抵当権抹消って何?わかりやすく解説

家のローンを返し終わった後、いろいろな書類が銀行から届いたり、やることが残ってたり…ちょっと複雑だよね。実は、ローンを完済してからも、ある大事な手続きをしないと、その家は本当の意味であなたのものにはならないんだ。この記事を読めば、その手続きが何なのか、どうしてやらないといけないのかが、すっきりわかるよ。

ローンを全部返し終わったって銀行からもらった書類に「抵当権抹消」って書いてあるんですけど、これって何ですか?

いい質問だね。抵当権抹消っていうのは、つまり「銀行が持ってる家に対する権利をなくす手続き」のことなんだ。ローンを返している間、銀行はあなたの家に「これはローンの担保だから、もし返せなくなったら我が家を売ってお金に換える権利」を持ってるんだよ。
あ、つまり銀行が「この家はうちのもの」みたいな権利を持ってるってこと?

そういうことだね。だからローンを全部返し終わったら、その権利をなくしてもらわないといけないんだ。その権利をなくす手続きが抵当権抹消だよ。
なるほど。でも、返し終わったら自動的になくなるんじゃなくて、手続きが必要なんですね。

そう、ここが大事なポイント。銀行だって「返してくれたから権利をなくします」なんて自動的には言わないんだ。あなたが自分で手続きをして、法務局という役所に「この権利をなくしてください」と申し込まないといけないんだよ。
📝 3行でまとめると
  1. ローンを返している間、銀行は家に対して抵当権という権利を持ってる
  2. 完済したら、自分でその権利をなくす抵当権抹消という手続きをする必要がある
  3. この手続きをしないと、ローンは完済しても法律上は銀行に家を売られるリスクが残ってる
目次

もうちょっと詳しく

抵当権という言葉は難しく聞こえるけど、簡単に言えば「担保にする権利」ってことだね。あなたが銀行からお金を借りるとき、銀行は「もし返してくれなかったら、この家を売ってお金を取り戻す権利をください」という条件をつけるんだ。これが抵当権だよ。その権利を登記する、つまり役所に記録するわけ。だから、あなたが完済したら、その登記をなくす手続きをしないといけないんだ。それが抵当権抹消なんだよ。

💡 ポイント
ローン完済=権利が自動的になくなるわけじゃない。自分で手続きをして初めて完全に自分の家になる

⚠️ よくある勘違い

❌ 「ローンを全部返し終わったら、もう銀行は何の権利も持ってない」
→ 実は権利は残ったままだ。手続きをしないと、その権利は生き続けてる。もし銀行がその権利をつかって「この家を売ります」って言ってきたら、法律上は負けてしまう。
⭕ 「ローンを返し終わったら、抵当権抹消という手続きをして初めて完全に自分のもになる」
→ ローン返済が完了したら、銀行からもらった書類を使って法務局で抵当権抹消登記を申請する。この手続きが済んで初めて、その家は本当の意味であなたの「完全な資産」になるんだ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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抵当権って、そもそも何なの?

銀行が家を「担保」にする理由

家を買うときに、ほとんどの人は銀行からお金を借りるよね。3000万円の家を買おうと思ったら、自分で全部用意できる人は少ないからね。銀行としては、「この人が返してくれなくなったらどうしよう」という不安があるんだ。だから、「返してくれなくなったら、この家を売ってお金に換えて、そのお金から返してもらう権利をください」という条件をつけるんだよ。これが抵当権という仕組みだ。

ちょっと極端な例を考えてみてよ。友だちに1万円貸すときに、「もし返してくれなかったら大変だから、君のゲーム機を担保にね」って言うでしょ。もし返してもらえなかったら、そのゲーム機を売ってお金に換えるっていう権利を持つ、ってわけだ。銀行とあなたの関係も同じだよ。家が「ゲーム機」で、銀行が「お金を貸してくれた人」の立場なんだ。

なぜこんなことをするのか

実は、銀行だって商売をしている組織だからね。何千万円というお金を貸すわけだから、貸し倒れ、つまり返してもらえなくなるリスクを避けたいんだ。だから「もし返せなくなったときの保険」として、家に抵当権を設定するんだよ。あなたと銀行の両方にとって安心できる仕組みなんだ。

もう一つの例で考えてみよう。親から10万円借りるときに、親は「書類も作らないし、担保もいらない」って言うかもしれないね。でも銀行からの借金は違う。数千万円という大きなお金だからこそ、どちらかが困らないように、きちんと「返してくれなかったときどうするか」を決めておくんだ。それが抵当権という仕組みなんだよ。

ローンを返し終わった後に起こること

ローン完済時に銀行からもらう書類

あなたがしっかり毎月ローン返済をしていって、最後のお金を返したら、銀行からいくつかの書類が届くんだ。その中に抵当権抹消に必要な書類が含まれているんだよ。例えば、銀行の証明書とか、ローンがぜんぶ返し終わったことを示す書類とかね。これらの書類がないと、抵当権抹消の手続きができないんだ。

だから、銀行からの書類は大事に保管しておかないといけないんだ。「ローンが終わったし、もう銀行とは関係ない」と思って捨ててしまう人もいるんだけど、これからやる手続きに必要なんだよ。

手続きをしない人もいる?

