住宅ローン控除って何?わかりやすく解説

親が家を買う時、大きなお金が必要になるよね。銀行からお金を借りる「住宅ローン」を使う人が多いんだけど、実は政府がそのローン返済を応援する制度があるんだ。それが「住宅ローン控除こうじょ」。つまり、毎年のローン返済額の一部が税金から引かれて、戻ってくる制度ってわけ。毎年数十万円戻ってくることもあるから、知らないとすごくもったいない。この記事を読めば、住宅ローン控除こうじょがどんな制度で、あなたの家でも使えるのか、どうやって手続きするのかが、サッパリわかっちゃうよ。

先生、「住宅ローン控除こうじょ」ってなんですか?聞いたことあるけど、よくわかりません。

いい質問だね。かんたんに言うと、家を買う時に銀行から借金をして、その借金を返す時に支払う利息の分だけ、毎年税金から お金を引く という制度なんだ。つまり税金が安くなるから、その分のお金が返ってくるってわけ。
えっ、借金をしたらお金が戻ってくるんですか?なんでそんなことするんですか?

それはね、政府が「家を買う人を応援しよう」って考えてるからなんだ。たとえば君が新しい自転車を買うのに親が応援してくれるみたいにね。政府は国民が マイホーム を持つことをいいことだと思ってるから、その購入を応援する制度として 住宅ローン控除こうじょ があるんだよ。
わかりました。でも、誰でも使えるんですか?

いい質問。実は 条件 があるんだ。新しく建った家か、中古でも築年数が浅い家であることとか、ローンの返済期間が10年以上であることとかね。あと、その家に実際に住んでないと使えないんだよ。投資用に買った物件とか、別荘だと使えない。条件をクリアしてれば、多くの人が使える制度だよ。
📝 3行でまとめると
  1. 家を買う時のローン返済を 政府が応援する ために、毎年税金から一定額が引かれる制度が住宅ローン控除こうじょ
  2. 新築か築年数が浅い中古物件で、10年以上のローンであれば ほとんどの人が対象 になる可能性がある
  3. 条件を満たしていれば、毎年数十万円単位で 税金が安くなり 、その分お金が返ってくる
目次

もうちょっと詳しく

住宅ローン控除こうじょというのは、税制上の優遇措置のことなんだ。つまり「控除こうじょ」というのは「引く」という意味で、あなたが毎年払う税金の計算の時に、ローン残高の一定割合をそこから引きましょう、という制度のこと。借金があると税金が安くなるなんて逆説的だけど、政府はこの仕組みで国民が家を買うことを後押ししてるわけ。実際に使っている人は毎年 年末調整ねんまつちょうせい確定申告かくていしんこく の時に手続きをして、戻ってくるお金を受け取ってるんだよ。

💡 ポイント
控除こうじょ」=税金の計算から引くことで、結果として税金が安くなる仕組み

⚠️ よくある勘違い

❌ 「住宅ローン控除こうじょを使うと、返さなくていい借金になる」
→ 違います。借金は全部返さないといけません。税金が安くなるだけで、ローン自体はちゃんと返さないといけないんです。
⭕ 「住宅ローン控除こうじょは、毎年の税金が安くなるだけ」
→ その通り。借金の返済義務は変わりませんが、支払う税金が減るから、その分のお金が返ってくるという仕組みです。
❌ 「中古の古い家なら誰でも住宅ローン控除こうじょが使える」
→ 実は建築年数に制限があります。木造なら築20年以内、鉄筋コンクリート造なら築25年以内というルールがあるんです。
⭕ 「新築か、ある程度新しい中古物件なら対象になる可能性がある」
→ そうです。築年数と物件の種類によって決まります。購入前に建築年数を確認することが大切です。
なるほど〜、あーそういうことか!

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住宅ローン控除こうじょってそもそも何?

