違法性って何?わかりやすく解説

スマートフォンで知らない人と繋がったり、友だちの悪口をSNSに投稿したり、ゲームのソフトをコピーして売ったり…。こういうこと「違法じゃないのかな?」って思ったことありませんか?法律って複雑だから「これって犯罪なの?」がわかりにくいですよね。でも大丈夫。この記事を読めば、「違法性」って何なのか、どうやって判断するのかが、スッキリわかるようになります。

先生、「違法性」って聞くけど、これってどういう意味ですか?

いい質問だね。違法性っていうのは、その行為が法律に反しているという性質のこと。つまり「これは法律で禁止されている行為ですよ」という特徴のことだよ。
性質?何か難しい…。もっと簡単に説明してもらえますか?

いいよ。学校の校則に例えると、「走って廊下を歩く」という行為自体に「校則違反という性質がある」ってことだね。走ること自体は誰でもできるけど、廊下では禁止されているから「違反」になる。法律も同じで、ある行為をすることで「法律違反という性質が生まれる」んだよ。
なるほど!でも、すべての悪いことが違法なわけじゃないんですか?

そのとおり!違法性があるかどうかは「法律の視点」で判断するんだ。友だちを無視する行為は心が傷つくから「心が痛い」けど、法律的には違法じゃない。一方、友だちのお金を無断で取ると「窃盗罪」という違法性が生まれるんだよ。
📝 3行でまとめると
  1. 違法性とは、ある行為が法律に反しているという性質のことだよ
  2. 同じ行為でも状況によって違法性がある場合とない場合がある
  3. 法律で禁止された行為だけが違法性を持つから、すべての「悪い」ことが違法ではない
目次

もうちょっと詳しく

ここで大事なポイントは「行為に違法性があるかどうか」です。例えば、他の人の物を取る行為。これが「友だちから『使っていいよ』と言われて借りた」なら違法性がありません。でも「こっそり盗った」なら窃盗という違法性が生まれます。同じ「物を取る」という行為でも、法律的には全く違うんです。つまり違法性は「その行為の周りの状況」で決まるってわけだね。

💡 ポイント
同じ行為でも、状況しだいで違法性が変わることもある

⚠️ よくある勘違い

❌ 「違法性 = 犯罪」
→ 違う。違法性があってもそれが犯罪かどうかは別。例えば、正当な理由がある場合は違法性があっても犯罪にならないことがあります。
⭕ 「違法性は『法律に反しているかどうか』を判断する第一ステップ」
→ 正解。その上で「責任があるか」「正当な理由があるか」なども考えて、最終的に「犯罪か?」が決まるんだよ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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違法性ってそもそも何なの?

違法性という言葉を聞くと、「難しい法律用語だ」って感じるかもしれませんね。でも実は、シンプルな意味なんです。違法性とは「その行為が法律のルールに反しているかどうか」という判断基準のこと。つまり、法律の視点から「これってダメですか?」という問いに答える材料なわけです。

学校の例で考えると分かりやすいですよ。学校には「朝礼で遅刻しちゃダメ」という校則がありますよね。もし君が朝礼に遅れたら「校則違反という違反性がある」ってことになります。それと同じで、法律にも「〇〇しちゃダメ」というルールがいっぱいあるんです。そのルールに反すると「違法性がある」という状態になる。これだけです。

ここで大事なのは「すべての法律違反が悪いわけじゃない」ってことですね。例えば、火事が起きたとき、消防士が他の人の家の壁をぶち壊して火を消すことがあります。普通なら「他の人の物を壊す」のは違法ですよね。でもこのときは「違法性があっても、正当な理由がある」から犯罪にならないんです。違法性があるかどうかは、単に「法律に反しているか」という判断にすぎず、そこから先の「でもいい理由があるか?」という判断は別なんだよ。

違法性と「悪いこと」は違う

この点をしっかり理解することが大事です。何か「いけないなあ」と感じる行為が、すべて違法というわけではありません。例えば、友だちが新しい服を買ったのに「それダサくない?」と言ったら、友だちの気持ちが傷つきますよね。これは道徳的には「悪い」かもしれません。でも法律的には違法ではないんです。違法性がない。だから警察に捕まったりしません。

反対に、法律の視点からは違法だけど「ダメなことではない」という場合もあります。例えば、誰かが君を殴ろうとしてきたとき、君が防衛のために相手を押さえたら「暴力行為」という見方もできますよね。でも「正当防衛」という正当な理由があるから、この行為には違法性がないんです。つまり同じ「相手を押さえる」という行為でも、状況しだいで違法性が変わるってわけです。

違法性の3つのポイント

1番目:違法性は「法律の禁止」で決まる

違法性があるかどうかは、簡単に言えば「法律で禁止されているか」で決まります。日本の法律には、いろんな禁止事項が書かれています。盗むのはダメ、人を傷つけるのはダメ、約束を守らないのはダメ…こういった禁止ルールに反したら「違法性あり」になるわけです。

でも「禁止されている」って、なかなか細かいですよね。例えば「物を勝手に取ってはいけない」という法律があります。でも「友だちが『使っていいよ』と言った物を取る」なら、これは禁止されていません。つまり「すべての『物を取る』が違法」ではなく「許可なく物を取る」が違法なんです。細かいけど、この違いが大事です。

