家の郵便ポストを開けると、毎日のように入ってくる「お得情報」や「カタログ」。なぜこんなにいっぱい来るんだろう、って思ったことありませんか?実は、それ全部「ダイレクトメール」という企業の作戦なんです。この記事を読めば、どうして届くのか、誰が何の目的で送ってるのか、全部わかっちゃいますよ。
- ダイレクトメールは企業が特定の顧客に直接郵送する広告で、チラシやカタログのこと
- テレビやネット広告よりターゲットを限定できるので、効果が高いと考える企業が多い
- 完全に無駄になることも多いけど、少ない反応でも利益が出れば企業にとって価値がある
もうちょっと詳しく
ダイレクトメールの魅力は、とにかくその情報が本当に欲しい人に届くってところです。例えば、セグウェイのお店が「50代の一軒家に住む人」リストに特別セールの情報を送ったら、その人がセグウェイに興味を持つ確率がすごく高いですよね。テレビCMみたいに「見たくない人も見せられる」わけじゃなくて、事前に「多分この人は興味あるだろう」という人だけに届けられるから、企業としては効率的なんです。また、紙という形だから「デジタル広告は見ない」という人にも届く、というメリットもあります。
ダイレクトメールは「広告」だけど、あなた個人の情報をもとに選ばれている。だから無視してOK。興味なけりゃゴミ箱へ。
⚠️ よくある勘違い
→実際には、企業ごとに配信タイミングや対象層が全く違います。新聞の折込チラシと、直営店のDMでは目的も効果も異なります。
→企業は予算をかけて個人情報を購入し、「この情報は誰に届けるべきか」を真剣に考えて送ってます。つまり、あなたが受け取ったDMは、企業が「あなたは客になる可能性が高い」と判断した証拠です。
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ダイレクトメールってそもそも何?
ダイレクトメールを一言で言うと、企業が特定の顧客に直接郵送する紙の広告です。つまり、企業が「このお客さんなら買ってくれるかもしれない」と思った人を選んで、その人の家のポストに直接入れちゃう、っていう広告の方法なんですよ。あなたの家に毎日入ってくるチラシ、カタログ、セール情報のハガキ、新しいお店の案内、全部これです。
ダイレクトメールの特徴は、メディア業界では「DM」とか「ダイマ」なんて略されます。昔からある広告手段で、インターネットが普及した今でも企業がお金をかけて送り続けてるんです。なぜなら、インターネット広告と違って「実物の紙」だから、つい目に入っちゃうし、読む可能性が高いからなんですよ。
ダイレクトメールには色々な種類があります。例えば:
- カタログ:通販会社が商品一覧を送る。服飾メーカーとか家具屋さんのカタログがそう
- チラシ:近所の店舗が「今週はセール」とか「新しい商品が入りました」って情報を送る
- ハガキ:銀行とか保険会社が「定期預金の金利が上がりました」とか「新しい保険商品があります」と知らせる
- 親切な手紙:クリーニング屋さんとか不動産会社が「いつもご利用ありがとうございます」と顧客に連絡する
つまり、郵便ポストに入ってくる紙モノの広告は、ほぼ全部ダイレクトメールだと思ってOKです。誰かが「この人に届けたい」と思って、わざわざ郵送してきたものなんです。
ダイレクトメールが普及した理由は、インターネットが出現する前からあるからです。昔は「顧客に情報を届ける」=「郵送」だったんですよ。だから古い手段に見えるかもしれませんが、実は今でもすごく大事なマーケティング手段なんです。企業が毎年何億枚も送ってるから、ダイレクトメール業界は今でも成り立ってるんですよ。
なぜ企業はダイレクトメールを送るのか?
