高度障害保険金って何?わかりやすく解説

「生命保険って、死んだときにもらえるやつでしょ?」って思ってない?実は、死ななくてももらえるお金があるんだよ。それが高度障害保険金。「障害」って言葉はなんとなく知ってるけど、「高度」ってどういうこと?いくらもらえるの?どんな状態がそれにあたるの?この記事を読めば、そのモヤモヤが全部スッキリするよ。

生命保険って、死んだときのお金じゃないの?死ななくてももらえるの?

そう思ってる人、すごく多いんだけど、実はもらえるんだよ。高度障害保険金っていって、「死んでいないけど、生活が死んだときと同じくらい大変になった」というときに支払われるお金なんだ。たとえば両目が完全に見えなくなったとか、両手が使えなくなったとか、そういう状態だよ。
え、じゃあ金額は死亡保険金とは別なの?

実はほとんどの生命保険では、高度障害保険金の金額は死亡保険金と同じなんだよ。たとえば死亡保険金が1000万円の保険なら、高度障害状態になったときも1000万円もらえる。しかも、高度障害保険金を受け取ったら、その後に死亡しても死亡保険金は出ない。「どちらか一方」のイメージだね。
「高度障害」ってどんな状態のことを言うの?足が不自由になったらもらえる?

足が不自由になっただけだと、ほとんどの場合は対象外なんだ。高度障害保険金には厳しい条件があって、保険会社が決めた「8つの状態」のどれかに当てはまらないともらえないんだよ。両目が見えなくなる、両手が失われる、ずっと寝たきりになる…そういった、生活がかなり制限される状態が対象なんだ。
もし自分や家族がそうなったら、どうやって申請するの?

まず保険会社に連絡して、請求書せいきゅうしょ類と医師の診断書を用意することになるよ。ポイントは「本人が申請できない状態」のことも多いから、家族が代わりに手続きすることがほとんどだということ。書類の準備が大変だから、保険証券を家族がわかる場所に置いておくのがすごく大事だよ。
📝 3行でまとめると
  1. 高度障害保険金は、死なないけど深刻な状態になったときに 死亡保険金と同額 が支払われる保障だよ
  2. 対象になるのは保険会社が定めた 8つの高度障害状態 のどれかに該当した場合だけ
  3. 申請は家族が代わりにすることも多いので、 保険証券の保管場所 を家族と共有しておくことが大切
目次

もうちょっと詳しく

高度障害保険金は、生命保険の「主契約」に最初からセットで付いているのが一般的だよ。つまり、特別な特約(オプション)を追加しなくても、死亡保障と一緒に最初から保障されていることがほとんどなんだ。ただし、保険の種類によっては条件が少し違うこともあるから、自分の保険証券や「契約のしおり」を一度確認してみるといいよ。また、高度障害保険金を受け取ったあとは、その保険契約は消滅する(終わる)のが基本。つまり「死亡保険金と高度障害保険金の両方をもらう」ということは原則できないんだ。「生きているけど死亡保険金と同じ重さの保障」として設計されているから、受け取りはどちらかひとつ。このことを知らないまま「また保険金が出るはず」と思い込んでいると、後でびっくりすることになるから気をつけてね。

💡 ポイント
保険証券を家族の見える場所に保管しておこう!いざというとき本人が手続きできないことも多いよ。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「障害が残ったら高度障害保険金がもらえる」
→ 障害が残っても、保険会社が定めた「8つの状態」に該当しないと支払われない。腕の一部を失った、耳が聞こえにくくなったといった場合は対象外になることも多い。
⭕ 「高度障害保険金は厳しい条件をすべて満たしたときだけもらえる」
→ 「高度」という言葉通り、かなり重大な状態(両目失明・両手切断・寝たきりなど)でないと認定されない。条件の詳細は保険会社ごとの約款(やっかん)=つまり保険のルールブックに書かれている。
なるほど〜、あーそういうことか!

