配当落ち日って何?わかりやすく解説

株で配当金をもらいたいと思ったとき、「今から買っても大丈夫?」「このタイミングで買うと損する?」って思うことないですか。実は、配当金をちゃんともらうには、絶対に覚えておかないといけない日付があるんです。それが「配当落ち日」。この日を過ぎると、いくら株を持っていても配当金がもらえなくなっちゃうんですよ。この記事では、配当落ち日がなぜあるのか、そしてそれがどう株価に影響するのか、友だちに説明するみたいにわかりやすく教えていきます。

先生、そもそも配当落ち日って何ですか?聞いたことはあるんですけど…

いい質問だね。配当落ち日っていうのは、つまり「この日までに株を持っていないと、配当金がもらえなくなる日」という意味だよ。正確には、その前日までに株を買っておかないといけないんだ。
あ、そっか。でも何でそんなややこしい日付があるんですか?

いい質問だ。それは、株の売買には時間がかかるからなんだ。君が今日「買おう!」と思って株を注文しても、その株が本当に君の物になるには2日かかるんだよ。つまり「その株が本当に誰の物か決まる日」までに、株の持ち主を確定させないといけないってわけ。会社は「この日の夜の時点で持ってる人に配当をあげよう」って決めるんだ。
あ、なるほど!つまり「この日に自分の物になっていないと、もらえないよ」ってことなんですね。

その通り!それで、その日のことを「権利落ち日」って言うんだ。そしてその前の営業日が「配当落ち日」だよ。配当落ち日に株を売っちゃうと、その2日後に売却が完了するから、そうするともう君の所有じゃなくなってる。だから配当金はもらえないってわけだね。
📝 3行でまとめると
  1. 配当落ち日とは、この日を過ぎて株を買うともらえない日付の前日のこと。正式には権利落ち日の前営業日
  2. 株の売買には2営業日のタイムラグがあるから、確定日までに自分の物になっていることが必要
  3. 配当落ち日に株を買った場合、配当金はもらえないけど株価は安くなることが多い
目次

もうちょっと詳しく

株の世界では、「売買が成立する日」と「実際に自分の物になる日」は違うんです。月曜日に株を買うと言っても、その株が本当に自分の口座に入ってくるのは水曜日。この「2営業日のズレ」があることを「T+2」(ティー・プラス・ツー)と言います。つまり、今日(T日)の2日後に売買が確定するってことですね。だから、もし木曜日が配当金の確定日なら、火曜日までに株を買っておかないといけません。月曜日の夜から火曜日の間に株を買った場合、確定日の木曜日には売買が完了していないので、配当金がもらえないんです。これが配当落ち日の仕組みですよ。

💡 ポイント
覚えておく日付は「権利落ち日」。その前営業日が「配当落ち日」です

⚠️ よくある勘違い

❌ 「配当落ち日に株を買えば、配当金がもらえる」
→ 配当落ち日は「この日を過ぎると駄目」という日付。つまり配当落ち日には、もう遅いんです。配当落ち日の前営業日までに買っておかないといけません。
⭕ 「配当落ち日の前営業日までに株を持っていれば、配当金がもらえる」
→ 正確には「権利落ち日の前営業日までに買っておくと、権利落ち日に確定して配当金がもらえる」が正解。配当落ち日という呼び方がややこしいんですね。
なるほど〜、あーそういうことか!

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配当金ってそもそも何?

まず、配当金の基本から説明しますね。会社に株を持つっていうのは、その会社の一部のオーナーになることなんです。たとえば、有名なお菓子会社があるとしましょう。その会社の株を100株持ってたら、その人はその会社の100分の1くらい(正確には発行済み株式数による)のオーナーってわけです。

その会社が利益を出したときに、会社のトップは「よし、利益が出たから、株主の皆さんにお金を返そう」って決めることがあります。それが「配当金」です。つまり、会社が稼いだお金の一部を、株を持ってくれてる人たちに「ありがとう!」と言って渡すお金のことですね。

配当金はいつでももらえるわけじゃなくて、1年に1回とか、半年に1回とか、会社が決めた時期に配られます。「今年は1株につき100円の配当金を出す」みたいに決まるんです。だから、100株持ってれば100円×100株で10,000円もらえるってわけですよ。

さて、ここで問題が出てくるんです。その配当金をもらうためには、「いつの時点で株を持ってないといけないのか」をちゃんと決めておく必要があります。だって、毎日毎日いろんな人が株を売ったり買ったりしてますからね。会社は「この日時点で持ってる人が本当のオーナーです」と決めないと、誰に配当金をあげればいいのかわからなくなってしまうんです。

権利落ち日と配当落ち日の関係

ここからが、ちょっとややこしい部分になります。株の売買には、実は時間差があるんですよ。

あなたが月曜日に株を買うと決めたとしましょう。でも、その株がすぐに自分の口座に入ってくるわけじゃないんです。実は、水曜日にようやく「自分の物」になるんですよ。この仕組みを、証券取引のルールでは「T+2」(ティー・プラス・ツー)って呼びます。「買った日(T)の2営業日後に確定する」という意味ですね。

だから、会社が「木曜日時点で株を持ってる人が配当金をもらいます」と決めたとしましょう。この日のことを「権利落ち日」と言うんです。でも、木曜日に株を買うと、確定するのは土日を経由して月曜日になってしまいます。つまり木曜日時点では自分の物になってないから、配当金がもらえないってわけですね。

