完済って何?わかりやすく解説

「お金を借りたら返さないといけない」って頭ではわかってるけど、「完済」って言葉を聞いてもイマイチぴんとこない…そんなこと、ない?ローンとか借金の話になると急に難しそうな言葉が出てきて、なんとなくスルーしちゃうよね。でもこの記事を読めば、「完済」って何なのか、なぜ大事なのか、どうすれば達成できるのかがちゃんとわかるよ。

「完済」ってよく聞くけど、ただ「お金を全部返した」ってこと?

そう!完済とは、借りたお金を利息も含めて全額返し終わることだよ。「完全に済んだ」って書くくらいだから、1円も残さず返し終わった状態のことね。元金(もとのお金)だけじゃなく、利息(つまり借りた費用として上乗せされるお金のこと)もぜんぶ払い終わって初めて「完済」って言えるんだよ。
じゃあ、毎月ちょっとずつ返してる途中は「完済」じゃないの?

そうなんだ。途中の状態は「返済中」や「分割払い中」って言うよ。たとえば漫画を全巻そろえようとして20巻中10巻買ったとき、「コレクション完成!」とは言わないよね。全巻そろって初めて「完成」だよね。それと同じで、借りたお金を全額払い終わった瞬間が「完済」なんだ。
完済すると何かいいことあるの?

いいことだらけだよ!まず毎月の返済がなくなるから手元にお金が残るようになる。それに信用情報(つまりその人が過去にちゃんとお金を返してきたかの記録のこと)がよくなって、次にローンを組みやすくなるんだ。それから、家や土地に設定されていた抵当権(つまり「返せなかったら家を取るよ」という権利のこと)も消せるようになるよ。
途中でまとめて全部返すことってできるの?

できるよ!それを繰り上げ返済(つまり予定より早くまとめて返すこと)って言うんだ。ただし、ローンの種類によっては「早く返すなら手数料払ってね」ってなる場合もあるから、事前に確認が必要だよ。うまくやれば利息を大幅に減らせるから、お得になることも多いんだ。
📝 3行でまとめると
  1. 完済とは借りたお金を 利息も含めて全額返し終えた状態 のことで、1円でも残っていれば完済じゃない
  2. 完済すると毎月の返済がなくなり、信用情報が良くなる ので次のローンも組みやすくなる
  3. 予定より早く返す 繰り上げ返済 を使えば支払う利息を減らせて、完済を早められる
目次

もうちょっと詳しく

完済は「借金がゼロになった瞬間」のことだけど、実はそこまでの道のりにはいろんな選択肢があるんだ。住宅ローンみたいに35年かけてコツコツ返すパターンもあれば、ボーナスや臨時収入が入ったタイミングで繰り上げ返済してスパッと終わらせるパターンもある。カードローンやキャッシングの場合は、利息が高めなことが多いから、早く完済するほど総返済額が減るって覚えておくといいよ。完済後には「完済証明書」を発行してもらえるので、それが「お金の縁切り証明書」みたいな存在になるんだ。不動産ローンの場合はさらに「抵当権抹消登記」という手続きが必要なので、完済=即終わり、じゃないことも知っておこう。

💡 ポイント
完済後は必ず「完済証明書」をもらっておこう!

⚠️ よくある勘違い

❌ 「元金さえ全部返せば完済でしょ」
→ 元金だけ返しても、利息が残っていれば完済にならない。借りた分+利息の合計がゼロになって初めて完済だよ。
⭕ 「元金+利息をすべて払って初めて完済」
→ 利息は借りている間ずっと積み上がるもの。最後の1円まで払い終えた状態が本当の完済だよ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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完済とは何か?基本をしっかり理解しよう

「完済」の意味をひとことで言うと

完済とは、借りたお金(元金)と、借りた期間にかかった利息を合わせた金額をすべて返し終えることだよ。「完」は「完全に」、「済」は「済んだ・終わった」という意味。つまり文字通り「完全に終わった」状態のことなんだ。

身近な例で考えてみよう。友だちから500円借りて、「来週返すね」と約束したとする。翌週500円を返したらそれで完済。でも消費者金融やクレジット会社からお金を借りる場合は、返す金額が「元金+利息」になるんだ。たとえば10万円借りて、利息が2,000円かかるとしたら、10万2,000円を全部払い終えて初めて完済になるよ。

「返済」と「完済」は何が違うの?

