益利確定って何?わかりやすく解説

投資で株を売ったときに「あ、これでやっと利益が決まったな」って思ったことはありますか?保有してるだけのときは、株の価格が上がっても下がってもまだ確定していない状態なんです。でも売却した瞬間に、その利益が確定するんですよ。この記事では、投資の世界で大事な「益利確定」が何なのか、なぜ重要なのか、そして初心者がやりがちな勘違いを、わかりやすく説明します。読み終わったら、投資で「確定する」ってどういう意味かが、スッキリわかるようになってます。

先生、「益利確定」って何ですか?なんだか難しい言葉で……

いい質問だね。益利確定というのは、つまり「投資した株やお金が儲かることが決まる瞬間」のこと。具体的には、買った株を売却することで、その利益が確定するんだよ。
売却するまでは確定していないってことですか?

その通り。株を持ってるだけのときは、値段が上下してるけど、それはまだ「紙の上の利益」なんだよ。これを含み益って呼ぶんだけど、つまり「まだ確定していない利益」ってこと。でも売却して初めて、その利益がホントに自分のものになるんだ。
なるほど。だから「確定」なんですね。売ったら絶対に儲かってるってことですか?

そこが大事なポイント。益利確定は、利益が出てるときだけじゃなくて、損が出ているときもあるんだよ。買った値段より安い価格で売ったら、それは「損失を確定」させることになる。つまり、確定するのは「利益」だけとは限らないってわけ。
あ、そっか!利益だけじゃなく、損もあるんだ。

そう。だから投資をしてる人たちは、いつ売却して利益を確定させるか、または損を最小限にするために売却するか、ってことをいつも考えてるんだよ。これが投資の難しいところであり、面白いところでもあるんだ。
📝 3行でまとめると
  1. 益利確定」とは、投資した株やお金を売却することで、それまで「紙の上の利益」だったものが、本当の利益として確定する瞬間のことです
  2. 持ってるだけのときは含み益で確定していませんが、売却した瞬間に利益または損失が確定してしまいます
  3. 投資家は利益を確定させるタイミングと、損を最小限にして売却するタイミングを常に判断しています
目次

もうちょっと詳しく

投資の世界では、「紙の利益」と「確定した利益」の区別がとても大事なんです。例えば、100円で買った株が150円に値上がりしたら、帳面の上では50円の利益ですよね。でもそれは、もし150円で売ったらという仮定の話。明日には120円に下がるかもしれませんし、200円に上がるかもしれません。その値段で実際に売却して初めて「あ、確定した利益は50円だ」ってことになるんです。つまり、売却するまでは何が起こるか誰にもわからない、ということ。これが「益利確定」の本質で、投資をしてる人たちが常に「どのタイミングで売ろうか」と悩む理由なんですよ。

💡 ポイント
売るまでは儲かったかどうかは確定していない。売った瞬間に初めて確定する!

⚠️ よくある勘違い

❌ 「益利確定ってのは、必ず利益が出てることを確定させることだ」
→ 実は損失が出ていても、売却すれば「損失を確定」させることになります。益利確定は利益・損失どちらにも使える表現です
⭕ 「益利確定とは、売却することで、現在の含み益や含み損を実現する行為のこと」
→ 損が出ていても売却すればそれは「確定」します。むしろ損失拡大を防ぐために売却することも、賢い投資判断なんです
なるほど〜、あーそういうことか!

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「益利確定」って、実は毎日の生活に関係してる

「益利確定」って言葉は投資の世界の言葉だから、普通の中学生には関係ないと思うかもしれませんね。でも実は、この考え方は投資だけじゃなく、いろいろなところに隠れてるんです。

お年玉で株を買った話で考えてみる

例えば、あなたがお年玉の5万円で、ある企業の株を100株買ったとしましょう。その企業が人気になって、数ヶ月たったら株の値段が1株600円から1株800円に上がったんです。そしたら帳面の上では、100株×200円=2万円の儲けになってますよね。でも、この2万円はまだ「紙の上の儲け」。銀行に入ってるわけじゃなくて、株という形で持ってるだけなんです。

