看護休暇って何?わかりやすく解説

親が病気になったときとか、家族のお世話が必要になったとき、会社を休みたいけど「大丈夫かな…」って心配になることってあるよね。そんなときに「給料をもらいながら休める」という、とても助かる制度があるんだ。それが「看護休暇」。この記事を読めば、看護休暇がどんな制度で、誰が使えて、どんなときに活躍するのかがぜんぶわかるよ。

看護休暇?聞いたことない。何それ?

いい質問だね。看護休暇っていうのは、家族のお世話をするために会社を休める制度のことなんだ。つまり、お父さんが「家族が病気になったから、その人の看護をするため今日は会社に行けません」って言ったときに使える休みなんだよ。
あ、自分が病気のときじゃなくて、家族が病気のときなんだ。でも、有給休暇ゆうきゅうきゅうかじゃダメなの?

そこが大事なポイント。有給休暇ゆうきゅうきゅうかでも休めるけど、看護休暇は別の制度なんだ。有給休暇ゆうきゅうきゅうかは好きに使える自由な休みだけど、看護休暇は「家族の看護が必要」という理由だけに使える、ちょっと特別な休みなんだよ。
誰でも使えるんですか?1年に何日くらい?

いい質問。会社に勤めてる人が使える制度なんだ。そして1年に最大5日間って法律で決まってるんだよ。つまり、1年間のあいだに最大5日まで看護休暇を使って休めるということ。
📝 3行でまとめると
  1. 看護休暇は家族の看護をするために会社を休める制度で、病気の人が休むのではなく、その人の世話をする人が休むんだよ。
  2. 使える対象は配偶者、親、子どもなど法律で決まった家族だけで、単なる「心配だから」では使えない。
  3. 年に最大5日間(会社員の場合)使える休暇で、有給休暇ゆうきゅうきゅうかとは別の制度だから、二つを組み合わせて使える。
目次

もうちょっと詳しく

看護休暇は日本の法律(労働基準法ろうどうきじゅんほうという、会社での仕事のルールを決める法律)で決まっている、とても大事な制度です。家族が病気になったり、ケガをしたり、要介護状態になったとき、その人のお世話をしなきゃいけない大人を守るためにあるんだよ。具体的には、通院の付き添い、介護施設への送迎、毎日の看護など、様々な場面で使えます。1年に5日間という制限があるのは、「本当に必要なときだけ」という考え方からきているんですね。この制度のおかげで、親も「仕事も大事だけど、家族も大事」という気持ちを大事にできるんだ。

💡 ポイント
看護休暇は「お金をもらいながら休める」ことがほとんど。給料が減ることはないから安心だよ。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「看護休暇は、自分が病気のときに休む制度」
→ 違うんだ。自分が病気のときは「有給休暇ゆうきゅうきゅうか」や「病気休暇」を使うんだ。看護休暇は「家族が病気のときに、その人を世話するために休む」制度なんだよ。
⭕ 「看護休暇は、家族の看護が必要なときに、その家族を世話する人が休む制度」
→ 正解。だから親が病気のときにお父さんやお母さんが休むとか、おばあちゃんが病気のときに孫が休むとか、そういう使い方なんだ。
なるほど〜、あーそういうことか!

[toc]

看護休暇とは、どんな制度?

看護休暇は、日本の法律で決められた制度です。つまり、全国どこの会社でも基本的には同じルールが適用されるんだよ。

具体的には、「家族が病気やケガになって、その人のお世話をしなきゃいけないとき」に、会社を休むことができる権利なんだ。これはもう一つ大事なポイント。休んだ間も給料が出ることがほとんどなんだよ。つまり、休むことで給料が減っちゃうわけじゃないってこと。

例えば、あなたのお父さんが急に病気になって、毎日お医者さんに連れていったり、お薬をあげたり、ご飯を食べさせたりする世話が必要になったとしようか。そんなときに、お父さんの仕事をしている会社に「息子が病気になったので、その子の看護をするため、今日は仕事に来れません」って言うことができるんだよ。その日は有給休暇ゆうきゅうきゅうかを使わなくても、給料をもらいながら休めるわけ。

この制度が生まれたのは、「家族が大変な状況になったとき、その人の世話ができるようにしよう」っていう考え方からなんだ。仕事だけに追われて、家族のケアができないっていう悲しい状況を減らすためにあるんだよ。看護休暇があることで、親も安心して会社に行けるし、病気の家族のお世話もちゃんとできるってわけ。