実は、ローンを完済してからも抵当権抹消の手続きをしていない人がいるんだ。なぜなら「ローンを返し終わったから、もう大丈夫だ」と勘違いしてしまうからね。でもこれは危ない。抵当権抹消をしないまま放っておくと、何か問題が起きたときに困るんだ。

例えば、あなたがその家を売りたいと思ったらどうなるか。買い手は「この家に銀行の抵当権が残ったままです」って説明を受けたら、「こんな家は買えない。銀行に売られちゃうかもしれないし」って言うんだ。だから、家を売るときも、抵当権抹消は絶対に必要になるんだよ。

抵当権抹消の手続きってどうやるの?

自分でやるか、専門家に頼むか

抵当権抹消の手続きは、自分でやることもできるし、司法書士という専門家に頼むこともできるんだ。自分でやれば手数料はかからないけど、いろいろな書類を用意したり、法務局という役所に行ったり、書き方を間違わないようにしたりと、結構面倒なんだよ。司法書士に頼めば、そういった面倒な手続きを全部やってくれるけど、お金がかかるんだ。

簡単に言えば、「時間があって面倒な手続きが得意な人は自分でやる。時間がなくて、お金を払ってでも楽したい人は司法書士に頼む」ってわけだね。ほとんどの人は、お金を払って司法書士に頼むんだ。

法務局に申請する

抵当権抹消をするには、最終的に法務局という役所で「抵当権抹消登記」という申請をしないといけないんだ。つまり、「この家の抵当権をなくしてください」という申請を、法律の記録を管理している役所にするわけだ。

この申請をするときに、銀行からもらった書類と、あなたの印鑑証明とか、いろいろな書類が必要になるんだ。書き方が細かく決まっているから、素人がやると間違えてしまうことがあるんだよ。だから、多くの人は司法書士にお願いするんだ。

かかる時間とお金

司法書士に頼んだ場合、かかる費用は大体5,000円から15,000円くらいだね。銀行からもらった書類を司法書士に見せて、「抵当権抹消をお願いします」と言えば、あとはやってくれるんだ。期間としては、申請から完了まで2週間から1ヶ月くらいかかることが多いんだよ。

自分でやった場合、法務局に行く時間と、書類を作る時間がかかるけど、費用はほぼゼロ。実は手数料もいらないんだ。ただし、書類の書き方を調べたり、法務局に何度も足を運んだりする手間があるんだよ。

抵当権抹消をしないとどうなるの?

法律上のリスク

抵当権抹消をしないで放っておくと、法律上はどういうことになるのか?実は、銀行が「この家を売ってお金を取り戻す権利」を持ったままなんだ。あなたがローンを返し終わったから、もう銀行にお金を返す義務はないけど、銀行は法律上「この家を売ってお金に換えてもいいんだ」という権利を持ち続けているんだよ。

実際のところ、ローンを完済した後に銀行が突然「この家を売ります」なんて言うことはほぼないんだ。でも「法律上はそういう権利が残ってる」ってのが重要なんだ。

家を売るときに困る

もしあなたがその家を売ろうと思ったら、抵当権抹消は絶対に必要になるんだ。買い手は「銀行の抵当権が残ったままの家なんて、買えない」って言うんだよ。だって、銀行に売られてしまう可能性があるからね。

だから、家を売る前に抵当権抹消をしないといけないんだ。これを忘れてしまう人がいて、「えっ、そんなことしないといけないの?」と売却が遅れてしまうこともあるんだよ。

相続のときにも関係する

もしあなたが亡くなって、その家を子どもに残すことになったら、どうなるか。抵当権がそのまま残っていたら、子どもたちが「この家を相続したいんですけど」と言っても、銀行の権利がじゃまになるんだ。だから、相続する前に抵当権を抹消しないといけないんだよ。

つまり、抵当権抹消は「自分たちのためだけじゃなくて、これからその家に関わるかもしれない家族のためにもやっておくべき手続き」なんだ。

抵当権抹消を忘れないためのコツ

ローン完済の手紙を見たらすぐに行動する

銀行からローン完済の通知が来たら、そのときが抵当権抹消をするベストなタイミングなんだ。というのも、銀行の書類はそのときに全部揃ってるからね。時間が経つと、書類をなくしちゃったり、「あ、忘れてた」ってなったりするんだよ。

だから、銀行からの手紙が来たら、「あ、これから抵当権抹消をしないといけないんだ」と思い出すようにするといいんだ。その書類を大事に保管しておいて、「次の休みの日に司法書士に相談しよう」とか、「自分でやってみよう」と決めるんだ。

司法書士に相談する

もし「自分でやるのは難しそうだな」と思ったら、司法書士という専門家に相談するのが一番簡単だよ。銀行からもらった書類を持って、司法書士事務所に行けば、「抵当権抹消をお願いしたいんですけど」と言うだけでいいんだ。司法書士が「それでしたら、こういった書類が必要です」と説明してくれるよ。

費用はかかるけど、5,000円から15,000円くらいの投資で、面倒な手続きを全部やってもらえると思えば、安いもんだね。

チェックリストを作る

抵当権抹消に必要な書類や手続きが複雑に感じたら、チェックリストを作るといいんだ。「銀行からの書類をもらった」「司法書士に相談した」「印鑑証明を取った」「申請書類を法務局に出した」みたいに、やるべきことを一個一個チェックしていくんだよ。そうすれば、「あ、これ忘れてた」という失敗をしなくて済むんだ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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