ここでもし、「よし、この儲けを確定させよう」と思って、その株を全部売却したら、あなたの銀行口座には8万円(5万円+2万円)が入ることになります。これが益利確定。売却した瞬間に、その利益が「帳面の上の利益」から「本当の利益」に変わるんです。

でもここで、もし株を売るのをためらってて、1週間たったら株の値段が1株600円に戻っちゃった。そしたら、あなたが持ってるのはやっぱり5万円のまま。あの2万円の儲けは、一瞬の夢で終わっちゃったんですよ。だから投資をしてる人たちは、「今が売りどきなのか、それともまだ持ってたほうがいいのか」って、いつも判断しなきゃいけないんです。これが投資の難しいところで、同時に益利確定という考え方が生まれた理由なんですよ。

損失を確定させる判断もある

ここで大事なことを一つ。益利確定というと「利益を確定させること」って思いがちですけど、実はそうじゃありません。損失を確定させることも、益利確定(というか「損失確定」)と言うんです。

例えば、5万円で買った株が、3ヶ月たったら4万円に下がっちゃったとしましょう。そしたら帳面上は1万円の損ですね。でも持ってたら、もしかしたら5万円に戻るかもしれない。そう思って持ってたら、その株がどんどん下がって、2万円まで落ちちゃった。こんなときに、「もう損失が広がるのを止めよう」と思って売却するんです。これを損失確定と言いますけど、投資をしてる人たちはこの判断も大事にしてるんですよ。

「え、損を確定させるなんて、悔しくない?」って思うかもしれません。でも、例えば車のブレーキと同じなんです。滑ってる車をそのまま走らせてたら、もっと大きな事故になっちゃいますよね。だから、早めにブレーキを踏んで損を最小限にしよう、っていう考え方が、投資では大事なんです。これを「損切り」って呼ぶんですけど、つまり「損をいつ確定させるか」という判断が、投資の成功を大きく左右するってわけですよ。

投資家たちが「いつ売るか」で悩む理由

投資をやってる大人たちを見てると、いつも「売ろうか、まだ持ってようか」って悩んでますよね。会社の同僚が「株、もう少し持ってたら二倍になるかな…」とか「あ、さっき売ればよかった…」とか言ってるのを聞いたことがあると思います。これって、益利確定のタイミングを悩んでるからなんです。

「早売りのジレンマ」って何?

投資をしてる人には「早売りのジレンマ」という悩みがあります。早く売れば、確実に利益が手に入ります。でも、もっと待ってたら、もっと値段が上がるかもしれません。このジレンマの中で、いつ益利確定させるか決めなくちゃいけないんです。

例えば、100円の株を買って、150円に上がったら、利益は50円ですよね。ここで売ればいい利益が確定します。でも「あ、この企業ってすごいな、もしかしたら200円まで行くんじゃないか」って思っちゃう。そして様子を見てたら…ある日突然、その企業のニュースが悪くなって、株が100円に戻っちゃった。そしたら利益はゼロ。もっと持ってたら、損が出ちゃうかもしれません。

これが投資家たちが毎日悩んでることなんです。いつ益利確定させるか、っていう決断は、運の要素も入ってくるんですよ。だからこそ、投資って難しいんですし、同時に面白いんです。

「もっともっと」という欲が邪魔をする

ここで人間の心理が出てくるんです。利益が出てると、「あ、もうちょっと待ったら、もっと儲かるんじゃないか」って思いたくなりますよね。これを「欲」というか「欲望」と言うんですが、つまり「今ある利益で満足できず、もっと欲しい」っていう気持ちのことです。

でもこの欲が邪魔をして、益利確定のタイミングを逃しちゃうことがあるんです。例えば、2倍になった株を「3倍になるまで待とう」って思ってたら、その企業の業績が悪くなって、半分の値段に落ちちゃった。そしたら「あ、あの時に売ってればよかった…」って後悔することになるんです。

だから、投資をしてる賢い人たちは、「ここまで利益が出たら売ろう」っていう計画を立ててから、株を買うんですよ。そうすると、感情に流されずに、計画通りに益利確定できるってわけです。

税金や手数料も考えなきゃいけない

ここで、もう一つ大事なことを教えます。益利確定するときには、税金が引かれるんです。

利益に対する税金って?

