UXって何?わかりやすく解説

アプリを開いたとき、「なんか使いにくいな…」って感じたことない?逆に、「このアプリ、めっちゃ使いやすい!」って思ったこともあるよね。その「使いやすい」「使いにくい」の感覚に、ちゃんと名前がついているんだよ。それが「UX」っていうものなんだ。この記事を読めば、UXってなにか、なんで大事なのか、バッチリわかるようになるよ。

UXってよく聞くけど、なんのことか全然わからない…UIとも違うの?

UXは「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」の略で、つまり「ユーザー(使う人)が感じる体験全体」のことだよ。アプリや商品を使ったとき、「楽しかった」「便利だった」「なんかストレスだった」って感じるあの感覚がUXなんだ。UIは見た目やボタンのデザインのことだけど、UXはもっと広くて「使ってみてどう感じたか」全部を指すよ。
じゃあ、UXって具体的にどんなときに感じるの?

たとえばコンビニのATMって、画面の案内がわかりやすくて迷わず使えるよね。あの「迷わなかった」って感覚がいいUXだよ。逆に、ボタンが多すぎてどこを押せばいいかわからないATMを使ったとき「なんか使いにくい…」って感じるのが悪いUXなんだ。UXは日常のいたるところにあるんだよ。
UXがよくなると、どんないいことがあるの?

使う人がストレスを感じないから「またこれ使いたい!」って思ってもらえるんだ。お店でたとえると、商品がよくても店員さんの対応が最悪だったら二度と行きたくないよね?逆に対応がよければリピーターになる。それと同じで、UXがいいサービスにはユーザーが自然と戻ってくるんだよ。企業にとってもすごく大事なんだ。
UXをよくするのって、デザイナーさんだけの仕事なの?

実はちがうんだよ。デザイナーだけじゃなくて、エンジニア・マーケター・カスタマーサポートなどチーム全員がUXに関わるんだ。「使う人にどんな体験をしてほしいか」をみんなで考えることが大切なんだよ。UXは「デザインの話」じゃなくて、「人への思いやり」の話なんだよね。
📝 3行でまとめると
  1. UXとは User Experience(ユーザーエクスペリエンス) のことで、使う人が感じる体験の全体を指すよ
  2. UXとUIは別物 で、UIは見た目・デザインのことで、UXはそれを含む「体験のすべて」のことだよ
  3. UXがよいサービスは ユーザーが繰り返し使いたくなる から、企業にとっても超重要なポイントなんだ
目次

もうちょっと詳しく

UXという言葉を最初に広めたのは、認知科学者のドナルド・ノーマンという人で、1990年代にAppleで働いていたときに使い始めたと言われているよ。彼は「人が製品やサービスと関わるときの体験すべてがデザインの対象だ」と考えたんだ。つまり、商品の見た目だけじゃなくて、「買うまでの気持ち」「使っているときの気持ち」「使い終わった後の気持ち」まで、ぜんぶひっくるめてUXなんだよ。最近ではアプリやWebサイトだけじゃなく、実店舗・家電・公共交通機関など、あらゆる場所でUXが意識されるようになってきているんだ。「使う人の気持ちになって考える」という発想が、現代のビジネスにとって欠かせない考え方になっているよ。

💡 ポイント
UXは「使う人の体験すべて」が対象。見た目だけじゃないよ!

⚠️ よくある勘違い

❌ 「UXとUIは同じ意味でしょ?」
→ UXとUIはよく一緒に語られるけど、まったく別の概念だよ。UIは「見た目・操作部分のデザイン」だけを指していて、UXはそれも含めた「体験全体」のことなんだ。UIがきれいでもUXが悪いことはよくある。
⭕ 「UIはUXの一部。UXのほうが大きな概念だよ」
→ UIはボタンの色・フォント・レイアウトなど目に見える部分。UXはそれに加えて、「使いはじめるまでのハードル」「使っているときのストレス」「使い終わった満足感」なども含むもっと広い概念なんだ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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UXって結局なに?基本からわかりやすく説明するよ

「体験」って意外と広い言葉なんだよ

UXを日本語に訳すと「ユーザー体験」になるんだけど、「体験」ってすごく広い言葉なんだよね。たとえばゲームセンターのクレーンゲームを例にしてみよう。クレーンゲームを「体験」するって言ったとき、何が含まれると思う?

