株を持つって聞くと、会社の経営に参加したり利益を分けてもらう普通株をイメージする人が多いよね。でも実は、そうじゃない株もあるんだ。それが「優先株」。配当では優先されるけど、経営には参加できない株なんだ。この記事を読めば、優先株がどんな株で、なぜ存在するのか、そして誰にとってお得なのかがわかるよ。
- 優先株は配当と残りの財産の分配で優先的に受け取れる代わりに経営権がない株
- 会社が決めた配当額が毎年安定してもらえるので収入が予測しやすい
- 投資家は安定収入が得られ、会社は経営を自由に決められるという両方にメリットがある
もうちょっと詳しく
優先株という名前を聞くと「すごく得な株」に聞こえるかもしれないけど、そうとは限らないんだ。配当と残りの財産では優先されるけど、普通株みたいに株価が値上がりしたら儲かる、という性質がないんだよ。つまり、優先株の値段はほぼ変わらない。だから「絶対に得」というわけじゃなくて、「安定を選ぶか」「値上がり益を狙うか」という選択肢の違いなんだ。大事なのは、自分の目的に合わせて選ぶことだよ。
優先株は「安定重視」、普通株は「値上がり狙い」。リスクとリターンのバランスが違うんだ。
⚠️ よくある勘違い
→ 優先株は配当では有利だけど、株価の値上がりはないんだ。だから損することだって起こるんだよ。
→ 優先株と普通株は性質が違う投資商品だから、目的に合わせて選ぶ必要があるんだ。
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優先株とはどんな株なのか
優先株について説明する時に、まず覚えておいてほしいことがあるんだ。株には普通株と優先株の2種類があって、この2つは全然違う性質を持ってるんだよ。
普通株をイメージしてみてよ。あなたが会社の株を買ったら、その会社の一部のオーナーになるんだ。つまり、会社の儲けが出たら配当という形でお金をもらえるし、会社の経営会議(株主総会という)に参加して投票する権利も得られるんだ。だから普通株を持ってる人は「この会社をこういう方向に進めてほしい」という意見を言えるんだよ。これが普通株の基本的な性質なんだ。
それに対して優先株は、この性質の一部がなくなっちゃうんだ。具体的には、優先株を持ってる人は、配当と会社が解散する時に残ったお金の分配で「優先的に」受け取れるんだ。つまり、普通株の人より先に配当がもらえるし、残ったお金ももらえるんだよ。でも代わりに、経営に参加する権利(議決権という)がないんだ。つまり「この会社をこうしてほしい」という意見を言う権利がないんだよ。
なぜこんなことになってるかというと、会社と投資家の「目的の違い」があるからなんだ。会社は「お金を集めたいけど、新しい人に経営を口出しされたくない」と考えるんだ。一方の投資家は「安定した収入が欲しいけど、会社の経営なんか面倒くさい」と考えるんだ。そこで誕生したのが優先株という仕組みなんだよ。
優先株の配当額は、株を買う時にあらかじめ決められてるんだ。例えば「毎年5%」って決まったら、その金額は会社の儲けがあろうがなかろうが、変わらないんだ。これが普通株との大きな違いなんだよ。普通株は「今年儲かったから配当も多い、来年失敗したから配当は少ない」という風に変わるんだけど、優先株はそうじゃないんだ。つまり、優先株は「銀行の定期預金みたいな株」だと思えばわかりやすいんだ。定期預金は、銀行がどうなっても金利は決まってるよね。それと同じで、優先株も会社がどうなっても配当は決まってるんだよ。だから投資家からすると、すごく予測しやすくて安心できるんだ。
優先株と普通株の違いを比較する
もっと詳しく優先株と普通株を比べてみようね。2つを並べて考えると、それぞれの特徴がわかりやすくなるんだ。
まず配当の受け取り方から説明しようか。普通株は、会社の利益が出たら「儲けの何%」という形で配当がもらえるんだ。例えば、会社が100万円儲かったら、普通株の人みんなで「儲けの20%をプールして、そこから株の数に応じて配当をもらう」という仕組みなんだ。だから、会社がたくさん儲かればいっぱいもらえるし、ちょっとしか儲からなければ少ないんだ。赤字になったら0円ってこともあるんだよ。
優先株の配当は違うんだ。「毎年5%」「毎年100万円」みたいな形で、あらかじめ決まった金額が支払われるんだ。だから会社が大儲けした年でも、ちょっと儲かった年でも、赤字の年でも(会社に余裕があれば)同じ金額がもらえるんだ。すごく安定してるよね。
次に、会社が解散した時のことを考えてみようね。会社が失敗して解散することになったら、残ったお金を分ける必要があるんだ。この時、優先株の人が先に配分をもらえるんだ。つまり、優先株の人が必要な分をもらった後に、残ったお金を普通株の人で分けるんだ。だから、損失が出た時に優先株の人の方が普通株の人より傷が浅いんだよ。これは優先株にとって大きなメリットなんだ。
議決権の話も大事だね。普通株の人は、株主総会で投票する権利があるんだ。会社のトップを選んだり、経営方針について意見を言ったり、経営がちゃんとされてるかチェックできるんだ。でも優先株の人はこの権利がないんだ(または、ほぼないんだ)。だから経営には関わらないんだ。
