事業年度って何?わかりやすく解説

「会社の決算が3月って聞いたけど、なんで3月なの? 1年って1月〜12月じゃないの?」って思ったこと、ない? 実は会社には、自分たちで「うちの1年はここからここまで」って決めていい仕組みがあって、それを事業年度っていうんだよ。難しそうに聞こえるけど、仕組みを知ると「あ〜そういうことか!」ってなること間違いなし。この記事を読めば、事業年度が何なのか・なぜ必要なのか・どう使われているのかが全部わかるよ!

事業年度って、普通の「1年」と何がちがうの?

「1年」は1月1日から12月31日って決まってるよね。でも事業年度は、会社が「うちはこの日からこの日までを1年にする」って自分で決めた区切りのことだよ。たとえば4月1日から翌年3月31日を「1年」にしている会社がすごく多いんだ。学校の年度と同じ感覚だよ!
じゃあ、なんでそんな区切りが必要なの?

会社って、「この1年でいくら稼いで、いくら使ったか」を定期的に計算しないといけないんだよ。その計算のことを決算っていう。で、決算をするためには「どこからどこまでの期間を計算するか」っていう区切りが必要でしょ? その区切りが事業年度なんだ。税金を納めるときも、この区切りをもとに計算するよ!
どの会社も同じ期間じゃないといけないの?

全然そんなことないよ! 4月〜3月の会社もあれば、1月〜12月の会社も、7月〜翌6月の会社もある。基本的に1年以内なら自由に決めていいんだ。ただし、法律で「1事業年度は1年を超えてはいけない」って決まってるから、2年分まとめてドーンはダメ。きちんと毎年区切る必要があるよ!
じゃあ日本の会社はなんで4月〜3月が多いの?

昔、国(政府)の予算が4月〜3月で動いていて、国と取引している会社がそれに合わせたのが広まったと言われてるよ。あと、学校も4月始まりだから、新入社員の入社タイミングと合わせやすいっていうのもあるんだ。ちなみにアメリカは1月〜12月が多いから、国によって文化が違うのも面白いよね!
📝 3行でまとめると
  1. 会社が「うちの1年はここからここまで」と自分で決めた期間を 事業年度 という
  2. 事業年度をもとに 決算・税金の計算 が行われるため、区切りを決めることが必須になっている
  3. 期間は 1年以内なら自由 に設定でき、日本では4月〜3月が多いが会社によって異なる
目次

もうちょっと詳しく

事業年度は、会社の「お金の通知表の期間」だと思うとわかりやすいよ。学校の通知表が1学期・2学期・3学期で区切られてるみたいに、会社も「この1年でどれだけ稼いだか、どれだけ使ったか」をまとめる期間が必要なんだ。この期間が終わると決算という計算作業が始まって、「貸借対照表」や「損益計算書」っていう書類が作られる。つまり成績表を作る感じだよ。そして税務署ぜいむしょに「こんだけ儲かりました」と報告して税金を払う。事業年度は、この一連の流れの「スタートとゴール」を決める大事な設定なんだよ。会社を作るとき(設立時)に定款っていう会社のルールブックに書いておく必要があって、一度決めたら変えることもできるけど手続きが必要になるよ。

💡 ポイント
事業年度=会社の「1年の区切り」。決算・税金計算の基準になる!

⚠️ よくある勘違い

❌ 「事業年度は必ず1月〜12月だよ」
→ カレンダーの1年と事業年度は別物。会社が自由に設定できるので、4月〜3月や10月〜9月など様々な期間がある
⭕ 「事業年度は会社が自分で決める1年の区切り」
→ 1年以内であれば開始月・終了月は自由。日本では4月〜3月が多いが、会社によって全然ちがう
なるほど〜、あーそういうことか!

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事業年度とは? 一言でいうと「会社の1年の区切り」

カレンダーの1年と何がちがう?

「1年」って聞くと、みんな1月1日〜12月31日を思い浮かべるよね。でも、これはあくまでカレンダー上の話。会社の世界には「事業年度」っていう、会社が自分たちで設定した「うちの1年」があるんだよ。

たとえば、あなたが小さなお菓子屋さんを開くとしよう。「うちは毎年10月1日から翌年9月30日を1年にするよ」って決めたら、それがそのお菓子屋さんの事業年度になるんだ。つまり事業年度とは、会社が「自分たちのビジネスを管理する単位としての1年間」を任意で設定した期間のことだよ。

なぜ「1年」が必要なの?