じゃあ、いつまでに買えばいいのか?木曜日に確定するには、火曜日までに買っておく必要があります。火曜日に買えば、水曜日に確定して、木曜日には既に自分の物になってるってわけですよ。そして、その木曜日が権利落ち日のときに、「火曜日が配当落ち日」って言うんです。つまり、「配当落ち日は、権利落ち日の前営業日」だってことですね。

名前が「配当落ち日」なんていう紛らわしい名前だから、「この日に株を買えば配当がもらえるんだ」と勘違いする人も多いんです。でも実は「この日以降に株を買うと配当がもらえないよ」という意味の日付なんですよ。だから、配当落ち日に株を買った人は、配当金がもらえないんです。

配当落ち日に株価が下がるのはなぜ?

さて、ここで株の値動きの話になります。

配当落ち日になると、不思議なことが起こるんです。その株の値段が、ポン!と下がってしまうんですよ。これは偶然じゃなくて、理由があります。

たとえば、ある会社の株が1,000円だとしましょう。その会社が「1株に100円の配当金を出します」と発表したとします。そうすると、その株を持ってる人は、配当落ち日までに株を持ってれば、実質的には「1,100円分の価値を持ってる」ってことになるんですよ。100円のおまけが付いてるようなもんですね。

だから、配当落ち日の前は、みんなその株を「1,100円分の価値がある」と思って買うんです。だけど、配当落ち日を過ぎると、「もう配当金はもらえない」ってことが確定するんです。そうするとどうなるか。その株の価値は、実質100円減ったってことになりますよね。だから、値段も約100円下がって、900円くらいになってしまうんです。

これは決して悪いことじゃなくて、株の仕組みとしてはごく自然なことなんですよ。「配当金をもらった分、株価が下がる」ってわけです。だから、配当落ち日の朝に株を見ると「あ、下がってる!」ってびっくりするかもしれませんが、それは正常な値動きなんですよ。自分が配当金をもらった分だけ、株価が調整されてるってことですね。

ちょっと例え話をしましょう。誰かがあなたに「このゲーム機、定価10,000円だけど、今日に限り20%オフの8,000円で売るよ」と言ったとします。あなたは「ラッキー!」と思って8,000円で買いますよね。でも次の日、その人が「あ、昨日のセール価格は取り消し。今日からは定価の10,000円に戻します」と言ったら、あなたはがっかりしますよね。その価値が失われたから。同じように、配当金という「おまけ」が無くなれば、株の価値も減るんですよ。だから下がるんです。

配当落ち日を知って、上手に株を買う方法

では、配当落ち日について知ったところで、実際にどう使えばいいのかを考えてみましょう。

まず、覚えておくべきは、「配当落ち日は、チャンスと危険が両方ある」ってことです。

配当落ち日を過ぎて株を買う人の中には「配当金はもらえないけど、株価も安くなってるから、その分のマイナスを帳消しにできる」と思う人もいます。実際、配当金の金額と株価が下がった金額がちょうど同じなら、株を買う側からしたら変わらないですよね。でも、市場の状況によっては、株価の下がり方が配当金より大きい場合もあります。そういう時は、配当落ち日の後に買ったほうが、トータルでは得をするかもしれないんですよ。

一方、配当落ち日の前に株を買う人もいますよね。「配当金をもらいたい」っていう理由で。その場合は、もらえる配当金の金額が、株価が下がることで損する分より大きいかどうかを計算する必要があります。100円の配当金をもらうために、1,000円の株を買って、配当落ち日に100円以上下がれば、損をすることになってしまいますからね。

だから、配当落ち日について知ってる人は、こう考えるんです。「今この株を買ったら、配当金をもらえるのか、もらえないのか。もらえるなら、配当金とこれからの株価の上昇を期待できるのか」ってね。そして、「もらえないなら、株価が下がってるその瞬間に買って、安くゲットできるのか」って考えるんですよ。

つまり、配当落ち日を知ってることで、「株を買うタイミング」をより賢く判断できるってわけです。配当落ち日は、何かを失う日じゃなくて、「株の値動きのしくみを理解できる日」なんですよ。

配当落ち日と税金の関係

最後に、もう一つ大事なことを教えておきましょう。それが「税金」です。

配当金をもらうと、そこには税金がかかります。つまり、100円の配当金をもらっても、全部がポケットに入るわけではなく、税金が引かれるってことですね。

配当金にかかる税金の種類は、国によって違いますが、日本の場合は、配当金に対して約20%の税金がかかります。つまり、100円の配当金をもらった場合、約20円は税金で引かれて、約80円があなたのお金になるってわけです。

だから、「配当落ち日の前に株を買って、100円の配当金をもらおう」と思った場合、実際にもらえるお金は80円程度だってことを計算に入れておかないといけないんですよ。もし株価が100円以上下がってれば、税金を引かれた配当金をもらうより、配当落ち日の後に安く買ったほうが得かもしれないってことですね。

つまり、「本当に得をするのか、損をするのか」を判断するには、税金も計算に入れて考える必要があるってわけです。これも、配当落ち日を知ってる人だからこそ判断できることなんですよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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