IDEって何?わかりやすく解説

プログラミングをしていると、同じファイルをあちこちで開いたり、コードに間違いがないか何度も確認したり、実際に動かしてテストしてみたり…いろいろなことを同時にやることになるよね。こういう作業をもっと効率よく、スムーズにやるための便利な「道具」があるんだ。この記事を読めば、プログラミングの世界で「IDE」という大切なツールの正体がわかるよ。

先生、「IDE」ってよく聞くけど、何ですか?

IDEってのはね、「Integrated Development Environment」の略で、つまり複数のツールが1つにまとまった「統合開発環境」って意味なんだ。プログラミングをするときに必要な機能がぜんぶ1つのソフトに詰まってる、そういう感じだね。
複数のツールが1つに?何がまとまってるんですか?

いい質問だね。たとえば、コードを書くためのエディタ、そのコードが正しいか確認するデバッグ機能、コードを動かす実行機能、ファイルを整理するファイル管理……こういう全部が1つのソフトに入ってるってわけ。別々に開く手間がなくなるから楽なんだよ。
あ、だからプログラマーの人たちは1つのソフトで全部やってるんですね!

その通り!IDEを使うと、プログラミングの作業がぐっと効率よくなるんだ。Visual Studio CodeとかPyCharmとか、いろいろなIDEの種類があるけど、みんなこの「複数の機能がまとまってる」っていう考え方で設計されてるんだよ。
📝 3行でまとめると
  1. IDEは、プログラミングに必要な複数のツールが 1つにまとまった環境 のこと
  2. コード編集、エラー確認、プログラム実行が 同じ画面でできる から作業が楽
  3. Visual Studio CodeやPyCharmなど、いろいろな IDE の種類 があって、言語や目的で選べる
目次

もうちょっと詳しく

IDEを理解するには、「昔の人はどうしてたのか」を知るといいよ。昔のプログラマーは、コードをテキストエディタ(メモ帳みたいなもの)で書いて、別のソフトでコンパイル(コンピュータが理解できる形に変換)して、また別のソフトでエラーをチェックして……という風に、何個ものソフトを行ったり来たりしてた。大変だよね。IDEはそういう面倒くさいことをなくすために生まれたんだ。今は、IDEを開くだけで、書いて、確認して、直して、実行して……全部ができちゃう。だからプログラマーは楽になったし、集中力も続きやすくなったってわけ。

💡 ポイント
IDEは「プログラミングの作業をぐんと楽にするために」生まれた道具だよ

⚠️ よくある勘違い

❌ 「IDEとテキストエディタって同じものじゃないですか?」
→ テキストエディタはコードを書くだけの「メモ帳の高級版」。IDEはそれに加えてデバッグ、実行、エラー検出などの機能がたくさん入ってる。別物だよ。
⭕ 「IDEはテキストエディタ+それ以上の機能がセットになったもの」
→ IDE > テキストエディタ。IDEの方が高機能で、プログラミング作業に特化してるんだ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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IDEってどんなツール?

IDE とテキストエディタの違い

プログラミングを始めるときに、まず「何で書くか」って決めないといけないよね。Windowsのメモ帳みたいなテキストエディタを使う方法もあるし、VSCodeみたいなIDEを使う方法もある。どう違うか説明するね。

テキストエディタはね、ようするに「文字を書く道具」なんだ。だから、英語を書いても、日本語を書いても、プログラムコードを書いても大丈夫。何でも書けるけど、プログラミング専用じゃないから、手助けが少ないんだ。たとえば、コードにエラーがあっても「ここ間違ってるよ」って教えてくれない。実行するのも、別のソフトを開いてやらないといけない。

一方、IDEは「プログラミング専用に設計された」ツールなんだ。同じコードを書く機能があっても、IDEはもっと賢い。「あ、この行コード間違ってるな」って自動で見つけてくれたり、「次に書くのはこれじゃない?」って候補を出してくれたり、実行ボタンを押すだけでプログラムが動いたり。プログラマーの邪魔なことをいっぱい自動でやってくれるんだ。

わかりやすく言うとね。テキストエディタは「ただのペン」で、IDEは「ペン + 消しゴム + 定規 + コンパス + その他いろいろ」が入った「プログラミング専用の筆箱」ってイメージだ。プログラミングをするなら、筆箱の方が絶対便利だよね。