また、この制度は日本だけにあるわけじゃなくて、世界中の先進国では大体同じような制度があるんだ。例えばアメリカでは「Family and Medical Leave Act」という法律があって、やっぱり家族のケアが必要なときに休める権利があるんだよ。こういう制度が世界的にあるってことは、「家族のお世話は社会にとって大事な活動」っていう考え方が広がってるってことなんだね。だから日本でも、お父さんやお母さんが「家族の世話のために会社を休みたい」って思ったら、堂々と制度を使うことができるんだ。それは恥ずかしいことじゃなくて、大事な権利なんだよ。

誰が看護休暇を使えるの?条件をチェック

看護休暇を使える条件は、実は結構細かく決まってるんだ。誰でも自由に「今日は看護休暇で休みます」って言えるわけじゃないんだよ。

まず、使える人の条件を説明するね。会社に勤めている人が対象なんだ。つまり、正社員だけじゃなくて、契約社員とか派遣社員はけんしゃいんでも、一定の条件を満たしていれば使える場合が多いんだ。ただし、その会社で一定期間以上働いている必要があるんだよ。通常は入社後6ヶ月経過している必要があるんだ。つまり、入ったばっかりの人は使えないってこと。これは「ちゃんと雇用関係が成立してから」という考え方からなんだね。

次に大事なのが、看護が必要な家族は誰かってことだよ。法律で決まった「親等」(つまり、血のつながり度合い)が限定されてるんだ。具体的には、配偶者(結婚相手)、父母(お父さん、お母さん)、子ども(自分の子ども)、この三つが基本なんだ。つまり、おばあちゃんとか兄弟姉妹とかは、会社によるけど、たいていは看護休暇の対象にならないんだよ。その代わり、会社によっては独自の制度を作ってて、もっと広い範囲の家族に対応してる場合もあるんだ。

また、「看護が必要な状態」っていうのも決まってるんだ。例えば、医者から「入院が必要」って言われた、自宅で医者や看護師の指導を受けながら療養している、ケガや病気で日常生活で他の人の助けが必要な状態。こういう状態のときに初めて使える権利なんだよ。つまり、「風邪を引いてるみたいだから、念のため休もう」みたいな理由では使えないってことね。

実務的には、看護休暇を使いたいときは、会社に「医者の診断書」とか「実際に看護が必要という理由」を説明する書類を出すことが多いんだ。会社も「本当に必要な状況なのか」を確認したいからね。だから、「親が入院した」とか「おばあちゃんの介護が必要」とか、具体的な理由を説明することが大事なんだよ。

1年に何日使える?日数の決まり

法律では、看護休暇は「1年に5日間」と決まってるんだ。これは全国どこの会社でも同じルール。つまり、あなたの親が働いてる会社がどこでも、最大5日間は看護休暇を使える権利があるってことなんだよ。

もう一つ大事なポイントは、「1年に5日間」って数字の意味。これは、「1月から12月」という暦年じゃなくて、会社が決めた「年度」(つまり、会社の会計がリセットされる時期)で数えることが多いんだ。例えば、会社の年度が4月から3月なら、4月に5日間リセットされるってわけ。だから、3月に2日間使って、4月になるとまた5日間に戻る、っていう感じなんだよ。

また、配偶者の場合(つまり、結婚してる人が配偶者の看護をするときだ)と、自分の親や子どもの看護をするときで、別々に5日間が決まってる場合もあるんだ。だから、理論上は「配偶者の看護で5日、親の看護で5日」みたいに分かれることもあるってわけ。

もし両親が同時に病気になったら、どうするのかな?ってなるよね。その場合は、5日間の中で両親の看護に充てることになるんだ。つまり、月曜日にお父さんの看護で1日、火曜日にお母さんの看護で1日、みたいに分け合うことになるんだよ。合わせて5日間ってわけね。

また、法律では「最低5日間」って決めてるけど、会社によっては「うちはもっと多く出しましょう」って独自に増やしてることもあるんだ。大きな会社とか、働き方改革に力を入れてる会社は、10日間とか15日間出してるところもあるんだよ。自分の親がどこで働いてるのか、その会社はどんな制度を出してるのか、聞いてみるといいかもね。

有給休暇ゆうきゅうきゅうかとの違い。何が違うの?

