相続の手続きをしようとして親の戸籍謄本を取ったら、「改製原戸籍」という言葉が出てきた…そういう経験ありませんか?聞いたことない言葉だから何それ?って思っちゃいますよね。でも実は、日本人なら誰もが関係している重要な書類なんです。この記事を読めば、改製原戸籍がどんなもので、なぜ必要なのか、すべてわかっちゃいますよ。
- 改製原戸籍は、戸籍の制度が新しくなる前に使われていた古い形式の戸籍のことだよ
- 特に相続の手続きをするとき、親や祖父母の全ての繋がりを証明するために使うんだ
- 今は役所に保管されてるから、必要な時にリクエストして取ることができるよ
もうちょっと詳しく
改製原戸籍というのは、日本の戸籍制度が大きく変わったときに生まれたものです。日本の戸籍制度は明治時代から何度も改正されてきたんですが、最も大きな改正は1947年(昭和22年)です。このときに、それまで使われていた戸籍の形式が新しい形に変わりました。だから「改製」=「新しく作り直した」という意味で、「改製前の原本」を「改製原戸籍」と呼ぶわけなんです。簡単に言うと、セーラームーンの昔の連載形式の本を、新しい装丁で作り直すような感じですね。古い版が改製原戸籍、新しい版が現在の戸籍だと思えばいいんです。
改製は1947年だけじゃなく、他の年にもあった。だから「改製原戸籍」も複数世代分ある場合もあるよ
⚠️ よくある勘違い
→ 全然そんなことないです。役所がしっかり保管してるし、相続のときには絶対必要です。
→ 古くてもその正確性が守られているから、戸籍謄本と同じくらい大切な書類なんです。
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改製原戸籍ってそもそも何?歴史から理解しよう
改製原戸籍の話をするには、まず「戸籍」という仕組みについて知る必要があります。戸籍というのは、つまり日本人の家族関係を国が記録しておくシステムのことです。誰がどの親の子で、誰と結婚して、何人子どもがいるかとか、そういう情報を全部記録してるんだ。あなたの生まれたときも、両親が役所に「子どもが生まれました」って報告して、戸籍に名前が登録されたんですよ。
では、改製原戸籍は?これは昔の戸籍の形式から新しい形式に変わったときに出来たものなんです。日本の戸籍制度は、明治時代から何度も形が変わってきました。昭和22年(1947年)に一番大きな改正があって、それまでの戸籍の形式が全く新しいものに変わってしまったんです。その時に「この新しい形に変わる前の古い戸籍」を取り直して、それが改製原戸籍として保管されるようになりました。
簡単に例えるなら、あなたが使ってた古い手帳が、新しい手帳に買い換わるときのことを想像してください。新しい手帳を買ったら、古い手帳も捨てずに保管しておく。後で「あの時何て書いてあったっけ」と確認したいときもあるじゃないですか。戸籍もそれと同じです。新しい戸籍ができても、改製前の古い戸籍は役所が「改製原戸籍」として大事に保管しておくんです。
なぜ保管するのか?それはね、昔のことを証明する必要が出てくるからなんです。例えば、あなたのおじいさんが何人の子どもを持ってたか調べたいとしましょう。でも新しい戸籍には、もう死んじゃった人の情報は書かれなくなっちゃいます。そんなときに改製原戸籍を見ると、おじいさんが実は5人の子どもを持ってたって事がわかったりするんです。だから改製原戸籍は、歴史の証拠として役立つわけなんですよ。
戸籍が変わった理由
日本の戸籍制度はなぜそんなに変わったのか。それは日本の社会が大きく変わったからです。明治時代に初めて全国統一の戸籍制度ができたときは、武士と農民の身分もあったし、社会の構造が今とは全く違ってました。だから戸籍に記録する内容も、項目も、どんどん時代に合わせて変わっていったわけです。
昭和22年の改製が一番大きかったのは、日本が戦後になって民主主義に変わったからです。昔は戸籍に書かれていた身分に関する情報が、新しい時代では必要なくなったんですね。だから新しい戸籍制度では、単純に「誰が誰の親で、誰と結婚してる」みたいな基本的な情報だけに整理し直したわけです。だから改製原戸籍と新しい戸籍を見比べると、書かれてる内容がずいぶん違うんですよ。
相続のときに絶対必要な理由
改製原戸籍が活躍する場面で一番多いのが、相続の手続きです。もしお父さんやお母さんが亡くなったとき、その人がどれだけ財産を持ってて、それを誰に渡すかを決める手続きがありますよね。それが相続です。
ここで大事なのが「本当に家族関係が本物か」ということを証明することなんです。例えば、お父さんが亡くなったとき、「私がお父さんの息子(娘)です」って言う人が複数人現れたとしましょう。でも本当にそうなのか、誰が本当の子どもで、誰がそうじゃないのか、相続できるのは誰なのかをはっきりさせなきゃいけません。そのために戸籍謄本で「誰がどの親の子か」を証明するわけです。
ここで問題が出てくるんです。もし亡くなった人が昔、別の人と結婚してて、その人の戸籍から除籍(除籍=戸籍から削除)されてたとしたら?新しい戸籍には「前の配偶者がいた」って情報は書かれないんですよ。だから前の配偶者がいた時代の戸籍、つまり改製原戸籍を見ないと、本当の全ての家族関係がわかんないわけです。