政府が家を買う人を応援する制度

日本の政府は、国民が家を買うことを応援したいんだ。なぜだと思う?それはね、家を買う人が増えると、建築関係の仕事が増えたり、地域が活性化したり、いろいろいいことが起きるからなんだよ。だから政府は「家を買った人には税金を安くしよう」という制度を作ったわけ。それが「住宅ローン控除こうじょ」。

たとえば君が「10万円で新しい参考書を買った子には、文房具代を1000円あげる」って応援するみたいなもん。家の購入価格はもっともっと大きいから、応援の額も大きいわけだ。毎年数十万円の税金が安くなることもあるから、その人にとっては大きな助けになるんだよ。

ローンの利息がキーになっている

住宅ローン控除こうじょの正体をもっと詳しく説明すると、実は「利息」という概念が大事なんだ。つまり、銀行からお金を借りると、借りた額に利息がついて返すことになるよね。1000万円借りたら、利息で100万円多く返すみたいに。この利息の負担を少しでも減らそうってのが、この制度の本当の意図なんだ。

だからね、「ローンを組んだら税金が安くなる」っていうのは、実は「利息の負担を政府が応援する」という意味なんだよ。政府は家を買う人の経済的な負担を減らしたいから、この制度を用意してるってわけ。

毎年どのくらい戻ってくるの?

ローン残高から計算される控除こうじょ

具体的な計算方法を説明しようね。住宅ローン控除こうじょは、「毎年12月31日現在のローン残高」から計算されるんだ。つまり、その日時点で「まだ返さなくていい借金がいくら残ってるか」という金額が基準になるってわけ。

その金額に一定の割合(2024年現在で1%か0.7%)をかけたものが、その年に税金から引かれる額になるんだ。たとえば、12月31日に3000万円のローン残高が残ってたら、3000万円 × 1% = 30万円が、その年に支払う税金から引かれるってことね。30万円も税金が安くなるから、返ってくるお金は結構大きいんだよ。

返済期間によって変わってくる

でもね、このお金は返済するたびに減っていくんだ。最初の年は借金が多いから控除こうじょ額も大きいけど、毎年返済してるとローン残高が減るから、控除こうじょされる額も段々小さくなっていくんだよ。たとえば5年目には2500万円残ってたら、25万円。10年目には2000万円なら20万円、みたいに。

だから住宅ローン控除こうじょは、ローンを組んだ最初の年が一番お得なんだ。返済が進むほど、控除こうじょ額は小さくなってくる。でも、それでも長年にわたって税金が安くなるから、トータルで見ると数百万円もお得になることもあるんだよ。

実際のシミュレーション例

実際の例で考えてみようか。親が2000万円のローンを組んで、35年間かけて返すとしよう。10年目までの控除こうじょ額をざっくり計算すると、こんな感じになるんだ:

  • 1年目:ローン残高1900万円 × 1% = 19万円の控除こうじょ
  • 3年目:ローン残高1700万円 × 1% = 17万円の控除こうじょ
  • 5年目:ローン残高1500万円 × 1% = 15万円の控除こうじょ
  • 10年目:ローン残高1000万円 × 1% = 10万円の控除こうじょ

10年間で約130万円も税金が安くなるんだ。これってすごくない?親が「今年税金が19万円安くなった」って言ってたら、このおかげなんだよ。

どんな家と人が対象になるの?

新築と中古で条件が違う

住宅ローン控除こうじょを使うには、いろいろな条件をクリアしないといけないんだ。まず重要なのが、買う家が「新築か中古か」ってことね。

新築の場合は、建築基準法に適合した家で、床面積が50平方メートル以上なら基本的に大丈夫。つまり、よほどおかしな建て方をした家じゃない限り、ほとんどの新築は対象になるってわけ。

中古の場合はもっと厳しくて、木造の家なら築20年以内、鉄筋コンクリート造(RC造)なら築25年以内という制限があるんだ。要するに「古い家は対象外」ってことね。なぜこんな制限があるかというと、古い家は経年劣化してて、安全や耐震性に問題があるかもしれないから、政府が応援する対象外にしちゃったんだよ。

ローンと住宅の条件

家の条件だけじゃなくて、ローンの条件もあるんだ。ローン期間が10年以上であること。これは「短期間で返すローンは応援しない」という政府の方針だね。つまり、3年とか5年で返すローンじゃなくて、ちゃんと長期間かけて返すローンが対象ってわけ。

あと、ローンの借り手が実際にその家に住まないといけないんだ。投資用に買った物件や、別荘として買った家は対象外。あくまで「自分たちが住む家」を買うことを応援する制度だからね。会社の転勤で一時的に家を離れる場合でも、帰ってくる予定があれば大丈夫な場合が多いんだけど、事情によるから注意が必要だよ。

所得制限もある

意外かもしれないけど、年収にも制限があるんだ。2024年現在では、年収が3000万円以下の人が対象。つまり、かなり高い年収の人は対象外ってわけ。でも、ほとんどの人は3000万円以下だから、これで除外される人はすごく少ないんだよ。

他にも細かい条件がいろいろあるんだけど、基本的には「新築か築浅の中古で、10年以上のローンを組んで、そこに実際に住む」って条件をクリアしてれば、ほとんどの人が対象になるってわけだ。購入前に確認することが大事だよ。

手続きはどうするの?

