信用買いって何?わかりやすく解説

株の勉強をしていると「信用買い」って言葉を聞くことあるよね。「普通に株を買うのと何が違うの?」って思うあなたへ、この記事を読めばスッキリわかりますよ。

信用買いって何ですか?普通の株の買い方と違うんですか?

いい質問だね。普通の株は、自分が持ってるお金でそのまま買うんだけど、信用買いは証券会社からお金を借りて株を買うんだ。つまり、手持ちのお金がなくても株が買えちゃうってわけ。
えっ、自分が持ってないお金で買えるんですか?それって大丈夫なんですか?

そこが大事なポイント。大丈夫じゃないんだ。借りたお金だから、当然利息を払わないといけないし、株の値段が下がると大損をするリスクがある。例えるなら、友だちからお金を借りてゲーム機を買ったけど、そのゲーム機の値段が暴落したようなものだね。
なるほど…。でも、そんなリスクがあるのに、どうして信用買いをする人がいるんですか?

それはね、少ないお金で大きな利益を狙える可能性があるから。もし株の値段が上がれば、借りたお金の利息を払ってもお釣りが来る。でも逆に値段が下がると、借金が残ってしまう。つまり、ハイリスク・ハイリターンな投資方法ってわけ。
📝 3行でまとめると
  1. 信用買いとは、証券会社から借金をして株を買う投資方法で、自分のお金だけでは買えない額の株も購入できます
  2. 利息を払う必要があり、株の値段が下がると大きく損するリスクが高い取引なので、初心者向けではありません
  3. 少ないお金で大きな利益を狙うハイリターン戦略ですが、失敗すると借金を抱える可能性があります
目次

もうちょっと詳しく

信用買いを理解するために、実際の流れを想像してみましょう。例えば、あなたが100万円持ってるとして、1株100万円の高い株を買いたい場合、普通は1株しか買えません。でも信用買いなら、証券会社から100万円を借りて、合わせて200万円を使い、その株を2株買うことができます。もし株の値段が20万円上がれば、2株なので40万円の利益です。でも借りたお金への利息を払わないといけないので、実際の利益はそれより少なくなります。逆に値段が20万円下がると、40万円の損失に借金への利息がプラスされて、大きなマイナスになってしまいます。

💡 ポイント
借金をして投資するので、利益も損失も大きく膨らむ。利息のコスト忘れずに!

⚠️ よくある勘違い

❌ 「信用買いなら、いくらでも好きなだけ借金できる」
→ 証券会社は審査をして、「この人には最大いくらまで」と限度額を決めます。また、担保(保証金)が必要になります。
⭕ 「信用買いは限度額と担保によって制限されている」
→ 一般的に、自分が預けたお金の2~3倍までが借りられる上限です。リスクを管理するための制度なんです。
なるほど〜、あーそういうことか!

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信用買いの仕組み、わかりやすく説明しますね

普通の株の買い方との違い

まず、普通の株の買い方を思い出してみましょう。例えば、あなたが10万円を持ってて、1万円の株を10株買いたいとします。その場合、自分のお金を使って10万円分の株を買う、これが現物買い(つまり実物の株を全額自分のお金で買うこと)です。簡単だよね。買ったらそれで終わり。毎年配当金がもらえることもあるし、株を売って利益を出すこともできます。

一方、信用買いはどうかというと、あなたが10万円を持ってるだけなのに、30万円の株を買いたい場合、証券会社から20万円を借りて、合わせて30万円で株を買うんです。これが信用買いの基本的な考え方。借金をして、自分が実際に持ってるお金以上の額の株を買える、ということですね。

「それってすごい便利じゃん」って思うかもしれないけど、ここから複雑になるんだ。借りたお金には利息がつきます。毎日少しずつ利息が増えていくイメージで、その利息を証券会社に払わないといけません。また、株の値段が下がると、あなたの損失が大きくなることもあります。だから「便利だけど危険」という、両刃の剣のような投資方法なんですよ。

担保金って何?制度のルール

信用買いをするには、証券会社に担保金(つまり、もし損が出たときのための保証金)を預けないといけません。これは現物買いにはない制度です。例えるなら、友だちにお金を借りるとき、「貸すからには、万が一返せなくなったときのために何かくれない?」って言われるようなものです。

一般的に、証券会社は「自分が預けた担保金の2~3倍までの額なら借金できますよ」というルールを決めています。例えば、100万円を担保金として預けたら、最大で200~300万円の株が買える、ということですね。これは証券会社がリスクを管理するためのルールで、あなたを守るためでもあります。もしこんなルールがなかったら、1万円の担保で1000万円借りて株を買う人だって出てくるかもしれませんからね。

また、証券会社は常にあなたの借金と担保のバランスをチェックしています。もし株の値段が暴落して、担保の価値が危ないレベルになると、証券会社から「追加で担保金を入金しろ」という追証(ついしょう)という通知が来ます。つまり、さらにお金を預めないといけなくなるんです。これに応じられないと、証券会社が強制的にあなたの株を売ってしまいます。怖いでしょ?

