インターネットでサイトを見ていると、クリックしたのと違うページが開いた経験ありませんか?実はそれ、「リダイレクト」という仕組みが働いているんです。サイトの引っ越しや広告のリンク先など、日常的に使われているこの技術について、この記事を読めばぜんぶわかるようになりますよ。
- リダイレクトとは、あるURLにアクセスすると別のURLに自動で転送される仕組みのこと
- サイトの引っ越しや短縮URLなど、様々な場面で利用され、ユーザーを正しいページに導く
- 301と302などの種類があり、使い分けることで検索エンジンへの影響を変えることができる
もうちょっと詳しく
リダイレクトは、Webサーバー側で「このアドレスにアクセスしてきた人は、別のアドレスに誘導しちゃおう」という指示をすることです。ユーザーがブラウザのアドレスバーに入力したURLと、実際に表示されるページのURLが異なるのはリダイレクトが働いているからなんですよ。これはサーバーからブラウザに送られる特別なメッセージで実現されていて、ユーザーは何も難しい操作をしなくても自動的にページが切り替わります。
リダイレクトはサーバー側の設定で自動的に行われるから、ユーザーが何かする必要はないよ
⚠️ よくある勘違い
→ すべてのリダイレクトが悪いわけではありません。正規のサイト運営で使われることがほとんどです。ただし、詐欺サイトへのリダイレクトは危険なので、おかしなリンクは踏まないようにしましょう。
→ サイトの引っ越しや機能改善など、ユーザーの利便性を高めるために設計されています。出先不明なページへのリダイレクト以外は、基本的に安全です。
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リダイレクトって、実は身近にあるんだよ
インターネットを使っていると、知らず知らずのうちにリダイレクトを経験しているんです。例えば、あなたが短縮URLをクリックするとき。Twitterとかで「bit.ly」とか「tinyurl」みたいな短いURLを見かけたことありませんか?あれをクリックすると、実は長〜いURLに転送されているんです。これがリダイレクトです。
他にも、よくあるのが古いサイトから新しいサイトへの引っ越し。会社がWebサイトをリニューアルしたときとか、サイトのアドレスが変わったときとか。昔のURLでアクセスしてくる人がたくさんいるから、そういう人たちを新しいURLに自動で転送しちゃう、というわけです。
つまり、リダイレクトっていうのは「このページはもうここにはないから、新しいところに案内しますね」という丁寧な転送サービスだと考えるといいですよ。ユーザーは何も難しいことをしなくて大丈夫。ただボタンをクリックするだけで、自動的に正しいページに連れていってくれるんです。これがリダイレクトの便利なところなんですね。
なぜリダイレクトが必要なのか、もっと詳しく
ここで大事な話をします。なぜ、わざわざリダイレクトなんて機能があるのか、ってことです。答えは「既存のユーザーを失いたくないから」なんです。
考えてみてください。あなたがあるサイトをブックマークしていたとします。それで数年経って、そのサイトが「引っ越しました、新しいアドレスはこちらです」って発表したとする。でもリダイレクトがなかったら、あなたのブックマークは死んだリンク(つまり、クリックしても存在しないページになっちゃう)になっちゃいますよね。これは悲しい。
同じことが検索エンジンにも起こります。Google検索で「あーそういうことか」を検索すると、昔のアドレスがいっぱい引っかかるかもしれません。でもリダイレクトがあれば、その古いアドレスをクリックしても新しいアドレスに転送されるから、ユーザーはちゃんとサイトにアクセスできるわけです。
つまり、リダイレクトはサイト運営者がユーザーに対して「引っ越しますけど、心配しないでね、古いアドレスでもちゃんと新しいページに連れていきますからね」という約束をするためのものなんですよ。これは顧客サービスの観点からもすごく大事な機能なんです。
また、リダイレクトは検索エンジン対策(SEOといいます、つまり検索で上位に出すためのテクニック)でも大事です。昔のアドレスで積み重ねた検索エンジンの評価を、新しいアドレスに引き継ぐことができるんです。正しくリダイレクトを設定していれば、サイトの引っ越し後でも検索順位が落ちたりしないってわけです。
リダイレクトの種類と何が違うのか
実は、リダイレクトにはいろいろな種類があるんです。これ、覚える必要はないんですけど、「あ、こんなバリエーションがあるんだ」って知ると、インターネットの仕組みがより深く理解できますよ。
