「クラウドってよく聞くけど、結局なんなの?」「GCPって名前は聞いたことあるけど、AWSとかAzureと何が違うの?」って思ったことない?IT系のニュースやエンジニアの話を聞いてると、やたらとクラウドの話が出てくるのに、ちゃんと説明できる人ってなかなかいないんだよね。この記事を読めば、GCPが何なのか・何ができるのか・なぜ使われているのか、全部スッキリわかるよ。
- GCPはGoogleが提供するクラウドサービスで、Googleのコンピューターをインターネット越しに借りて使えるサービスのこと
- AWS・Azureと並ぶ3大クラウドのひとつで、特にデータ分析・AI・機械学習の分野で強みを持っている
- メルカリやSpotifyなど国内外の多くのサービスがGCPのインフラを活用してサービスを運営している
もうちょっと詳しく
GCPはただのサーバーレンタルサービスじゃなくて、200種類以上のサービスが揃っているんだよ。たとえば「Google Cloud Storage」はデータをネット上に保存するサービス(つまりGoogleドライブの企業向け超強力版ということ)、「BigQuery」は天文学的な量のデータを秒単位で分析できるサービス、「Vertex AI」はAIモデルを作って動かすためのサービス。こうした「部品」を組み合わせることで、企業は自分たちのサービスを素早く・安く・安全に作れるようになるんだよ。世界中にデータセンターがあって、日本にもあるから、日本のユーザーが使っても速いのもポイントだよ。
GCPは「使った分だけ払う」従量課金制。電気代みたいにムダなく使えるよ!
⚠️ よくある勘違い
→ GmailやGoogleドライブとは別物で、GCPはビジネス向けの有料サービスだよ。無料枠はあるけど、本格的に使うと費用がかかる。
→ 新規登録時に$300分の無料クレジットがもらえるから最初はお試しできるけど、それ以降は使った分の費用がしっかりかかるビジネスサービスなんだよ。
[toc]
GCPってそもそも何?クラウドの基本から理解しよう
「クラウド」って雲のこと?
クラウドという言葉を聞いたとき「雲?空?」って思った人、正直に言っていいよ。実は英語の「cloud(雲)」から来ていて、ネットワーク図でインターネットを雲の形で描いていたことが由来なんだよ。つまり「クラウドコンピューティング」とは「インターネットの向こう側にあるコンピューターを使うこと」という意味。
昔は何かサービスを作るとき、会社がサーバー(つまりデータを管理する専用のコンピューターのこと)を自分たちで買って、自分たちで管理しなきゃいけなかった。これを「オンプレミス」(つまり自社でインフラを持つということ)と言うんだけど、これがものすごく大変だった。サーバーって何百万円もするし、壊れたら修理が必要だし、急にアクセスが増えても対応できないしで、中小企業にはハードルが高すぎたんだよね。
クラウドが登場してすべてが変わった
そこに登場したのがクラウドサービス。自分でサーバーを買う代わりに、GoogleやAmazonが持っている巨大なデータセンターのコンピューターを「借りる」ことができるようになったんだよ。電気と同じイメージで考えるとわかりやすい。自分で発電機を買って電気を作る代わりに、電力会社から電気を買うよね。クラウドもそれと同じで、コンピューターを自分で用意する代わりに、クラウド会社から必要な分だけ借りるということ。
GCP(Google Cloud Platform)は、そのクラウドサービスをGoogleが提供しているものだよ。Googleは世界最大級のデータセンターを持っていて、YouTubeやGoogleマップ・Google検索を動かしているのと同じ超強力なインフラを、他の会社や開発者も使えるようにしたのがGCPというわけ。
GCPでできること——200以上のサービスを使いこなす
コンピューターそのものを借りる「Compute Engine」
GCPの基本中の基本が「Compute Engine」だよ。これはGoogleのデータセンターにある仮想マシン(つまりコンピューターをソフトウェアで再現した仮想のパソコンのこと)を使えるサービス。自分のパソコンと同じように使えるコンピューターがクラウド上に作れるイメージだよ。
すごいのは、必要に応じてスペックを変えられること。アクセスが少ない夜中は小さなスペックで安く運用して、昼間アクセスが増えたら自動的にパワーアップする、なんてことができるんだよ。自分のパソコンじゃそんなことできないよね。
データを保存する「Cloud Storage」
「Cloud Storage」はGoogleのサーバーにファイルを保存しておけるサービス。Googleドライブに似てるんだけど、あっちは個人向けで容量に上限があるのに対して、Cloud StorageはGB・TB・PB(ペタバイト、つまり1000テラバイトのこと)レベルの超大量データも保存できる企業向けのサービスなんだよ。動画配信サービスの動画ファイルや、アプリのバックアップデータなんかもここに入れておける。
データ分析の王者「BigQuery」
GCPの中でも特に有名なのが「BigQuery」。これは超大量のデータを超高速で分析できるサービスで、たとえば「1億件の購入履歴データから、20代女性が一番よく買う商品は何か」みたいな分析を、数秒〜数十秒で出せるんだよ。通常のデータベースだと何時間もかかる処理が、BigQueryなら一瞬。ECサイト・アプリ・広告業界で超人気のサービスだよ。
GCPとAWS・Azureの違い——何が強みなの?