日本では、株を売って利益が出たら、その利益に対して20%の税金(つまり「国に納める金」のこと)が引かれるんです。例えば、100円で買った株を150円で売って、50円の利益が出たとしましょう。そしたら、その50円のうち、10円(50円の20%)が税金で引かれちゃいます。だから、実際に手に入る利益は40円になるんですよ。

これを計算に入れておかないと、「あ、50円の利益が出た!」って思ってたら、実は40円しか手に入ってなくて、「あれ、計算が合わない」ってことになっちゃいます。だから、投資をする人たちは、税金のことも考えながら、益利確定のタイミングを決めるんですね。

株を売るときの手数料もある

それからもう一つ、株を売るときには「手数料」ってのがかかるんです。つまり「証券会社(株を売り買いするお店みたいなもの)に払う手数料」ってことですね。

手数料は証券会社によって違いますけど、昔は買うときと売るときで、結構な金額がかかってたんです。でも最近は、ネット証券(インターネットで株を買える証券会社)が増えたおかげで、手数料が安くなってきました。でも、それでも小さい利益だと、手数料のせいで、ほぼ利益がなくなっちゃうことだってあります。

だから、投資をしてる人たちは「この利益だったら、手数料と税金を引いても、まだプラスになるかな」って計算してから、益利確定させるんです。これが投資の現実で、単に「儲かった、売ろう」ってわけじゃないんですよ。

「含み益」と「確定利益」の違いを理解しよう

最後に、投資の世界でよく出てくる、もう一つ大事な言葉「含み益」と「確定利益」について説明します。

含み益とは

含み益というのは、つまり「まだ売ってない株がいくら儲かってるか、という紙の上の利益」のことです。例えば、100円で買った株が150円になってたら、「あ、この株には50円の含み益がある」って言うんです。でも、これはまだ確定してないんですよ。明日には120円に下がるかもしれませんし、170円に上がるかもしれません。

含み益がある時点では、その利益は「あくまで理論上の利益」で、実際にお金として手に入ってるわけじゃないんです。だから、銀行口座を見ても、その利益は写ってません。株の現在価格を見たら、その含み益がいくらかわかるってわけです。

確定利益とは

一方、確定利益というのは、株を実際に売却した後の、本当の利益のことです。例えば、100円で買った株を150円で売却したら、50円の確定利益が出た、って言うんです。この確定利益は、もう変わりません。株の値段がその後100円に下がろうが、200円に上がろうが、あなたの確定利益は50円(税金と手数料を引く前の)なんです。

確定利益は、あなたの銀行口座に入ってくるお金です。税金と手数料を引いたら、実際に使えるお金になるんですよ。

投資家たちが含み益を確定利益に変える判断

投資家たちの仕事って、実は「含み益を確定利益に変えるタイミングを見極める」ことなんです。持ってるだけだと、含み益は「紙の上の利益」でしかありません。でも、それを売却して確定利益に変えることで、初めてそれが「自分のもの」になるんですよ。

そして、ここが面白いところなんですけど、含み益を確定利益に変えるまでに、いろいろな要素を考えなくちゃいけないんです。企業の業績、世の中の経済状況、税金、手数料、そして自分の心理状態(「もっともっと欲しい」という欲望)……これら全部を考えながら「今が売りどきなのか」を決めるんです。

だから、プロの投資家でも「あ、あの時に売ればよかった」って思うことがあるんですよ。完璧なタイミング予測は、誰にもできないんです。でも、計画を立てて、冷静に判断することで、ある程度のタイミングは見極められるんですね。これが益利確定という概念が大事な理由で、投資の最も重要なスキルの一つなんです。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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