アルバイトを始めようと思って求人サイトを見たとき、「時給○○円」って書いてあるのを見たことない?「時給ってなんとなくわかるけど、実際どういう仕組みなんだろう」って思ったことがある人、けっこう多いと思う。実は時間給のしくみをちゃんと理解しておくと、バイト選びで損しなかったり、給料の計算が自分でできたりするんだよ。この記事を読めば、時間給のキホンからよくある勘違いまで、ぜんぶわかるようになるよ。
- 時間給とは「働いた時間×時給」で給料が決まるしくみで、アルバイトやパートで広く使われている
- 国が定めた最低賃金という下限があり、それより低い時給で働かせることは法律で禁止されている
- 時給の高さだけでなく、交通費・シフトの入りやすさ・残業代のルールも合わせて確認することが大切
もうちょっと詳しく
時間給のしくみは一見シンプルに見えるけど、実は細かいルールがたくさんあるんだ。たとえば、1日8時間・週40時間を超えて働いた場合は「残業」になって、通常の時給の1.25倍以上もらえるルールがある。つまり時給1000円なら残業中は1250円以上になるということ。また、深夜(夜10時〜朝5時)に働く場合も「深夜割増」といって25%以上増しになるよ。こういったルールを知っておくと、自分の給料が正しく計算されているかどうかをチェックできるんだ。給与明細をもらったら、ただ「お金もらった」で終わらせずに、しっかり確認してみよう。
残業・深夜は割増賃金あり!給与明細で必ずチェックしよう
⚠️ よくある勘違い
→ 時給が高くても、シフトに入れなければ収入は増えない。月の総収入は「時給×働いた時間数」で決まるから、時給だけで判断するのは危険。
→ たとえば時給1200円で週15時間入れるバイトより、時給1100円で週25時間入れるバイトのほうが月収は多くなる。現実的に何時間入れるかを先に考えてから選ぼう。
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時間給ってそもそも何?月給・日給との違い
給料のもらい方には、大きく分けて3つの種類があるよ。「時間給」「日給」「月給」だ。それぞれどう違うのか、しっかり整理しておこう。
時間給(じかんきゅう)
時間給とは、つまり「1時間働くごとにいくらもらえるか」が決まっているしくみのこと。アルバイトやパートタイムの仕事でよく使われるよ。たとえばカフェのアルバイトで時給1050円の場合、5時間働いたら5250円もらえる計算になる。働いた時間がそのままお金に直結するから、「今日は忙しかったから長く働こう」とか「今週は短めにしよう」という自由がきくのが特徴だよ。
日給(にっきゅう)
日給は、つまり「1日働いたらいくらもらえるか」があらかじめ決まっているしくみのこと。たとえば日給8000円の現場仕事なら、何時間働いても1日分の仕事をしたら8000円もらえる。工事現場やイベントスタッフなどでよく使われるよ。
月給(げっきゅう)
月給は、つまり「1ヶ月働いたらいくらもらえるか」が決まっているしくみのこと。会社員やフルタイムで働く人に多い形だよ。毎月25日に25万円振り込まれる、みたいな感じ。多少残業しても、逆に少し早上がりしても、基本的な月給の額は変わらないことが多いんだ。
この3つの中で、学生やフリーターが最初に接することが多いのが時間給(時給制)のバイトだよ。シフトを自分で調整できるし、働いた分だけもらえるからわかりやすいのが人気の理由だね。
時給の計算方法、実際にやってみよう
「時給の計算なんて簡単でしょ」って思う人もいるかもしれないけど、実際の給与明細では交通費とか税金とか色々ついてきて、最初はびっくりするかもしれない。順番に確認していこう。
基本の計算式
まず基本はこれだよ。
- 時給 × 働いた時間数 = 総支給額(税引き前)
たとえば時給1100円で月に60時間働いたとすると、1100円×60時間=66000円が総支給額になる。ここまでは難しくないよね。
交通費の扱いに注意
バイト先によっては、交通費(電車代やバス代)を別途出してくれる場合がある。求人票に「交通費支給」って書いてあったら、それは時給とは別にもらえるってことだよ。逆に「交通費込み」と書いてある場合は、時給の中に交通費が含まれているから、手元に残るお金はその分少なくなるんだ。これを見落とすと「なんか思ったより少ない」ってなるから気をつけて。
税金と社会保険はどうなる?
