源泉徴収なしって何?わかりやすく解説

株や投資を始めようとして口座を開こうとしたとき、「特定口座(源泉徴収げんせんちょうしゅうなし)」「特定口座(源泉徴収げんせんちょうしゅうあり)」ってどっちを選べばいいの?って迷ったことない?そもそも「源泉徴収げんせんちょうしゅう」って何なのかもよくわからないし、「なし」を選んだら損するの?得するの?って不安になるよね。この記事を読めば、源泉徴収げんせんちょうしゅうなしの意味と、自分に合った口座の選び方がしっかりわかるよ。

源泉徴収げんせんちょうしゅうなし」って何ですか?「なし」ってことは税金がかからないってこと?

惜しい!税金がかからないわけじゃないよ。源泉徴収げんせんちょうしゅうっていうのは「お金を支払う側があらかじめ税金を引いて、代わりに国に納めてくれる仕組み」のことなんだ。「なし」はその仕組みがない、つまり自分で確定申告かくていしんこくして税金を納めないといけない状態のことだよ。
じゃあ「あり」のほうが楽そうですよね?なんで「なし」を選ぶ人がいるんですか?

いい質問!「あり」は確かに楽なんだけど、損をしても利益があっても自動で税金が引かれちゃうんだ。たとえば年間の利益が少なくて、本来なら税金がゼロで済むはずのケースでも、一度引かれた税金を取り戻すには手続きが必要になる。「なし」を選ぶと自分でコントロールできるから、利益が少ない人や損益通算したい人には「なし」のほうが有利なこともあるんだよ。
損益通算ってどういう意味ですか?

損益通算っていうのは、利益と損失を合計して、税金の計算をすること。つまり、A株で5万円儲けてB株で3万円損したなら、合計2万円の利益として税金を計算できるってことだよ。「源泉徴収げんせんちょうしゅうあり」だと自動で引かれるからA株の利益に全部税金がかかっちゃうけど、「なし」で確定申告かくていしんこくすれば実際の手取りが増えることがあるんだ。
確定申告かくていしんこくって難しそう…。初心者はどっちを選べばいいですか?

投資初心者や会社員の人は、まず「特定口座(源泉徴収げんせんちょうしゅうあり)」が無難だよ。手続きいらずで完結するから安心。でも、年間利益が少ない人・他の口座と損益を合わせたい人・扶養に入っている人なんかは「なし」を選んで確定申告かくていしんこくしたほうが結果的に払う税金が少なくなるケースがあるよ。自分の状況に合わせて選ぼう!
📝 3行でまとめると
  1. 源泉徴収げんせんちょうしゅうなし」とは、証券会社が税金を自動で引かない代わりに 自分で確定申告かくていしんこく して納税する口座のこと。
  2. 利益が少ない人や複数口座で運用する人は、損益通算 を活用することで払いすぎた税金を取り戻せる可能性がある。
  3. 手続きの手間を省きたい初心者は 源泉徴収げんせんちょうしゅうあり」 のほうが無難で、状況に応じて選び分けるのがベスト。
目次

もうちょっと詳しく

投資口座には大きく分けて「一般口座」「特定口座(源泉徴収げんせんちょうしゅうなし)」「特定口座(源泉徴収げんせんちょうしゅうあり)」の3種類があるよ。一般口座は自分で売買の記録を全部管理しないといけないから、今はあまり使われていない。特定口座なら証券会社が損益の計算をしてくれるから、そこは楽になる。「源泉徴収げんせんちょうしゅうなし」と「あり」の違いは、税金を証券会社が自動で代わりに払うかどうかだけ。どちらを選んでも確定申告かくていしんこくが必要になるケースはあるし、「なし」を選んだからといって税金が免除されるわけじゃないから、その点だけ絶対に勘違いしないようにしよう。

💡 ポイント
源泉徴収げんせんちょうしゅうなし=税金ゼロ」ではない!自分で申告する手間があるかどうかの違い。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「源泉徴収げんせんちょうしゅうなしの口座なら税金がかからない」
→ 「なし」というのは自動引き落としがない、という意味であって、税金がゼロになるわけじゃない。確定申告かくていしんこくを忘れると脱税になってしまうから要注意。
⭕ 「源泉徴収げんせんちょうしゅうなしの口座は、自分で税金を申告・納付する必要がある」
→ 証券会社が代わりに税金を引かない分、毎年2〜3月の確定申告かくていしんこく期間に自分で手続きをする義務がある。きちんと申告すれば損益通算などでお得になることもある。
なるほど〜、あーそういうことか!