企業がダイレクトメールを送る理由は、一言で言うと「お金がかかるけど、その分効果がある」と思ってるからです。テレビCMとか新聞広告とか、他の広告手段よりもターゲットを正確に絞れるから、無駄が少ないんですよ。
具体的に考えてみましょう。テレビCMの場合、100万人が見てるテレビ番組に広告を出すと、そのうち95万人は「自分には関係ない」って思うかもしれません。でもダイレクトメールなら、最初から「この10000人は多分興味がある」って人を選んで送るから、効率が全然違うんです。企業の立場からすると「無駄な広告費を減らせる」っていうのは、すごく大事なんですよ。
もう一つの理由は、個人情報を活用できるからです。例えば、家を建てた人の情報を持ってる不動産会社は「このエリアの新築住宅を買った人」リストを持ってます。そのリストを基に、リフォーム会社が「あなたの家をリフォームしませんか」ってDMを送ってくるんです。銀行口座を持ってる人なら銀行から定期預金の案内が来るし、クレジットカードを持ってたら信用金庫からローンの案内が来る。つまり、企業が「あなたについて知ってる情報」を使って、「多分欲しいだろう情報」を送ってくるわけです。
さらに、ダイレクトメールは紙だから、デジタル広告と違う効果があります。例えば、ネットを見てない高齢者にも届くし、「ネット広告は邪魔だからブロックしてる」って人にも届きます。また、紙という形だから、人間の脳に印象が残りやすいんです。スマホで見た広告はすぐ忘れるけど、手に取った紙のカタログは何日も手元に置いて見返す、とかありますよね。企業はそういう心理も計算してダイレクトメールを送ってるんです。
ただし、企業も馬鹿じゃないから、何でも送ってるわけではありません。郵送代も印刷代も意外とかかるので「これは絶対効果がある」と思う情報だけ送ります。だから、ダイレクトメールが来たということは「企業があなたをターゲットに選んだ」っていう証拠でもあるんですよ。
ダイレクトメールとテレビ・ネット広告の違い
広告には色々な方法があります。テレビCM、新聞、雑誌、ラジオ、ネット広告、SNS広告、そしてダイレクトメール。それぞれ違う特徴があるんです。ダイレクトメールの位置づけを理解するには、他の広告と比べるといいですよ。
テレビCMの場合、番組を見ている100万人全員に同じCMが流れます。つまりターゲットが広いんです。ドラマを見てる人の中には「この商品に全く興味ない人」もいっぱいいます。でも企業は「誰かは興味を持つだろう」と期待して、高いお金を払ってCMを出すんです。メリットは「有名になれる」「大量の人に知ってもらえる」という点。デメリットは「無駄が多い」「高額」「ターゲットを絞れない」という点です。
新聞や雑誌の場合、読者層がある程度決まってます。新聞なら高齢者が多いし、女性雑誌なら女性が多い、みたいに。だからテレビCMよりターゲットはやや絞られてるんですが、それでも雑誌全体の読者に見られるから、やっぱり無駄があります。
ネット広告の場合、すごくターゲットを細かく設定できます。例えば、Googleで「ダイエット」と検索した人だけに「ダイエットサプリ」の広告を見せる、とか。あるいは、Instagramで「ファッション」関連の投稿をいっぱい見てる人だけに「洋服店」の広告を見せる、とか。だからダイレクトメールに比べても、すごく効率的なんです。ただし、ネット広告は「邪魔」だと感じる人も多いし、ブロックされることもあります。
それに対して、ダイレクトメールはその人の自宅住所に直接送るという、すごくパーソナルな方法です。企業が「このエリアの持ち家に住む40代女性」みたいに、かなり細かくターゲットを設定できます。ネット広告よりは費用がかかりますが、テレビCMよりは効率的なんです。
整理するとこんな感じ:
- テレビCM:有名になれるけど無駄が多い。テレビを見てる人全員が対象
- 新聞・雑誌:それなりに効率的だけど、読者全体が対象
- ネット広告:すごく効率的。検索内容や行動をもとにターゲット
- ダイレクトメール:ネット広告の次に効率的。住所や地域をもとにターゲット。紙だから削除されない
