「一時金」って言葉、ニュースや親の会話で耳にしたことない?なんとなく「お金がもらえるやつ?」くらいしか知らない人も多いよね。実は一時金には「退職一時金」「出産一時金」「死亡一時金」など、人生の大事な場面でドンともらえるお金がたくさんある。でも「どんなときにもらえるの?」「いくらなの?」「税金はかかるの?」って疑問だらけだよね。この記事を読めば、一時金の種類・もらえる条件・受け取るときの注意点がぜんぶわかるよ!
- 一時金とは退職・出産・死亡など 「人生の節目」に一度にまとめてもらえるお金 のこと
- 代表的なのは 退職一時金・出産育児一時金・死亡一時金 の3種類で、それぞれ条件が違う
- 税金の扱いも種類ごとに異なり、 退職一時金には退職所得控除 があって税負担が軽くなる仕組みがある
もうちょっと詳しく
「一時金」という言葉は「一時(いちじ)」+「金(きん)」でできていて、つまり「特定の1回の出来事に対して支払われるお金」ということ。毎月コツコツ受け取る給料や年金とは性質がまったく違うんだ。一時金には「国が法律で決めているもの」と「会社が独自のルールで決めているもの」の2種類がある。国の制度として決まっているものは会社が変わっても同じ条件で受け取れるけど、会社独自のものは職場によってバラバラ。入社・転職・退職のタイミングで「どんな一時金があるか」を確認しておくと、いざというとき損をしないで済むよ。知ってると知らないとじゃ、受け取れるお金が大きく変わることもある大事な知識だよ。
「一時金」と「手当」は別物!手当は継続してもらうことが多いけど、一時金は1回きりだよ
⚠️ よくある勘違い
→ 出産一時金や死亡一時金は非課税だけど、退職一時金は「退職所得」として課税対象になる場合がある。「一時金=全部税金なし」は間違いなんだ。
→ 退職一時金には「退職所得控除」で税負担を軽くする仕組みがあるけど、金額によっては課税される。受け取る前に税務署や会社の担当窓口に確認するのが正解だよ。
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一時金ってそもそも何?基本のきから理解しよう
一時金とは、つまり「特定の出来事が起きたときに、一度にまとめて支払われるお金」ということ。「一時(いちじ)」というのは「その1回限り」という意味で、毎月定期的にもらえるお金とはまったく別物なんだ。
わかりやすく身近な例で考えてみよう。お小遣いが毎月500円もらえるのが「定期的なお金(給料や年金)」だとすると、誕生日にまとめて5000円もらえるのが「一時金」のイメージに近いよ。特別なイベントに連動して、ドンと払われるのが一時金の特徴なんだ。
一時金には大きく2種類ある
一時金は「誰が払うか」によって2種類に分けられるよ。
- 国・健康保険組合が払うもの:出産育児一時金・死亡一時金など。法律で金額や条件が決まっている。
- 会社が払うもの:退職一時金・慶弔一時金など。会社ごとにルールが違う。
国が決めているものは、どの会社に勤めていても同じ条件で受け取れる。でも会社独自のものは、職場によってもらえる金額や条件がバラバラ。たとえばA社は退職金が手厚いけどB社はほとんどない、なんてことも普通にあるんだ。
「一時金」と「手当」の違い
似た言葉に「手当」があるけど、これとも違うよ。手当は「育児手当」「住宅手当」みたいに、毎月継続してもらえるお金のことが多い。一時金はあくまで「1回きり」。言葉の違いだけど、受け取る金額や回数が変わってくるから、混同しないように注意しようね。
退職一時金|仕事を辞めるときにもらえるお金の仕組み
退職一時金とは、つまり「会社を辞めるときに会社からまとめてもらえるお金」ということ。いわゆる「退職金」の中でも「一度にまとめて受け取るタイプ」を特に退職一時金と呼ぶんだ。
もらえる条件は?
退職一時金は法律で「必ずもらえる」とは決まっていない。会社が「退職金規程」という社内ルールで「うちの会社はこういう条件でこれだけ払います」と決めている場合だけもらえる仕組みなんだ。だから中には退職金がない会社もある。就活・転職のときに「退職金制度はあるか」を確認するのはとても大事なことだよ。
金額はどうやって決まるの?
