EPSって何?わかりやすく解説

「株をやってみたいけど、EPSとかPERとか横文字が多すぎてよくわからない…」ってなったことない?投資の話を調べるたびに知らない言葉が出てきて、そのたびに調べて、気づいたら最初に何を知りたかったのかすら忘れちゃう、あの無限ループ。この記事では、そんな投資の世界でよく出てくる「EPS」という言葉を、図とかなしでもスッと理解できるように説明するよ。

EPSってよく聞くんだけど、なんのこと?

EPSは「Earnings Per Share」の略で、日本語だと「一株当たり純利益」って言うんだ。つまり「会社が1年間で稼いだ利益を、株の枚数で割るといくらになる?」を表した数字だよ。
株の枚数で割る?どういうこと?

たとえば、クラスで文化祭のたこ焼き屋をやって、5人で運営して1万円の利益が出たとするよね。そのとき「1人あたりいくら稼いだか」を知りたければ、1万円÷5人=2000円って計算するよね。EPSもそれと同じで、会社の純利益発行済株式数(株の総枚数)で割った数字なんだよ。
それって何の役に立つの?

EPSが高いほど「1株あたりの稼ぎが大きい会社」ってことになるから、株の実力を比べるものさしになるんだ。しかもEPSが毎年増えている会社は「ちゃんと成長してる会社」って判断できるから、投資家はEPSの推移(変化の流れ)をすごく重視するよ。
PERとかPBRとかと何か関係あるの?

大あり!よく聞くPER(株価収益率)は「株価 ÷ EPS」で計算するんだ。EPSがわからないとPERも出せないから、EPSは投資指標の「土台」みたいな存在なんだよ。
📝 3行でまとめると
  1. EPSとは 一株当たり純利益 のことで、会社の稼ぎを株の枚数で割った数字
  2. EPSが高いほど・毎年増えるほど 稼ぐ力が強い会社 と判断できる
  3. EPSは PER(株価収益率) の計算にも使われる、投資指標の基本中の基本
目次

もうちょっと詳しく

EPSの計算式は「純利益 ÷ 発行済株式数」だけど、ここで言う「純利益」というのは、会社が1年間の事業で最終的に手元に残ったお金のこと。売上から、仕入れコスト・人件費・税金などをぜんぶ引いた後の数字だよ。そして「発行済株式数」とは、その会社が世の中に出回らせている株の総枚数のこと。たとえば純利益が10億円で、発行済株式数が1000万株なら、EPS=100円になる。EPSは四半期(3ヶ月)ごとに発表される決算で確認できて、アナリスト(株の専門家)が事前に「今期のEPSはこのくらいになる」と予想を出すことも多い。実際の結果がその予想を上回ると株価が上がりやすく、下回ると下がりやすいという、株価への影響力がかなり大きな指標なんだ。

💡 ポイント
EPSは「1株がどれだけ稼いだか」を表す、投資判断の土台になる数字!

⚠️ よくある勘違い

❌ 「EPSが高い株は今すぐ買いだ!」
→ EPSが高くても、すでに株価に織り込まれていることが多い。EPSだけで投資判断するのは早合点
⭕ 「EPSの推移と株価を合わせて見ることが大事」
→ EPSが毎年伸びているのに株価が割安(PERが低い)なら割安株の可能性がある。EPSは「1つのヒント」として使おう
なるほど〜、あーそういうことか!

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EPSとは何か?まず基本をおさえよう

EPSは「Earnings Per Share」の頭文字をとった言葉で、日本語では「一株当たり純利益」と呼ぶよ。投資の世界では、毎日のようにこの言葉が登場するから、意味をしっかりつかんでおくと情報が一気に読みやすくなる。

計算式はシンプル

EPSの計算式はこれだけ。

  • EPS = 純利益 ÷ 発行済株式数

「純利益」というのは、つまり会社が1年間の事業でぜんぶのコストを払い終わったあとに最終的に手元に残ったお金のこと。「売上」じゃないのがポイントで、売上が100億円あっても、コストが99億円かかってたら純利益は1億円だよ。

「発行済株式数」というのは、つまりその会社の株が世の中に何枚出回っているかの総数のこと。100円ショップで言えば、全体の商品数みたいなイメージ。この「総枚数」で純利益を割ることで、「株1枚あたりいくら稼いだか」が出てくるわけだ。

具体的な数字で考えてみよう

たとえば、A社の純利益が50億円で、発行済株式数が5000万株だとする。このとき、EPS=50億円÷5000万株=100円になる。つまり「A社の株を1枚持っていると、その1枚に対して100円分の利益が生まれている」ってこと。株を100枚持っていれば1万円分の稼ぎが自分の株についている計算になるよ。

日本の有名企業で言うと、トヨタやソニーのような大企業でも、このEPSを見ることで「今年は去年より稼ぎが増えたのか、減ったのか」がひと目でわかる。ニュースで「今期のEPSが市場予想を上回った」という表現が出たら、「会社が思ったより稼げた」というサインだよ。

EPSがわかると、何が見えてくる?