似た言葉に「返済」があるけど、これは「お金を返す行為そのもの」を指す言葉。毎月コツコツ払うのも「返済」、最後の1回を払い終えるのも「返済」だよ。一方「完済」は、その返済が完全に終わった結果の状態のことを言うんだ。

スポーツで言うと「練習」と「優勝」の違いに近いかも。毎日の練習(=返済)を積み重ねて、最終的に大会で優勝(=完済)したって感じ。過程と結果の違いだね。

完済の対象になるものって何?

完済という言葉が使われる場面はいろいろあるよ。代表的なものを挙げてみると、

  • 住宅ローン:家を買うために銀行などから借りるお金。数千万円単位で、返済期間が10〜35年と長い
  • カーローン:車を買うために借りるお金。住宅ローンより金額は少ないけど利息は高め
  • カードローン・キャッシング:クレジットカード会社や消費者金融から借りるお金。金利が高いので早期完済が特に大切
  • 奨学金しょうがくきん:学生が学費のために借りるお金。卒業後に返済が始まる
  • クレジットカードの分割払い・リボ払い:買い物の代金を分割で返す仕組み

どれも「借りたお金をすべて返し終えた」ときに「完済」という言葉を使うよ。

完済するとどうなる?メリットを知ろう

毎月の返済がなくなって手元にお金が増える

完済すると、毎月の返済額がまるごと手元に残るようになるよ。たとえば毎月3万円のローン返済をしていた人が完済すると、その3万円を自由に使えるようになる。貯金に回してもいいし、旅行や趣味に使ってもいい。生活の自由度がぐっと上がるんだ。

日本の平均的な住宅ローンの月返済額は7〜10万円と言われているから、それが消えるインパクトは相当大きいよね。毎月外食やゲームに使えるお金が10万円増えたとしたら…考えるだけでワクワクしない?

信用情報が良くなってローンが組みやすくなる

信用情報とは、つまりその人が過去に「ちゃんとお金を返してきたか」の記録のこと。クレジットカードの利用履歴やローンの返済履歴が、専門の機関(信用情報機関)に登録されているんだ。

完済の記録は「この人はちゃんと返してくれる人だ」という証明になるから、信用情報にポジティブな形で残るよ。その結果、次に住宅ローンや自動車ローンを申し込んだときに審査が通りやすくなったり、より良い条件(低い金利など)で借りられたりするんだ。信用情報は「お金の世界の成績表」みたいなものだと思うといいよ。

家の抵当権を抹消できる

住宅ローンを使って家を買うと、その家には抵当権(つまり「ローンを返せなくなったら家を差し押さえる権利」のこと)が設定されるんだ。完済するとこの抵当権を消す手続き(抵当権抹消登記)ができるようになるよ。

抵当権が残ったままだと、家を売りたいときや他のローンを組みたいときに不便なことがある。完済後はきちんと手続きして、自分の家を「本当の意味で自分のもの」にしてあげよう。この手続きは法務局で行うか、司法書士に依頼する必要があるよ。

完済を早めるには?繰り上げ返済という武器

繰り上げ返済って何?

繰り上げ返済とは、毎月の決まった返済とは別に、余ったお金をまとめて元金に充てることだよ。「繰り上げ」とは「予定より前倒しにする」という意味。つまり本来なら10年後に払うはずだった元金を今すぐ払ってしまうイメージだね。

なぜこれがお得なのかというと、利息は元金に対してかかるから。元金が減れば減るほど、これからかかる利息も減っていくんだ。たとえば100万円残っているローンに年1.5%の利息がかかるとしたら、1年で1万5,000円の利息がかかる。でも50万円に減らせたら、1年の利息は7,500円で済む。繰り上げ返済はこの「利息の節約」につながるんだよ。

繰り上げ返済の2つのやり方

繰り上げ返済には主に2種類あるよ。

  • 返済期間短縮型:元金を多めに返すことで、完済までの期間を短くする方法。利息の節約効果が大きい
  • 返済額軽減型:完済時期は変わらないけど、毎月の返済額を少なくする方法。月々の負担を減らしたい人向け