もう一つ例えます。法律には「人を傷つけてはいけない」というルールがあります。でも医者がメスで患者さんのお腹を切ることは違法ではありません。なぜなら「治療のために傷つけることは許可されている」から。同じ「傷つける」という行為でも、法律が「OK」と判断する場合があるんです。これが違法性の複雑さであり、面白さなんだよ。

2番目:状況が違法性を変えることがある

ここが超重要なんです。同じ行為をしても、周りの状況で違法性が変わることがあります。

例えば「誰かに暴力を振るう」という行為。普通なら違法ですよね。でも「相手がこっちを殴ってきたから、自分を守るために相手を押さえた」という状況なら?この場合は「正当防衛」という法律が認める理由があるから、違法性がなくなるんです。

また「他の人の物を使う」という行為も同じ。許可なく使えば窃盗だから違法性があります。でも「友だちから借りた」なら違法ではありません。物の所有者が「使ってもいい」と言ったから。さらに「落とし物を警察に届けた」という行為は、他の人の物を持つ行為ですが違法ではなく、むしろ「いいことをした」と評価されます。

つまり「その行為をなぜしたのか」「どんな状況だったのか」という背景が、違法性を大きく左右するんですね。法律はただ「ダメ」と禁止するだけじゃなく「この状況なら大丈夫」という許可も用意しているわけです。

3番目:違法性と責任は別物

ここもよく混同されるポイントですね。違法性があるからって、その人が責任を取らなきゃいけないわけじゃないことがあります。反対に違法性がなくても、責任を取る場合もあります。

例えば、子どもが学校でお友だちを殴っちゃったとします。「殴った」という行為は違法かもしれません。でも小さい子だから「刑事責任は問わない」という判断になることもあります。つまり違法性はあるけど「責任はない」という状況ですね。

反対のパターンもあります。精神的な病気で判断力がなくなって、何をしたか分からず他の人に危害を加えてしまったら?違法性は…あるのかなあ…議論の余地がありますが、いずれにせよ「責任は問わない」という判断がされる場合があります。

日常生活で違法性を判断する実例

SNSでの発言

君たちの世代は、SNSで友だちと繋がることが日常ですよね。でもSNSに書き込むとき「違法性」が関係することがあります。

例えば「△△君のことが嫌いだから、皆に悪口を言おう」とSNSに書いた場合。これは「名誉毀損罪」という違法性がある可能性があります。つまり「他の人の評判を傷つけるから法律で禁止されている」ってことですね。特に「デマだとわかってる情報を流す」「個人を特定できる情報を広める」みたいなことは、違法性が高いんです。

でも「この学校の先生の授業は分かりにくいって思った」と感想を書くのは?これは「その人が本当に思ったことを発言している」から違法性がありません。もちろん「悪く言うのはマナー違反」かもしれませんけど、法律的には違法ではないってわけです。

重要なのは「事実を基に、自分の正直な感想を言う」なら違法性がなく、「デマを流す」「個人攻撃する」なら違法性が生まれるということですね。

インターネットでの著作権

ゲームやマンガ、音楽などの作品は「著作権」という権利で守られています。つまり「作った人だけが利用できる権利」があるんです。

もし君が「ゲームの内容を動画に撮って、YouTubeにアップロードする」としたら?これは「著作権の違法性がある」かもしれません。なぜなら「ゲームの著作権はゲーム会社にあるから、勝手に配信しちゃダメ」ってことですね。

でも「そのゲームをプレイしながら、自分の感想や工夫を中心に動画を作る」なら?これは「著作権を尊重しながら、自分の創作活動をしている」という判断になるかもしれません。つまり状況と内容次第で違法性が変わるんですね。

学校の物を借りるとき

学校の教科書や教材を家に持ち帰りたいとき「違法性」は関係ないですよね。なぜなら「学校が『勉強のために持ち帰っていい』と許可している」から。これは「許可がある」という状況だから違法ではありません。

でも「学校のパソコンを、自分の物だと思い込んで家に持ち帰った」なら?これは「許可なく学校の物を持ち去った」だから窃盗という違法性が生まれる可能性があります。同じ「学校の物を持つ」という行為でも、許可の有無で違法性が変わるんですね。

最後のまとめ:違法性を理解することの大事さ

違法性という言葉は、日常生活ではあまり使いませんよね。でも「これって法律で禁止されてるのかな」という疑問は、誰もが持つことがあります。そのときに「違法性」という考え方を知っていれば、自分の行動が法律に反しているのか、それとも大丈夫なのかを判断する手助けになるんです。

大事なのは「違法性=すべて悪い」わけではなく「違法性があっても正当な理由があれば大丈夫」という柔軟な考え方です。法律は「これはダメ」と禁止するだけじゃなく「でもこんな場合は大丈夫」という許可も用意しているんですね。

成長するにつれて、君たちは自分で判断しなきゃいけない場面が増えていきます。バイトをするとき、恋愛のとき、SNS活動をするとき…いろんな状況で「これって大丈夫かな」という迷いが出てくるでしょう。そのときに「違法性があるかどうか」という視点で考えると、より正しい判断ができるようになるんです。

違法性を理解することは、自分を守ることに繋がります。「知らなかった」では済まされない法律の世界。だからこそ「違法性って何?」という基礎を、今のうちに理解しておくことが大事なんだよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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