  • 「あの景品かわいい!やってみたい」と思う気持ち
  • お金を入れてコントローラーを操作する瞬間
  • 景品をとれたときの達成感・とれなかったときの悔しさ
  • 「また来たい!」「もうやりたくない」という気持ち

UXはこの全部なんだよ。「操作のしやすさ」だけじゃなくて、「使う前の期待」「使っている最中の感情」「使い終わった後の印象」まで、すべてがUXに含まれるんだ。これがUXの「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」、つまり「ユーザーが関わる体験のすべて」という意味なんだよ。

デジタルだけじゃないよ、UXは生活のどこにでもある

UXというとスマホアプリやWebサイトの話だけだと思いがちだけど、実はちがうんだよね。たとえばこんなところにもUXがあるよ。

  • ドアノブ:押すのか引くのか迷ったことない?あの迷いが「悪いUX」なんだよ
  • 自動販売機:ボタンが見やすくて押しやすいものは「いいUX」、どこに何があるかわからないものは「悪いUX」
  • 電車の路線図:色分けされていてわかりやすい東京の路線図はUXが考えられた設計なんだ
  • シャンプーのボトル:リンスと間違えないようにギザギザをつけてあるのもUXの工夫だよ

このように、人が何かと関わるあらゆる場面にUXが存在しているんだよ。「これ、使いやすいな」「これ、なんか嫌だな」と感じるすべての瞬間がUXなんだ。

UXとUIって何が違うの?混乱しやすいけどちゃんと別物だよ

UIは「見た目と操作部分」のことだよ

UIは「User Interface(ユーザーインターフェース)」の略で、つまり「ユーザーが直接触れる部分・目に見える部分」のことだよ。スマホアプリでいえば、こんなものがUIにあたるよ。

  • ボタンの大きさ・色・配置
  • 文字のフォントや大きさ
  • 画面のレイアウト全体
  • アイコンのデザイン

UIはいわば「お店の内装やメニュー表のデザイン」みたいなものだよ。見た目がきれいで、どこに何があるかわかりやすくデザインされているものが「いいUI」なんだ。

UXはUIを含む「もっと大きな概念」なんだよ

じゃあUXとUIの関係は何かというと、UIはUXの一部なんだよ。わかりやすくたとえると、ラーメン屋で考えてみよう。

  • UI:メニューのデザイン、お皿の見た目、お店のインテリア
  • UX:お店に入ったときのあったかい雰囲気、注文のしやすさ、ラーメンを食べたときの満足感、「また来たい!」という気持ち、全部ひっくるめた体験

UIがいくらきれいでも、注文してから30分待たされたり、店員さんの対応が冷たかったりしたら、UX全体としては悪くなるよね。逆に、UIはそんなにおしゃれじゃなくても、スタッフが親切で料理がおいしくてすぐ出てきたら、UXはいいんだよ。つまり「UIはUXを構成するパーツのひとつ」というのが正しい理解なんだ。

身近な「いいUX」と「悪いUX」の具体例を見てみよう

スマホアプリのいいUX・悪いUXの例

自分がよく使うアプリを思い浮かべてみて。「使いやすいな」と思うアプリは、実はUXがよく考えられているんだよ。たとえばこんな違いがあるよ。

  • いいUX:よく使う機能がすぐに画面に出てくる、エラーが起きてもわかりやすいメッセージが出る、操作の途中でどこまで進んだかわかる
  • 悪いUX:設定がどこにあるかわからない、エラーメッセージが意味不明なアルファベット、途中で戻れなくなってやり直しになる

わかりやすい例でいうと、スーパーのセルフレジを考えてみよう。「次は商品をスキャンしてください」「袋はいりますか?」って画面がひとつひとつ案内してくれるレジはUXがいいんだよ。逆に、どこを押せばいいかわからなくて店員さんを呼ばなきゃいけないセルフレジは、UXが悪いんだよね。