[toc]

高度障害保険金とは?死亡保険との違いをわかりやすく解説

「死んだときのお金」だけじゃない生命保険

生命保険と聞くと、多くの人が「死んだときに家族がもらうお金」をイメージするよね。確かにそれは合ってる。でも、生命保険には実はもうひとつ重要な役割があって、それが「生きているけど、働けない・自分で生活できない状態になったとき」の保障なんだ。

考えてみてほしいんだけど、もし自分が事故や病気で両目が見えなくなったとしたら?死んではいないけど、仕事はできなくなるよね。収入が途絶えて、生活費もかかる。むしろ介護やリハビリで出費が増えることもある。そんなとき、家族はどうやって生活するんだろう?

そこで登場するのが高度障害保険金なんだよ。高度障害保険金とは、つまり「死亡に匹敵するほど深刻な障害状態になったときに支払われる保険金」ということ。「高度」っていうのは「程度が非常に高い・重い」という意味だから、ちょっとした障害じゃなくて、生活がほとんどできなくなるレベルの状態が対象になるんだ。

死亡保険金と高度障害保険金の関係

大事なポイントがここ。ほとんどの生命保険では、高度障害保険金の金額は死亡保険金と同額に設定されているんだよ。たとえば「死亡保険金3000万円」の契約なら、高度障害状態になったときも3000万円受け取れる。

ただし「どちらか一方」しか受け取れないというルールがある。高度障害保険金を受け取ったら、その後に亡くなっても死亡保険金は出ない。逆に死亡保険金が支払われたあとに(論理的にはあり得ないけど)高度障害保険金は出ない。どちらもいわば「保険の終着点」として設計されているんだ。スマホのバッテリーに例えると、「どちらかに使い切ったら終わり」というイメージだよ。

どんな状態が「高度障害」に当たるの?8つの条件を解説

保険会社共通の8項目

高度障害保険金が支払われる条件は、保険会社ごとに細かい表現の違いはあるけれど、基本的には生命保険業界で定めた「8つの高度障害状態」をベースにしていることが多いんだ。それぞれを見てみよう。

  • ① 両眼の失明:両方の目が完全に見えなくなった状態
  • ② 言語または咀嚼機能の完全な喪失:話せなくなる、または食べ物を噛んで飲み込む機能が完全に失われた状態
  • ③ 中枢神経系・精神・胸腹部臓器の著しい障害:脳や精神、内臓に重大な障害が残り、常に介護が必要な状態
  • ④ 両上肢の用廃:両腕がまったく機能しなくなった状態(切断も含む)
  • ⑤ 両下肢の用廃:両足がまったく機能しなくなった状態
  • ⑥ 一上肢および一下肢の用廃:片腕と片足がまったく使えなくなった状態
  • ⑦ 一眼の失明および一上肢の用廃:片目が見えなくなり、かつ片腕も使えなくなった状態
  • ⑧ 一眼の失明および一下肢の用廃:片目が見えなくなり、かつ片足も使えなくなった状態

「用廃」ってどういう意味?

リストに何度も出てくる「用廃(ようはい)」という言葉、これはつまり「機能を完全に失った」ということ。手足がなくなるだけじゃなくて、「あるけど動かない・感覚がない」という状態も含まれるよ。たとえば交通事故で脊髄(せきずい)を損傷して両足が完全に麻痺(まひ)した場合も、用廃として認められる可能性があるんだ。

ポイントは「完全に」という部分。少しでも機能が残っていたり、回復の可能性があったりする場合は認定されないこともある。医師の診断書がとても重要で、「永続する障害」であることが認定の条件になることが多いよ。

高度障害保険金はいつ・どうやってもらえるの?