多くの会社では「基本給×勤続年数×支給率」という計算式を使っているよ。たとえば基本給30万円・勤続20年・支給率1.5なら、30万×20×1.5=900万円というイメージ。長く働けば働くほど金額が上がる仕組みになっていることが多い。また「自己都合退職(自分から辞める)」より「会社都合退職(リストラなど)」のほうが支給率が高いケースも多いんだ。
税金の計算は特別ルールがある
退職一時金には「退職所得控除」という特別な控除(つまり税金を計算するときに差し引いてもらえる金額)がある。勤続年数が長いほど控除額が大きくなるよ。
- 勤続20年以下:40万円×勤続年数(最低80万円)
- 勤続20年超:800万円+70万円×(勤続年数-20年)
たとえば勤続30年なら800万+70万×10年=1500万円まで控除される。つまり退職金が1500万円以下なら税金ゼロということ!長く働いた人ほど手厚い仕組みになっているんだ。
出産育児一時金|赤ちゃんが生まれたときにもらえるお金の仕組み
出産育児一時金とは、つまり「健康保険に加入している人が出産したとき、健康保険から支払われるお金」ということ。赤ちゃんを産むのには入院費や分娩費など多くのお金がかかるから、その一部を国が補助してくれる制度なんだ。
いくらもらえるの?
2023年4月以降、金額は原則50万円になったよ(以前は42万円だった)。産科医療補償制度に加入していない医療機関での出産の場合は48万8千円になるけど、ほとんどの病院は加入しているから基本50万円と覚えておいてOK。
誰がもらえるの?
健康保険(会社員・公務員が入るもの)または国民健康保険に加入していれば基本的にもらえるよ。自分が加入していなくても、扶養に入っている家族(たとえばお父さんの健康保険の扶養になっているお母さん)も対象になるんだ。
受け取り方に注目!直接支払い制度が便利
多くの病院では「直接支払い制度」を使えるよ。これは「一時金を先に自分が受け取って病院に払う」のではなく、「健康保険が病院に直接50万円を払ってくれる」仕組み。入院費が50万円を超えた分だけ自分が払えばいいから、まとまったお金を事前に用意する必要がないんだ。とても助かる制度だよ。なお出産一時金は非課税だから、税金の心配は一切いらないよ。
死亡一時金・その他の一時金|知っておくと損しない給付金たち
一時金には退職・出産以外にもいろんな種類があるよ。知らないと申請を忘れてもらいそびれてしまうことがあるから、代表的なものを押さえておこう。
国民年金の死亡一時金
国民年金の死亡一時金とは、つまり「国民年金を3年以上払っていた人が亡くなったとき、老齢年金や障害年金を受け取っていなければ遺族がもらえるお金」ということ。金額は保険料を払っていた期間によって変わり、12万〜32万円程度。受け取れるのは、亡くなった人と生計を同じにしていた遺族(配偶者・子・父母・孫・祖父母・兄弟姉妹の順)だよ。
傷病手当金・障害一時金
病気やケガで働けなくなった場合にも一時金系の給付がある。健康保険には「傷病手当金」(こちらは継続的な給付だから厳密には一時金ではないけど関連知識として)、厚生年金には「障害手当金」という、一定の障害が残った場合にもらえる一時金がある。障害の程度が年金を受け取るほどではないけれど、治療後も障害が残った場合に支給されるんだ。
会社が独自に払う慶弔一時金
会社によっては「慶弔一時金」という制度を持っているところもある。慶弔(けいちょう)とは「お祝い事とお悔やみ事」のことで、結婚・出産・家族の死亡・本人の入院などのタイミングで会社から支給されるお金だよ。金額は会社ごとに全然違って、数万円〜数十万円の幅がある。就業規則や福利厚生の案内をしっかり確認してみてね。
一時金を受け取るときの注意点|申請しないともらえない!
一時金で特に大事なのが「自分で申請しないともらえない」ということ。出産育児一時金も死亡一時金も、国が自動的に振り込んでくれるわけじゃないんだ。申請を忘れると受け取れなくなってしまうこともあるから、しっかりチェックしておこう。
申請期限に注意しよう
一時金にはそれぞれ申請できる期限(時効)がある。
- 出産育児一時金:出産した日の翌日から2年以内
- 国民年金の死亡一時金:亡くなった翌日から2年以内
- 退職一時金:会社のルールによる(退職日から5年が多い)
「あとでいいか」と後回しにしていると、気づいたら期限が過ぎていた!なんてことも。特に家族が亡くなった後はバタバタしがちだから、死亡一時金の申請は意識的に早めに動くことが大事だよ。
申請先をちゃんと確認しよう
どこに申請するかも一時金の種類によって違う。
- 出産育児一時金:加入している健康保険組合または市区町村の国民健康保険窓口
- 国民年金の死亡一時金:住所地の市区町村役場または年金事務所
- 退職一時金:退職した会社(会社の経理・人事部門)
「どこに申請すればいい?」と迷ったときは、まず加入している健康保険組合か年金事務所、または市区町村の窓口に電話で確認するのが一番早いよ。
受け取り方法も確認しておこう
退職一時金は「一括で受け取る(一時金型)」か「年金のように分割して受け取る(年金型)」を選べる会社もある。税金面では一時金型のほうが有利なケースが多いけど、自分のライフプランに合わせて選ぶことが大切。受け取り方法は退職後に変更できないことが多いから、退職前にしっかり確認して決めようね。
