記帳って何?わかりやすく解説

毎日のお小遣いの使い道、何にいくら使ったか覚えていますか?「あ、もう1000円も使ってた!」って気付くことってよくありますよね。実は大人たちも同じ。だから「記帳」という方法を使って、どんなお金を使ったのか記録するんです。この記事を読めば、記帳がなぜ必要なのか、どうやるのかが、スッキリわかるよ。

先生、「記帳」って何ですか?何かむずかしそう…

いい質問だね。記帳っていうのは、簡単に言うと「お金の動きを記録する」ことだよ。つまり、いつ、誰に、いくら、何のために払ったのかを帳面に書いていく作業。家計簿をつけるのと同じような感じだね。
あ、家計簿ですか!でも、なぜわざわざ書くんですか?スマホのアプリとかじゃ駄目ですか?

そこもいいポイント。実は、大人たちや会社が記帳をする理由は、「どこにお金が使われたか」を正確に把握するためなんだ。特にビジネスの世界では、税金を計算するときに、記帳した記録が証拠になるんだよ。だから、キチンと書き残すことが大事なんだ。
税金ですか?記帳って、そんなに重要なものなんですか?

その通り。実は記帳は日本の法律で定められてる義務なんだ。個人でお仕事をしている人や会社の人たちは、毎年、記帳した記録をもとに税務署ぜいむしょに報告しないといけない。だから、記帳は「つけたら終わり」じゃなくて、「人生で大事なルール」なんだよ。
📝 3行でまとめると
  1. 記帳とは、お金の動き(誰にいくら払った、何を買った)を記録することで、家計簿と同じような考え方だよ
  2. ビジネスの世界では、税金の計算証拠として、記帳した記録が必ず必要になるんだ
  3. 日本の法律で、仕事をしてる人は記帳が義務だから、正確に続けることが大事なんだよ
目次

もうちょっと詳しく

記帳って、実はものすごく古い歴史があるんだ。昔から商人たちは「いつ、誰に、いくら売った」「何をいくらで仕入れた」って記録してたんだよ。なぜなら、そうしないと、事業がうまくいってるのか赤字になってるのか、わからなくなっちゃうから。今でも同じ。お店だって会社だって、記帳がないと経営できないんだ。だから、学校で簿記という教科があるんだよ。簿記は「記帳のやり方を学ぶ」科目。つまり、記帳はそれだけ大事な技術なんだ。

💡 ポイント
記帳は「数字の記録」だから、ウソはつけない。だからこそ、信頼される。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「記帳は、個人の家計簿と同じだから、テキトーに書いてもいい」
→ 会社やお仕事の記帳は、税務署ぜいむしょに提出する公式な書類だよ。あいまいな数字や嘘の記録は、脱税になっちゃうんだ。だから、正確に書く必要があるんだよ。
⭕ 「記帳は、正確に・正直に・毎日コツコツ続けるもの」
→ 毎日の取引をキッチリ記録することが、後で税金計算のときに役に立つし、自分のビジネスの成績を正確に知ることができるんだ。
あ、なるほど〜。記帳ってそんなに大事なんだ。あーそういうことか!

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記帳が必要な理由

お金の流れを見える化するため

想像してみてよ。毎日、お友だちにお金を貸したり、借りたり、物を買ったり売ったりしてる。1週間後、誰にいくら貸したか覚えてますか?1ヶ月後はどう?「あ、〇〇君に500円貸したんだっけ…」みたいなことになっちゃうよね。大人の世界でも同じ。だから、毎日毎日、「今日はこれを買いました、いくらでした」って記録しておくんだ。そうすると、1ヶ月が終わったとき、「あ、今月は食費に5000円、交通費に3000円使ったんだ」って、一目瞭然になるんだよ。これを「お金の流れを見える化する」って言うんだ。つまり、目に見えない「お金がどこに行ったか」を、紙やデータで目に見えるようにすることだね。

実は、これはビジネスの世界でものすごく大事。会社の社長さんたちは、毎月の記帳を見て「今月は売上がいくら、経費がいくら、利益はいくら」って判断するんだ。その判断があるから、来月はどの部門に力を入れようか、どこを効率化しようかって決められるんだよ。もし記帳がなかったら?社長さんも、従業員も、誰も「うちの会社、本当にうまくいってるのかな?」って不安になっちゃう。だから、記帳は「会社の健康診断」みたいなものなんだ。

税金の計算をするため

日本に住んでたら、誰もが税金を払わないといけないんだ。お給料をもらってる人は、会社が計算してくれるけど、自分でお仕事してる人は「自分で計算して、税務署ぜいむしょに報告する」っていう義務があるんだよ。そのときに、何が必要だと思う?そう、記帳した記録だ。「今年は、こんだけ売上がありました。こんだけ経費を使いました。だから、利益はこんだけです」って、記帳した書類を見せながら説明するんだ。もし記帳がなかったら、「え、本当ですか?証拠は?」って税務署ぜいむしょから疑われちゃう。だから、記帳は「税金計算の証拠」なんだよ。

ちなみに、個人の場合だと「所得税しょとくぜい」っていう税金を払う。会社の場合だと「法人税」っていう税金を払う。つまり、税金の種類は違うけど、どちらの場合でも「記帳した記録がないと計算できない」ってわけだね。だから、記帳がないと、税金の計算ができず、税務署ぜいむしょから怒られちゃうんだ。

法律で決められてるから

実は、記帳は「やったほうがいい」じゃなくて、「やらないといけない」んだ。日本の法律で決まってるんだよ。「所得税しょとくぜい法」っていう法律に、「所得を得た人は、記帳をして、記録を5年間保存しなさい」って書いてあるんだ。つまり、これは「ルール」なんだ。

