KGIって何?わかりやすく解説

会社や学校で「目標を立てる」って言葉、よく聞きますよね。でも「何をゴールにすればいいのか」「どうやって測ればいいのか」って迷ったことはありませんか?実は、ビジネスの世界では、目標を決めるときに超重要な考え方があるんです。それが「KGI」。この記事を読めば、プロジェクトを成功させるために必要な「本当のゴール」の決め方がわかりますよ。

KGIって何ですか?何かの略ですか?

いい質問だね。KGIはKey Goal Indicatorの略で、つまり「最終的な目標が達成できたかどうかを測る、一番大事な数字」という意味だよ。例えるなら、野球で言う「試合に勝つ」みたいなことだね。
「一番大事な数字」ですか。なぜ数字で測る必要があるんですか?

良い質問だ。「頑張る」「良くする」みたいなあいまいな目標だと、達成したかどうか判断できないでしょ?でも「売上を1000万円にする」「来店客数を月500人にする」みたいに数字で決めれば、はっきり「成功した」「失敗した」が客観的に判断できるんだよ。つまり誰が見ても同じ判断ができるということだね。
そっか。目標と違う何かですか?

いい気づき。KGIは最終的なゴールで、目標は一般的な言葉だから、KGIはより具体的で数値化された、すごく重要な目標という感じだね。KGIはビジネスで「絶対に達成しなきゃいけない最終形」を表すんだ。
📝 3行でまとめると
  1. KGIはKey Goal Indicatorの略で、最終的に達成すべき重要な目標を数字で表したもの
  2. 「売上1000万円」など客観的に判断できる数値が必要で、「頑張る」みたいなあいまいな表現ではダメ
  3. プロジェクトやビジネスのゴールを決めるときに最初に決めるべき、一番重要な指標のこと
目次

もうちょっと詳しく

KGIは「会社全体の最終的な成功」を表す数字です。例えば、コンビニなら「月の売上300万円」とか「来店客数月1万人」みたいに、その企業や部門が「これを達成できたら成功」というゴールを決めるんです。重要なのは、KGIは必ず「測定できる数字」であることです。「お客さんに喜んでもらう」という目標は素晴らしいけど、KGIにはなりません。なぜなら「喜んでもらえたかどうか」を正確に測るのが難しいからです。でも「顧客満足度90%以上」なら測定できますよね。このように、数字で表せることが大切なんです。

💡 ポイント
KGIは「最終ゴール」。これを決めてから、それを達成するための中間目標(KPI)を決めるんだよ。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「KGIは目標なら、何個あってもいい」
→ KGIは「最終的なゴール」だから、基本的に1つか少数に絞ります。たくさんあると、どれが本当に大事か分からなくなってしまうんです。
⭕ 「KGIは1つか少数に絞り、そこに全力を注ぐ」
→ 企業全体のKGIは通常1つです。「売上1000万円達成」みたいに、これを達成することが最終目標。それ以外の目標は、KGI達成のための「手段」と考えます。
なるほど〜、あーそういうことか!

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KGIってどんなときに使うの?

KGIは、ビジネスや組織がプロジェクトをスタートさせるときに最初に決める、超重要な指標です。想像してみてください。野球チームが試合に臨むとき、最初に「今日のゴールは何か」を決めますよね。「試合に勝つこと」がKGIです。その試合に勝つために、「ピッチャーが良いボールを投げる」「守備をしっかりする」といった細かい目標(これがKPIという別の指標)があるわけです。

ビジネスでも同じで、会社全体で「売上1000万円達成」というKGIを決めます。そしたら、営業部は「新規顧客開拓を100件」、マーケティング部は「SNSで1000人のフォロワー獲得」みたいに、それぞれの部門が「自分たちが何をすれば、会社全体のKGIが達成できるか」を考えて動くんです。このように、KGIは組織全体を同じ方向に向かわせるための、羅針盤みたいな役割をしているんですよ。

企業でKGIが使われる具体例

実際の企業ではどんなKGIが使われているか、いくつか見てみましょう。

●スマートフォンアプリの会社の場合
KGI:「アプリのダウンロード数100万件達成」
こんな目標を決めるかもしれません。アプリの成功は「どれだけの人がダウンロードして使ってくれるか」で決まるからですね。

●オンライン学習サービスの会社の場合
KGI:「月間売上5000万円達成」
会社の利益を最大化するために、このような売上目標を設定します。

●ECサイト(ネットショップ)の場合
KGI:「年間利益1億円達成」
単純に売上ではなく「利益」をKGIにする企業も多いです。なぜなら、売上が多くても経費が多かったら意味がないからですね。

●映画館の場合
KGI:「来場者数月50万人達成」
映画館の成功は、どれだけの人が来てくれるかが重要です。来場者数が多いほど、チケット代や飲み物の売上も増えるからですね。

KGIとKPIの違いを理解しよう

ここで超重要な概念が出てきます。KGIと一緒に使われる「KPI」という言葉があります。これが理解できると、目標設定がめちゃくちゃ得意になりますよ。

KPIはKey Performance Indicatorの略で、つまり「KGI(最終ゴール)を達成するために、途中でチェックする数字」という意味です。図書館の蔵書数を増やすプロジェクトで考えてみましょう。

●KGI:「蔵書数を100万冊にする」
これが最終ゴール。

●KPI:「毎月3000冊の本を購入する」「毎月1000冊の寄付を受け付ける」
KGIを達成するために、毎月やるべきことがKPIです。

つまり、KGIは「最終地点」で、KPIは「そこに到達するための道しるべ」だと考えるといいですよ。マラソンなら、KGIは「ゴールライン」で、KPIは「10km地点」「20km地点」みたいな中間チェックポイントです。毎月のKPI達成状況を見ることで、「本当にKGIが達成できるのか」を確認できるんですね。