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そもそも「源泉徴収げんせんちょうしゅう」ってどういう仕組みなの?

まず「源泉徴収げんせんちょうしゅう」の意味からちゃんと押さえておこう。源泉徴収げんせんちょうしゅうとは、給料や配当金などを支払う側(会社や証券会社)が、あらかじめ税金を差し引いてから渡し、残りを受取人に払う仕組みのことだよ。つまり「源泉=お金の出どころ」で「徴収=税金を集める」、まとめると「お金が出てくるところで先に税金を取っちゃう」イメージだ。

たとえば、会社員の人は毎月の給料から住民税じゅうみんぜい所得税しょとくぜいがあらかじめ引かれているよね。あれがまさに源泉徴収げんせんちょうしゅうだよ。自分で確定申告かくていしんこくしなくても済む会社員が多いのは、会社が代わりに税金を納めてくれているから。すごく便利な仕組みな一方で、「いくら引かれているか意識しにくい」というデメリットもある。

株の売却益にも税金がかかる

株や投資信託を売って利益が出た場合、その利益には20.315%の税金がかかる。内訳は所得税しょとくぜい15%・復興特別所得税しょとくぜい0.315%・住民税じゅうみんぜい5%だよ。「源泉徴収げんせんちょうしゅうあり」の口座を使っていると、この税金が自動で引かれてから利益が口座に入ってくる。逆に「源泉徴収げんせんちょうしゅうなし」の口座では、表面上の利益がそのまま入ってくるけど、確定申告かくていしんこくで自分で申告して後から納税する必要があるんだ。

配当金の源泉徴収げんせんちょうしゅうも同じ仕組み

株を持っていると配当金が受け取れる場合がある。この配当金にも同じく20.315%の税金がかかって、受け取る前に引かれた状態で入ってくる。これが「配当の源泉徴収げんせんちょうしゅう」だよ。ただし確定申告かくていしんこくで申告方法を選ぶことで、引かれすぎた税金が戻ってくることもあるから、配当をもらっている人も確定申告かくていしんこくを検討する価値があるよ。

源泉徴収げんせんちょうしゅうなし」の口座を選ぶとどうなるの?

「特定口座(源泉徴収げんせんちょうしゅうなし)」を選んだ場合、証券会社は損益の計算まではしてくれるけど、税金の支払いは自分でやらないといけない。毎年1月1日〜12月31日に発生した損益をまとめた「年間取引報告書」を証券会社が発行してくれるから、それを使って翌年の2〜3月に確定申告かくていしんこくをする流れだよ。

確定申告かくていしんこくが必要になるタイミング

源泉徴収げんせんちょうしゅうなし」の口座で年間を通じて利益が出た場合、原則として確定申告かくていしんこくが必要だよ。ただし、利益がゼロ以下(損失)だった場合は申告の義務はない。とはいえ、損失を翌年以降に繰り越す「損失の繰越控除こうじょ」を使いたいなら、損失の年も申告しておいたほうが有利になる場合があるよ。

会社員でも確定申告かくていしんこくが必要になることがある

会社員はふだん確定申告かくていしんこくをしないことが多いけど、「源泉徴収げんせんちょうしゅうなし」の口座で利益が出た場合は例外だよ。年間20万円を超える利益が出ると確定申告かくていしんこくの義務が生まれる。逆に言うと、20万円以下なら申告しなくてもOKという特例があるけど、住民税じゅうみんぜいの申告は別途必要なケースがあるから注意しよう。

源泉徴収げんせんちょうしゅうなし」が有利になるのはどんな人?