請求のタイミングと手順

高度障害保険金の請求は、障害の状態が「固定した」と医師に判断されてから行うことが多いよ。「固定した」というのはつまり、「これ以上回復しない・悪化もしない安定した状態になった」ということ。事故や発症直後ではなく、ある程度時間が経ってから請求するのが一般的なんだ。

手順はこんな流れだよ。

  1. 保険会社に連絡して請求の意思を伝える
  2. 保険会社から請求書せいきゅうしょ類(請求書せいきゅうしょ・診断書の用紙など)が届く
  3. 主治医に診断書を書いてもらう(有料のことが多い。数千円〜1万円前後)
  4. 書類をそろえて保険会社に提出する
  5. 保険会社が審査して、認定されれば保険金が支払われる

審査には数週間かかることもあるよ。また、保険会社によっては独自の調査が入ることもある。

本人が手続きできないことも多い

高度障害状態になったときは、本人が書類を準備したり電話をかけたりすることが難しい場合がほとんどだよね。だからこそ、家族が代わりに手続きをすることが多い。そのためには、家族が次の情報を知っておくことが大切なんだ。

  • どの保険会社と契約しているか
  • 保険証券(契約内容が書かれた書類)がどこにあるか
  • 証券番号(保険会社への問い合わせ時に必要)

「いざというとき家族が動ける準備」が、生命保険をちゃんと活用するための最重要ポイントと言っても過言じゃないよ。

高度障害保険金と混同しやすい「障害年金」との違い

そもそも制度が別物

「高度障害保険金」と似た言葉に「障害年金(しょうがいねんきん)」があるんだけど、これはまったく別の制度だよ。混同しやすいから整理しておこう。

  • 高度障害保険金:民間の生命保険会社が支払う。一括(まとめて一度に)払いが基本。
  • 障害年金:国が運営する公的な制度(国民年金こくみんねんきん厚生年金こうせいねんきん)。毎年(毎月)定期的に支払われる。

障害年金はつまり、「働けなくなった人を国がサポートする公的な保障」ということ。一方、高度障害保険金は「民間保険会社との契約に基づいて支払われるお金」。どちらも「障害」という言葉がついているけど、財布(出どころ)がまったく違うんだよ。

両方もらえる可能性がある

高度障害保険金と障害年金は、どちらか一方しかもらえないわけじゃないよ。条件を満たしていれば両方同時に受け取ることができる。たとえば、高度障害保険金として民間保険から1000万円を一括でもらいつつ、障害年金として国から毎月数万円〜十数万円をもらうことも可能なんだ。ただしそれぞれの申請は別々に行う必要があるから、「高度障害保険金が出たから年金の手続きは不要」とは思わないようにしてね。

加入している保険に高度障害保障があるか確認する方法

保険証券を見てみよう

「自分の保険に高度障害保険金はついているの?」と気になった人は、まず保険証券を確認してみよう。保険証券とはつまり「保険の契約内容が書かれた書類」のことで、加入時に郵送されてくるA4サイズの書類だよ。そこに「高度障害保険金:〇〇万円」と書かれていれば、保障があるということ。

保険証券が手元にない場合や、内容がよくわからない場合は、保険会社のカスタマーセンターに電話して「高度障害保険金の有無と金額を確認したい」と伝えれば教えてもらえるよ。証券番号があると手続きがスムーズだけど、なくても名前や生年月日で調べてもらえることが多い。

医療保険・がん保険とは別だよ

注意してほしいのが、「医療保険」や「がん保険」には高度障害保険金がついていないことが多いということ。これらはあくまで「入院・手術のお金を補う」ための保険だからね。高度障害保険金が自動でセットになっているのは、主に「生命保険(死亡保険)」と呼ばれる種類の保険なんだ。

つまり、医療保険しか入っていない場合は、高度障害状態になっても保険金がほとんど出ないこともあるということ。「入院したときの保障はあるけど、働けなくなったときの大きな保障がない」という人は意外と多いから、自分の保険のラインナップをこの機会に確認してみることをおすすめするよ。チェックするポイントをまとめるとこんな感じ。

  • 生命保険(死亡保険)に加入しているか?
  • その保険の保険金額はいくらか?
  • 高度障害保険金の記載があるか?
  • 保険証券の保管場所を家族と共有しているか?

保険は「もしものとき」のためのものだから、「もしものとき」に使えない状態では意味がないよ。今すぐ確認できるなら、スマホで保険会社のアプリや書類フォルダを開いてみてね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

目次