KPIがあるとなぜ良いのか

KGIだけでは、達成までの道のりがわかりません。「蔵書数100万冊」という最終ゴールだけ決められても、「今月は何をすればいいの?」と困ってしまいます。でもKPIを決めると、毎月「3000冊購入する」という具体的な行動が明確になるんです。

また、KPIを定期的にチェックすることで、「今のペースだと本当にKGIが達成できるのか」「進捗は順調か」が見えてきます。もし「毎月3000冊の予定が、実際は1500冊しか購入できていない」ってことが判明したら、早めに対策を打つことができるんです。これが「早期発見・早期対策」につながり、最終的にKGIを達成する確率が高まるんですよ。

良いKGIの決め方

それでは、実際に良いKGIを決めるときに気をつけるポイントを紹介します。KGIなら何でもいいわけではなく、決めるときにルールがあるんです。

①測定できる数字であること

「お客さんを満足させる」「品質を高める」みたいな言葉では、KGIになりません。なぜなら「満足させたかどうか」「品質が高いかどうか」って、はっきり判断できないからです。でも「顧客満足度を85%以上にする」なら、アンケートで測定できますよね。このように、「測定できる数字」が絶対条件なんです。

数字で表せるKGIの例:
・売上1000万円
・顧客数500人
・利益率15%
・リピート率80%
・市場シェア30%

②達成可能だけど、チャレンジングであること

KGIは「頑張ればできるかな」くらいの難易度が大事です。あまりに簡単すぎると、チームのやる気が出ません。でも、あまりに難しすぎると、最初からあきらめる人が出てきます。ちょうど良い難易度、つまり「努力すれば達成できそうだけど、かなり頑張らないといけない」という感じですね。

ちょうど良い難易度の例:
昨年の売上が800万円だったら、今年の目標を「1000万円(25%増)」くらいにする。簡単すぎず、難しすぎずということです。

③期限が決まっていること

「売上1000万円にする」では、期限がないから、いつまでに達成すればいいか分かりません。KGIには必ず期限をつけます。「2024年度中に売上1000万円達成」「今年3月までに」みたいに、いつまでか明確にすることが大切なんです。期限があることで、「今は何をすべきか」が判断しやすくなるんですよ。

④組織全体の方向性と一致していること

KGIは、会社が「どこに向かっているのか」を示すゴールです。だから、会社全体の戦略や価値観と一致していないといけません。例えば、「環境に優しい商品を売る」という会社なのに、KGIが「とにかく利益を最大化する」だと、ちぐはぐですよね。すべてのチームメンバーが「このKGIなら頑張ろう」って思えるものが理想的です。

KGIを決めたあとはどうするか

KGIを決めただけでは、ビジネスは成功しません。その後の行動が大事なんです。最後に、KGIを決めた後のステップを紹介します。

①KPIを設定する

さっき説明した通り、KGI達成のための中間目標であるKPIを決めます。KPIは複数あってもいいし、定期的にチェックするべき数字です。週単位、月単位で進捗を確認することで、「今のペースでKGIが達成できるのか」を把握できるんですね。

②具体的な行動計画を立てる

KGIとKPIを決めたら、「では、実際に何をするのか」という行動計画を立てます。営業部なら「毎日10件の営業電話をかける」、マーケティング部なら「毎週ブログを1記事書く」など、日々やるべきことを決めるんです。大きな目標を、実行可能な小さなタスクに分解することが大切ですよ。

③定期的に進捗をチェックする

毎週、毎月、KPIの達成状況を確認することが大事です。「今月のKPIが達成できているか」を見ることで、「KGI達成に向けて、順調に進んでいるのか」が判断できるからですね。もし進捗が遅れていたら、「何が原因か」「どうやって対策するか」をチームで話し合います。

④必要に応じて目標を修正する

最初に決めたKGIが、実は現実的でなかったことが判明するかもしれません。そういうときは、目標を修正することもあります。大事なのは「最初の決定に固執する」ことではなく、「現実を見て、最適な行動をする」という柔軟性なんですよ。ただし、むやみやたらに目標を下げるのはダメです。「本当に現実的でないのか」をしっかり検討した上で、修正することが大切です。

KGIを使うときの注意点

KGIはとても便利で強力なツールですが、気をつけるべき点もあります。最後に、KGIを使うときの注意点をまとめておきます。

①短期的な利益だけを見ない

KGIが「売上1000万円」だからと言って、無理な値引きで売上を稼ぐとか、品質を落とすとかはダメです。短期的には売上が増えるかもしれませんが、顧客満足度が下がって、長期的には会社が衰退してしまいます。KGIも大事ですが、「会社の長期的な成長」も同じくらい大事なんです。

②全員が同じ理解を持つこと

KGIが決まったら、全従業員が「今年のゴールは何か」を理解していることが大切です。もし営業部だけがKGIを知っていて、事務部が知らなかったら、事務部は「何のために仕事をしているのか」がわからなくなります。全員が同じ目標に向かって動くことで、初めてKGI達成の力が出るんですよ。

③過度にKGIに固執しない

「KGIのためなら何でもいい」という考え方は危険です。コンプライアンス(ルール遵守)や社会的責任、従業員の幸福度なども大切です。KGIはあくまで「方向を示すための指標」で、全てではありません。バランスを取りながら、KGI達成を目指すことが大事なんです。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。