オンプレミスって何?わかりやすく解説

「クラウドって最近よく聞くけど、オンプレミスって何が違うの?」って思ったことない?IT系のニュースやビジネスの話に出てくるこの言葉、なんとなくスルーしてきた人も多いはず。この記事を読めば、オンプレミスが何なのか、クラウドと何が違うのか、どんな会社が使っているのかまで、ぜんぶわかるよ。

オンプレミスって、よく聞くんだけど、正直よくわからないんだよね。なんか難しそう…。

全然難しくないよ!ひとことで言うと、オンプレミスっていうのは「自分の会社にサーバーを置いて、自分たちで管理する方式」のことだよ。「オン(on)=上に」「プレミス(premises)=自社の敷地・建物」で、つまり「自社の建物の中で動かす」っていう意味なんだ。
サーバーって何?パソコンと同じじゃないの?

サーバーっていうのは、データを保存したり、みんなにサービスを提供したりするための専用コンピューターのことだよ。普通のパソコンより性能が高くて、24時間365日ずっと動き続けるんだ。学校の図書室で言うと、本(データ)を全部管理してる司書さんみたいな存在だね。オンプレミスは、その司書さん(サーバー)を「自分の学校の中」に置いておくイメージだよ。
じゃあクラウドは?なんか違うの?

いい質問!クラウドは「他の会社(AmazonやGoogleなど)が持ってるサーバーを、インターネット越しに借りて使う方式」だよ。さっきの図書館の例で言うと、自分の学校に図書室を作る代わりに「市立図書館(クラウド)に本を預けて、必要なときだけ見に行く」感じかな。オンプレミスは自分で全部管理するから手間はかかるけど、自由度が高いんだ。
それって、どっちがいいの?

どっちが「いい」というよりは、「目的や状況に合わせて使い分ける」感じだよ。銀行や病院みたいに「絶対に情報を外に出せない!」って場合はオンプレミスが向いてるし、「とにかく手軽に始めたい」「規模を変えたい」ならクラウドが向いてる。最近は両方を組み合わせたハイブリッドクラウドっていう方式も増えてきてるんだよ。
📝 3行でまとめると
  1. オンプレミスとは 自社の建物にサーバーを置いて 自分たちで管理・運用する方式のこと
  2. クラウドと比べて セキュリティや自由度が高い 一方で、コストや手間がかかる
  3. 銀行・病院・官公庁など 情報管理が厳しい業種 で特によく使われている
目次

もうちょっと詳しく

オンプレミスは英語で “on-premises” と書き、「自社設備内で」という意味だよ。クラウドが普及する前は、ほとんどの会社がこの方式でシステムを動かしていたんだ。自前でサーバーを買って、自前で電源や冷却設備を用意して、自前のエンジニアが管理する。初期費用はかなりかかるけど、データが自社の外に出ないから情報漏えいのリスクが低いし、ネットワークが切れても動き続けられるっていうメリットがある。一方で、サーバーが壊れたら自分たちで直さないといけないし、急に利用者が増えたときに対応しにくいっていうデメリットもあるよ。今でも金融機関・医療機関・政府系のシステムでは現役で活躍してるんだ。

💡 ポイント
「自分で持つ」から安全だけど手間もかかる。家を買うか借りるかの違いに似てるよ!

⚠️ よくある勘違い

❌ 「オンプレミスは古い技術だから、もう誰も使っていない」
→ クラウドが流行っているから「オンプレミスは時代遅れ」と思われがちだけど、それは間違いだよ。
⭕ 「オンプレミスは今も重要な場面で使われている」
→ 銀行・病院・官公庁など、データを外部に出せない場所では今でも主力システムとして活躍中。クラウドと組み合わせたハイブリッド構成も増えていて、どちらが「勝ち」ということはないんだよ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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オンプレミスとは?まずは基本を押さえよう

「オンプレミス」の意味をカンタンに言うと

オンプレミス(on-premises)っていうのは、コンピューターのシステムやサーバーを「自社の建物の中に置いて、自分たちで管理・運用する方式」のことだよ。”premises” は英語で「建物・敷地」って意味で、つまり「自分のところの上(on)に置く」っていうイメージなんだ。