リアルな場所にある「いいUX」の例

デジタル以外でもUXのいい例はたくさんあるよ。

  • ディズニーランドの待ち列:待ち時間が長くても、並ぶ列が曲がりくねっていて「もうすぐかな?」という期待感が続くよう設計されているんだよ。これもUXの工夫なんだ
  • IKEAの店内動線:一方通行に歩くと自然にすべての売り場を見られるようになっている。迷わず「あ、こんなのもあるんだ!」と発見できる体験が作られているんだよ
  • Google検索:トップページはシンプルで、検索窓しかない。「検索をするだけの場所」というUXが徹底されているんだよ

これらは全部、「使う人がどう感じるか」を最初からしっかり考えてデザインされているんだよ。そういう視点で街を歩くと「このUX、よく考えられてるな」「ここは使いにくいな」って気づくことが増えるよ。

なんでUXがこんなに大事なの?企業視点から考えてみよう

UXが悪いとユーザーがすぐ離れていくんだよ

ビジネスの視点から見ると、UXの良し悪しは会社の売上に直結するんだよ。Webサイトでいうと、「3秒以内にページが表示されないとユーザーが離脱する」という研究結果があるくらいなんだ。離脱、つまりサイトから出ていってしまうことが増えると、商品が売れなかったり、サービスが使われなかったりするよね。

たとえば通販サイトで考えてみよう。商品はほしいけど、購入ページでの手順が複雑すぎて「もういいや」と途中でやめてしまった経験ない?あれがUXの悪さが生んだ「購入離脱」なんだよ。企業からすると、せっかく商品に興味を持ってくれたお客さんをUXの悪さで逃してしまうのはすごくもったいないことなんだよ。

いいUXはクチコミ・ファンを生む

逆に、UXがいいサービスはどうなるかというと、ユーザーが勝手に「あのアプリ、めっちゃいいよ!」ってSNSで広めてくれたり、友だちに教えたりしてくれるんだよ。つまりUXがマーケティング(宣伝活動)の代わりになるんだよね。Appleのスマートフォンが好例で、「iPhoneって使いやすいよね」と言うユーザーがたくさんいるのは、長年にわたってUXを磨き続けてきた結果なんだよ。

UXへの投資は「見えにくいコスト」だから後回しにしがちだけど、長期的に見るとリピーターを増やす・クチコミを生む・サポートコストを減らすという大きなメリットがあるんだ。だから最近の企業はUXにすごくお金と時間をかけているんだよ。

UXをよくするために、どんなことをするの?

まずはユーザーのことをとことん知ることから始まるよ

UXをよくするためにいちばん大事なことは、「使う人のことを知る」なんだよ。当たり前に聞こえるかもしれないけど、これが意外と難しいんだよね。自分が「使いやすい」と思ったものでも、他の人には「全然わからない」ってこともよくあるから。そのためにUXの専門家(UXデザイナー)がやることを紹介するよ。

  • ユーザーインタビュー:実際に使う人に話を聞いて、「どんな場面で困るか」「どこが使いにくいか」を調べるよ
  • ユーザーテスト:試作品(プロトタイプ)を作って、実際に使ってもらって行動を観察するんだよ。「こんな使い方するんだ!」という発見があることも多いよ
  • ペルソナ設定:「こういう人が使う」という架空のユーザー像(ペルソナ)を作って、その人の視点から設計するよ

「使いやすさ」を数字で測ることもできるよ

UXは感覚的なものだと思いがちだけど、実は数字で測ることもできるんだよ。たとえばこんな指標があるよ。

  • タスク完了率:「商品を購入する」というタスクを何人が完了できたかの割合
  • エラー率:操作中に間違いが起きた回数
  • 満足度スコア:使った後に「何点?」と聞いたときのスコア
  • 離脱率:サイトを途中でやめた人の割合

こうして数字で見ることで、「どこが問題なのか」「改善した後によくなったのか」を確認できるんだよ。UXデザインは感性だけじゃなくて、データと観察を組み合わせて科学的に改善していくものなんだよ。これって、理系っぽいと思うかもしれないけど、「人への興味」がいちばんの原動力なんだよね。人のことをもっと知りたい、もっと使いやすくしたいという気持ちが、いいUXを生むんだよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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