EPSを知る一番の価値は、「会社の稼ぐ力を株単位で比べられること」だよ。会社の規模がぜんぜん違う2社を純利益だけで比べても、あまり意味がない。株の枚数が違いすぎるから。でもEPSにすると、1株という共通の単位で並べて比べられるようになる。

成長しているかどうかが見える

EPSで最も重要なのは「今の値」だけじゃなくて、「毎年どう変わってきたか」という推移(変化の流れ)だよ。

  • 去年のEPS:100円 → 今年のEPS:120円 → 来年の予想EPS:150円

こんなふうに右肩上がりに増えている会社は、毎年しっかり成長しているってことがわかる。逆に、EPSが年々減ってきている会社は「稼ぐ力が落ちてきているかも」というサインになるよ。株式投資では「成長し続ける会社の株を持ちたい」と考える人が多いから、このEPSの伸びはすごく注目される。

予想EPSとの比較が株価を動かす

会社が決算(成績発表)をする前に、証券会社のアナリストたちが「今期のEPSはこのくらいになるんじゃないか」という予想を出す。そして実際に発表された数字が予想より良ければ株価は上がりやすく、悪ければ下がりやすい。これを「サプライズ」と呼ぶことがある。つまり、EPSは会社の実力を見るだけじゃなく、株価が動くタイミングを読むためのヒントにもなるんだ。

PERとセットで使うと、株が「割安か割高か」がわかる

EPSを覚えたら、次に知っておきたいのが「PER(株価収益率)」との関係だよ。PERはつまり「今の株価がEPSの何倍になっているか」を示す数字のこと。計算式はこう。

  • PER = 株価 ÷ EPS

身近な例で考えてみよう

たとえば、たい焼き屋さんが1個100円で売っていて、1個あたり10円の利益が出ているとするよ。このとき「値段が利益の10倍」だから、PERで言えば10倍になる。別のたい焼き屋が1個200円で、利益も同じ10円だとしたら、PERは20倍。同じ稼ぎなのに値段が高い=割高ということになるね。

株でも同じで、EPSが同じ2社の株価を比べたとき、PERが低い方が「同じ稼ぎをより安く買えている」という意味で割安の可能性がある。もちろん成長性や業界の違いもあるから一概には言えないけど、EPSとPERをセットで見ることで「この株は高いのか安いのか」を判断する手がかりになる。

日本株のPERの目安

一般的に日本株のPERは15〜20倍くらいが平均と言われているよ。それより低ければ割安、高ければ割高のシグナルになることが多い。ただしIT系・成長企業はPERが50倍以上になることも珍しくないから、業種によって見方が変わる点は覚えておこう。

EPSを上げる方法は2つある

会社がEPSを増やすには、大きく2つの方法があるよ。「純利益を増やす」か「株の枚数を減らす」かだ。

①純利益を増やす

一番わかりやすいのが、事業をがんばって稼ぎを増やすこと。新しい商品が売れた、コストを削減できた、海外事業が伸びた、などが純利益アップにつながる。これは「本業で強くなる」という王道の方法だよ。

②自社株買い(株の枚数を減らす)

もう一つは「自社株買い」という方法。これはつまり会社が市場に出回っている自分の株を買い戻して、流通する枚数を減らすことだよ。分母(発行済株式数)が減れば、純利益が同じでもEPSは上がる。たとえば純利益100億円、株式数1000万株だとEPS=1000円。株式数を800万株に減らすとEPS=1250円になる。

自社株買いは株主にとって嬉しい施策として歓迎されることが多く、発表されると株価が上がりやすい傾向があるよ。ただし、「本業の稼ぎが増えたわけではない」ことに注意が必要。EPSが上がった理由が「純利益の増加」なのか「自社株買い」なのかを区別して見ることが大切だよ。

EPSを調べるにはどこを見ればいい?

実際に株を調べるとき、EPSはどこで確認できるのか?主な方法をまとめるよ。

決算短信・IR情報

上場企業(株式市場に株を公開している会社)は年に4回、決算の結果を発表する義務がある。「決算短信」という書類にEPS(一株当たり当期純利益)が記載されているから、各社のIR(投資家向け情報)ページで確認できる。正確な数字を確認したいときはここが一番信頼できる情報源だよ。

株情報サイト・アプリ

「Yahoo!ファイナンス」「みんかぶ」「バフェット・コード」などの株情報サイトでは、各社のEPS推移をグラフで見やすくまとめてくれていることが多い。証券会社のアプリでも銘柄ページにEPSが表示されていることが多いから、日常的に確認するならこういったツールが便利だよ。

会社四季報

投資家のバイブルとも呼ばれる「会社四季報」(東洋経済新報社が出している本)には、上場企業ほぼ全社のEPS予想・実績が掲載されているよ。書店で買えるし、電子版もある。EPSの過去の推移と今後の予想が一覧で見られるから、投資を本格的に学びたい人には超おすすめの1冊だよ。

EPSは難しそうに聞こえるけど、「会社が株1枚あたりいくら稼いだか」という、たったそれだけの話だよ。この数字が毎年増えている会社は「稼ぐ力が伸びている会社」として投資家から注目される。PERと組み合わせることで「割安か割高か」の判断にも使える、投資の世界では欠かせない基本指標のひとつ。まずはこの感覚をつかんで、気になる会社のEPS推移を眺めてみるところからはじめてみよう。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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