会社って、ずっと動き続けてるから「今いくら持ってるか・今期いくら稼いだか」を一定の区切りでまとめないと、どんどん複雑になっちゃう。たとえば3年分まとめて計算しようとしたら、いつの数字かわからなくなるよね?

だから「この期間を1セットにして計算しよう」という区切りが必要なんだ。それが事業年度。この区切りがあることで、去年と今年を比べたり、他の会社と業績を比べたりができるようになるよ。

法律ではどう決まってるの?

日本の会社法では、事業年度は「1年以内」と決められてるよ。つまり2年・3年まとめてはNG。毎年きっちり区切って計算する義務があるんだ。また、会社を設立するときに「定款(ていかん)」っていう会社のルールブックに事業年度を書いておく必要があるよ。定款は会社の憲法みたいなものだと思えばいい。

一度決めた事業年度は変更もできるけど、株主総会での決議や税務署ぜいむしょへの届け出が必要になるから、最初にしっかり考えて決めるのが大事なんだよ。

事業年度はなぜ会社ごとに違うの? 決め方のポイント

自由に決めていいの?

基本的には「1年以内」という条件さえ守れば、どの月からどの月にしてもOKだよ。1月〜12月でも、4月〜3月でも、7月〜翌6月でも自由なんだ。

じゃあ何を考えて決めるのかというと、主に「業務の繁忙期がいつか」「税金の申告スケジュール」「取引先や業界の慣習」などを考慮するよ。たとえば、夏に売上がドーンと上がるかき氷屋さんなら、夏が終わった後に決算をすると「この夏はこれだけ稼いだ」って1年の成果をきれいにまとめられるよね。

日本では4月〜3月が多い理由

日本の上場企業(株式市場に上場している大きな会社)の約7割が、4月〜3月の事業年度を採用してるって言われてるよ。なぜかというと、歴史的な背景があるんだ。

昔の日本政府は明治時代から4月〜3月を国の予算年度にしてたんだよ。国と仕事をしている会社(官公庁向けビジネス)は、国の予算サイクルに合わせたほうが都合がよかった。それが民間企業にも広まって、「4月〜3月が標準」みたいな文化ができていったんだ。

それに加えて、日本は学校が4月始まりだから新卒採用のタイミングが4月。新入社員が入ってきた月が事業年度のスタートになるのは、人事管理上も自然なんだよね。

外資系企業は違うことが多い

アメリカ・ヨーロッパなど海外に本社がある「外資系企業」は、1月〜12月のカレンダー年度に合わせていることが多いよ。親会社のルールに合わせないと連結決算(グループ全体の計算)が大変になるからだ。日本でもユニクロを運営するファーストリテイリングは8月〜翌7月、任天堂は4月〜3月、ソニーは4月〜3月という具合に、業界や会社の事情でバラバラなんだよ。

事業年度と決算の関係──終わったら何が起きる?

事業年度が終わると「決算」が始まる

事業年度の最終日を「決算日」または「期末」というよ。たとえば3月31日が期末の会社なら、3月31日に「今年度の帳簿を締める」んだ。

「帳簿を締める」っていうのは、つまりその日までのお金の動きを全部集計して、「今年はいくら稼いで、いくら使って、結果いくら残ったか」をまとめる作業のこと。これを決算というよ。決算が終わると「財務諸表(ざいむしょひょう)」っていう成績表みたいな書類ができる。

財務諸表って何?

