選挙の投票日に学校の修学旅行があったり、スポーツの試合があったり、家族で遠出することになったり……そういうときって、投票できないわけじゃなくて、実は事前に投票する方法があるんだよ。それが「不在者投票」。この記事を読めば、投票日に都合がつかないときの投票方法がぜんぶわかるよ。
- 投票日に都合がつかないときは、不在者投票で事前に投票できる
- 市役所や選挙管理委員会で申し込みをして投票する
- 選挙権がある人なら誰でも使える方法で、特に難しい手続きはない
もうちょっと詳しく
不在者投票は、投票日に都合がつかない人のために用意された、とても大事な投票方法なんだ。選挙は民主主義(つまり、みんなで話し合って決めるという国の仕組み)の一番基本的なしくみだから、「投票日に行けない」という理由だけで投票権を失うわけにはいかない。そこで、投票日よりも前に投票できるようにしたのが「不在者投票」なんだよ。誰でも使えるし、投票日に投票するのと同じくらい大事な投票方法だよ。
不在者投票は「投票できない人のための特別な方法」じゃなくて、「投票日に都合がつかない人が使う、同じくらい大事な投票方法」だよ
⚠️ よくある勘違い
→ そんなことはない。不在者投票だろうが投票日に投票しようが、票の価値はぜんぜん変わらないんだ。どちらで投票しても、君の気持ちが同じくらい重要に扱われるよ。
→ そのとおり。むしろ、忙しい人や遠い人でも投票できるようにするための大切な仕組みなんだよ。
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不在者投票とは
不在者投票(ふざいしゃとうひょう)というのは、投票日に投票所に行くことができない人が、投票日よりも前に投票する方法だよ。「不在」というのは「そこにいない」という意味で、つまり「投票日に投票所にいられない人」が「事前に」「別の場所で」投票するための制度なんだ。
なぜ不在者投票なんて制度が必要?
考えてみてほしいんだけど、学校の役員を決める投票ができるのは「決まった日に決まった場所に来た人だけ」ルールだったら、どうなると思う?修学旅行中の人、病気で寝てる人、お医者さんのように仕事の都合でその日は来られない人たち……こういう人たちは投票できなくなっちゃうよね。それって、民主主義(みんなで話し合って決める仕組み)としては問題があるんだ。だから「投票日に都合がつかない人でも投票できるように」という工夫が「不在者投票」なんだよ。
日本では、18歳以上になると選挙に投票する権利が与えられるんだ。でも、その権利を実際に使うには「投票日に投票所に行く」という条件があったら、実際には投票できない人が大勢出てくるよね。だから、投票日の前に投票できるしくみを作ったんだ。
不在者投票の基本的なやり方
不在者投票のやり方は、思った以上に簡単なんだ。まず、自分の住んでいる市区町村の選挙管理委員会(選挙のルールを決めたり、投票を管理したりする役所の部署)に「不在者投票がしたいんですけど」って言うんだ。もしくは、市役所の窓口に行ってもいい。そうすると、投票用紙や投票をするための書類をくれるんだよ。それで、市役所や選挙管理委員会が指定した場所で投票するんだ。つまり、「投票したい気持ち」があれば、あとの手続きは役所がサポートしてくれるんだよ。
不在者投票は「申し込み→用紙をもらう→投票所で投票」という流れ。難しい手続きはぜんぜんない
不在者投票のやり方・手続き
申し込みから投票まで
不在者投票をするときの具体的なステップを説明するね。まず、選挙があることが決まったら、新聞やニュースで「投票日は○月△日です」ということが発表されるんだ。そのニュースを見たら、「あ、このときは自分は投票所に行けないな」と気づく。そしたら、自分の住んでいる市区町村の選挙管理委員会に行くんだ。
選挙管理委員会は、たいていの場合、市役所や区役所の中にあるんだよ。そこに行ったら「不在者投票をしたいので、申し込みをしたいです」って言うんだ。本人確認(あなたが本当にあなたなのか確かめること)のために、学生証や保険証などを見せて、申し込み用紙に名前や住所を書く。そうすると、選挙管理委員会の人が「わかりました。投票用紙と説明書をお渡しします」ってくれるんだよ。
投票用紙をもらったら、決まった日時に、市役所や「期日前投票所」(投票日の前に投票できる場所)に行く。そこで、投票用紙に候補者の名前を書いて、投票するんだ。流れとしては、投票日に投票所に行くときと同じなんだよ。ただ、「投票日の前に」「別の場所で」やるという違いがあるだけ。
申し込みの期限はいつまで?
ここが大事なポイントなんだ。不在者投票の申し込みには期限がある。たいていの場合、投票日の1週間~10日前までが申し込み期限なんだ。つまり、「あ、投票日に行けないな」と思ったら、早めに選挙管理委員会に行く必要があるんだよ。投票日当日に「やっぱり投票したい」と思っても、不在者投票の申し込みはできないんだ。だから、「この日は投票所に行けないな」と気づいたら、すぐに申し込みをするのが大事だよ。
申し込み期限は、選挙ごとに少し違うことがあるから、新聞やテレビのニュース、または市役所のホームページを見て確認するのがいいんだ。
不在者投票は期限がある。投票日まで1週間~10日前までには申し込まないと、その選挙では投票できなくなっちゃう
期日前投票との違い
「期日前投票」ってなに?
