訴訟費用って何?わかりやすく解説

誰かとトラブルになって「裁判だ!」ってなったことある?実は、裁判って裁判所に行くだけじゃなくて、いろいろなお金がかかるんだよね。弁護士さんに相談したり、裁判所に手数料を払ったり…。「訴訟費用」(つまり、裁判にかかるすべてのお金のこと)ってめっちゃ高い!と思う人も多いけど、実はどんな費用があって、どのくらいかかるのか、ちゃんと知れば怖くないんだよ。この記事を読めば、「あ、裁判ってこういうお金がかかるんだ」がわかるよ。

先生、裁判ってお金いくらくらいかかるんですか?めっちゃ高そうなんですけど…

いい質問だね。実は訴訟費用って、ざっくり2つに分かれるんだよ。裁判所に払うお金弁護士さんに払うお金。この2つで結構な金額になることもあるんだ。
裁判所にも弁護士さんにも両方払うんですか?一体いくらになっちゃうんですか?

そこなんだよ。たとえば、100万円の借金を返してもらう裁判をするとしようか。そしたら裁判所に手数料として1万5000円くらい、弁護士さんに相談料成功報酬で30万~50万円くらい…みたいな感じになることもあるんだ。
えっ、50万も!?そんなお金ない人は裁判できないんですか?

いや、心配しなくていい。借金がない人向けの法律相談サービスとか、訴訟費用保険とか、いろいろな方法があるんだよ。だから、そういう制度を上手に使えば、誰でも裁判で自分の権利を守れるんだ。
📝 3行でまとめると
  1. 訴訟費用は弁護士費用裁判所費用の2つに分かれていて、合わせると結構な金額になることもあるということ
  2. 裁判所に払うお金は訴訟額によって計算されるから事前に目安がわかるけど、弁護士費用は相談内容で変わるということ
  3. 困った時は法律相談サービス保険を使って、費用を抑える方法があるということ
目次

もうちょっと詳しく

訴訟費用って、裁判にかかるすべてのお金のことなんだよ。一番大きいのが弁護士さんに払うお金。弁護士さんが相談に乗ってくれたり、書類を作ってくれたり、裁判で喋ってくれたり、いろいろなことをしてくれるから、その仕事の対価として払うんだね。次に大きいのが裁判所に払う手数料。これは「印紙代」(つまり、裁判を申し立てる時に貼る切手みたいなもの)とか、証人を呼ぶ時の費用とか、いろいろある。これ以外にも、書類を郵送する時の切手代とか、調査をしてもらう時の費用とか、細かいお金がいっぱいかかるんだよ。

💡 ポイント
訴訟費用は誰が払うかも大事。負けた側が勝った側の費用を全部払うわけじゃなくて、決められた分だけ払うんだよ。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「弁護士費用は法律で決まってるから、どの弁護士さんでも同じ」
→ 昔はそうだったけど、今は弁護士さんが自由に値段を決められるんだよ。だから、相談する時に「費用いくらですか?」って聞くことが大事なんだ。
⭕ 「弁護士費用は弁護士さんによって違うから、事前に確認が大事」
→ 同じ内容の相談でも、弁護士さんによって費用が違うことがあるんだよ。だから複数の弁護士さんに相談して、費用と質を比べることが大事なんだ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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訴訟費用ってそもそも何?

訴訟費用について説明する前に、まずは「裁判」のことを思い出してみよう。誰かと揉めて「この話は裁判所で決めてもらおう」ってなった時、裁判所に行って、判事さんの前で自分の言い分を言ったりするでしょ。あれが「訴訟」(つまり、裁判のこと)なんだよ。そして、その訴訟をやるのには、お金がかかるんだ。それが「訴訟費用」。

訴訟費用には、大きく分けて2つの種類があるんだよ。1つ目は「弁護士費用」。弁護士さんって、法律の専門家でしょ。この人たちに相談したり、書類を作ってもらったり、裁判の時に自分の代わりになってもらったり、いろいろなことをしてもらうんだよ。その対価として払うお金だね。2つ目は「裁判所費用」。これは、裁判所に直接払うお金。印紙代とか、証人を呼ぶ時の費用とか、書類を送る時の切手代とか、いろいろなものが含まれるんだ。

弁護士費用ってどんなお金?