一番よく使われるのが「301リダイレクト」と「302リダイレクト」っていう2つです。数字が何かって言うと、サーバーが返すステータスコード(つまり、「どういう状況なのか」を表す番号)のことです。
301リダイレクトっていうのは「永続的な転送」という意味です。つまり「このページはもう二度と来ません。今後はこっちのアドレスを使ってください」って宣言するようなものです。さっきも言ったサイト引っ越しのときは、たいてい301を使います。検索エンジンさんも「あ、このサイト、ずっと新しいアドレスで続くんだな」って理解するから、古い方の評価を新しい方に引き継いでくれます。
一方、302リダイレクトっていうのは「一時的な転送」という意味です。つまり「今は別のアドレスを使ってね、でも将来はこっちに戻ってくるかもよ」っていう意味合いです。例えば、あるサイトが工事中で、ちょっと別のページを表示させているときとか、一時的なキャンペーンページに誘導するときとか、そういった場面で使われます。検索エンジンは「あ、これは一時的なんだな」と判断して、古いアドレスの評価をそのまま保ったままにします。
他にも「303リダイレクト」とか「307リダイレクト」なんていう種類もあるんですけど、基本的には301か302のどちらかが使われることがほとんどです。重要なのは「永続的か、一時的か」という区別なんですね。
リダイレクトの身近な活用例
では、具体的にどんな場面でリダイレクトが使われているのか、いくつかの例を紹介しますね。
まず、短縮URLサービスです。さっき言った「bit.ly」や「tinyurl」みたいなやつですね。Twitterでシェアするときって、長いURLだと文字数がもったいないじゃないですか。だからみんな短い形に変換するんです。その短いURLをクリックすると、自動的に元の長いURLに転送されます。これがリダイレクトです。
次に、広告のリンクです。あなたが広告をクリックすると、広告配信会社のサーバーを経由して、広告主のサイトに転送されます。このときのサーバー経由が実はリダイレクトなんです。こうすることで「この広告は何回クリックされた」っていうカウント数を記録できるんですよ。
また、キャンペーンページへの転送もあります。例えば、テレビでコマーシャルを見ていて「詳しくはこのサイトへ」みたいなURLが出ますよね。その場合、たいていは短くてわかりやすいアドレスが告知されます。でも実際の在庫管理だとか個人情報の取得画面だとか、いろいろな都合で複雑なページになっていることが多いんです。だから短いアドレスからリダイレクトで長いアドレスに飛ばすわけです。
さらに、サイト運営側の都合もあります。サイトをスマートフォン対応にしたとき、パソコンからアクセスしたときと、スマートフォンからアクセスしたときで別のページを表示させたいことってありますよね。その場合、サーバーが「あ、この人はスマートフォンからアクセスしてるな」と判定して、スマートフォン用のページにリダイレクトするわけです。
リダイレクトをするときに気をつけることって何?
最後に、リダイレクトの話をする上で避けられない、ちょっと難しい部分についても触れておきます。
サイト運営者がリダイレクトを設定するときは、「ユーザーにとって本当に必要な転送か」ってことを考える必要があります。例えば、Aというページから無関係なBというページにリダイレクトしちゃう、みたいなことをしたら、ユーザーは困ってしまいますよね。「あれ、違うページが出てきた」ってなって、信用を失ってしまう。
また、リダイレクトのチェーン(つまり、1回目の転送先がさらに2回目の転送先に飛ばされるみたいに、連鎖すること)も避けるべきです。1回のリダイレクトなら速いんですけど、3回も4回も転送されると、ページを表示するのに時間がかかっちゃう。ユーザーは何も難しいことは感じないかもしれませんけど、サーバー負荷も増えちゃいますし、最悪の場合ブラウザが「無限ループだ!」と判定してエラーを出しちゃうこともあります。
検索エンジンの観点からも、リダイレクトは正しく使う必要があります。さっき言った通り、301と302を使い分けることが大事です。一時的な転送なのに301を使っちゃったら、検索エンジンが勘違いして、古いアドレスを検索結果から削除しちゃう可能性もあります。これは SEO に大きな悪影響を与えちゃいます。
だから、リダイレクトはすごく便利な機能だけど、サイト運営者は責任を持って正しく使う必要があるってわけです。あなたがユーザーとしてリダイレクトを経験するのは問題ないですけど、もしあなたがサイトを作る側になったら、こういったことに気をつけてくださいね。