初年度は確定申告かくていしんこくが必須

住宅ローン控除こうじょを使うには、手続きが必要なんだ。初めての年は「確定申告かくていしんこく」をしないといけない。つまり、税務署ぜいむしょに「私はこの家を買いました。住宅ローン控除こうじょを使いたいです」って申請するわけ。

確定申告かくていしんこくというのは、毎年の収入と税金の計算を、税務署ぜいむしょに報告する手続きのこと。サラリーマンの親でも、家を買ったら初年度は確定申告かくていしんこくをしてる人が多いんだよ。確定申告かくていしんこくの時に必要な書類は、ローン残高を証明する書類(銀行からもらう)と、買った家の登記簿謄本(家が自分の名前で登記されてることを証明する書類)とか、いろいろあるんだ。

2年目以降は年末調整ねんまつちょうせいで簡単に

でもね、2年目以降は簡単になるんだ。会社の給与から税金が引かれてるサラリーマンなら、毎年11月〜12月に会社で「年末調整ねんまつちょうせい」という手続きをするよね。その時に「住宅ローン控除こうじょを受けます」って申告して、必要な書類を出すだけ。すると会社が計算して、税金を調整してくれるんだ。

だから初年度だけちょっと手間だけど、翌年からは会社がやってくれるから楽なんだよ。親が「年末に会社に書類を出した」って言ってたら、たぶんこれのことなんだ。

書類は銀行や市役所からもらえる

「書類が必要」って聞くと難しく感じるかもだけど、実は簡単なんだ。ローンを組んだ銀行から「ローン残高証明書」がもらえるし、家を買った時に登記した役所から登記簿謄本がもらえるんだ。分からなかったら銀行や役所に「住宅ローン控除こうじょの手続きに必要な書類をください」って言えば、親切に教えてくれるんだよ。税務署ぜいむしょのホームページにも詳しく書いてあるしね。

知らないとソンする制度の使い方

デメリットはほぼない

ここまで住宅ローン控除こうじょのいいところを説明してきたけど、デメリットはあるのか?って心配するかもね。でも実は、条件を満たしてれば、ほぼデメリットはないんだ。税金が安くなるだけで、ローンの返済義務が減ったり、別に何か払わないといけなくなったり、ってことはないんだよ。

強いて言うなら、書類をそろえるのに少し時間がかかることくらい。でも、それだけで毎年数十万円得できるんだから、絶対やった方がいい。確定申告かくていしんこく年末調整ねんまつちょうせいの手続きはちょっと面倒だけど、親が「これは得するから必ずやろう」って考えるくらい、メリットが大きい制度なんだよ。

「ローン残高がゼロになったら終わり」という仕組み

ただし、一つ重要な注意点がある。住宅ローン控除こうじょは、ローン残高がゼロになったら使えなくなるんだ。つまり、ローンを全部返済したら、もう税金は安くならない。だから「ローンがあるうちはずっと得」ってわけではなくて、「ローンを返し終わるまでの間、得する」という制度なんだよ。

このせいで、実は「繰り上げ返済」(普通より早くローンを返すこと)を計画的にしないと、返しすぎて控除こうじょが受けられなくなることもあるんだ。たとえば、あと3年で控除こうじょが終わるのに、今年全部返しちゃったら、来年からは税金が安くならないわけ。だから親が家のローンをどうするか考える時は、この制度のことも考えながら計画する必要があるんだよ。

制度は時々変わるから注意

最後に大事なこと。住宅ローン控除こうじょは、政策によって時々変わるんだ。控除こうじょ額が減ったり、対象の条件が変わったり、ってことがあるんだ。だから「去年使ってたから来年も同じ」って思わない方がいいんだよ。毎年、年末調整ねんまつちょうせい確定申告かくていしんこくの時期に「今年はこう変わりました」って案内が来るから、それを確認するのが大事。

税務署ぜいむしょのホームページとか、銀行からの案内とか、いろいろ情報が出てくるから、わからなかったら確認することが大事だね。得する制度だからこそ、正しく使わないともったいないんだよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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