ねずみ講って何?わかりやすく解説

友だちから「絶対もうかる話があるよ」って誘われたことない?なんか紹介手数料がもらえるみたいな話。それって本当に大丈夫?その正体が「ねずみ講」かもしれません。一見するとお金がもらえるように見えるけど、実は多くの人が損をする仕組みになってるんです。この記事を読めば、ねずみ講がなぜ危ないのか、どうやって見分けるのかがわかるよ。

ねずみ講って何ですか?お金がもらえるって聞いたんですけど…

いい質問だね。ねずみ講というのは、お金を払って参加すると、自分より下の参加者から上がるお金を受け取れるっていう仕組みのこと。ピラミッド構造になってるんだ。
ピラミッド構造?どういうことですか?

つまり、一番上の人が一番もうかって、その下に何人も参加者がいて、さらにその下に…みたいに、下に行くほど人数が増える形だね。一番上の人を誘った人が上の人で、あなたを誘った人が上の人。そういう階層構造になってるってことだよ。
あ、昔のテレビドラマで見た気がします。でも違法じゃなかったんですか?

その通り。ねずみ講は違法なんだ。日本では「無限連鎖講の防止に関する法律」という法律で禁止されてる。参加したり勧誘したりするだけで犯罪になるんだよ。
でも、なぜそんなことするんですか?もうかるからですか?

ここが重要なんだ。一番上の人はもうかるけど、参加者のほとんどは損をする。なぜなら、必ずどこかで崩壊しちゃうから。下から人がいなくなって、お金が上がってこなくなるんだよ。だから、参加した人のほとんどが損して終わるの。
📝 3行でまとめると
  1. ねずみ講は参加者からお金を集めて上層部に配るスキームで、ピラミッド構造になっている
  2. 一番上の人だけもうかるが、ほとんどの参加者は損をして必ず失敗する
  3. 日本では違法で、参加・勧誘だけで犯罪になる可能性がある
目次

もうちょっと詳しく

ねずみ講という名前は、ねずみが次々と子どもを産んで、数が爆発的に増えていく様子から来てるんだ。つまり、参加者の数が指数関数的に増えないといけないという意味だね。でも、現実の世界は有限だから、いつかは増やせなくなっちゃう。そこが崩壊のポイント。また、ねずみ講とよく似たものに「マルチレベルマーケティング」というものがあるけど、これは商品やサービスを売ることが主な目的。ねずみ講はただお金を集めることが目的だから、この点で大きく違うんだ。

💡 ポイント
参加者が指数関数的に増えなきゃいけないから、数学的に必ず崩壊する

⚠️ よくある勘違い

❌ 「自分は早く入るから大丈夫。ねずみ講でも一番上の人はもうかる」
→ 一番上の人は確かにもうかるけど、その次の層以降はほぼ全員損をする。自分が「一番上」じゃない限り、参加するのはギャンブルと同じで危険だよ
⭕ 「ねずみ講は参加者のほぼ全員が損をする、違法な仕組み」
→ 数学的に必ず失敗するし、その前に破綻することもある。参加すること自体が犯罪だから、友だちからの誘いでも絶対に乗ったらいけない
なるほど〜、あーそういうことか!

ねずみ講はどうやって成り立つの?

ねずみ講が成り立つには、とにかく「参加者の数をどんどん増やす」ということが必須なんだ。仕組みを説明するね。

例えば、Aさんという人がいます。Aさんはお金を払ってねずみ講に参加する。そしたら、AさんはBさんを誘う。Bさんもお金を払うと、そのお金の一部がAさんに入る。今度はBさんがCさんを誘う。Cさんが払ったお金の一部がBさんに、そしてAさんにも少し入る。このようにして、下層の人たちから上層の人たちにお金が流れていくんだ。

だから、自分より下に何人参加者を作れるかが、自分がもうかるかどうかを決める。友だちをいっぱい誘えば誘うほど、自分のところに来るお金が増えるってわけ。ここが「誘いたくなる」理由なんだね。