「不在者投票」と似た言葉で「期日前投票」(きじつぜんとうひょう)という言葉があるんだ。「期日」というのは「決まった日」という意味で、つまり「投票日の前に」投票することだよ。この二つは似ているから、混同しちゃう人が多いんだけど、実は少し違うんだ。
「不在者投票」と「期日前投票」の違い
一番大きな違いは「どこで投票するか」ということなんだ。
不在者投票は、自分の住んでいる市区町村の「選挙管理委員会」や「市役所」で投票する。だから、どこに住んでいても、自分の市役所に行く必要があるんだよ。
一方、期日前投票は、全国どこの投票所でもできるんだ。つまり、旅行中の他の市町村、親戚の家の近い投票所とか、どこでもいいんだ。「投票日の前に、どこかの投票所に行ったら投票できる」という感じだね。
もう一つの違いは、申し込みの必要性なんだ。不在者投票は、事前に選挙管理委員会に申し込みをして、投票用紙をもらう必要があるんだ。一方、期日前投票は、投票所に行ったら「あ、今日は投票日の前なんだけど投票できますか?」って聞けば、その場で投票できちゃうんだよ。申し込み手続きが要らないんだ。
どちらを選ぶ?
じゃあ、どちらの方法を選べばいいのかな。それは、自分の状況によるんだ。
例えば、修学旅行で京都に行く期間に投票日がある、という場合を想像してほしい。京都で期日前投票をしようと思ったら、京都の投票所に行けばいいんだよ。申し込みとかいらない。すごく簡単だよね。この場合は期日前投票の方が便利だね。
一方、「その日は家にいるけど、仕事で遠くにいるから不在者投票をしたい」という場合は、不在者投票で申し込みをして、投票用紙をもらって、投票日の前にやるんだ。この場合は不在者投票だね。
つまり、「申し込みができる時間がある→不在者投票」「どこかの投票所でさっと投票したい→期日前投票」という感じで分けて考えるといいんだよ。
不在者投票は「自分の市役所で事前申し込み」。期日前投票は「どこでも申し込みなしで投票可」
不在者投票を使うメリット
誰でも使える
まず、不在者投票の一番大きなメリットは「誰でも使える」ということなんだ。投票に行きたい気持ちがあれば、年齢や職業に関係なく、誰でも申し込みができるんだよ。医者や看護師さんみたいに、どうしても投票日に仕事を休めない人。スポーツ選手で、その日は試合がある人。修学旅行や林間学校に行く人。海外に出張している人。いろんな人が使える仕組みなんだ。
自分のペースで投票できる
投票日に投票所に行ったことがある人なら、わかると思うんだけど、休日の投票所は混んでることがあるんだ。長い列に並んで、やっと投票できるんだよ。一方、不在者投票は、申し込みをして投票用紙をもらったら、自分が投票したい日時に、自分のペースで投票できるんだ。「あ、今日は時間があるから投票しよう」ってできるんだよ。これが便利だね。
投票を逃さない
これが一番重要なメリットなんだ。選挙は、一度投票日が過ぎたら、その選挙に投票することはできないんだ。だから、投票日に「あ、今日だったか、行くの忘れた」ってなったら、その選挙では投票できないんだよ。でも、不在者投票があれば、投票日の前に投票できるから、「うっかり投票を忘れる」ということがなくなるんだ。民主主義を支える一番大事な行為が「投票」だから、こういう仕組みがあるのはすごく大事だね。
不在者投票のメリット=「いろんな事情がある人も投票できて、自分のペースで投票できて、投票を逃さない」
不在者投票をするときの注意点
申し込み期限を守る
さっきも説明したんだけど、一番大事な注意点は「申し込み期限を守る」ということなんだ。不在者投票の申し込みは、たいていの場合、投票日の1週間~10日前までなんだ。この期限を過ぎたら、その選挙では不在者投票ができなくなっちゃうんだよ。だから、「あ、その日は投票所に行けないな」と気づいたら、すぐに市役所の選挙管理委員会に行く。これが一番重要だね。
投票用紙を失わない
投票用紙は、とても大事な書類なんだ。投票用紙を失うと、その選挙では投票できなくなっちゃう。だから、投票用紙をもらったら、「投票するまでは絶対になくさない」ということを心がけるんだよ。机の上に置いたままにするとか、カバンの中に放ったらかしにするとか、そういうことのないようにね。
投票用紙に書き間違えない
投票するときに、候補者の名前を書くんだけど、ここで「あ、書き間違えた」ってなっても、直すことはできないんだ。だから、投票用紙に書くときは、ゆっくり、丁寧に、間違えないようにしるんだよ。心配だったら、何度か練習してから本番に臨むのもいいんじゃないかな。
期限までに投票する
投票用紙をもらったら、その後「いつまでに投票しなきゃいけないか」というのもあるんだ。たいていの場合、投票日の前の日までに投票する必要があるんだよ。つまり「用紙をもらったから大丈夫」と安心していて、投票日当日に「あ、投票忘れた」ってなると、その選挙では投票できなくなっちゃう。だから、投票用紙をもらったら「早めに投票する」というのを心がけるんだよ。
自分で投票する
これは当たり前に思うかもしれないけど、大事な注意点なんだ。投票用紙に誰の名前を書くかは、絶対に自分で決めるんだ。親や友だちに「あの人に投票しなよ」とか「この人がいいよ」とか言われても、最終的に誰に投票するかは、自分自身の判断で決めるんだよ。それが「投票」という行為の大事なところなんだ。誰かに強制されたり、操られたりするんじゃなくて、「自分の気持ちで誰かを選ぶ」ということが大事なんだよ。
不在者投票で気をつけること=「期限を守る・用紙をなくさない・丁寧に書く・早めに投票する・自分で判断する」
