「会社を辞めたら、今まで積み立ててた年金ってどうなるの?」って思ったことない?実はそのまま放置すると損しちゃうケースがあるんだよね。転職や退職のタイミングで必ず知っておきたいのが「移換」という手続き。この記事を読めば、移換が何なのか・なぜ必要なのか・どうすればいいのかが全部わかるよ!
- 移換とは、転職・退職の際に積み立てた年金のお金を別の制度へ移す手続きのこと
- 放置すると自動移換されて運用できなくなり、手数料だけ取られ続けるリスクがある
- 移換先は「転職先の企業型DC」か「iDeCo」が基本で、退職後6ヶ月以内に手続きを
もうちょっと詳しく
移換は、確定拠出年金(DC)という年金制度の中で使われる言葉だよ。DCとは「つまり、自分でお金を積み立てて、自分で運用先を選ぶ年金」のこと。会社がやってくれる「企業型DC」と、個人でやる「iDeCo(イデコ)」の2種類がある。転職や退職のタイミングでどちらかの制度から別の制度にお金を移すことを「移換」と呼んでいるんだ。移換は単なるお金の振り込みじゃなくて、年金の制度ごと引き継ぐイメージ。だから専用の書類と手続きが必要になる。難しく聞こえるけど、手順さえ押さえればサクッとできるよ。
移換は「年金ごと引っ越し」のイメージ。お金だけじゃなく、運用の権利も一緒に移るよ!
⚠️ よくある勘違い
→ 何もしないと自動移換されて、手数料を取られながら運用もできない状態になってしまう
→ 期限内に書類を提出することで、せっかく積み立てたお金をちゃんと活かせる状態を維持できる
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移換ってそもそも何?年金制度の「引っ越し」を理解しよう
確定拠出年金(DC)とは何か
移換を理解するには、まず「確定拠出年金(DC)」を知る必要があるよ。DCとは、つまり「毎月一定額を積み立てて、自分で投資信託や定期預金などを選んで運用する年金制度」のこと。将来もらえる金額は、自分がどう運用したかによって変わるんだ。
会社が掛け金を出してくれる「企業型DC」と、自分で掛け金を出す「iDeCo(個人型確定拠出年金)」の2種類がある。どちらも、積み立てたお金は60歳になるまで原則引き出せないというルールがある。
「移換」が必要になるタイミング
移換が必要になるのは、主にこんなタイミングだよ。
- 会社を退職したとき(企業型DCに入っていた場合)
- 企業型DCがない会社に転職したとき
- フリーランス・自営業になったとき
- 企業型DCがある会社に転職したとき(iDeCoから移す場合)
たとえば、企業型DCがある会社Aに10年勤めて辞めたとしよう。そこで積み立てたお金は「会社Aの企業型DC口座」に入っている。でも退職した瞬間にその口座は使えなくなるんだ。だから次の受け皿に移さないといけない、これが移換だよ。
移換と「脱退一時金」の違い
「引き出せばいいじゃん」と思う人もいるかもしれないけど、原則として60歳前に引き出すことはできない。ただし、積立金額が少ない(1万5,000円以下など)一定の条件を満たした場合だけ「脱退一時金」として受け取ることができるよ。それ以外の人は移換一択になる。
移換しないとどうなる?自動移換の落とし穴
「自動移換」とは何か
退職してから一定期間(基本的に6ヶ月)経っても移換手続きをしないと、「自動移換」という状態になってしまう。自動移換とは、つまり「国民年金基金連合会という公的な機関に、強制的にお金が移されてしまうこと」だよ。
自分の口座に残るわけじゃないし、移換を選んで自分が指定した場所に行くわけでもない。あくまでも「どこにも行き場がないから一時的に預かっておくよ」という感じの扱いになるんだ。
自動移換の3つのデメリット
自動移換はとにかくデメリットだらけ。具体的に何が困るのか見ていこう。
- 運用ができなくなる:自動移換中は資産が現金のまま(つまり増えない状態)で置かれる。せっかく積み立てたお金が全く働かなくなるんだ。
- 手数料だけ取られる:国民年金基金連合会に月52円、信託銀行に月66円の手数料がかかる。積み立てはゼロなのに引かれる一方という最悪の状況になる。
- 加入者期間がカウントされない:確定拠出年金は10年以上加入していると60歳から受け取れる。でも自動移換中はこの期間にカウントされないから、受け取り開始年齢が遅くなる可能性があるんだ。