弁護士さんに払うお金って、いくつか種類があるんだよ。まず「相談料」。弁護士さんに「この話、どうしたらいいですか?」って相談する時に払うお金だね。これは通常、時間単位で計算される。例えば、1時間1万円とかね。次に「着手金」。これは、「裁判してください」って弁護士さんに頼んだ時に、最初に払うお金なんだ。つまり、仕事を始める前に払う前払い金みたいなもの。それから「報酬金」。これは、裁判に勝った時に払うお金。「あなたの言い分が認められて、相手に100万円払わせたよ」みたいな場合、その100万円の何パーセントか(例えば、10パーセントで10万円)を弁護士さんに払うんだよ。こういう風に、いろいろな段階でお金がかかるわけなんだ。

裁判所費用ってどんなお金?

裁判所に払うお金も、いくつか種類があるんだよ。一番大きいのが「印紙代」。これは、裁判を起こす時に、訴状(つまり、「こういう理由で相手を訴えます」っていう書類)に貼る切手みたいなもの。この金額は、訴える金額によって決まるんだ。例えば、100万円の借金を返してもらう訴訟なら、印紙代は1万5000円。1000万円なら、8万円とかね。こんな感じで、訴える金額が大きいほど、印紙代も大きくなるんだよ。それから「郵送料」。裁判所から相手に書類を送ったり、いろいろな書類をやり取りするのに、切手代がかかるわけだね。これは数千円程度のことが多い。さらに「証人費用」。もし、裁判の時に「この人、証拠として話してください」って証人に来てもらったら、その証人の旅費と日当を支払わなくちゃいけないんだ。こんな感じで、いろいろな費用が重なっていくんだよ。

裁判所に払うお金の計算方法

さっき言った印紙代ってのは、実は計算方法が決まってるんだよ。なぜかというと、印紙代は「訴訟額」(つまり、いくら勝ち取りたいのか)によって変わるから。法律で「この訴訟額なら、この金額の印紙をはっつけなさい」って決められているんだ。だから、裁判を起こす前に、「あ、この金額の裁判なら、印紙代はいくらだな」って計算できるんだよ。これは、インターネットで「訴訟費用 計算」って調べれば、計算機が出てくるから、それを使えば簡単に出せるんだ。

訴訟額と印紙代の関係

では、具体的に説明しようか。例えば、友だちに貸した10万円を返してもらいたいなら、訴訟額は10万円だね。この場合、印紙代は1000円。次に、隣の家の人が自分のおもちゃを壊したから、修理代20万円を払ってもらいたい場合、訴訟額は20万円。印紙代は2000円。こんな感じで、訴訟額が大きくなるほど、印紙代も大きくなるんだよ。そして、ここで大事なのが、「この印紙代は誰が払うのか」ってこと。通常は、訴える側(つまり、最初に裁判所に訴状を出す側)が払うんだ。だから、もし裁判に負けたら、この印紙代は自分の負担になっちゃう。でも、もし裁判に勝ったら、相手にこの印紙代を払わせることができるんだよ。ただし、これは法律で決められた額までだから、もし弁護士さんに払ったお金をすべて相手に請求できるわけじゃないんだ。ここがちょっと複雑だけど、覚えておくといいよ。

その他の裁判所費用

印紙代の他にも、いろいろな費用がかかることがあるんだよ。例えば、書類を相手に送る時の「郵送料」。これは通常、数千円程度だね。それから、「鑑定料」。もし「この建物の価値はいくらですか?」みたいに、専門家に調べてもらう必要があったら、その費用も支払わなくちゃいけないんだ。これは数万円~数十万円になることもあるんだよ。さらに「証人費用」。証人として来てくれた人に、日当と交通費を払わなくちゃいけないんだ。1人につき数千円~1万円くらい。こんな感じで、訴訟額が大きかったり、複雑だったりすると、いろいろな費用が重なっていくんだ。だから、事前に「大体いくらかかるのかな」って計算することが大事なんだよ。

弁護士費用ってどのくらい?

