということを何度も言ってきました。でも、「じゃあ、その利息がどうやって計算されるのか」という疑問があるかもしれません。

基本的には、以下のような計算になります。毎月の利息=借りた金額×金利÷12です。例えば、100万円を年2%の金利で借りたとします。1年間の利息は100万円×2%=2万円ですね。だから、1ヶ月の利息は2万円÷12=約1667円になります。

据え置き期間中も、毎月この1667円の利息が発生します。もし据え置き期間が6ヶ月なら、6ヶ月×1667円=約1万円の利息が溜まるわけです。返済が始まるときには、この1万円の利息も含めて返さなくちゃいけないんですね。だから「據え置き期間は無料だ」と思っている人は、大きな間違いをしています。据え置き期間中も、毎月利息が発生し続けているんです。

ただ注意が必要なのは、利息の支払い方は銀行やカード会社によって異なるということ。据え置き期間中に毎月利息を払う方式もあれば、返済開始時にまとめて払う方式もあります。この違いは、借りるときに確認することが大事です。毎月払う方式なら、その間のお金の使い道をちゃんと計画しておく必要があります。

返済開始後はどうなるのか

据え置き期間が終わって、いよいよ返済が始まるときはどうなるでしょう。まず、それまでに溜まった利息を払う必要があります。その後は、毎月「元金+その月の利息」を払っていくわけです。

例えば、100万円を年2%で6ヶ月の据え置き期間付きで借りたとします。6ヶ月後に返済が始まるときは、元金100万円+溜まった利息1万円=101万円を返す必要があります。その後は、101万円に対して毎月利息が発生しながら、返済を進めていくわけです。

つまり、据え置き期間があるから利息がかからないわけではなく、利息の支払い開始時期が遅れるだけということですね。その間に溜まった利息は必ず支払わなくちゃいけないので、「タダの期間」ではなく、「返済を遅延させながら利息が発生している期間」と理解することが大事なんです。

據え置き期間の活用シーン

住宅ローン

据え置き期間が最もよく使われるのが、住宅ローンです。新しく家を買うときって、ローン契約からの実際の入居まで、時間がかかることがあるんです。例えば、3月に家を契約して、6月に引っ越すなんてことがよくあります。その間、毎月の返済が始まってしまうと、引っ越し費用や新しい家具、カーテン、エアコンなど、いっぱいお金が必要になってきます。

だから、銀行は「6月までは返済を開始しなくていいよ」という據え置き期間を用意するわけです。借り手は、その3ヶ月間、返済のお金を他の引っ越し費用に使うことができます。これが据え置き期間の活躍する場面なんです。住宅ローンの場合、据え置き期間は3ヶ月から12ヶ月程度が一般的です。

事業ローン・運転資金ローン

ビジネスをしている人が借りるローンでも、据え置き期間がよく使われます。新しくお店を始めるときを例に考えてみましょう。お店を始めるには、店舗の内装、照明、家具、商品の仕入れなど、最初にすごく大きなお金が必要です。でも、お店が軌道に乗るまでは、毎月の売上が不安定なことが多いですよね。

例えば、300万円でお店を始めたとします。でも、最初の3ヶ月間は、お店の知名度がないので、毎月の売上は50万円とします。そうなると、毎月10万円の返済が始まってしまうと、手元のお金がどんどん減ってしまうわけです。だから、据え置き期間を6ヶ月にすることで、売上が安定するまでの間、返済を遅延させるわけです。この期間中に口コミが広がったり、常連客が増えたりして、売上が安定してから返済を開始するという戦略なんですね。

教育ローン

大学に行くときのお金を借りる教育ローンでも、据え置き期間が使われることがあります。例えば、高校3年生が大学進学のために教育ローンを借りたとします。大学は4年間かかるので、卒業するまでの間は学生だから、返済能力がないですよね。だから、大学卒業後、就職してから返済が始まるように、据え置き期間を設定するわけです。

具体的には、貸金業者が「大学卒業後6ヶ月まで返済なし」という据え置き期間を用意することがあります。これだと、学生時代は返済のストレスなく勉強に集中でき、就職して給料をもらい始めてから返済を開始することができます。このように、人生のライフステージに合わせた據え置き期間の設定が、教育ローンでは一般的なんです。学生が返済能力を持つまでの期間をカバーするという考え方ですね。

據え置き期間を上手に使うためのコツ

返済計画をしっかり立てる

据え置き期間を活用するときに最も大事なのは、返済計画をしっかり立てることです。「据え置き期間があるからいいや」と、その間、完全に返済のことを忘れていると、危ないんですね。

例えば、据え置き期間が終わったときに、毎月の返済がいくらになるのか、それが給料で払えるのか、事前に確認することが大事です。また、据え置き期間中に溜まった利息がいくらになるのかも、計算しておくといいでしょう。返済が始まったときに「あ、こんなに利息が溜まってた」と驚かないようにするためです。返済計画をしっかり立てることで、家計の見通しが立ちやすくなるんですね。

早めの返済も視野に入れる

さっき「據え置き期間は上限の期間で、早めに返してもいい」という話をしました。これを活用するのも上手な使い方です。例えば、据え置き期間が6ヶ月だけど、3ヶ月後にお金が出来たら、その時点で返し始めるわけです。

そうすることで、溜まる利息の総額を減らすことができます。利息というのは、借りた金額が大きいほど、また借りている期間が長いほど、どんどん増えてしまいます。だから「据え置き期間まで待たなくちゃいけない」と思わず、早めに返す選択肢も考慮することが、家計を守るコツなんです。特に、ボーナスをもらったり、予想外の収入があったりしたときは、早めに返すことを検討するといいでしょう。

複数のローン商品を比較する

ローンを借りるときは、銀行やカード会社によって、据え置き期間の長さや条件が違います。例えば、A銀行は「据え置き期間6ヶ月」で金利が年2%、B銀行は「据え置き期間12ヶ月」で金利が年2.5%かもしれません。

この場合、据え置き期間が長いB銀行のほうが得かというと、そうとも限りません。なぜなら、金利が高いので、その分利息が多く発生するかもしれないからです。だから、据え置き期間だけで判断するのではなく、金利や返済期間などを含めて、総合的に比較することが大事なんです。また、各銀行のウェブサイトで返済シミュレーションができることが多いので、実際に総返済額を計算してみるといいでしょう。

利息の計算方法を理解する

最後に、利息の計算方法を理解することも大事です。据え置き期間中の利息が「毎月口座から引かれる」のか、「返済開始時にまとめて返す」のか、によって、家計への影響が違ってきます。

毎月利息が引かれる方式なら、その間のお金の使い道をちゃんと計画しておく必要があります。一方、返済開始時にまとめて返す方式なら、そのときに大きな負担が来ることになります。どちらが自分たちの家計に合っているのか、事前に確認しておくことが、据え置き期間を上手に使うコツなんです。銀行の窓口で相談するときに、「利息はどういう支払い方になるのか」と明確に聞いておくことをお勧めします。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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