株価の値上がりのことも考えてみようね。普通株は、会社が成長して儲かるようになると、株価も上がるんだ。例えば100円で買った株が1000円になれば、その差額は儲けになるんだ。これを「値上がり益」って言うんだ。つまり「株を安い時に買って、高い時に売ることで儲ける」という遊び方ができるんだ。でも優先株はこれがほぼないんだ。優先株の値段はほぼ変わらないんだ。だから「値上がり益で儲ける」という戦略が使えないんだよ。つまり、普通株と優先株の選択は「安定を取るか」「値上がり益を狙うか」という選択なんだ。普通株は「賭け」に近くて、会社の成長次第で大儲けもできるし、大損もする可能性があるんだ。優先株は「定期預金」に近くて、リスクが低い代わりに、大きく儲かることもないんだよ。
優先株が生まれた理由を理解する
なぜ世の中に優先株なんてものが存在してるのか、その理由を考えてみようね。これを理解すると、優先株がどんな役割を果たしてるのかがわかるようになるんだ。
会社の立場から考えてみようか。会社が大きくなるには、お金がいっぱい必要なんだ。工場を作ったり、新しい商品を開発したり、従業員を雇ったり。こういうことに大きなお金が必要なんだ。だから会社は「どこからお金を集めようか」と考えるんだ。
お金を集める方法としては2つあるんだ。1つは銀行からお金を借りることだ。つまりローンを組むんだ。でもこれは利息を払わないといけないし、返す約束もしないといけないから、会社の負担が大きいんだ。もう1つが株を発行することなんだ。株を発行してお金を集めれば、利息を払う必要がないんだ。代わりに会社の一部の権利を人に譲ることになるんだけどね。
普通株を発行してお金を集めると、どうなると思う?新しく株を買った人が経営に参加するようになるんだ。その人たちが「この商品は売れないからやめよう」とか「このプロジェクトは止めるべき」みたいな意見を言い始めるんだ。創業者や元々の経営陣からすると「え、勝手に経営を決められちゃうの?」って困っちゃうんだ。特に経営の意見が対立したら、会社の運営が難しくなっちゃうんだ。
ここで登場するのが優先株なんだ。優先株を発行すれば、お金を集めることができるけど、買った人には経営権を与えないようにできるんだ。つまり「お金をくれるし、配当ももらえるけど、経営には口を出さないでね」っていう形でお金を集められるんだ。経営陣からすると「新しい人に経営を邪魔されなくて済む」というメリットがあるんだ。
投資家の立場からも考えてみようね。お金をいっぱい持ってる人の中には「投資はしたいけど、会社の経営なんか面倒くさい」と思う人がいるんだ。あるいは「株を持ちたいけど、議論とか投票とか複雑なことは避けたい」という人もいるんだ。そういう人たちにとって、優先株は最適な投資商品なんだ。配当という形で安定した収入が得られるし、経営のことを考える必要がないから、手間がかからないんだ。つまり、優先株は「会社と投資家のニーズがぶつかった時の解決策」として生まれたんだ。会社は経営の自由が欲しい、投資家は安定した収入が欲しい。これを両立させるために優先株という仕組みが作られたんだよ。
優先株のメリットとデメリットを考える
優先株の良い点と悪い点を、両方ちゃんと理解しておくことが大事なんだ。投資の世界では「美味しい話には裏がある」という言葉があるくらい、何事もメリットとデメリットが両方あるんだ。
優先株のメリットから説明しようか。1番大きなメリットは「配当が安定してる」ということだ。普通株だと、会社が儲からなくなると配当が減ったり、なくなったりするんだ。でも優先株は「毎年5%」みたいに決まってるから、金額が変わらないんだ。だから毎年いくらもらえるかが計算しやすいんだ。「毎月の生活費に使いたい」「定年後の収入を確保したい」という人にはぴったりなんだ。
2番目のメリットは「会社が傾いた時に強い」ということだ。会社が解散することになった時、残ったお金の分配で優先株の人が先にもらえるんだ。だから赤字になってお金がなくなる状況でも、優先株の人の損失は普通株の人より少ないんだ。リスク管理という観点から見ると、これはすごく大事なんだ。
3番目のメリットは「経営の責任がない」ということだ。普通株の人は株主総会に参加して、経営について責任を持つ必要があるんだ。会社がうまくいかなかったら「株主の判断が悪かった」と言われることもあるんだ。でも優先株の人は経営に関わらないから、この責任がないんだ。単に「配当をもらうだけ」という立場なんだ。
ここからはデメリットだね。1番大きなデメリットは「株価が値上がりしない」ということだ。普通株なら、会社が大成長すると株価も上がるんだ。100円で買った株が10倍になる可能性もあるんだ。でも優先株は株価がほぼ変わらないんだ。だから「もっと儲けたい」という欲がある人には物足りないんだ。
2番目のデメリットは「経営に参加できない」ということだ。これはメリットでもあり、デメリットでもあるんだ。面倒くさいことをしなくて済む反面、「この会社をこうしてほしい」という意見を言えないんだ。会社の経営が気に入らなくても、株主総会で意見を言う権利がないんだ。だから「投資した会社の今後を自分で決めたい」という人には向かないんだ。
3番目のデメリットは「配当がなくなる可能性がある」ということだ。これは優先株の大事な落とし穴なんだ。配当が決まってるって聞くと「絶対にもらえるんだ」と思うかもしれないけど、実は会社に余裕がなくなると配当が払われなくなることもあるんだ。会社が倒産してしまったら、配当は完全に0円になっちゃうんだ。つまり「完全に安全」ってわけじゃないんだよ。もう1つのデメリットは「インフレに弱い」ということだ。インフレっていうのは、物やサービスの値段がだんだん上がっていくことだ。つまり「昔の100円の価値が、今は70円に下がった」みたいなことが起こるんだ。優先株の配当は金額が決まってるから、インフレになると「もらえるお金の価値」が下がっちゃうんだ。