でも、考えてみてよ。日本の人口は1億2000万人。もし一人が5人を誘くと、その5人がまた5人を誘います。そしたら25人。その次は125人。その次は625人。こんな感じで、すぐに日本の全人口を超えちゃうんだ。つまり、数学的に必ず失敗する仕組みなんだよ。

また、ねずみ講では、お金が動く理由が「参加金」だけなんだ。何か商品を売ってるわけじゃないから、新しくお金が外から入ってこない。だから、下から集めたお金を上にあげるだけになっちゃう。そのうちお金が枯れて、制度が崩壊する。崩壊した時点で、後から参加した人たちはお金を回収できないんだよ。つまり、損をするってわけ。

ねずみ講の歴史は古くて、昔はテレアポや口コミで広がってた。今はSNSやLINEで誘いが来ることが多い。「絶対もうかる」「誰でも簡単」みたいな言葉で誘ってくる。でも、こういう言葉ほど危ないんだ。もしそんなに簡単にもうかるなら、みんなやってるはずだもんね。

なぜねずみ講は必ず失敗するのか

ねずみ講が必ず失敗する理由は、実は数学で説明できるんだ。ちょっと専門的になるけど、説明するね。

ねずみ講では、参加者の数が「指数関数的」に増えないといけない。つまり、1人、2人、4人、8人、16人…みたいに、どんどん倍々で増えていくということだ。この成長を続けるには、参加者の数が、参加者が誘える数の力で増えていく必要がある。例えば、一人が平均5人を誘くなら、参加者の数は5倍、25倍、125倍…って増えていく。これを「指数関数的成長」と言うんだ。つまり、非常に急速に増えるってこと。

でも、世界の人口は限られてる。参加者を増やしていけば、いつかは増やせなくなっちゃう時が来る。その時点で、新しい人からのお金が入ってこなくなる。すると、上層の人たちに配るお金がなくなっちゃう。そうなると、制度が崩壊する。参加者が納得せず、訴えたり、警察に通報したりし始める。だから、必ず失敗するんだよ。

また、ねずみ講では「元金」が大事だ。つまり、参加するときに払うお金がどれくらいかってこと。参加金が高いほど、上層の人たちはもうかる。でも、参加者のほとんどが損をするのは変わらない。いや、参加金が高いほど、損をする人が増える。だから、詐欺的な仕組みなんだ。

さらに言えば、ねずみ講では「成功者の話」がよく出てくる。「Aさんは月100万円もうかった」みたいなね。でも、これはウソじゃなくて、本当に一部の人はもうかってる。ただ、その人たちは一番最初に参加した人だけなんだ。後から参加した人がその成功を真似しても、参加者がもう減ってるから、同じようにはもうからない。これを「後発組は損する」って言うんだ。つまり、参加のタイミングがすべてなんだよ。

ねずみ講とビジネスチャンスの違い

「あ、これねずみ講かも」って見分けるのが大事だね。そのためには、ねずみ講と普通のビジネスの違いを知っておく必要がある。

普通のビジネスは、何か商品やサービスを売ってお金をもうける。例えば、ラーメン屋さんはラーメンを売ってお金をもうける。洋服屋さんは洋服を売ってお金をもうける。このように、価値のあるものを売ることで、外から新しくお金が入ってくるんだ。だから、何人参加しようが関係ないんだよ。

一方、ねずみ講は「参加金」が主な収入源だ。つまり、新しい参加者からの入金を、上の人に配る。これを繰り返すだけなんだ。商品やサービスを売ってるわけじゃないから、外から新しくお金が入ってこない。つまり、参加者を増やし続けないと成り立たない仕組みなんだよ。

また、マルチレベルマーケティング(MLM)という、一見ねずみ講に似たものがある。これは「代理販売」で、商品を仕入れて自分で売りつつ、下の人たちに売らせる。つまり、商品の売上が主な収入源だ。だから、参加者を増やし続ける必要はない。商品が売れれば成り立つんだ。ただし、MLMの中には、参加金をいっぱい取ったり、在庫を抱えさせたりして、ねずみ講に近い形になってるものもある。その場合は、違法になることもあるんだ。

