変額保険って何?わかりやすく解説

「変額保険?」と聞いて、「保険金が変わるって、不安だな…」って思ったことはありませんか?普通の保険はお金が決まっているのに、なぜ変わるの?何がどうなると増えたり減ったりするの?この記事を読めば、変額保険がどんな保険で、どういう仕組みなのかがスッキリわかるようになりますよ。

先生、「変額保険」って何ですか?普通の保険と何が違うんですか?

いい質問だね。普通の保険は「万が一のときに300万円もらう」って金額が最初から決まってるよね。でも変額保険(つまり、金額が変わる保険)は、その300万円が200万円になったり400万円になったりするんだ。何で変わるかというと、保険会社がその保険料を株や債券などに投資しているから。投資がうまくいけば増えるし、うまくいかなければ減っちゃう。
え、そんなの危ないじゃないですか!保険なのに、お金が減ることもあるんですか?

いいところに気づいた。だからこそ注意が必要なんだ。ただ、最低保証っていうルールがあってね。「最低でもこれだけはもらえる」という下限が決められているんだ。たとえば「最低200万円は保証」とか。だから投資がうまくいかなくても、ゼロになることはないわけ。
なるほど。それで、普通の保険より変額保険を選ぶメリットって何ですか?

実は、インフレーション(つまり物価が上がって、お金の価値が下がること)への対策になるんだ。たとえば50年後、今の100万円は100万円の価値がなくなってるかもしれない。でも投資で運用してれば、その影響を減らせる可能性がある。つまり、長い期間で見ると、お金を活かせるメリットがあるわけ。
📝 3行でまとめると
  1. 変額保険は、保険料を投資で運用して 保険金の金額が変わる 保険のこと
  2. 投資がうまくいけば増えるし うまくいかないと減る けど、最低保証がある
  3. 長期間で見ると インフレ対策になる メリットがある分、リスクも理解が必要
目次

もうちょっと詳しく

変額保険は、あなたが払った保険料のほぼ全部が、保険会社によって株や債券などの金融商品に投資されます。つまり、お母さんやお父さんが「貯金しながら保険もかけてる」というイメージに近いんです。普通の保険は「万が一のためにお金を置いておくだけ」ですが、変額保険は「置いてるお金を働かせている」ということ。だから経済の動きに左右されるんですよ。でも、最低限の保障は約束されているので、まったくダメになることはありません。

💡 ポイント
変額保険は「保険」と「投資」がミックスされた商品。どちらも理解することが大事です

⚠️ よくある勘違い

❌ 「変額保険なら絶対にお金が増える」
→ 投資の成績次第なので、減ることもあります。景気が悪い期間は、保険金が下がる可能性があります。
⭕ 「変額保険は、運の良さと、保険会社の投資腕次第で、保険金が変わる商品」
→ つまり、メリット(増える可能性)とリスク(減る可能性)の両方を理解して選ぶ必要があります。
なるほど〜、あーそういうことか!

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普通の保険と変額保険、どう違うの?

まずはこれをしっかり理解することが大事です。普通の保険(これを定額保険といいます。つまり、金額が決まった保険)は、契約したときに「万が一のときに300万円を受け取る」って決めたら、経済がどう変わっても、ずっと300万円です。お母さんが毎月払う保険料は、保険会社がお金を貸したい銀行や会社に貸して、利息をもらったり、安全に銀行に預けたりして、ほぼ増えも減りもしません。だから「これだけ払えば、これだけもらえる」という約束が守られるわけ。

一方、変額保険は違います。あなたが払った保険料は、保険会社が株や債券などを買って運用します。株というのは、会社の一部を持つ権利のこと。景気が良くて会社が儲かれば、株の値段は上がります。だから、その株を持ってる保険会社も儲かって、あなたの保険金を増やしてくれる可能性があるんです。逆に、景気が悪くなって会社が困れば、株の値段は下がります。そうなると、あなたの保険金も減ってしまうということ。

つまり、変額保険は「経済の波に乗ってる」ってイメージですね。景気が上向きのときは保険金も上向き、景気が下向きのときは保険金も下向き。でも、普通の保険では味わえない「増える可能性」があるから、若い世代や、長く保険に入る人たちから選ばれているんです。ただし、短期間で景気が悪くなって、保険金が減るリスクもあります。だから「長く持つ前提で、景気が悪い時期も我慢できる人向け」の保険なんですよ。

もう一つ大事なのが、変額保険には最低保証があるということ。「いくら景気が悪くても、最低これだけはもらえるよ」という下限が決められています。たとえば払い込んだ保険料の合計が200万円なら「最低200万円は保証」みたいな感じ。だから、投資がめちゃくちゃうまくいかなくても、ゼロになることはないんです。この安心感があるから、保険として成り立ってるわけですね。

変額保険の仕組み:あなたの保険料はどこへ?