IDE が持ってる5つの主な機能

IDEにはいろいろな機能があるけど、主なものを5つ紹介するね。

**1つ目は「コード編集機能」。**これはテキストエディタと同じように、コードを書く機能だね。ただし、IDEの場合は、書いてる途中にリアルタイムで「あ、ここ間違ってる」って教えてくれたり、「あっ、このコマンド知ってますか?」って候補を出してくれたりする。まるで、得意なお兄さんが隣にいて「ここはこう書いたらいいよ」って教えてくれる感じ。

**2つ目は「自動補完機能」。**プログラミングでよく使う単語とか、決まった文法とか、何度も何度も全部を手で打ってられないよね。「printって書きたいけど、毎回 p-r-i-n-t って全部打つのめんどい」って思うでしょ。IDEは「あ、p と書いたから print のことか」って予想してくれて、キーを押すだけで print 全体を入力してくれるんだ。時間が短くなるし、タイプミスも減る。

**3つ目は「デバッグ機能」。**デバッグってのは「プログラムの間違いを見つけて直す」ってことね。IDEは、コードが間違ってるところを「ここがダメだよ」って指摘してくれるんだ。さらに、プログラムを1行ずつ実行してみて、「ここまで来たら変数がこういう値になってるよ」って教えてくれたりする。バグ探しがめっちゃ楽になるんだよ。

**4つ目は「実行機能」。**書いたプログラムを実行するのに、別のソフトを開く必要がない。IDEの中にある「実行」ボタンをクリックするだけで、プログラムが動く。結果も IDEの中の画面に表示される。全部1つの場所でできちゃうわけ。

**5つ目は「ファイル管理機能」。**大きなプログラムを書くときは、1つのファイルじゃなくて、いっぱいのファイルに分けて書くことになるんだ。そうするとね、「あ、あのファイルどこにあるっけ?」ってなりやすい。IDEは、左側にファイルの一覧をぜんぶ表示してくれるから、「あ、このファイル!」ってすぐに見つけられる。複数のファイルを行き来するのも簡単だ。

こういう5つの機能があるから、IDEを使うとプログラミングがぐんと楽になるんだよ。

IDE がプログラミングを楽にする理由

時間が短くなる、ミスが減る

IDEを使うと、プログラミングの時間が明らかに短くなるんだ。なぜかというと、さっき言った「自動補完」と「エラー検出」のおかげ。

たとえば、Pythonでプログラムを書いてるとしようか。「ListIterator」っていう長い単語を使いたいなら、通常のテキストエディタなら全部手で打つ。L-i-s-t-I-t-e-r-a-t-o-r。めんどいし、「あれ、大文字どこだっけ」とか「rrの一文字で十分かな」とか、よく間違えたりするよね。でも IDEなら、L-i までが入力できてたら、残りはボタン1つで補完されちゃう。時間が 90% 減ったような感じ。

それにね、IDEは「あ、ここコード間違ってるよ」って即座に教えてくれるから、後から「あ、ここおかしかったのか」って発見する時間がなくなるんだ。書いてるときに「赤い波線が出た」ってことは「間違い発見」ってこと。その場で直せば、テストするときに余計なバグが出ないから、結果的に作業全体が早くなるんだよ。

新しい言語を学ぶときも力強い味方

新しいプログラミング言語を学ぶときって、大変なんだ。「あ、この言語ではどういう文法を使うんだっけ」「あ、この関数、この言語ではどうやって呼ぶんだっけ」って、わからないことばっかり。リファレンス(説明書)をいちいち開いて確認してたら、時間がかかりすぎちゃう。

でもね、IDEは「あ、この言語を使おうとしてるんだ」ってわかるから、その言語に合わせたいろいろなサポートをしてくれるんだ。「この関数、この言語だと引数は3個まで指定できる」「あ、この単語は存在しない」とか。だから、言語をバリバリ知らなくても、IDEが手助けしてくれるから、何とか書き進められるんだ。新しい言語の習得速度がぐんと上がるわけだね。

チーム作業のときも効果的

会社とか学校のプロジェクトで複数人でプログラムを書くことあるよね。そのときね、「あ、あのファイル、あの人が今書いてるのか?」「あ、昨日誰が何を直したの?」って、情報管理が大変になるんだ。

IDEは、こういう「バージョン管理」って機能があって、「誰が、いつ、何を変えたか」を全部記録してくれるんだ。だから、誰かが同じファイルを同時に編集してしまっても「あ、Aさんはここを直してた、Bさんはここを直してた」って見比べられるし、「あ、さっき直した部分、実は間違いだった」ってときも、前のバージョンに戻すことができるんだ。チーム作業を楽にするために、IDEは必須の道具なんだよ。