「え、でも、自分でお仕事してる個人の人も記帳しないといけないの?」って思うかもね。はい、その通り。フリーランスの人、小売店をやってる人、農業やってる人、誰でも記帳が義務。もし記帳しないで、税務署ぜいむしょからバレたら、罰金を取られたり、追加の税金を払わされたりするんだよ。だから、誰もが記帳をコツコツ続けてるんだ。これはビジネスの「ルール」であり、「信用」を保つための大事な作業なんだ。

記帳の種類と使い分け

単式簿記と複式簿記の違い

記帳には、2つの種類があるんだ。「単式簿記」と「複式簿記」。難しい名前だけど、大丈夫。すぐわかるよ。

「単式簿記」っていうのは、簡単に言うと「家計簿のやり方」のことだね。毎日、「何を買った、いくら使った」って1行で記録するんだ。例えば、「4月24日、パンを買いました、300円」みたいな感じ。これは個人が家計管理するときには十分。実は、個人事業主こじんじぎょうぬし(自分でお仕事してる人)も、売上が少ないときは単式簿記でいいんだよ。

でも、会社とか、売上が大きい個人事業主こじんじぎょうぬしの場合は?「複式簿記」という方法を使うんだ。これは「2つの視点から記録する」という意味。例えば、「300円で商品を仕入れました」って取引があったとき、「仕入れ費用が300円増えた」「でも、手元のお金が300円減った」という2つの側面があるよね。複式簿記は、この2つを両方記録するんだ。だから、「本当に間違いない記録になる」んだよ。複式簿記は、公認会計士や税理士さんが使う方法。ビジネスの世界では、これが「正式な記帳方法」として認められてるんだ。

どちらを使うべき?

「え、難しい複式簿記を誰でも使わないといけないの?」って心配しなくていいよ。法律では「個人事業主こじんじぎょうぬしで、売上が300万円以下の人は、単式簿記でいい」ってルールがあるんだ。でも、ここが大事:もし複式簿記で記帳すれば、「青色申告」っていう特別な税制が使えるんだ。つまり、税金が安くなる可能性があるんだよ。だから、売上が増えてきた個人事業主こじんじぎょうぬしは、頑張って複式簿記に挑戦する人が多いんだ。

実際の記帳のやり方

何を記録するのか

記帳するときは、次の情報を記録するんだ。まず「日付」。いつの取引かを記録する。次に「取引内容」。何を買ったのか、売ったのか。次に「金額」。いくら払ったのか、受け取ったのか。最後に「相手先」。誰に払ったのか、誰から受け取ったのか。この4つが基本だね。

例えば、もし君が小売店の店主だったら、毎日こんな感じで記録するんだ。「2026年4月24日、田中さんから、シャツ5枚を仕入れた、10000円を支払った」。これだけで十分。複式簿記だともっと細かくなるけど、基本はこれだよ。

記帳の方法は、紙?デジタル?

昔は、帳面(ちょうめん)っていう専用の本に、ペンで手書きしてたんだ。今でも、手書きする人もいるよ。でも、今は「会計ソフト」っていうコンピュータのプログラムを使う人がほとんど。このソフトに、「日付」「内容」「金額」を入力すれば、自動的に計算してくれるんだ。すごく便利だね。

手書きのメリットは「シンプル」「ルールが簡単」ってとこ。デメリットは「時間がかかる」「計算を間違える可能性」があるってとこ。デジタルのメリットは「早い」「間違いが減る」「データが管理しやすい」ってとこ。デメリットは「初期費用がかかる」「ソフトの操作方法を覚える必要がある」ってとこだね。

今は、無料の会計ソフトもあるから、「とりあえずデジタルで始めてみるのもいいかな」って人が多いんだ。

継続が大事

ここが一番大事。記帳は「1回やったら終わり」じゃなくて、「毎日コツコツ続ける」ものなんだ。なぜなら、もし1ヶ月分をまとめて後で記帳しようとしたら、「あ、このお金は何に使ったんだっけ?」って忘れちゃうからだよ。だから、毎日その日のうちに、記帳するのが基本ルール。

個人事業主こじんじぎょうぬしの人は、毎日30分とか1時間とか、記帳の時間を作ってるんだ。会社の経理の人だって同じ。「毎日コツコツ」が、ビジネスの基本なんだよ。

記帳がないと何が起こるか

税務署ぜいむしょから指摘される

もし、記帳をしないで、テキトーな数字で税務申告したら、どうなると思う?税務署ぜいむしょって、プロの機関なんだ。脱税を見破るのが仕事。だから、「あ、この数字、おかしいな」って気付くんだよ。そしたら「記帳の記録を見せてください」って言われる。でも、記録がない。そしたら、罰金を取られちゃうんだ。追加で税金を払わされたり、「加算税」(つまり、ペナルティー)を払わされたりするんだよ。

信用を失う

ビジネスの世界では「信用」がすべてだよ。もし、銀行からお金を借りたいって思ったら、銀行員さんは「この人、ちゃんと経営してるのかな?」って調べるんだ。そのときに、「3年分の記帳記録を見せてください」って言われる。記帳がちゃんとしてれば「あ、この人は信用できるな」って判断される。でも、記帳がめちゃくちゃだったら「あ、この人は管理能力がないのか」って思われちゃう。だから、銀行からお金を借りられなくなるんだよ。

自分のビジネスの成績がわからない

最後に、これが一番もったいない。記帳がないと「自分のビジネスが本当に赤字なのか黒字なのか」「どこにお金が流れてるのか」が、わからなくなっちゃう。それって、運転免許を持たずに車を運転してるのと同じ。危ないし、不安だし、どこに行ってるのかもわからない。だから、記帳は「自分のビジネスを守るため」にも大事なんだよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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