弁護士費用は、さっき言ったみたいに、相談料、着手金、報酬金って3つに分かれるんだけど、実は値段は弁護士さんによってまちまちなんだよ。昔は「弁護士報酬規定」っていう、全国統一の料金表があったんだ。だから、どの弁護士さんに相談しても、値段は一緒だったんだよ。でも、2000年頃に法律が変わって、弁護士さんが自由に値段を決められるようになったんだ。だから今は、同じ内容の相談でも、A弁護士さんは5万円、B弁護士さんは10万円、C弁護士さんは3万円みたいに、値段がバラバラなんだよ。だから、弁護士さんに相談する時は、絶対に「費用いくらですか?」って聞かなくちゃいけないんだ。

相談料の相場

まず「相談料」の相場を説明しようか。大体の弁護士さんは、30分5000円~1万円くらいの相談料を取ってるんだよ。つまり、1時間なら1万円~2万円ってわけだね。ただし、中には「初回相談は無料」って弁護士さんもいるんだ。これは、「まず一度相談に来てみてよ、その上で『この弁護士さんにお願いしよう』と思ったら、そこからお金もらうから」みたいなシステム。だから、費用が心配な人は、まずはこういう「初回無料相談」の弁護士さんに相談するのがいいんだよ。いくつかの弁護士さんに相談して、一番信頼できそうな人に頼むってわけだね。

着手金と報酬金の相場

次に「着手金」。これは、弁護士さんが仕事を始める前に払うお金だね。大体の相場は、訴訟額の2~3パーセント。例えば、100万円の訴訟なら、着手金は2万~3万円ってわけだ。だから、訴訟額が大きいほど、着手金も大きくなるんだよ。それから「報酬金」。これは、裁判に勝った時に払うお金。相場は、獲得金額の10~15パーセント。例えば、相手から100万円勝ち取ったら、報酬金は10万~15万円ってわけだね。だから、訴訟に勝つと、その分だけお金をもらえるけど、その一部は弁護士さんに支払わなくちゃいけないってわけなんだ。

弁護士費用が高い理由

「弁護士費用って、なんでそんなに高いんですか?」って思う人も多いと思うんだけど、それには理由があるんだよ。まず、弁護士さんって、大学で4年勉強して、その後さらに大学院で2年勉強して、その上で「司法試験」っていう超難しい試験に合格しなくちゃいけないんだ。つまり、めっちゃ頭のいい人たちなんだよ。そんな人たちに、自分の大事な問題を解決してもらうんだから、それなりのお金を払うのは当たり前だってわけだね。それから、弁護士さんが作る書類って、すごく複雑なんだよ。「訴状」とか「準備書面」とか、難しい法律用語がいっぱい出てくる。そういう書類を作るのに、時間がかかるんだ。だから、高いお金をもらってるんだよ。

訴訟費用を抑えるコツ

訴訟費用ってめっちゃ高いから、「裁判なんて起こせない」って思う人も多いんだけど、実は費用を抑える方法がいろいろあるんだよ。知ってると知らないとで、大違いだからね。

法律相談サービスを使う

まず、「法律相談サービス」。これは、市役所や区役所がやってる無料の法律相談なんだよ。月に1~2回、弁護士さんが来てくれて、30分無料で相談に乗ってくれるんだ。だから、まず「この話、どうしたらいいのかな」ってわからない時は、こういう無料相談に行くのがいいんだよ。弁護士さんは「あ、この場合はこういう法律が関係してくるから、こうしたらいいですよ」って教えてくれるからね。それから、「法テラス」っていう、国がやってる法律相談サービスもあるんだ。これは、お金に困ってる人向けのサービスで、無料で相談に乗ってくれるんだよ。だから、「弁護士さんに相談したいけど、お金がない」って人は、こういうサービスを使うといいんだ。

訴訟費用保険に加入する

次に「訴訟費用保険」。これは、「もし裁判することになったら、その費用を保険で支払うよ」っていう保険なんだよ。例えば、月々1000円くらいの保険に加入しておくと、もし裁判になった時に、弁護士費用を最大で数百万円まで保険でカバーしてくれるんだ。だから、「いつか揉めるかもしれないから、保険に入っておこう」って考える人もいるんだよ。特に、商売をやってる人とか、不動産を持ってる人とか、「揉める可能性がありそうだな」って人は、こういう保険に入ってるんだ。