利益が出たときのシミュレーション

実際の例で考えてみましょう。あなたが100万円を持ってて、1株50万円の株に興味があるとします。普通だったら2株は買えませんよね。でも信用買いなら、50万円を担保金として証券会社に預けて、さらに50万円借りて、合わせて100万円で2株買うことができます。

そこから株の値段が60万円に上がったとしましょう。あなたは2株持ってるから、2×60万円=120万円の価値があります。元々100万円で買ってるから、20万円の含み益です。でもここから利息を払わないといけません。例えば、1ヶ月で数千円の利息がついてたら、その分をマイナスにするんです。実際の利益は20万円から利息を引いた額になるわけですね。

それでも現物買いでは得られない利益を得られました。ここが信用買いの魅力です。少ないお金で大きなリターンを狙えるんですよ。でも逆の場合はどうなると思いますか?

損失が出たときの怖さ

これが信用買いの本当に怖いところです。さっきの例で、株の値段が40万円に下がったとしましょう。あなたは2株持ってるから、2×40万円=80万円になります。元々100万円で買ってるから、20万円の含み損ですね。でも終わりじゃありません。ここから利息を払わないといけないし、最悪の場合、担保金を使い果たしてしまうんです。

もし株がさらに下がって30万円になったらどうなるか。2×30万円=60万円。100万円で買ったから40万円の含み損です。担保金は50万円だったから、その50万円を使っても足りません。証券会社から「追加で30万円入金してください」って追証が来るんです。

それでも入金できずに放置してたら、証券会社が強制的にあなたの株を売ってしまいます。その時点での売却価格で清算されて、残ったお金があればあなたのものだけど、足りなければあなたが借金を抱えることになります。これが信用買いの最悪のシナリオですよ。

つまり、信用買いは「損失が出た場合、自分が預けたお金以上の損を被ることがある」っていう怖い特徴があるんです。これは現物買いには絶対にない特徴です。現物買いなら、最悪でも買った金額全部を失うだけなんですから。

信用買いが向いている人、向いていない人

それでは、誰が信用買いをするべきなのか、逆に避けるべきなのかを考えてみましょう。

信用買いに向いている人は、まず株式投資の知識が豊富で、リスク管理ができる人です。株のチャート分析ができて、「この株は上がりそう」という判断が自信を持ってできる人ですね。また、損が出たときの対応策を事前に考えておける人、例えば「株価が30%下がったら売却する」という損切りルールを持ってる人です。そして、何より大事なのは借金をしても大丈夫な経済状況の人です。追証が来たときに、すぐにお金を用意できるような余裕がある人ですね。

一方、向いていない人は、そもそも株式投資の初心者です。なぜなら、信用買いは仕組みが複雑で、リスク管理が難しいから。また、「絶対にこの株は上がる」と確信してる人も危険です。投資は確実なものはないからです。さらに、経済的に余裕がない人や、借金が怖いと感じる人も向いていません。信用買いは精神的なストレスも大きいんですよ。毎日株価を気にして、損が出てないか確認する。それが苦痛なら、無理してやる必要はありません。

実は、有名な投資家の中にも「信用買いはやらない」という人がいっぱいいます。なぜなら、借金をして投資することで、冷静な判断ができなくなるリスクがあるからです。人間は損をすると、取り戻そうとしてさらに大きな賭けに出てしまう傾向があるんです。これをプロスペクト理論という心理学の法則と言うんですけど、借金があるともっとこの傾向が強くなるんですよ。だからこそ、慎重な投資家ほど「信用買いは使わない」と決めてるんです。

実は複雑な、信用買いの手続きと期限

どうやって信用買いを始めるの?