例えば、おじいさんが若い時に最初の結婚をして子どもができた。その後離婚して、新しい人と結婚した。おじいさんが亡くなったときに、「実は最初の結婚のときの子どもがいた」って判明することもあるんです。新しい戸籍だけを見てたら、この子どもの存在がわかんない。だから相続の手続きをするときは、必ず「改製原戸籍までさかのぼって調べて」って指示がされるんですよ。
相続で必要な書類の流れ
相続の手続きをするとき、銀行や役所に提出する書類には、亡くなった人の「戸籍謄本の一式」の提出が求められます。これは現在の戸籍謄本だけじゃなくて、改製原戸籍も含めての一式なんです。簡単に言うと、亡くなった人の生まれたときから死ぬまでの、全ての家族関係の記録が必要だってわけです。
だから相続手続きが出てきたら、「亡くなった人の改製原戸籍、ありますか?」って確認されます。もし改製原戸籍が取れないと、手続きが進まないっていう場合もあるんですよ。だから改製原戸籍は、むしろ新しい戸籍謄本よりも大事な場合さえあるんです。
改製原戸籍の見方と取得方法
改製原戸籍は、現在の戸籍謄本とはちょっと形が違います。文字が古い字体で書かれてることもあるし、項目も新しい戸籍と違うんです。だから初めて見ると「何がどこに書いてあるのか、さっぱりわからん」ってなっちゃう人も多いんですよ。
でも基本は同じ。誰の戸籍なのか、そこに誰が登録されてるのか、ってことが書いてあります。昔の戸籍には、本籍地(戸籍がある場所)、世帯主、その下に家族の人たちが書かれてます。だから必要な情報は新しい戸籍と同じ。古い形式ってだけなんです。
改製原戸籍が欲しいときは、どうすればいいか?簡単です。市区町村の役所に行って、「改製原戸籍謄本をください」って申請するんです。「誰の改製原戸籍か」を言えば、役所が探してくれます。費用は戸籍謄本と同じくらい安いんですよ。ただし、昔の書類だから、見つかるまでに時間がかかることもあります。だから相続のときは「改製原戸籍が必要かもしれない」ってわかったら、早めに申請しておくといいんです。
取得する時の注意点
改製原戸籍を取るときに気をつけることが何個かあります。まず、改製原戸籍は本籍地(戸籍がある市区町村)でしか取れないってことです。東京に住んでても、本籍が大阪にあったら、大阪の役所に申請しなきゃいけません。昔はもっと大変で、郵送で申請することもできなかったんですが、今は郵送でも大丈夫な市区町村が多いんです。
次に、改製原戸籍は「改製後の戸籍にも記載がある人」の改製原戸籍しか取れません。つまり、その人が改製前に戸籍から除籍されちゃってたら、改製原戸籍には載ってなくて、昔の別の戸籍を探さなきゃいけない場合もあるんです。だから「改製原戸籍だけで十分」とは限らないんですよ。
それから、改製原戸籍の保管期間があります。改製原戸籍は役所が150年保管することになってるんですが、その後は破棄されちゃいます。だからあんまり古い戸籍は、既に捨てられちゃってることもあるんです。だから「どうしても見たい改製原戸籍がある」って時は、なるべく早く申請することが大事なんですよ。
改製原戸籍から見える歴史
改製原戸籍って、実は日本の歴史を物語る貴重な資料なんです。戸籍に書かれてることを見ると、その時代の人たちの生活がいろいろ見えてくるんですよ。
例えば、昭和の初めの改製原戸籍を見ると、一つの家に子どもが今より遥かに多く書かれてることに気づきます。今だったら子どもが3人いたらもう「3人きょうだい」って多い方ですけど、昔は5人、6人、10人以上いるのが珍しくなかったんです。でも改製原戸籍を見ると、その中で何人かは生まれて数年で死んじゃってるんですよ。だから昔の子どもたちがどれだけ短い人生を生きてたか、ってことが改製原戸籍から読み取れるわけです。
また、戸籍に書かれてる住所を見ると、昔の家族がどこに住んでてどうやって移動してたのか、ってのもわかります。おじいさんの改製原戸籍には「農村の田舎」って書いてあるのに、現在の戸籍には「東京の大都市」って書いてあるとしたら、その家族は戦後に田舎から都会に引っ越してきたんだ、ってことが想像つきますよね。だから改製原戸籍は、単なる法律書類じゃなくて、日本人の人生と歴史が詰まった貴重な記録なんですよ。
自分の家族の歴史を調べる
実は改製原戸籍って、自分の家族がどんなふうに生きてきたのかを調べるときにも使うんです。「おじいさんって何をしてた人だったんだろう」とか「おばあさんはどこの出身だったんだろう」とか、親戚から聞く話だけじゃなくて、実際の改製原戸籍を見ると、もっと詳しくわかるんです。
改製原戸籍には、その人がどんな職業だったかが書かれてることもあります。「農業」とか「商人」とか「役人」とか、そういった情報が見えることもあるんです。だから改製原戸籍をたどっていくと、自分の家族の職業がどう変わってきたのか、社会がどう変わってきたのかが、実際の紙の上で見えてくるんですよ。それって結構面白いんです。
もし実家で改製原戸籍が保管されてたら、一度見てみるといいですよ。古い字で書かれた紙には、あなたのひい爺さんやひい婆さんの名前が書かれてるんです。その人たちが実在した証拠が、そこに書いてあるわけです。それって、何か特別な感じがしませんか?