「手続きが増えるなら全員が『あり』を選べばいいじゃん」と思うかもしれないけど、「なし」が有利になる場面は実はたくさんある。どんな人に向いているか、具体的に見ていこう。

年間利益が少ない人・非課税ひかぜい枠に収まる人

NISAなどの非課税ひかぜい口座を使っていたり、そもそも年間の利益が少ない人は「なし」のほうがいい。「あり」を選ぶと利益が出るたびに自動で税金が引かれちゃうけど、確定申告かくていしんこくで「実は課税対象外だった」と証明できれば税金が戻ってくる。でも手続きが面倒だから、最初から「なし」を選んで利益が少ない年は申告不要にしたほうがシンプルなんだ。

複数の口座で損益通算したい人

複数の証券会社に口座を持っている人は要注意。「源泉徴収げんせんちょうしゅうあり」の口座同士でも、確定申告かくていしんこくをすれば口座をまたいだ損益通算ができる。でも「なし」の口座が一つでも混ざっていると、そもそも確定申告かくていしんこくが必要になってくる。どうせ確定申告かくていしんこくするなら「なし」にして、自分でまとめてコントロールしたほうが税負担を最小化しやすいよ。

扶養に入っている人(配偶者・親の扶養など)

扶養に入っている場合、自分の収入が一定額を超えると扶養から外れてしまう。「源泉徴収げんせんちょうしゅうあり」を選ぶと、税金は自動で引かれても「収入があった」という記録は残るから扶養判定に影響することがある。確定申告かくていしんこくのやり方を工夫することで、扶養を維持したまま投資できる場合もあるから、事前にしっかり確認しよう。

源泉徴収げんせんちょうしゅうあり」との違いを整理しよう

ここまで読んで、「結局どっちがいいの?」ってなっている人のために、両者の違いをわかりやすく整理するよ。

源泉徴収げんせんちょうしゅうあり」の特徴

証券会社が利益から自動で税金を引いて納税してくれるから、確定申告かくていしんこくが不要になることが多い。ただし、損失が出ても自動では対応してくれないし、他の口座との損益通算も自動ではできない。会社員や投資初心者で「とにかく楽に済ませたい」人向けだよ。税金のことを考えずに投資に集中できるのが最大のメリット。

源泉徴収げんせんちょうしゅうなし」の特徴

確定申告かくていしんこくが必要になるけど、その分だけ細かく税負担をコントロールできる。利益が少ない年は税金ゼロにできるし、複数口座の損益を合算して税金を抑えることもできる。扶養内で投資したい人や、税金対策に積極的な人に向いているよ。少し手間はかかるけど、その手間に見合うだけのメリットを得られる人には断然「なし」がおすすめだよ。

途中で変更できるの?

「とりあえず『あり』にしたけど、やっぱり『なし』に変えたい」ということはよくある。実は口座の種類変更は年に1回しかできない。変更手続きは証券会社によって締め切り日が異なるから、変えたい年の前年中(多くの場合12月末まで)に手続きをする必要があるよ。急に変えようとしても間に合わないことがあるから、早めに動くのがポイント。

確定申告かくていしんこくのやり方・流れをざっくり知っておこう

源泉徴収げんせんちょうしゅうなし」を選んだなら、確定申告かくていしんこくから逃げられない。難しそうに聞こえるけど、基本的な流れを覚えておけば怖くないよ。

ステップ① 年間取引報告書を準備する

証券会社が毎年1月下旬〜2月にかけて「年間取引報告書」を発行してくれる。これには年間の売買損益や受取配当が全部まとまっているから、これをベースに申告すればOK。ネット証券なら電子交付されるから、マイページからダウンロードできるよ。

ステップ② 確定申告かくていしんこく書を作成する

国税庁の「確定申告かくていしんこく書等作成コーナー」というWebサービスを使えば、質問に答えていくだけで申告書が自動で作れる。年間取引報告書の数字を入力するだけだから、意外と簡単。マイナンバーカードがあればe-Taxで電子提出もできて、税務署ぜいむしょに行く必要もなくなるよ。

ステップ③ 申告・納税する

申告期間は毎年2月16日〜3月15日(年によって多少変わることあり)。還付申告かんぷしんこく(税金が戻ってくる場合)なら1月から提出できる。納税が必要な場合は3月15日までに納付しないとペナルティがつくから、早めに動くのが大事だよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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