ねずみ講かどうかを見分けるポイントはこう。

まず、「参加金」を取ってる? 例えば、「入会金を払えば、毎月手当がもらえます」みたいなやつだ。次に、「商品をちゃんと売ってる?」 ねずみ講は参加者同士でお金のやり取りをするだけで、外部に商品を売ってない。三番目に、「参加者を増やすことがメインになってない?」 本当のビジネスなら、商品やサービスの質を上げることがメイン。参加者を増やすことはあくまで手段だ。

ねずみ講にはまってしまう理由

では、なぜ人たちはねずみ講に引っかかっちゃうんだろう?理由はいくつかある。

一つ目は「簡単にもうかると思う」ってこと。ねずみ講の勧誘では、「誰でも簡単に月100万円」みたいなことを言う。現実の世界では、仕事をいっぱい頑張ってもそんなにもうからないよね。だから、その言葉に引かれちゃう人が多いんだ。特に、お金が欲しい人や、今の生活に不満がある人は、この言葉に弱い。

二つ目は「成功者の話」だ。ねずみ講に参加した友だちが「Aさんはもうかった」って話をする。その話を聞くと、「自分もできるかも」って思っちゃう。でも、その成功者は、多分一番最初の方に参加した人なんだ。後発組は、その成功を真似することはできないんだよ。

三つ目は「友だちからの誘い」だ。友だちに誘われると、断りづらい。親友なら、なおさらそうだ。そういう心理につけ込んで、ねずみ講の組織は広がっていく。

四つ目は「心理的トリック」だ。ねずみ講を勧誘する人は、いろいろな心理的なテクニックを使う。例えば、「稼ぎたい気持ちは悪くない。ここはその夢を実現できる場所だ」とか、「参加しない人は損する。後悔するよ」みたいな言葉だ。こういう言葉で、人を動かしちゃうんだ。

五つ目は「時間をかけて関係を築く」ってこと。いきなり誘うんじゃなくて、まず友達として付き合う。信頼を勝ち取ってから、誘う。そういう長期的な戦略を取ってる場合も多い。だから、引っかかる人が多いんだよ。

もし誘われたらどうする?

では、実際に友だちから誘われたら、どうすればいいんだろう?対応方法を説明するね。

まず、「絶対に参加しない」こと。これが鉄則だ。どんなに儲かると言われても、どんなに親友に誘われても、参加しちゃいけない。法律違反だし、お金も失くなっちゃうから。

次に、「友だちを責めない」こと。誘ってきた友だちは、悪い人じゃなくて、ねずみ講に引っかかっちゃった被害者の可能性がある。その友だちも、つまりだまされてるんだ。だから、友だちを責めるんじゃなくて、「この仕組みは危ないよ」ってやさしく説明してあげるといい。

三番目に、「親や先生に相談する」こと。中学生なら、親に相談するのが一番だ。大人なら、信頼できる大人に相談するといい。また、自分では判断がつかないなら、ネットで「ねずみ講」について調べるのもいいね。違法だってはっきり出てくるから。

四番目に、「相手の話を聞かない」こと。ねずみ講の勧誘者は、説得のプロだ。長時間の説得に耳を傾けてると、だんだんと考えが変わっちゃうことがある。だから、最初から「興味ない」「考えない」って態度を取るのが大事なんだ。

五番目に、「グループから距離を置く」こと。一度引っかかると、その人間関係の中で、ずっと誘い続けられることもある。だから、その人たちとの関係を整理するのが大事な場合もあるんだ。友だちだからって、自分の将来をダメにしちゃいけないんだよ。

もし、誰かがねずみ講に参加してるのを知ったら、その人に教えてあげるのもいいね。「それ、違法だよ」って、事実を伝えてあげる。それが、その人を助けることにもなるんだ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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