つまり、ダイレクトメールは「古い手段だけど、今でも意外と効果的」ってわけです。
ダイレクトメール業界の裏事情
ダイレクトメール業界は、実はすごく複雑な仕組みになってるんです。企業が直接ダイレクトメールを送ってるわけじゃなくて、色々な業者が関わってるんですよ。
流れとしては、こんな感じです:まず、売上を増やしたい企業(例えば通販会社とか保険会社)がダイレクトメール代理店(つまり、ダイレクトメール送付の手配をしてくれる会社)に「このターゲット層に商品情報を届けてください」と依頼します。次に、代理店が顧客データベース会社から「40代女性・持ち家・年収500万以上」みたいなターゲント層の住所リストを購入します。それから、印刷会社がチラシとかカタログを印刷して、郵便局がそれを全国の配達員に渡して、配達員がポストに入れるんです。
ここで重要なのが顧客データベース会b社の存在です。つまり、個人情報をデータベース化して管理してる会社が、その情報を企業に売ってるんです。あなたが銀行で住宅ローンを組んだとき「個人情報は他社に提供することがあります」ってのを見たことありませんか。あれがまさにこれです。銀行が「ローン利用者の住所」を顧客データベース会社に売って、その会社が「この人は住宅関連の商品に興味がありそう」という情報として他の企業に売ってるんですよ。
だから、ダイレクトメールが来るってことは「どこかの企業があなたの個人情報を買った」って意味なんです。ちょっと怖い話ですが、これは法律で認められた正当なビジネスなんです。もちろん、プライバシーを守るために「個人情報保護法」という法律があって「個人情報を勝手に使っちゃダメ」とか「本人に知らせずに他社に売っちゃダメ」みたいなルールがあります。だから、あなたが「個人情報を提供してもいいですか」という同意書にハンコを押したときに、企業はあなたの情報を使ってもいい、という仕組みになってるわけです。
実は、ダイレクトメールビジネスは意外と利益が薄いんです。1000枚送ったら、読まれるのは100〜200枚。実際に商品を買う人は5〜10人。つまり反応率は0.5〜1%程度なんですよ。だから、1000枚送るのに5万円かかったら、5〜10人から5万円以上の売上を作らないと、企業は赤字になります。企業はこの計算を厳密にやって「これなら利益出るな」と思う情報だけを送ってるんです。
ダイレクトメールの上手な活用法と断る方法
ダイレクトメールは企業の広告ですから、全部が役に立つわけじゃありません。でも、ときには本当に欲しい情報が入ってることもあります。ダイレクトメールと上手に付き合う方法を紹介しますね。
まず、ダイレクトメールを減らしたい場合。郵便ポストに「ダイレクトメールお断り」というシールを貼ると、配達員がダイレクトメールは入れなくなります。ただし、これは完全には効かないんです。なぜなら、大事な親戚や友達からの手紙も一緒に入るわけですし、郵便局だけじゃなく新聞店や配送業者が直接入れるやつもあるから。だから「シールで0にする」ってのは難しいんですよ。
もう一つの方法は、ダイレクトメールを送ってくる企業に「送らないでください」と言うことです。企業の連絡先はダイレクトメール自体に書いてあることが多いから、メールか電話で「今後は送らないでください」と頼むんです。ただし、この方法は企業ごとにやらないといけないから、すごく手間です。
逆に、ダイレクトメールを活用する人もいます。例えば、ネットで調べるのは面倒だけど「家具について詳しく知りたい」って人は、家具メーカーのカタログを手元に置いて何回も見返します。紙のカタログは「スマホ画面よりもゆっくり見られる」って人にとっては、ダイレクトメールは実は便利なんですよ。あるいは、「セール情報」を知りたい人は、ダイレクトメールに載ってる割引券を使ったり、セール時期を知ったりできます。
つまり、ダイレクトメールはどう見るかで「便利」にも「迷惑」にもなる、ってわけです。自分に必要な情報は活用して、不要な情報はゴミ箱に捨てる。その中間でちょうどいい付き合い方を見つけるのが、大人の知恵だと思いますよ。
