あなたが何かのウェブサイトにアクセスして、「あ、これ違う」と思ったことってありませんか?そのまま別のページに進まずに、そのサイトから出ていってしまう経験。実は、こういう「人がサイトから去ること」を測る方法があるんです。それが「離脱率」という考え方です。この記事を読めば、マーケティングで大切な「離脱率」が何か、そしてなぜそれが大事なのかがわかりますよ。
- 離脱率とは ウェブサイトに来た人が何もしないで去る割合のこと。ビジネスの改善に役立つ大事な指標です
- バウンス率とは違って 複数のページを見た後に去った人も含まれる。最後までサイトを見た後に何も買わない人も「離脱」です
- 離脱率が高いということは ウェブサイトに何か問題があるという信号。だから測って、改善することが重要なんです
もうちょっと詳しく
離脱率がなぜ重要かというと、ビジネスの売上や成長に直結しているからです。例えば、オンラインショップなら「商品ページを見た人のうち何人が購入に至ったか」をはかることで、ページのデザインや説明文が良いか悪いかがわかります。つまり、同じ数の人が来ても、離脱率が低いサイトは売上が高くなるはず。だから、マーケッターや経営者は、この数字をじっと見つめて「どうしたらお客さんが逃げずに購入まで進んでくれるか」を考えるわけなんです。
離脱率が高い = サイトに何か問題あり。低い = サイトが良く設計されている、という証拠です
⚠️ よくある勘違い
→ バウンス率は1ページだけで帰った人。離脱率は何ページ見てから帰った人でも含みます。範囲が違うんです
→ 何ページ見ても、最終的に行動しないで去ったら「離脱」です。より広い視点から分析できます
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離脱率って何を測ってるんだろう?
まず、「離脱率」という言葉を見ると、難しく聞こえるかもしれません。でも、シンプルなんです。つまり、ウェブサイトに訪れた人のうち「何もしないで去った人」の割合、という意味です。
例えば、あなたがメルカリで何かを買おうとします。アプリを開いて、商品を見ます。でも「あ、高い」と思って、そのまま出ていく。これが「離脱」です。メルカリ側から見ると「お客さんが来たけど、買わないで帰った」ということになります。
もう一つ、イメージしやすい例を出しますね。図書館に100人が来たとします。でも、その中の30人は図書館を見回って「あ、読みたい本がない」と思って帰ってしまう。そうすると、その30人が「離脱した人」です。図書館の「離脱率」は30%ですね。同じように、ウェブサイトでも「来た人のうち、どれだけが何もしないで去ったか」という割合を測っているわけです。
でね、ここで大事なのは「なぜ測るのか」という理由です。ビジネスをしている人にとって、この数字はすごく大事な情報なんです。なぜなら、その数字が高いということは「ウェブサイトに何か問題がある」という信号になるからです。例えば:
- ページが重くて、読み込みが遅い → みんな逃げちゃう
- 何が書いてあるかわからない → みんな逃げちゃう
- スマホで見づらい → みんな逃げちゃう
- 広告がうるさい → みんな逃げちゃう
こういう「お客さんが逃げる原因」を見つけるために、離脱率を測るんです。だから、マーケッター(つまり、商売を成功させるために戦略を立てる人)たちは、この数字をいつもチェックしているわけです。
「離脱率」と「バウンス率」の違い
さっきも少し触れましたが、ここでしっかり説明しておきましょう。多くの人が「離脱率」と「バウンス率」をごっちゃにしちゃいます。でも、全然違うんです。
バウンス率というのは、つまり「ウェブサイトに来たけど、最初のページだけを見て、他のページに進まないで帰った人の割合」のことです。イメージとしては「お店に入ったけど、入口の売り場だけ見て、奥には進まないで出ていく」という感じですね。
一方、離脱率は、もっと広い意味です。複数のページを見た人も、1ページだけの人も、とにかく「何もしないで去った人」を全部含みます。例えば:
- ページA → ページB → ページC → 買わないで出ていく人
- ページA → ページB → 買わないで出ていく人
- ページA → 買わないで出ていく人(これはバウンスでもある)
この3パターン、全部が「離脱」です。でも、「バウンス」は3番目のパターンだけです。わかりました?
だから、離脱率とバウンス率を比べるときは、こう考えてください。バウンス率が低いのに離脱率が高い場合、「みんな複数のページは見てくれるけど、最後には買わないで帰っちゃう」という意味です。これはね、ページのデザインは悪くないけど、商品の説明が足りないとか、値段が高すぎるとか、そういう「別の問題」がある可能性が高いんです。
離脱率はどうやって計算するの?
では、実際に離脱率をどうやって計算するのか、説明しましょう。難しくはないですよ。
基本的な計算式は、こんな感じです:
離脱率 = (セッションで何もアクション(購入・申し込みなど)を起こさなかった人数)÷(セッションの総人数)× 100
つまり、「来た人のうち、何もしないで帰った人の割合」ですね。
例えば、オンラインショップを例に考えてみます。
- 今日のアクセス:500人
- このうち、何か購入した人:100人
- 何も買わないで帰った人:400人
そうすると、離脱率は(400÷500)× 100 = 80%です。つまり、5人中4人が買わないで帰っちゃったわけですね。これはちょっと高めの数字です。
ただし、ここで大事な注意点があります。ウェブサイトによって「何をアクション(成功)と見なすか」が違うんです。
- オンラインショップなら → 購入することがアクション
- ニュースサイトなら → 記事を読むことがアクション(または広告をクリック)
- お問い合わせサイトなら → フォームを送信することがアクション
- SNSなら → 投稿やいいねをすることがアクション
だから、離脱率を考えるときは「そのサイトにとって何が成功か」を最初に決めておく必要があるんです。それがないと、何を基準に「離脱した」と言ったらいいか、わかりませんからね。
離脱率が高いと何が困るの?