身近な例で考えてみよう。たとえば、学校のデータ(生徒の成績や出席情報)を管理するときに、「学校の中にあるコンピューターに全部入れておく」っていうのがオンプレミスの考え方。逆に「Googleのサービスとか外のサービスに預ける」のがクラウドだよ。

オンプレミスが生まれた背景

インターネットが今ほど発達していなかった時代、会社のデータを管理するには「自分たちで機械(サーバー)を買って、自分たちの建物の中に置くしかなかった」んだよ。クラウドなんていう選択肢がなかったから、ほぼすべての会社がオンプレミスでシステムを動かしていたんだ。

その後、インターネットが高速・安定になって「別の会社のサーバーをネット越しに借りられる」クラウドが登場した。だからオンプレミスは「昔からある方式」というイメージが強いけど、今でも重要な場面でバリバリ使われているんだよ。

どんな会社・組織がオンプレミスを使っている?

主に下のような場所でよく使われているよ。

  • 銀行や証券会社:お金の情報は絶対に外に出せないから
  • 病院や医療機関:患者さんの個人情報・医療記録を厳重に守るため
  • 官公庁・市役所:国民の情報を扱うため法律で規制がある
  • 大企業の基幹システム:長年使ってきたシステムをそのまま動かし続けるため

こういった場所は「ちょっとデータが漏れました」では済まない重大事になるから、自分たちで徹底管理できるオンプレミスを選ぶんだよ。

クラウドと何が違うの?比べてみよう

クラウドとオンプレミスの最大の違い

一番わかりやすい違いは「サーバーが自分の会社にあるかどうか」だよ。

  • オンプレミス:自社の建物の中にサーバーがある。管理は全部自分たち。
  • クラウド:AmazonやGoogleなど、別の会社のサーバーをインターネット越しに借りる。管理はその会社がやってくれる。

引越しの例で考えてみよう。オンプレミスは「一戸建てを買って、修理も全部自分でやる」イメージ。クラウドは「マンションを借りて、設備の修理は大家さんにやってもらう」イメージだよ。一戸建て(オンプレミス)は自由度が高いし、誰も勝手に入ってこないけど、壊れたら全部自分で直さないといけない。マンション(クラウド)は手軽だけど、家賃(利用料)を払い続けないといけないし、大家さん(クラウド事業者)のルールに従わないといけない部分もあるんだよ。

費用の面で比べると

オンプレミスは最初にかかる費用(つまり初期費用)がものすごく高い。サーバー本体だけじゃなくて、置く場所(データセンタールームとか)、冷却装置、電源設備、セキュリティ設備も全部自前で用意しないといけないんだ。でも一回揃えてしまえば、毎月の費用は比較的安く抑えられることが多いよ。

一方のクラウドは初期費用がほぼゼロで始められるけど、使った分だけ毎月お金がかかる(つまり月額費用・従量課金)。使い続けると長期的にはオンプレミスより高くなるケースもあるんだよ。

スピードと柔軟性の違い

新しいサービスを「明日から始めたい!」となったとき、クラウドなら数分〜数時間で環境を用意できる。でもオンプレミスは、サーバーを注文して届けてもらって、設置して、設定して…と数週間〜数ヶ月かかることもある。利用者が急に増えたとき(つまりスケールアップが必要なとき)も、クラウドはすぐ対応できるけど、オンプレミスは新しい機械を買い足すところから始めないといけないんだよね。

オンプレミスのメリットを深掘りしよう

メリット①:セキュリティをとことん自分でコントロールできる

オンプレミスの一番大きなメリットはセキュリティ、つまり「情報を守る仕組みを自分たちで好き勝手にカスタマイズできる」点だよ。クラウドは便利だけど、データが「どこか遠くにある他の会社のサーバー」に置かれるわけで、その会社がハッキングされたり、サービスが突然終了したりするリスクがゼロじゃない。

オンプレミスなら、データは自社の建物の中にある。インターネットから物理的に切り離すこともできるし、入退室管理や監視カメラなど「物理的なセキュリティ」も組み合わせられる。銀行や病院が「絶対に情報を外に出せない」と言うのは、このためだよ。

