チームでプログラムを作っていると、「あれ、誰がどこを変えたの?」「さっきまで動いてたのに急に壊れた!」ってパニックになること、あるよね。そんな「コードの管理」の悩みをまるごと解決してくれるのが、今日紹介するGitLabだよ。GitLabって名前は聞いたことあるけど、GitHubと何が違うの?自分でサーバーに入れられるって本当?そういう疑問を全部まとめて答えるから、最後まで読んでみてね。
- GitLabはコードの保存・管理だけでなく、テストや公開の自動化まで 開発の全工程をひとつで管理できる プラットフォームだよ。
- 自社サーバーにインストールして使える セルフホスト に対応しているから、セキュリティを重視する企業にも選ばれているよ。
- 無料プランでも CI/CDやプライベートリポジトリ が使えるので、個人開発者から大企業まで幅広く活用されているよ。
もうちょっと詳しく
GitLabは2011年にドミトリー・ザポロジェツとヴァレリー・スィゾフという二人のウクライナ人エンジニアが作ったオープンソースのプロジェクトから始まったよ。もともとは「GitHubみたいなものを自分たちのサーバーでも動かしたい」という発想から生まれたんだ。今では世界中の企業や政府機関が使っていて、特に「コードを社外に出せない」業種で圧倒的な支持を集めているよ。GitLabの特徴的なのは、コードの管理からリリースまでをつなぐ「DevOps」という考え方(つまり「開発チームと運用チームが一緒になってソフトを育てていくやり方」ということ)を丸ごとサポートしている点だよ。バラバラなツールを組み合わせなくていいから、チーム全員が同じ画面で状況を確認できるのが強みなんだ。
GitLabはもとはオープンソース。今でもコアの機能はオープンソース版(CE)で無料公開されているよ!
⚠️ よくある勘違い
→ 名前が似ているから「後発の二番煎じ」と思われがちだけど、それは間違いだよ。
→ CI/CDの内蔵、セルフホスト対応、無料プランのリッチさなど、GitLabにしかない特徴がたくさんあるよ。用途によってはGitLabのほうが断然向いている場面もあるんだ。
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GitLabってそもそも何のためにあるの?
まず「そもそも何の問題を解決するためにあるの?」というところから話すよ。
たとえば、5人のチームで一つのゲームを作っているとしよう。Aさんはキャラクターの動きを担当、Bさんは音楽を担当、Cさんは画面デザイン担当……という感じで、みんなが同じコードのファイルをいじるんだ。そこで問題が起きるよね。AさんとBさんが同じファイルを同時に変えたらどうなる?どっちの変更が残るの?昨日まで動いてた機能が突然壊れたのは誰のせい?
これを解決するのがバージョン管理、つまり「いつ・誰が・何を変えたかを全部記録しておく仕組み」ということだよ。GitLabはその記録の保存場所(これをリポジトリと呼ぶよ。つまり「コードの倉庫」ということ)をクラウド上に用意して、チーム全員が共有できるようにしてくれるんだ。
でもGitLabがすごいのはそれだけじゃない。コードの保存だけでなく、「変更を確認してOKを出す」「テストを自動で走らせる」「本番環境に自動でリリースする」という工程まで、全部ひとつのツールの中で完結するんだよ。料理で言えば、食材の管理・調理・盛り付け・配膳まで全部ひとつのキッチンでできるイメージだね。
GitLabが生まれた背景
昔はコードの管理といえばGitHubが主流だったけど、「GitHubのサーバーにコードを置きたくない」という声があったんだ。特にセキュリティに厳しい金融・医療・政府系の組織はそう感じていたよ。そこでGitLabは「自分たちのサーバーで動かせるバージョン」を提供することで、一気に広まっていったんだ。
GitLabの主な機能を全部おさえよう
GitLabには本当にたくさんの機能があるから、代表的なものを順番に説明するよ。
①リポジトリ管理(コードの倉庫)
GitLabの基本はコードを保存しておく「リポジトリ」だよ。リポジトリとは「コードと、その変更履歴を丸ごと保管している場所」のことだね。Gitという仕組み(つまり「コードの変更を時系列で記録するソフト」ということ)をベースに動いているから、「一週間前の状態に戻したい」という操作もかんたんにできるよ。
変更を加えるときは「ブランチ」を使うよ。ブランチとは「本流のコードをそのままにして、別の作業用コピーを作る機能」のことだね。本の原稿で言えば、「本番原稿は触らずに、下書き用のコピーで好きなだけ書き直せる」みたいなイメージだよ。作業が終わったら「マージ」(つまり「ブランチの変更を本流に合体させること」ということ)してメインに取り込む流れだね。
②マージリクエスト(コードレビューの仕組み)
ブランチで作った変更を本流に合体させる前に、チームの誰かに「これ問題ないか確認して」とお願いする機能がマージリクエストだよ。GitHubでいう「プルリクエスト」と同じ概念だね。変更の差分が一覧で見えて、コメントを書いて議論できる。承認ボタンを押したらマージOK、という流れになっているよ。
③イシュー管理(タスク管理)
「このバグを直したい」「この機能を追加したい」というタスクをイシューとして登録して管理できるよ。つまり「GitLab上でTrelloやNotionみたいなタスク管理もできる」ということだね。コードの変更とイシューをひもづけられるから、「このコミットはどのタスクの対応か」が一目でわかるよ。
④Wiki・ドキュメント管理
プロジェクトに関するドキュメントをWiki形式で書いて保存する機能もあるよ。仕様書や環境構築の手順書をコードと同じ場所で管理できるから、「ドキュメントを別のツールで探す」手間がなくなるんだ。