ここまで読んで「離脱率が高い」「離脱率が低い」という言葉が出てきましたが、「で、何が困るの?」と思った人もいるかもしれません。良い質問です。実は、ビジネスにとってはすごく困ることなんです。
まず、わかりやすく説明しましょう。あなたが何かの事業をやってるとします。例えば、Tシャツをネットで売ってるとしましょう。毎月、5,000人があなたのオンラインショップに来ます。
でもね、離脱率が80%だったら、どうなると思いますか?5,000人のうち4,000人が何も買わないで帰っちゃうんです。それって、とても損ですよね。
だから、マーケターたちは「どうしたら離脱率を下げられるか」を考えているわけです。
具体的には、こういう問題が起きます:
- 売上が減る → 1,000人の買い手より、5,000人に来てもらっても1,000人しか買わないサイトの方が、販売機会を失ってる
- 広告費が無駄になる → 広告を出して5,000人を呼んだのに、4,000人が何もしないで帰ったら、その広告費は「燃えてる」状態
- 競争に負ける → 同じ商品を売ってるライバル店の方が離脱率が低かったら、そっちの方が売上が高くなっちゃう
- 成長できない → 事業を大きくしたいなら、「より多くの人を呼ぶ」だけじゃなく「来た人のうちより多くの人に買ってもらう」の両方が必要です。離脱率が高いまま、たくさん広告費をかけても、効率が悪いままです
だから、多くの企業では「離脱率を下げるために、どうするか」を真剣に考えるんです。ページのデザインを変えたり、説明文を工夫したり、キャンペーンを打ったり。いろいろ試しながら「どうしたらお客さんが逃げずに最後まで進んでくれるか」を考えるわけです。
離脱率が高い原因は何?
では、具体的に「離脱率が高くなる原因」って何があるでしょう。
一番多いのは、つまり「ウェブサイトの使いづらさ」です。例えば:
- ページが読み込まれるのが遅い → 「あ、このサイト重い」と思ってみんな逃げちゃう
- 何が書いてあるか、わかりません → 最初のページを見ても「このサイトで何ができるの?」と思って帰っちゃう
- スマホで見づらい → スマホで来たのに、文字が小さくてスクロールが大変 → 逃げちゃう
- 次のページへのリンクがない、またはわかりづらい → どこをクリックしたらいいか、わからない
- 広告がうるさすぎる → バナーだらけで、何が本当の情報かわからない
- 商品説明が不足してる → 「いくらなの?」「どこから送ってくるの?」など、大事な情報がない
もう一つ大事な原因は「マーケティングの問題」です。つまり「間違った人に、広告を見せてる」ということです。
例えば、「40代の女性向けのスーツ」を売ってるのに、「20代の男性」に広告を見せちゃったら、当然その人は来ても買いませんよね。だから帰っちゃう。これも「離脱率が高い原因」になります。
だから、企業の人たちは「正しいお客さんに、正しい広告を見せる」と同時に「ウェブサイトを使いやすくする」の両方を頑張っているわけです。
離脱率を下げるために、何ができるの?
最後に、「じゃあ、どうしたら離脱率を下げられるの?」という話をしましょう。これはね、事業をやってる人にとって、すごく重要な質問なんです。
基本的には、二つの方向があります。一つは「ウェブサイト側の改善」で、もう一つは「マーケティング側の改善」です。
ウェブサイト側の改善としては:
- ページの速度を上げる → サーバーを良くするとか、画像を圧縮するとか、いろいろ工夫があります。ページが速いと、お客さんは逃げません
- ナビゲーションを改善する → つまり「どこをクリックしたら、どこに行くか」が一目瞭然にする。次のページへのリンクを目立たせるとか
- スマホ対応を徹底する → スマホで見た時にも、デスクトップと同じくらい使いやすいようにする
- 商品説明を充実させる → 「値段はいくら?」「送料は?」「返品できる?」など、お客さんが知りたいことを全部書く
- 信頼性を高める → 「このサイト、大丈夫?」と思われたら、絶対買いません。だから、会社情報を出すとか、お客さんの評価を表示するとか
- デザインをシンプルにする → 広告だらけで色がごちゃごちゃしたサイトより、シンプルで見やすいサイトの方が、お客さんは最後まで見てくれます
マーケティング側の改善
- 正しいお客さんをターゲットにする → 「本当にこの商品を欲しい人」に広告を見せる。そしたら、来たお客さんは買いやすくなります
- 広告の内容を改善する → 「このサイトに来たら、こんないいことがある」ってちゃんと説明する。来たお客さんが「あ、これ欲しかった」と思うようにする
- 複数回アプローチする → 1回見ただけで買わない人も、2回、3回見たら買うかもしれない。だから、Instagramでも見させるとか、メルマガで連絡するとか
- キャンペーンを打つ → 「今だけ割引!」とか「送料無料!」とか、そういう理由があれば、お客さんは決断しやすくなります
実は、これらのことって「簡単」に聞こえるかもしれませんが、実行するのは難しいんです。なぜなら、企業によって状況が違うからです。
例えば、オンラインショップなら「購入」が目標ですけど、ニュースサイトなら「記事を読む」が目標かもしれません。SNSなら「フォロー」かもしれません。会社のサイトなら「問い合わせ」かもしれません。
だから、「離脱率を下げる」といっても「そのサイトに合った改善」を考える必要があるんです。Aの会社でうまくいったことが、Bの会社でもうまくいくとは限らない。だから、いつも試行錯誤が続くわけですね。
でも、基本は同じです。「どうしたら、来たお客さんが『ここはいいな』と思って、最後まで進んでくれるか」を考えること。これが、ビジネスを成功させるための第一歩なんです。