「そもそも有給休暇ゆうきゅうきゅうかで休めばいいじゃん。なんで看護休暇なんて別の制度があるの?」って思う人も多いと思うんだけど、実は大事な違いがあるんだよ。

まず、有給休暇ゆうきゅうきゅうかは「好きに使える」休みなんだ。つまり、「今日は映画を見たいから休みます」とか「友だちと遊びたいから休みます」とか、理由を聞かれないで休める権利なんだよ。一方、看護休暇は「家族の看護が必要」という理由が限定されてるんだ。つまり、看護休暇は「理由が決められてる休み」ってわけ。

次に、給料の出方も違う。有給休暇ゆうきゅうきゅうかは「給料が出る」けど、これは「働いたのに休むんだから当たり前」っていう考え方なんだ。一方、看護休暇は「給料が出るかどうか」は法律では決まってなくて、会社によって違うんだよ。ただし、ほとんどの会社は「給料を出す」って決めてるんだ。だから安心していいんだ。

三番目の違いは、「数の限り方」。有給休暇ゆうきゅうきゅうかは日数が限られてるんだ。新入社員として入ったとき、最初にもらえる有給休暇ゆうきゅうきゅうかは10日間とか15日間なんだ。それが毎年少しずつ増えていって、最終的には20日間ぐらいになるんだよ。それに対して、看護休暇は「毎年5日間」ってちょっと少ないけど、「それは別枠」なんだ。つまり、有給休暇ゆうきゅうきゅうかの20日間は別として、さらに看護休暇で5日間休める権利があるってわけ。

例えば、あなたの親が4月に病気になったとしようか。1年間のあいだに、その病気の看護で5日間、自分のリフレッシュのために有給休暇ゆうきゅうきゅうかで15日間、みたいに分け合えるんだよ。それぞれが別の枠だから、一つの枠を使ったら他が減っちゃうってことじゃないんだ。これが、看護休暇がわざわざ別の制度として作られた理由なんだ。「有給休暇ゆうきゅうきゅうかを使っちゃったから、親の看護で休めない」みたいな悲しい状況を避けるためにあるんだよ。

実際に使うときはどうする?手続きと注意点

では、実際に「明日、親の看護で看護休暇を使いたい」ってなったときは、どうすればいいのか。基本的な流れを説明するよ。

まず、できるだけ早く(理想は1〜2週間前だけど、急な病気の場合は当日とか前日でもいい)、会社の人事部や上司に「看護休暇を使いたい」って伝えるんだ。その時に、「親が病気になった」とか「おばあちゃんが入院した」とか、簡単な理由を説明するんだよ。会社も状況を理解したいから、ちょっと詳しく話すといいんだ。

次に、会社によっては「看護休暇申請書」みたいな書類に書かされることもあるんだ。その用紙に「いつ」「誰の」「どんな理由で」休むのか、を書いて提出するんだ。大事なのは、病院の診断書とか、本当に看護が必要ってことを示す書類が必要な場合もあるってことなんだよ。会社によって厳しさが違うから、わからなかったら人事部に聞くのが一番。親に「会社でどんな書類が必要かな?」って聞いてみるのもいいかもね。

実務的には、その日がやってきたら、出社する時間に間に合わせて「看護休暇を使います」って報告すればいいんだ。そしたら、その日は会社に行かなくても大丈夫。給料もちゃんと出るんだよ。

注意点としては、「看護休暇は申請してから承認されるまで、ちょっと時間がかかる場合がある」ってこと。会社が確認しなきゃいけないから、急に「明日休みたい」って言ったときに、その場で「OK」って言われないこともあるんだ。だから、できるだけ早めに相談することが大事なんだよ。

また、「看護休暇を使った日数は、会社の方で記録されてる」んだ。つまり、「あ、今月で5日使い切った。来月まで使えない」みたいに、会社がちゃんと把握してるんだ。だから、無限に使えるわけじゃないってことを忘れずにね。

最後に、もし会社が「看護休暇は使わせない」とか「理由がないから却下」みたいなことを言ったら、それは違法なんだ。法律で決まった権利だから、会社は守らなきゃいけないんだよ。もし変なことを言われたら、労働局とか、労働基準監督署に相談すればいいんだ。親の会社が変な対応をしてたら、親に「相談してみたら?」って勧めてみるのもいいかもね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

目次