あなたが毎月変額保険の保険料を払ったら、その流れはどうなるのか、具体的に説明しますね。お母さんが月1万円の変額保険に入ったとしましょう。その1万円は、まず特別勘定(つまり、個別の投資用の口座)に入ります。普通の保険だと「全部をまとめてプール」するけど、変額保険は「あなた専用の投資口座」を作るイメージですね。

その口座に入ったお金は、保険会社が複数の投資商品に分けて投資します。株式ファンド(会社の株をいろいろ集めたもの)、債券ファンド(借金の証書を集めたもの)、不動産ファンド(ビルや土地の価値が上がるのを期待するもの)みたいな感じですね。なぜ複数に分けるかというと、「卵を全部一つのカゴに入れるな」ということわざがあるように、一つの投資に全部つぎ込むと、それがダメになったときに全部失われちゃうから。いろいろに分けることで、リスクを減らすわけです。

保険会社は毎日、その投資商品の値段を見ています。株の価格が上がれば、その日のあなたの保険金も上がります。逆に下がれば、その日も下がります。つまり、毎日、あなたの保険金は変わっているということですね。これが「変額」と呼ばれる理由です。普通の保険なら「毎日同じ300万円」ですが、変額保険なら「今日は298万円、明日は302万円」みたいに変動するわけ。

大事なのは、この投資の成績は、保険会社の責任じゃなくて、市場全体の動きで決まるということ。だから「保険会社が悪いから減った」じゃなくて、「世界の経済が悪くなったから減った」ということなんです。つまり、あなたが「世界経済に投資してる」というイメージを持つと、変額保険の仕組みがよくわかりますよ。

メリット:インフレ対策になる?

「え、保険金が減るかもしれないのに、何がメリット?」って思いますよね。大事なのが、長い目で見たときのメリットなんです。想像してみてください。今、100万円で買える軽自動車が、50年後も100万円で買えると思いますか?違いますよね。50年後には、物の値段が上がってるはずです(これをインフレーションといいます)。たとえば、50年後には「軽自動車が200万円」になってるかもしれません。

そういうときに、普通の保険で「300万円保証」って契約しても、その300万円の価値は下がってるんですよ。物価が2倍になれば、300万円は「昔の150万円分の価値」になっちゃうわけ。これって損じゃないですか。でも、変額保険なら、経済と一緒に増える可能性があります。経済が成長して物価が上がると、会社も儲かって株も上がります。だから「物価が上がるぶん、保険金も上がる」という感じで、価値を守ることができるんです。

具体例を出しましょう。20歳の大学生が変額保険に入ったとします。月1万円、60歳までの40年間払い続ける場合。普通の保険なら、40年後に受け取る額は「払い込んだ合計480万円+保険会社の利息で50万円」くらい。でも変額保険で、その40年の間に年4%の投資リターンがあったら?もらえる額は800万円を超えることもあるんです。これ、すごくないですか?

ただし、これは「投資がうまくいった場合」の話です。40年の間に景気が悪くなる時期もあります。そのときは保険金が減っちゃいます。でも、長い期間で見ると、景気は上がったり下がったりを繰り返しながら、全体的には上向きになる傾向があります。だから、若い人で「長く持つ前提」の人には、インフレ対策として結構いいわけですよ。

リスク:景気が悪い時期は大変?

メリットがあれば、リスクもあります。それが「景気が悪いときの保険金の減少」です。2008年のリーマンショック(つまり、世界的に大きな経済危機が起きたこと)みたいなことが起きると、株の値段は半分近くになることもあります。そのとき、変額保険に入ってる人の保険金も、半分近くになっちゃうわけ。「来年、大事な手術があるから保険金を使おう」と思ってたのに、「あれ、保険金が100万円減ってる!」みたいなことが起こるんです。

これって、普通の保険なら起こりません。普通の保険なら「300万円は絶対に300万円」だから。だから、短期間で保険金が必要な人(たとえば、病気がちで「3年以内に手術する可能性がある」みたいな人)には、変額保険はリスクが高いんですよ。

もう一つのリスクが、運用手数料です。つまり、保険会社が「投資を管理してくれるサービス料」ですね。毎年、保険金から1〜2%くらい、黙って引かれていくんです。年4%の投資リターンがあっても、手数料で2%取られたら、実質的には年2%の利益になっちゃう。このコストを理解してないと「思ったより増えなかった」ってことになるわけ。

だから、変額保険を選ぶなら「最低でも10年以上、できれば20年以上、ずっと持つ」という覚悟が必要です。短い期間だと、手数料や景気の悪い時期のダメージが大きくなっちゃいますからね。

変額保険が向いてる人、向いてない人

では、誰が変額保険を選ぶべきなのか。まず向いてる人は「若くて、長期間保険に入る余裕がある人」です。20代30代で、60歳や65歳までずっと払い続ける覚悟がある人ですね。インフレ対策として、経済と一緒に増える可能性を活かせます。また「投資の知識がある人」や「株を持ったことがある人」も向いてます。なぜなら、相場が上下するのに慣れてるから、心理的にダメージが少ないんです。

逆に向いてない人もいます。「5年以内に保険金が必要」という人は避けた方がいいですね。短期間だと、景気の悪さのダメージが大きいから。また「毎月いっぱいいっぱいで、市場の変動で心が休まらない」という性格の人も、精神的に辛くなります。株の値段がニュースで下がったのを見たら「あ、俺の保険金が減ってる!」ってストレスに感じちゃうわけですね。

あと「投資の知識がない人」も注意が必要です。なぜなら、変額保険って、保険会社や銀行の営業が「これ、お得ですよ」って言ってくることが多いんですが、実は営業の人にとって、変額保険は普通の保険より手数料が高いから、売りたいわけ。だから、営業トークに乗っかって、よく理解せずに入っちゃう人がいるんです。それって、損をする可能性が高いんですよ。

だから「変額保険に入ろう」と思ったら、必ず「なぜ入るのか」「どのくらい長く入るのか」「最悪、保険金が50%減ることもあると理解しているのか」を、自分の頭で考えてから決めてください。営業の人の言葉だけに頼らずにね。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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