友達のお金を勝手に現金で引き出して金庫に入れておく、でも月に少しずつ保管料を取る……みたいなイメージかな。完全に損するだけの状態だよ。
自動移換を避けるには期限を守るだけ
対策はシンプルで、退職後6ヶ月以内に移換手続きをするだけでOK。会社を辞めたらすぐに「移換どうするか」を考える習慣をつけておくといいよ。
移換先はどこを選ぶ?3つの選択肢を比べよう
選択肢①:転職先の企業型DCへ移換
転職先の会社が企業型DCを導入していれば、そこに移換するのが一番シンプル。会社経由で手続きができるし、引き続き会社が掛け金を出してくれるメリットもある。
ただし、転職先の企業型DCのルール(選べる商品や手数料)は会社によって違う。前の会社より使いにくい制度の場合もあるから、事前に確認しておこう。
選択肢②:iDeCoへ移換
転職先に企業型DCがない場合や、フリーランスになる場合は「iDeCo」への移換が基本の選択肢になる。iDeCoとは、つまり「自分で金融機関を選んで、毎月自分で掛け金を出す個人向けの年金制度」のこと。
iDeCoのメリットは、金融機関を自由に選べること。SBI証券や楽天証券など、手数料が安くて商品が充実しているところを選べば、しっかり運用を続けられる。ただし移換後は会社が掛け金を出してくれるわけじゃないから、自分で毎月積み立てる必要があることは覚えておいて。
選択肢③:給付として受け取る(条件あり)
積立金額が少額(1万5,000円以下)の場合に限り、「脱退一時金」として現金で受け取ることができる。ただしこれは例外的な選択肢で、ほとんどの人は移換を選ぶことになる。受け取る場合は税金がかかる点にも注意が必要だよ。
移換の手続き、実際にどうやるの?
移換に必要な書類を準備しよう
移換の手続きは、大きく分けて「退職する会社での手続き」と「移換先での手続き」の2段階になる。まずは退職する会社の人事・総務部門に「移換したい」と伝えよう。すると「資産移換依頼書」などの書類をもらえるはずだよ。
必要になる主な情報はこんなもの:
- 基礎年金番号(年金手帳やねんきん定期便に書いてある)
- 個人番号(マイナンバー)
- 移換先の金融機関・口座情報
企業型DCからiDeCoへの移換ステップ
iDeCoに移換する場合の大まかな流れを見ておこう。
- iDeCoの口座を開設する金融機関を選ぶ
- その金融機関でiDeCoの口座を開く(まだない場合)
- 退職した会社の制度運営機関(レコードキーパー)に移換の申し出をする
- 書類を記入して提出する
- 手続き完了(数ヶ月かかることもある)
実際の手続きは退職した会社のレコードキーパーや、iDeCo口座を開く金融機関がサポートしてくれることが多いから、わからないことがあれば電話で聞いてみよう。
移換にかかる時間と費用
移換の手続き自体に数週間〜2ヶ月程度かかる場合がある。移換手数料は移換先や制度によって異なるけれど、数千円程度かかることが多い。ただしこれは1回限りの費用で、自動移換のように毎月引かれ続けるわけじゃないから、長い目で見れば絶対に移換したほうが得だよ。
移換するときに気をつけたい3つのポイント
ポイント① 時期を見極めよう
移換には時間がかかるから、退職が決まったらできるだけ早く動くのがコツ。「退職日の翌日からカウントが始まる」と思っておくといい。転職先が決まっている場合は、入社後に転職先の人事担当に「企業型DCの手続きはどうすればいい?」と早めに確認しよう。
ポイント② 移換中は運用が止まることがある
移換手続きをしている間は、一時的に運用が止まることがある。つまりその間はお金が増えも減りもしない状態になる。これは仕方ないことだけど、手続きを早く終わらせるほど運用できる期間が長くなるから、なるべくスピーディに動こう。
ポイント③ 移換先の商品ラインナップを確認しよう
iDeCoで移換する場合、金融機関によって選べる投資信託のラインナップが大きく違う。手数料が低いインデックスファンド(つまり「市場全体の動きに連動するように設計された投資信託」のこと)が充実している金融機関を選ぶと、長期的に有利になりやすいよ。SBI証券・楽天証券・松井証券などが人気だから参考にしてみて。