人気のIDE、どんなのがあるのか

Visual Studio Code(VSCode)

今、プログラマーの間で一番人気のIDEが「Visual Studio Code」だね。略して「VSCode」って呼ぶ人が多い。マイクロソフトが開発してるんだ。

VSCodeが人気な理由は、「軽い」「拡張性が高い」ってところ。軽いっていうのは、コンピュータのメモリをあんまり使わないってこと。古いパソコンでも快適に使える。だから、学生が個人でやってる自主勉強用に使ったり、プロフェッショナルなプログラマーが使ったり、幅広い人に愛されてるんだ。

拡張性が高いってことは、「自分好みに機能を追加できる」ってことね。さっき言った「自動補完」とか「デバッグ」とか、必要な機能を好きなだけ追加できるんだ。「あ、Pythonのプログラミングをメインに使うなら、Python用のプラグイン入れよう」とか。だから、何か月も使ってると「あ、このIDE、自分用にカスタマイズされた最高の道具になってる」ってなるんだよ。

値段は無料。プロフェッショナルから学生まで、誰でも使える。これも人気な理由だね。

PyCharm

「PyCharm」ってのは、Python専用のIDEなんだ。さっき言った VSCode は「何の言語でもいける」けど、PyCharmは「Pythonのためだけに設計された」ってわけ。

Pythonのための専用設計だからね、Pythonのプログラミングをするときは、VSCodeより細かなサポートが手厚いんだ。「あ、ここは Python でよく使うコードパターンだな」って自動で補完してくれたり。

値段は、個人で使う分には無料版があるけど、会社で使うと有料になったりする。でも、Pythonでプログラムを書く人、とくに機械学習とか、データ分析とかやってる人からは「これ最高」ってめっちゃ評判がいいんだ。

Visual Studio(VS)

これはね、さっきの「Visual Studio Code」とは別物。「Visual Studio」ってのは、マイクロソフトが作ってる、もっともっと高機能なIDEなんだ。規模がデカい。会社の大きなプロジェクトで使われることが多い。

特に、C言語とか C++ とか Java とか、「コンパイルする言語」を書くときに強いんだ。機能がいっぱいあるから、最初は「あ、これ何?」ってたくさん戸惑うけど、使い込むと「あ、こんな便利な機能があるのか」って驚くくらいパワフルなんだ。

値段は、会社で使うと結構高い。でも、学生とかは無料で使える場合が多い。

その他のIDE

他にもいろいろあるんだ。Ruby 専用の「RubyMine」とか、JavaScript に特化した「WebStorm」とか、Android アプリを作る「Android Studio」とか。それぞれの言語とか用途に特化した IDE があるんだね。

でも、「さっき言った3つのどれかを選べば大体大丈夫」っていうのが一般的な意見だよ。

IDE を選ぶときのポイント

「何の言語を使うのか」で選ぶ

一番大事なのは「どのプログラミング言語を使うのか」っていうこと。もし Python を使うなら PyCharm がめっちゃ便利。JavaScript を使うなら WebStorm がいい。「複数の言語を使う」ってなら VSCode が無難。こんな感じで選ぶといいよ。

「パソコンのスペック」で選ぶ

次に大事なのは「自分のパソコンがどのくらい強いか」ってこと。古いパソコンだと、高機能な IDE だと「あ、重たくて動かない」ってなっちゃう。そういうときは VSCode みたいな「軽い」IDE を選ぶといいんだ。新しいパソコンがあるなら、機能いっぱいの「Visual Studio」とか使えるけど。

「料金」で選ぶ

無料がいいなら VSCode か PyCharm の無料版。会社でお金が出るなら、ちょっと高機能な IDE を選んでもいいね。あ、学生なら、実は結構な IDE が無料だったりするんだ。学割ってやつだ。自分の学校が対応してないか確認してみるといいよ。

「チームで使う」かどうかで選ぶ

最後に、チームで使うなら「バージョン管理」の機能が充実した IDE を選ぶといいんだ。さっき言った「誰が何を直したか記録する」機能だね。大抵の IDE はこの機能を持ってるけど、IDE によって「得意度」が違うんだ。会社のプロジェクトなら、この点も重視した方がいいよ。

結局のところね、「これ使ってみたいな」って思う IDE があったら、まずは無料版で試してみるのが一番。自分のパソコンで使ってみたら「あ、これ合わないな」って気づくことも多いしね。プログラミングは道具選びも大事な部分なんだよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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