自分で調べて手続きする

それから、「簡易裁判所」っていう、小さい揉めごと専用の裁判所があるんだよ。ここで扱う訴訟額は、最大で60万円までなんだ。そして、ここの素晴らしいところは、「弁護士さんなしでも裁判できる」ってことなんだよ。つまり、自分で裁判所に書類を出して、自分で相手と話し合いをして、自分で判事さんに説明することができるんだ。だから、弁護士費用がかからなくて、裁判所費用だけで済むんだよ。60万円以下の揉めごとなら、まずは簡易裁判所で自分でやってみるっていう人も多いんだ。

分割払いや後払いを相談する

それからね、弁護士さんの中には、「費用を分割払いにしましょう」って言ってくれる人もいるんだよ。つまり、5万円の費用が必要でも、「月々1万円ずつ、5ヶ月かけて払ってください」みたいに分割にしてくれるんだ。だから、最初にドーンと高いお金を払えなくても、裁判を起こせるんだよ。また、中には「成功報酬だけで、着手金は要りません」っていう弁護士さんもいるんだ。つまり、「最初はお金もらいません。でも、勝ったら報酬金ください」みたいなシステムだね。こういう風に、弁護士さんに「お金がないんですけど、何とかなりませんか?」って相談すると、いろいろ工夫してくれることもあるんだよ。

実際の例で見てみよう

では、具体的な例を使って、訴訟費用がどのくらいかかるのか、見てみようか。

例1:友だちに貸した10万円を返してもらう訴訟

友だちに10万円貸したんだけど、「返してください」って言ってもなかなか返してくれない。だから、裁判所に訴訟を起こすことにしたとしようか。この場合、訴訟額は10万円だね。まず、裁判所に払う費用は、印紙代1000円と郵送料数千円くらいだから、合計で5000円くらいだね。次に、弁護士さんに払う費用。初回相談料で5000円、着手金で着手金が「訴訟額の2パーセント」だから2000円、報酬金が「獲得金額の10パーセント」だから1万円。つまり、相談料5000円+着手金2000円+報酬金1万円=1万7000円くらい。合計すると、裁判所費用5000円+弁護士費用1万7000円=2万2000円くらいってわけだね。これだけあれば、10万円を返してもらえるんだよ。めっちゃお手軽でしょ。

例2:家を買った時の欠陥について訴訟する場合

次に、もう少し複雑な例を見てみようか。家を1000万円で買ったんだけど、買った後で「あ、壁に大きなひびが入ってる。これは売る時に言わなくちゃいけなかったはずだ」って気付いた。だから、売った人に「修理代500万円払え」と訴訟を起こすことにした場合だね。この場合、訴訟額は500万円。裁判所に払う費用は、印紙代が「訴訟額に応じて」決まるから、500万円なら13万円くらい。郵送料とか、鑑定料(家の修理代がいくらか専門家に調べてもらう)で、20万円くらい。合計で33万円くらいだね。次に、弁護士さんに払う費用。着手金が「訴訟額の2パーセント」だから10万円。報酬金が「獲得金額の10パーセント」だから50万円。相談料で1万円。つまり、合計で61万円。だから、裁判所費用33万円+弁護士費用61万円=94万円くらいってわけだね。結構な金額だけど、500万円勝ち取れるんだから、「払う価値があるな」って思わない?

例3:給料が払われない。でも簡易裁判所で自分でやる場合

最後に、給料が払われないケース。会社が、自分に払う予定だった給料30万円を払ってくれない。「簡易裁判所で、自分で訴訟を起こそう」って決めた場合だね。簡易裁判所なら、訴訟額が60万円以下だから、自分で訴訟を起こせるんだ。弁護士さんを雇わなくていいんだよ。だから、払う費用は、裁判所費用だけ。印紙代が「訴訟額に応じて」決まるから、30万円なら7500円。郵送料で5000円。合計で1万2500円ってわけだね。弁護士さんに払う費用がゼロだから、最小限の費用で訴訟できるんだよ。だから、「小さな揉めごとなら、自分でやってみるのもいい」ってわけなんだ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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