PERって何?わかりやすく解説

「あの株、買い時かな?」って思ったとき、どうやって判断すればいいかわからなくて困ったことない?株の値段が高いか安いかって、ただ株価だけ見てもわからないんだよね。そこで登場するのが今回紹介するPERという指標。これを知っておくだけで「この株、お買い得かも?」ってある程度わかるようになるよ。この記事を読めば、PERの意味・使い方・注意点がぜんぶわかるよ!

PERってよく聞くけど、なんのことか全然わからなくて…。株価が書いてある数字と何が違うの?

いい質問だよ!株価はただの「今の値段」だけど、PER(株価収益率)は「その値段が高いか安いか」を教えてくれる指標なんだ。つまり、株の”お買い得度”を測るモノサシみたいなものだよ。
じゃあ、PERってどうやって計算するの?難しくない?

計算式はシンプルで、PER=株価÷1株あたりの利益(EPS)だよ。たとえば株価が1000円で、その会社が1株あたり50円の利益を出してたら、PER=1000÷50=20倍になるんだ。この「20倍」って数字が割高か割安かの目安になるよ。
PERが低いほど「お買い得」ってこと?じゃあ低ければ低いほどいいの?

基本的にはそうなんだけど、一概には言えないんだよ。PERが低い=割安に見えても、「会社の成長が止まってる」サインのこともある。逆にPERが高い成長株は、「これから大きく稼ぐ期待値」が株価に織り込まれてるから高くなってたりするんだ。業種や状況によって見方が変わるのが大事なポイントだよ!
じゃあ「PER何倍が適正」みたいな基準はあるの?

よく言われるのが「15倍前後が標準」っていう目安だよ。日本株全体の平均PERもだいたいこのあたりに収まることが多い。15倍より大幅に低ければ割安候補、30倍・40倍を超えてくると割高感があるって感じで見るといいよ。ただし「同じ業種の平均と比べる」のが一番正確だから、業種ごとの相場感も覚えておくといいよ!
📝 3行でまとめると
  1. PERは「株価÷1株あたり利益」で計算する株の割高・割安を測るモノサシ
  2. 一般的に15倍前後が標準で、低いほど割安・高いほど割高の目安になる
  3. ただし業種や成長性によって変わるので、同じ業種の平均と比較するのが正しい使い方
目次

もうちょっと詳しく

PERは「Price Earnings Ratio」の略で、日本語では株価収益率と呼ぶよ。株式投資の世界で最もよく使われる指標のひとつで、証券会社のサイトやアプリを開けば必ず載ってる数字だ。計算式は「株価÷EPS(1株あたり純利益)」。EPSというのは、つまり「会社が1株ごとにどれだけ稼いだか」を表す数字のことだよ。PERが20倍ということは、「今の利益ペースで20年分稼いだら株価と同じになる」とも読み取れる。言い換えると、投資した元を回収するのに何年かかるかのイメージだね。だからこそ、PERが低いほど「早く元が取れる=割安」って感覚になるんだ。ただし、この数字だけで投資判断を下すのは危険で、成長性・財務状況・業種の特性と組み合わせて使うのが基本スタイルだよ。

💡 ポイント
PERは「同じ業種内」で比べてこそ意味が出る!業種が違うと基準値も全然違うよ。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「PERが低い株はとにかく買いだ!」
→ PERが低くても、赤字転落寸前だったり業績が悪化してる「罠株」の場合もある。低PERだけを理由に飛びつくのは危険だよ。
⭕ 「PERは業種平均と比べて判断する」
→ 同じ業種の他の会社と比べたとき、相対的に低ければ割安候補と考える。単独の数字ではなく「比較の道具」として使うのが正しい使い方だよ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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PERって何?株の「お買い得度」を測るモノサシ

株価が高いか安いかって、どうやって判断するの?

たとえば、スーパーに行って「いちごが1パック500円」って書いてあったとき、それが高いか安いかってどうやって判断する?「ふだんは300円だから高い」とか「贈り物用の高級いちごなら安い」とか、何かと比べて判断するよね。

株も同じだよ。A社の株価が「2000円」だとして、それが高いか安いかは株価の数字だけじゃわからない。だって、めちゃくちゃ稼いでる会社の株なら2000円でも全然安いかもしれないし、ほとんど利益が出てない会社の株なら2000円でも高すぎるかもしれないから。

そこで登場するのがPER(株価収益率)という指標。PERは「Price Earnings Ratio」の頭文字を取ったもので、つまり「株価が会社の稼ぎに対して何倍になってるか」を表す数字のことだよ。これを使えば、株価の数字だけじゃわからない「割高・割安」が見えてくるんだ。

PERの計算式はシンプルだよ

PERの計算式はこれだけ:

  • PER=株価 ÷ EPS(1株あたり純利益)

EPSというのは、つまり「会社が1株ごとにどれだけ純利益を稼いだか」を表す数字のことだよ。たとえば、株価が1500円でEPSが75円の会社があったとしたら、PER=1500÷75=20倍になる。

この「20倍」という数字は「今の利益ペースで20年分稼いだら、株価と同じ金額になりますよ」という意味に読み取れるよ。別の言い方をすると、「この株に投資した元手を、利益だけで回収しようとしたら20年かかる」ってことでもある。だからPERが低いほど「早く元が取れる=割安感がある」というイメージになるんだ。

PERの「倍数」が意味すること——何倍が標準?