CI/CDパイプラインって何?GitLabの最強機能を解説
GitLabを語るうえで絶対に外せないのがCI/CDパイプラインだよ。少し難しそうに聞こえるけど、仕組みを知ればめちゃくちゃ便利だとわかるから、一緒に見ていこう。
CIとは?(継続的インテグレーション)
CIは「Continuous Integration」の略で、つまり「コードを変更したら自動でテストを走らせる仕組み」ということだよ。たとえばコードをGitLabに保存(プッシュ)した瞬間に、ロボットが「このコード、ちゃんと動く?」とテストを始めてくれるんだ。
学校の提出物で言えば、「先生がいなくても、提出した瞬間に採点ロボットが自動で採点してくれる」みたいなイメージだね。バグがあれば「ここが間違いだよ」と教えてくれるから、手動でテストする手間が省けるし、問題を早期に発見できるよ。
CDとは?(継続的デリバリー/デプロイ)
CDは「Continuous Delivery/Deployment」の略で、つまり「テストが通ったら自動でサービスを公開・更新する仕組み」ということだよ。今まではエンジニアが手作業でサーバーにファイルをアップロードしていたんだけど、CDを使えばコードをプッシュするだけで全部自動で完了するんだ。
工場のベルトコンベアをイメージするとわかりやすいよ。「素材を投入したら→検品→包装→出荷まで自動でやってくれる」という流れと同じだね。これをGitLabは「パイプライン」と呼んでいて、`.gitlab-ci.yml`という設定ファイルに「何を・どの順番で実行するか」を書くだけで使えるよ。
パイプラインの具体的なイメージ
たとえば、こんな流れで設定できるよ。
- ステップ1:コードをプッシュする
- ステップ2:自動でビルド(つまり「コードを動かせる形に変換する」こと)
- ステップ3:自動でテストを実行
- ステップ4:テストが全部通ったら、本番サーバーに自動デプロイ
このすべてがコードのプッシュ一発で始まるんだ。GitLabはこのパイプライン機能が無料プランでもかなりしっかり使えるのが強みだよ。
GitLabとGitHubはどう違うの?どっちを使えばいい?
「GitLabとGitHub、どっちを使えばいいの?」という質問はとても多いから、ちゃんと整理するよ。結論を先に言うと、「目的によって向き不向きが違う」だね。
GitHubの強み
GitHubは世界中の開発者が集まる最大のコミュニティだよ。オープンソースのプロジェクト(つまり「ソースコードを誰でも見られる公開プロジェクト」のこと)を公開したい、他の人のコードを参考にしたい、という場合はGitHubが断然向いているよ。「GitHub上のプロジェクトに貢献する」という文化がしっかりあって、コードポートフォリオ(自分のコード実績)をアピールする場所としても優れているんだ。
GitLabの強み
一方でGitLabの強みは次の3つだよ。
- セルフホスト:自社サーバーにインストールして使える。コードを外に出せない組織向け
- CI/CDが最初から内蔵:外部サービス不要で開発の全工程をカバーできる
- 無料プランの充実:プライベートリポジトリとCI/CDが無料で使える
「社内の業務システムを開発している」「セキュリティ上、外部サービスとの連携に制限がある」という企業はGitLabを選ぶことが多いよ。
両方使うこともある
実は「GitHubとGitLabを使い分けている」という開発者や企業もいるよ。公開するコードはGitHub、社内の機密コードはGitLab、というパターンだね。「どちらが絶対に上」という話じゃなくて、目的に合わせて選ぶのが正解だよ。
GitLabは実際にどんな場面で使われているの?
実際の仕事の現場でGitLabがどう使われているか、具体的な例を見ていこう。
金融・医療機関での活用
銀行のシステムや病院の電子カルテなど、個人情報や機密情報を扱う組織ではコードをクラウドのサービスに置きたくないことが多いんだ。GitLabのセルフホスト版(Community EditionまたはEnterprise Edition)を自社のサーバーに入れることで、「外部に一切データを出さずにGitLabの便利な機能を全部使う」という運用ができるよ。
ゲーム会社・スタートアップでの活用
スタートアップのように「コストを抑えながら開発スピードを上げたい」という会社では、GitLabの無料プランのCI/CDが重宝されているよ。「コードを書いたら即テスト→即デプロイ」の流れを自動化することで、エンジニアが本来すべき「機能開発」に集中できるんだ。
個人開発者の活用
個人でWebアプリを作っているエンジニアも、GitLabを使うことがあるよ。特にGitLab Pagesという機能(つまり「GitLabのリポジトリから静的なWebサイトを無料で公開できる機能」ということ)を使って、ポートフォリオサイトや個人ブログを無料でホスティングしている人も多いんだ。
DevSecOpsへの対応
最近はDevSecOpsという言葉も注目されているよ。これは「開発(Dev)・セキュリティ(Sec)・運用(Ops)を一体化させる考え方」のことで、つまり「セキュリティのチェックも開発の流れの中に自動で組み込もう」ということだよ。GitLabはCI/CDパイプラインの中にセキュリティスキャン(コードの脆弱性を自動で検出する機能)を組み込めるから、DevSecOpsを実践したい組織にも選ばれているんだ。
このように、GitLabはただのコード置き場ではなく、「開発チーム全体の仕事の流れを効率化するプラットフォーム」として、様々な場面で活躍しているよ。もしこれからチーム開発を始めるなら、GitLabを試してみる価値は十分あるよ。