信用買いを始めたいなら、まず証券会社に口座を開く必要があります。でもここが大事なポイントで、全ての証券会社が信用買いを提供してるわけじゃないんです。大手の証券会社(例えば、野村証券とか SBI証券とか)なら大抵できますが、小さな証券会社だと信用買いのサービスがないこともあります。

そして、証券会社に申し込むと、会社がそれを審査します。「この人なら安全に貸せそうか」を判断するんです。あなたが未成年だったり、収入がなかったり、すでに借金がいっぱいあったりしたら、申し込みを断られることもあります。これは証券会社自身のリスク管理のためです。

審査に通ったら、担保金を証券会社に預けます。100万円預けるなら、その100万円を証券会社に任せるんです。その後、信用買いで株を購入できるようになります。

いつまでに返さないといけないの?期限のルール

ここが現物買いと大きく違うところです。現物買いなら、買った株をいつまでに売らなきゃいけないって期限はありません。ずっと持ってることもできるし、数年後に売ることもできます。でも信用買いは違うんです。

日本の制度では、信用買いで買った株は最長6ヶ月以内に返さないといけないというルールがあります。つまり、6ヶ月以内に株を売って、借りたお金と利息を返金しないといけません。もし何もしなかったら、6ヶ月後に証券会社が強制的に株を売ってしまいます。これを強制決済と言うんですよ。

「6ヶ月あれば十分でしょ」って思うかもしれませんが、実は意外と短いんです。例えば、あなたが「半年後に株が上がるはず」って予想してたのに、思った通りに上がらなかったら、強制的に売られてしまいます。そのタイミングで損が出てたら、大きなマイナスになるんですよ。

だから、信用買いをするなら「いつまでにいくらで売却するか」を事前に計画しておくことが超大事です。「3ヶ月以内に利益確定する」みたいに、期限を自分で決めるんです。証券会社の期限ギリギリまで持つのは、本当に危険なんですよ。

信用買いを避けた方がいい、こんな場面

初心者が信用買いをしちゃダメな理由

これは何度も言いますが、本当に大事なポイントです。株式投資をしたばっかりの初心者は、信用買いに手を出しちゃダメです。理由はいくつかあります。

まず、仕組みが複雑すぎます。担保金、利息、強制決済、追証……こんなにいっぱい考えることがあると、必ずどれか見落とします。そして、見落としたところが大損に繋がるんです。例えば、利息のことを完全に忘れてて、計算してみたら思ってた利益の半分になってた、みたいなことが起こるんですよ。

次に、判断力が追いつきません。株が買いだと思う判断と、売り時の判断は別物です。初心者は「上がると思ったから買った」くらいの単純な判断で、売り時の判断ができていないことが多いんです。でも信用買いは期限があるし、毎日利息が増えるから、余裕がないんです。焦って悪い判断をしちゃう確率が高いんですよ。

そして何より、心理的な負担が大きいです。借金をして投資することで、ストレスが増えます。学校のテストに落ちても「また頑張ればいい」って思えるけど、信用買いで損が出たら、毎日がストレスになります。その状態で正しい判断ができるはずがないんですよ。

「儲かって返すから大丈夫」は危険な考え方

これ、本当によく聞く話です。「信用買いで大損しても、次の投資で取り戻せば大丈夫」って思ってる人が多いんです。でも、これは完全に危険な考え方です。

理由は簡単です。投資は確実ではないからです。「次は絶対上がる」って思ってたのに、下がることもあります。むしろ、一度大損した人は、もっと悪い判断をする傾向があります。だって、焦ってますからね。損を取り戻したくて、さらに大きな賭けに出てしまう。これをギャンブル心理と言うんですけど、これに陥るとどんどん借金が増えていくんです。

実際に、信用買いで大損して、その後も信用買いを繰り返して、最終的に取り返しのつかない借金を背負った人がいっぱいいます。これは有名な事例があって、例えば証券会社のニュースでも「信用買いで失敗して借金を背負った」みたいな記事が時々出るんですよ。だから「次で取り戻す」は、絶対に考えちゃダメです。

感情的になったら、信用買いは厳禁

株を持ってると、値段が上がると嬉しいし、下がると悔しくなります。これは人間の自然な感情です。でも現物買いなら、その感情に流されても、まだ取り返しがつきます。長く持てば、また上がるかもしれませんからね。

でも信用買いは違います。期限があるし、毎日利息が増えるし、追証が来たら最悪な気分になります。そんな状態で、感情的な判断をしちゃうと、絶対に失敗するんです。「悔しいから、倍の額で信用買いしちゃえ」みたいなことになったら、大損確定ですよ。

だから、もし感情的になりやすい性格なら、信用買いは避けた方がいいです。「投資は感情抜きで判断しろ」ってよく言われますけど、信用買いはそれが超大事なんです。冷静さを保つ自信がなかったら、やらない方が身のためです。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。