ある程度の収入を超えると、「所得税」や「社会保険料」が給料から引かれるよ。所得税は、つまり「国に納めるお金」のこと。学生の場合、年収103万円を超えると親の税金も増えることがある(いわゆる「103万円の壁」)。月にすると約85833円以下なら超えないから、バイトのシフトを考えるときの目安にしてみて。
最低賃金って何?知らないと損するルール
時間給を語るうえで絶対に知っておいてほしいのが「最低賃金」だよ。これは、国や都道府県が「この金額より低い時給で人を雇ってはいけない」と法律で決めたルールのこと。つまり最低賃金は、働く人を守るための最低ラインということだ。
全国一律と地域別の2種類がある
最低賃金には「全国最低賃金」と「地域別最低賃金」の2種類があるよ。地域別最低賃金は都道府県ごとに決まっていて、生活コストが高い東京・神奈川・大阪などは高めに設定されている。毎年10月ごろに改定されることが多いから、最新の情報は厚生労働省のサイトなどで確認するといいよ。
最低賃金を下回ったら違法
もし求人票に書いてある時給が最低賃金を下回っていたら、それは違法なんだ。「安くてもいいから採用してほしい」と本人が同意したとしても、法律違反になる。もし自分のバイト先の時給が最低賃金を下回っていると気づいたら、労働基準監督署(つまり「働くことに関するルールを監視してくれる国の機関」のこと)に相談することができるよ。
業種別の最低賃金もある
さらに一部の業種では「特定最低賃金」といって、地域の最低賃金より高い金額が設定されていることもあるんだ。たとえば製造業など特定の業種では、通常より高い最低賃金が適用されることがある。業種によって違うから、自分の仕事に当てはまるか確認しておくといいよ。
残業・深夜・休日の割増賃金を知っておこう
時間給で働くとき、ただ時給×時間だけじゃない場面も出てくるよ。残業したり、深夜に働いたり、法定の休日に出勤したりすると、割増賃金といって通常より多くお金をもらえるんだ。これを知らないと、本来もらえるはずのお金をもらえずに損してしまうこともあるよ。
残業代(時間外割増)
1日8時間、または週40時間を超えて働いた場合は「時間外労働」、つまり残業になる。このとき、時給は通常の1.25倍以上になるよ。たとえば時給1000円なら、残業中は最低でも1250円もらえるということだ。さらに月に60時間を超える残業は1.5倍になるから、もっと割増になるんだよ。
深夜割増
夜の22時から朝の5時の間に働く場合は「深夜割増」といって、時給が1.25倍以上になるルールがあるよ。ファミレスやコンビニの深夜シフトなどはこれにあたるね。残業と深夜が重なる場合は、両方を合わせた割増(1.5倍以上)が適用されるんだ。
休日割増
法律で定められた「法定休日」(週に1日は必ず休める日)に働いた場合は、1.35倍以上の割増になるよ。「休日出勤してほしい」と頼まれたとき、割増賃金の対象かどうかを確認するようにしよう。
こういった割増のルールは「労働基準法」という法律で決まっているよ。労働基準法は、つまり「働く人を守るための基本的なルールをまとめた法律」のこと。バイトでも正社員でも、すべての人に適用されるんだ。自分がどんな条件で働いているか、一度しっかり確認してみよう。
バイトを選ぶときに時間給でチェックすべきポイント
いざバイトを探すとき、時間給(時給)の数字だけに注目しがちだよね。でも実は、時給以外にも見ておきたいポイントがあるんだ。ここを押さえておくと、後悔しないバイト選びができるよ。
実際の月収を計算してみる
時給1200円と書いてあっても、週に2日しかシフトに入れないなら月収はかなり少なくなる。逆に時給1000円でも週5日フルで入れる職場なら、月収は大きくなる。求人票を見たら「週に何時間入れるか」を先に考えて、自分でざっくり月収を計算してみよう。
交通費が支給されるか
電車やバスで通う場合、交通費がどこまで出るかはけっこう大事だよ。「全額支給」「月○○円まで支給」「支給なし」で手取りが変わってくるんだ。通勤に往復500円かかるなら、月20日働いたら交通費だけで1万円。これが自腹かどうかは大きな差だよ。
試用期間中の時給に注意
求人票に書いてある時給でも、「試用期間中は時給○○円」と書かれていることがある。つまり最初の1〜3ヶ月は本来の時給より低い場合があるということ。これ自体は違法ではないけど(最低賃金を下回らない限り)、思ったより最初の給料が少なかったとならないよう確認しておこう。
給料日・支払いサイクルを確認する
「月末締め翌月25日払い」みたいな感じで、働いたお金が実際に振り込まれるまでに時間がかかることがある。バイトを始めてすぐにお金が必要な人は、週払いや日払いに対応しているかを確認するといいよ。
時間給のしくみをちゃんと理解すると、バイトを始めるときの安心感がぜんぜん違うよ。自分の権利を知ることは、損せずに働くための第一歩なんだ。「なんかおかしいな」と思ったときに、ちゃんとおかしいって気づける人になろう。