財務諸表とは、会社のお金の状況をまとめた書類の総称で、主に3種類あるよ。

  • 損益計算書(P/L)……「この1年でいくら稼いで、いくら使ったか」がわかる書類。売上から費用を引いた「利益」が書いてあるよ
  • 貸借対照表(B/S)……「今この会社はどれだけの財産と借金があるか」がわかる書類。会社の財産の状況をスナップショットで見せてくれる
  • キャッシュフロー計算書……「実際に現金がどう動いたか」がわかる書類。利益が出ていても現金が足りなくなることがあるから、現金の動きを別に追うんだよ

これらの書類は、株主(会社に投資してる人)や取引先、銀行などに公開されるよ。「この会社は信頼できるか」を判断する材料になるんだ。

税金の申告もここに紐づく

決算が終わったら、税務署ぜいむしょに「今年度の利益はこれだけでした。だからこれだけ税金を払います」という申告をする必要があるよ。これを法人税の申告という。原則として、事業年度が終わった日から2ヶ月以内に申告と納税をしないといけないんだ。3月末決算の会社なら、5月末までに申告する、というイメージだよ。

「期」「四半期」「中間決算」── 事業年度にまつわる言葉を整理しよう

「今期」「前期」「来期」とは?

ニュースとかで「今期の売上は〜」「前期比で〜%増」って言葉をよく聞くよね。これらは全部、事業年度を基準にした言葉だよ。

  • 今期(こんき)……今まさに進行中の事業年度のこと
  • 前期(ぜんき)……ひとつ前の事業年度のこと
  • 来期(らいき)……次の事業年度のこと

「前期比10%増」っていうのは、「1つ前の事業年度と比べて10%増えた」っていう意味だよ。ビジネスニュースを読むときに覚えておくと、グッと理解しやすくなるよ!

「四半期」って何?

事業年度(1年)を4つに分割した3ヶ月ごとの区切りを四半期(しはんき)というよ。「四半期」の「四」は4つ、「半期」は半分の期間→さらにその半分→つまり1/4の期間ってこと。

上場企業は3ヶ月ごとに「四半期決算」を発表する義務があるよ。4月〜3月が事業年度の会社だと、こんな感じになる。

  • 第1四半期(Q1)……4月〜6月
  • 第2四半期(Q2)……7月〜9月
  • 第3四半期(Q3)……10月〜12月
  • 第4四半期(Q4)……1月〜3月

「Q1決算が好調だった」みたいな言い方をするよ。投資家(会社にお金を投資している人)がこまめに会社の状況をチェックできるように、3ヶ月ごとに情報を公開する仕組みがあるんだ。

「中間決算」って?

事業年度の真ん中(6ヶ月後)のタイミングで行う決算を中間決算というよ。4月〜3月の会社なら、9月末が中間決算のタイミングになるね。全部の上場企業がやるわけじゃないけど、株主や投資家に「今のところこんな感じです」って途中経過を報告する役割があるよ。

個人事業主こじんじぎょうぬしの事業年度は? 会社との違いも知っておこう

個人事業主こじんじぎょうぬしは1月〜12月に固定

フリーランスや自営業者など「個人事業主こじんじぎょうぬし」の場合は、事業年度が必ず1月1日〜12月31日に固定されてるよ。会社みたいに自由に決めることはできないんだ。

これは所得税しょとくぜいの仕組みと関係してる。個人の税金(所得税しょとくぜい)は、1月〜12月の1年間の収入をもとに計算して、翌年2月〜3月に確定申告かくていしんこくするっていうサイクルで動いてる。個人事業主こじんじぎょうぬしもこのサイクルに合わせてるんだよ。

会社(法人)との違いをまとめると

  • 会社(法人)……事業年度は自由に設定OK(1年以内)。決算後に法人税を申告
  • 個人事業主こじんじぎょうぬし……事業年度は1月〜12月に固定。毎年2〜3月に確定申告かくていしんこく

「会社にしたほうがいいの? 個人事業主こじんじぎょうぬしのままでいいの?」って考えるときに、この税金のサイクルの違いも知っておくと参考になるよ。たとえば売上が多い時期が決まっている業種なら、会社にして事業年度を工夫することで、納税のタイミングを調整できるメリットもあるんだ。

事業年度を変更するケースもある

最初に決めた事業年度を後から変えることもできるよ。よくあるのは、「外資系企業に買収されたので親会社の事業年度に合わせた」とか「業界の慣習に合わせて変更した」とかいうケース。ただし、変更する年は事業年度が1年未満になることがあって(短縮年度という)、その分だけ決算・申告の手間が増えるよ。

事業年度の変更は経営判断のひとつで、メリット・デメリットをよく考えた上でやる必要があるんだ。税理士さんなどの専門家に相談しながら決めることが多いよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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