利息を減らす効果が高いのは「返済期間短縮型」だよ。ただしどちらが向いているかは、その人の生活状況や資金計画によって変わるから、ファイナンシャルプランナーや銀行の担当者に相談してみるといいよ。

繰り上げ返済の注意点

繰り上げ返済には手数料がかかる場合があるから要注意。銀行によっては「一部繰り上げ返済手数料:1万円〜3万円」みたいに設定されていることがある。手数料と節約できる利息を比べて、本当にお得かどうか計算してから実行しよう。最近はネットバンキングから無料で繰り上げ返済できる銀行も増えているよ。

また、繰り上げ返済をするときは生活費や緊急用の貯金はしっかり手元に残しておくこと。全財産をローン返済に使って急な出費に対応できなくなると本末転倒だよ。

完済後にやること・知っておきたいこと

完済証明書を受け取ろう

ローンを完済したら、貸し手(銀行や消費者金融など)から完済証明書を発行してもらえるよ。これは「このローンは全額返済済みです」という公式な証明書。将来、別のローンを申し込むときや、信用情報に関するトラブルが起きたときの証拠として使えるから、必ず受け取って大切に保管しておこう。

「向こうから勝手に送ってくれる」と思ってたら手続きが必要だったというケースもあるから、完済後は自分から確認するのがベターだよ。

住宅ローンなら抵当権抹消登記も忘れずに

住宅ローンを完済した場合、銀行から「抵当権抹消に必要な書類」が送られてくるよ。これを使って法務局で抵当権抹消登記(つまり家に設定された担保の権利を正式に消す手続きのこと)を行う必要があるんだ。

自分でできる手続きだけど、少し複雑なので多くの人は司法書士(法律の書類手続きの専門家)に依頼するよ。費用は1〜2万円程度。手続きを怠るとその後の不動産売買や相続で困ることがあるから、完済したらすぐに動こう。

完済後の「お金の使い方」が大事

完済して毎月の返済がなくなっても、「ラッキー!全部使っちゃおう」とはならないようにしよう。返済分をそのまま貯金や投資に回すのが賢いやり方だよ。たとえば毎月5万円のローンを払っていたなら、完済後もその5万円を「見えないお金」として自動的に貯蓄口座に移す設定にするだけで、5年後には300万円が積み上がるんだ。完済はゴールじゃなく、新しいスタートだと思おう。

完済に関係する言葉を整理しよう

元金・利息・元利合計

完済を正確に理解するには、3つの言葉を区別できることが大切だよ。

  • 元金(がんきん):つまり最初に借りたお金そのものの金額のこと。10万円借りたなら元金は10万円
  • 利息(りそく):つまり「お金を貸してくれてありがとう」の代わりに上乗せして払うお金のこと。借りた期間が長いほど増える
  • 元利合計(がんりごうけい):つまり元金と利息を足した、実際に払う合計金額のこと。これを全額払い終えると完済になる

利息の計算は「元金×金利÷12(ヶ月)」で月々の利息が求められるよ。たとえば100万円を年利3%で借りた場合、最初の月の利息は「100万円×0.03÷12=2,500円」。毎月返済すると元金が減っていくから、徐々に利息も減っていく仕組みだよ。

残債・滞納・任意整理との違い

完済の反対側にある言葉も知っておくと理解が深まるよ。

  • 残債(ざんさい):つまりまだ返していない残りのローン残高のこと。完済すると残債がゼロになる
  • 滞納(たいのう):つまり返済を期日通りにしなかった状態のこと。信用情報に傷がつき、ローンが組めなくなる可能性がある
  • 任意整理(にんいせいり):つまり返済が苦しいときに弁護士を通じて貸し手と返済計画を交渉する手続きのこと。完済とは逆で、返済が困難な状況への対応策

完済を目指すためには、滞納をしないことが最低条件。もし返済が厳しくなってきたら、黙って滞納するより早めに専門家(弁護士やファイナンシャルプランナー)に相談するほうが結果的に早く完済に近づけることが多いよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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