クラウド3大巨頭を比べてみよう
クラウド市場には大きく3つのプレイヤーがいるよ。
- AWS(Amazon Web Services):Amazonが運営。シェアNo.1で歴史も長く、サービスの種類が一番豊富。
- Azure(Microsoft Azure):Microsoftが運営。WindowsやOfficeと連携しやすく、企業向けシステムに強い。
- GCP(Google Cloud Platform):Googleが運営。データ分析・AIの分野で抜群の強みを持つ。
3つとも「クラウドでサーバーを借りる」「データを保存する」「アプリを動かす」という基本的なことはできるんだけど、得意分野が違うんだよ。スーパーで例えると、AWSはイオンみたいになんでも揃う総合スーパー、Azureはビジネス用品が充実しているコストコ、GCPはこだわりの食材が揃う高品質スーパーみたいなイメージかな。
GCPが特に強い分野
GCPが他のクラウドより優れているのは「AIと機械学習」「データ分析」「ネットワーク速度」の3分野だよ。
Googleといえば検索エンジン・翻訳・画像認識・AlphaGoなど、AI技術で世界トップクラスの会社。そのGoogleが自社のAI技術をそのままGCPのサービスとして公開しているから、開発者は世界最高水準のAI機能を自分のアプリに組み込めるんだよ。たとえば「Vertex AI」を使えば、Googleの機械学習技術を使ったAIモデルを自分で作って公開できる。これはGCPならではの強みだよ。
ネットワーク速度も速い。Googleは世界中に海底ケーブルや独自のネットワーク網を持っていて、世界のどこにいてもGCPを使えば速い通信ができるんだよ。
GCPはどうやって使うの?料金のしくみも解説
アカウントを作るところから始まる
GCPを使い始めるのは意外と簡単だよ。Googleアカウントを持っていれば、GCPのウェブサイト(console.cloud.google.com)にアクセスしてプロジェクトを作るだけ。プロジェクト(つまりGCP上での作業スペースのこと)を作成したら、その中でいろんなサービスを使えるようになるよ。
最初に$300分の無料クレジット(有効期限90日)がもらえるから、最初は無料でいろいろ試せるよ。個人で勉強する分にはこの無料枠でかなりのことが試せる。
料金のしくみ——使った分だけ払う
GCPの料金は「従量課金制」(つまり使った分だけ後から請求されるということ)が基本だよ。電気代と同じイメージ。コンピューターを起動している時間・保存しているデータの量・ネットワークで転送したデータ量などに応じて料金が決まる。
だから使っていないときは料金がかからない(または最小限)。自分でサーバーを買うと、使っても使わなくても毎月の維持費がかかるのと大違いだよ。スタートアップや個人開発者にとっては、最初は少ない費用で始めて、事業が大きくなったら使う量を増やせるから、とても使いやすい料金体系なんだよ。
ただし、設定を間違えると意図せず高額請求が来ることもあるから注意が必要。「予算アラート」という機能(つまり使った費用が一定額を超えたらメールで通知してくれる機能のこと)を設定しておくのが安心だよ。
実際のビジネスでどう使われているの?リアルな活用事例
メルカリの事例——急成長を支えたGCP
フリマアプリのメルカリは、GCPを積極的に活用している日本企業の代表例だよ。メルカリはユーザーが急増した時期に、自前のサーバーだと対応が追いつかない問題に直面した。そこでGCPに移行することで、アクセスが集中する時間帯でも自動的にサーバーのキャパシティ(つまり処理できる量のこと)を増やせるようになったんだよ。また、不正出品の検知にもGCPのAI機能を活用している。AIが怪しい商品画像や説明文を自動でチェックして、違反商品をすばやく検出するシステムを作っているんだよ。
Spotifyの事例——音楽データの分析
世界最大の音楽ストリーミングサービスSpotifyもGCPのヘビーユーザーだよ。Spotifyには何億曲ものデータと何億人ものユーザーがいて、「この人が次に聴きたい曲は何か」を予測するためには膨大なデータ分析が必要。そこでGCPのBigQueryやAI機能を使って、ユーザーの聴取履歴・スキップしたかどうか・再生時間などのデータを分析して、「あなたへのおすすめ」プレイリストを自動生成しているんだよ。
スタートアップにも最適
GCPは大企業だけじゃなくて、スタートアップや個人開発者にも人気だよ。理由は「初期費用がかからない」「必要になったら拡張できる」「最新のAI機能を簡単に使える」の3点。アプリを作って最初は10人しかユーザーがいなくても、バズって100万人になっても、GCPなら自動でスケール(つまり規模を拡大することのこと)してくれる。自分でサーバーを買い増しする必要がないんだよ。
たとえば個人がスマホアプリを作るときも、バックエンド(つまりユーザーの目には見えないデータ処理をする部分のこと)をGCPで動かすことができる。月数百円〜数千円程度から使えるから、個人の趣味プロジェクトにも現実的な選択肢なんだよ。