メリット②:ネットが切れても動き続けられる

クラウドはインターネットがつながってないと使えない。でもオンプレミスは自社のネットワーク内で動いているから、インターネット回線が切れてもシステムが止まらない場合が多いんだ。たとえば工場の生産管理システムが「インターネット障害でラインが止まりました」なんてことになったら大変だよね。だからミッションクリティカル(つまり「絶対に止められない重要なシステム」)な用途では、オンプレミスが今も選ばれ続けているんだよ。

メリット③:既存のシステムをそのまま使い続けられる

大企業には「何十年も前から使っている古いシステム」がたくさんある。こういうシステムはクラウドに移すのが難しかったり、移すコストが莫大だったりする。オンプレミスなら「今のままで動かし続ける」という選択ができるんだよ。古い機械を大事に使い続けるイメージ。最新のクラウドに乗り換えると便利になるかもしれないけど、動いてるものをわざわざ変えるリスクもあるからね。

オンプレミスのデメリットも知っておこう

デメリット①:初期費用と維持費がめちゃくちゃかかる

さっきも少し触れたけど、オンプレミスは最初の投資が本当に大きい。サーバー1台だけでも安いもので数十万円、業務用だと数百万円〜数千万円することも普通にある。さらにそれを置くための部屋(サーバールームと言って、適切な温度・湿度管理が必要)、停電に備えた無停電電源装置(UPS)、セキュリティ設備…と必要なものを揃えると、大企業では億単位の初期投資になることもあるんだよ。

そのうえ、サーバーは3〜5年で老朽化するから定期的に買い替えが必要だし、専門のエンジニアを雇って常に管理してもらう人件費もかかる。「所有するコスト」がすごく高いんだ。

デメリット②:急な変化に対応しにくい

「来月から利用者が10倍になりそう!」となったとき、クラウドなら設定をクリックするだけで対応できる。でもオンプレミスは、新しいサーバーを発注して届いて設置して設定して…という手順が必要だから、急な変化に弱いんだよ。逆に「利用者が減ったからサーバーを減らしたい」と思っても、すでに買った機械はすぐに売れないし、スペースも埋まったまま。「柔軟性がない」というのがデメリットとして大きく挙げられるんだ。

デメリット③:専門の人材が必要

オンプレミスのシステムを管理するには、インフラエンジニア(つまりサーバーやネットワークの専門家)が必要だよ。機械が壊れたら直せる人、セキュリティアップデートを適用できる人、障害が起きたら原因を調べられる人…こういった人材を確保し続けるのは、特に中小企業には難しかったりするんだよね。クラウドなら多くの管理作業をサービス提供会社がやってくれるから、その分の人件費を節約できるんだ。

オンプレミスとクラウドを組み合わせる「ハイブリッドクラウド」

ハイブリッドクラウドってどういうもの?

最近のトレンドとして、オンプレミスとクラウドを「いいとこどり」で組み合わせるハイブリッドクラウドという方式が増えているよ。つまり「絶対に外に出せない重要なデータはオンプレミス、それ以外はクラウド」というように、用途によって使い分ける方法だよ。

たとえば、銀行が「顧客の口座情報はオンプレミスで厳重管理、でもマーケティングのメール配信システムはクラウドを使う」というのがハイブリッドクラウドの典型例。セキュリティと利便性の両方を実現しようとする考え方なんだ。

どんなときにオンプレミスを選ぶべき?チェックリスト

自分(または会社)がオンプレミスを選ぶべき状況かどうか、下のポイントで確認してみよう。

  • 扱うデータに個人情報や機密情報が大量に含まれている
  • 法律や規制でデータの保存場所・管理方法が厳しく定められている
  • インターネット回線が切れてもシステムを止められない
  • 長年使ってきた独自のシステムがあり、クラウド移行が難しい
  • 初期費用はかかっても、長期的なランニングコストを抑えたい

これらに当てはまるなら、オンプレミス(またはハイブリッド構成)が向いている可能性が高いよ。逆に「とにかく早く始めたい」「コストを変動させたい」「管理の手間を減らしたい」ならクラウド向きだよ。オンプレミスかクラウドかは「どっちが優れているか」じゃなくて「自分のニーズに何が合っているか」で選ぶものだって覚えておいてね。

💡 こっちの記事も参考になるよ
インプレッションって何?わかりやすく解説
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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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