15倍前後が「ふつう」の目安

PERには「この数字が正解」という絶対的な基準はないんだけど、よく使われる目安として「15倍前後が標準」というものがある。日本の株式市場(東証)全体のPER平均もだいたい13〜16倍くらいで推移することが多いよ。

大ざっぱなイメージはこんな感じ:

  • PER 10倍以下:割安候補。ただし業績悪化の可能性もあるので要注意
  • PER 15倍前後:ほぼ標準的な水準
  • PER 25〜30倍以上:割高感あり。ただし成長企業はこうなりやすい
  • PER 50倍超:かなり高い。将来への期待が株価に大きく織り込まれてる状態

「PERが高い=ダメな株」じゃないよ

ここは大事なポイントだから注意してね。PERが高くても「それだけの価値がある」と市場が判断してる場合もある。

わかりやすい例で言うと、人気のゲームソフトってプレミア価格がつくことがあるよね?定価より高くても「欲しい!」って人がいれば値段が上がる。株も同じで、「この会社、これからめちゃくちゃ成長しそう!」って期待されてる会社は、今の利益が少なくてもPERが高くなりやすいんだ。これを成長期待がPERに織り込まれているというよ。

IT系・AI系のスタートアップ企業なんかは、PERが50倍・100倍を超えることも珍しくない。「今はまだ利益が少ないけど、将来は大きく稼ぐだろう」って期待値が株価に反映されてるからだよ。

PERの正しい使い方——「比較」がすべてのカギ

業種が違うとPERの基準も全然違う

PERを使うときの一番大事なルールは、「同じ業種の会社と比べること」だよ。なぜかというと、業種によってそもそものPERの水準が全然違うから。

たとえば:

  • 銀行・保険業:PER 8〜12倍くらいが多い(成熟した業種で安定志向)
  • 食品・小売業:PER 15〜20倍くらいが多い(安定してるけど成長もそこそこ)
  • IT・テクノロジー業:PER 30〜50倍以上もざらにある(成長期待が高い)

だから、IT企業のPERが30倍だったとして「平均の15倍の倍だから割高だ!」と判断するのは間違い。IT業界の平均が40倍なら、むしろ割安な部類に入るかもしれないよ。「同じ土俵で比べる」のが基本だよ。

同じ会社の過去のPERとも比べよう

もうひとつ有効な比べ方が、その会社の過去のPERと今のPERを比べること

たとえばA社のPERが過去5年間ずっと15〜20倍くらいだったのに、今は10倍まで下がってたとしたら?「何か業績が悪くなってる?」か「相場全体が落ちてて、相対的に割安になってる?」という判断のヒントになるよ。こうやって「自分自身の過去と比べる」使い方も覚えておくとグッドだよ。

PERだけじゃダメ!組み合わせて使う他の指標

PBRとセットで見るとより強力

PERとよく一緒に語られるのがPBR(株価純資産倍率)。PBRは「株価が会社の資産に対して何倍か」を表す指標で、つまり「もし会社が今すぐ解散したとき、株主にいくら戻ってくるか」に対する倍率のことだよ。

  • PER:会社の「稼ぐ力」に対して株価が割高か割安か
  • PBR:会社の「持っている財産」に対して株価が割高か割安か

この2つを組み合わせると「稼ぎもそこそこで、財産も多い割安株」を見つけるヒントになるよ。投資の世界ではよく「PER+PBRの両方が低い株は特に注目」とも言われるんだ。

EPSの「予想値」に注意しよう

PERを計算するEPSには「実績EPS」と「予想EPS」の2種類があるよ。証券会社のサイトに載っているPERは、多くの場合「来期の利益予想をもとにした予想PER」だったりする。

予想EPSはあくまで「これくらい稼ぐだろう」という見込みだから、実際の業績が予想を大きく下回ったときはPERも変わってくる。だから「PERが低い!」と飛びつく前に、その数字が実績ベースなのか予想ベースなのかを確認する習慣をつけておくといいよ。

PERを使うときの注意点——落とし穴に気をつけて

赤字会社はPERが計算できない

PERを計算するには「1株あたりの利益(EPS)」が必要だけど、赤字の会社はEPSがマイナスになってしまう。マイナスの数字で割り算をするとおかしな値になってしまうので、赤字会社にはPERという指標が使えないんだよ。

証券会社のサイトで赤字会社を調べると、PERの欄が「-(ハイフン)」や「N/A」になってたりするのはそのためだよ。こういう会社の割高・割安を判断したいときは、PBRや売上高ベースの指標(PSRなど)を代わりに使うことになるよ。

一時的な利益・損失がEPSをゆがめることも

もうひとつの落とし穴が、特別利益・特別損失によるEPSのゆがみ。たとえば、工場を売って大きな利益が出た年は一時的にEPSが跳ね上がって、PERが異常に低く見えることがある。逆に、大きな損失を計上した年はEPSが下がってPERが高く見えることも。

こういう「一時的なイベント」によるブレを除いて考えるために、複数年分のEPSの平均を使ってPERを計算するという方法もあるよ。「今年だけで判断しないで、数年分で見る」という視点が大切だね。

低PERが「罠」になることもある

「バリュートラップ」というワードを聞いたことある?これは、つまり「割安に見えて買ったのに、その後もずっと割安のまま株価が上がらない罠」のことだよ。

なぜこういうことが起きるかというと、業績が悪化し続けてる会社は「利益が減る→EPSが下がる→PERが上がる」という流れになって、「割安だと思って買ったのにどんどん状況が悪化した」ということが起きやすいから。PERが低いのが「本当に割安」なのか「業績悪化のサイン」なのかを見極めるために、業績のトレンド(成長しているかどうか)もセットで確認しよう。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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