ジタハラって何?わかりやすく解説

働き方が変わって、会社から「自宅で待機してください」と言われたことはありませんか?それ自体は悪いことじゃないんだけど、待機中の給料が出ないとか、ずっと電話番をさせられるとか…そういった不公平な扱いを受けたときの話です。その問題を「ジタハラ」と呼ぶんだよ。この記事では、ジタハラが何なのか、どうしてそれが問題なのか、そしてもし自分や友だちが経験したときどうすればいいのかを、一緒に考えていきます。

先生、「ジタハラ」ってなんですか?初めて聞きました。

ジタハラは「自宅待機ハラスメント」の略で、つまり会社が社員に自宅で待機することを命じて、その際に不公平な扱いをすることです。コロナ禍で働き方が変わったときに目立つようになった問題ですね。
自宅で待機って…どういう状況なんですか?

例えば、会社の建物が修理中だから出勤しないでね、と言われたり、感染症がはやってるからテレワークに切り替えるまで自宅にいてね、という場合です。つまり「いつでも仕事ができるよう準備していなさい」という指示ですね。だから待機中でも給料が出るのが普通です。
あ、だから「ハラスメント」になるんですね。給料が出ないとか?

そうです。給料が出ない、給料が減らされる、それなのに会社からの連絡がいつ来るか分からないから常に気が張ってる…こういう不当な扱いを受けることが問題なんです。会社の都合で自宅待機させられてるのに、労働者が損をするのはおかしいですよね。
📝 3行でまとめると
  1. ジタハラは「自宅待機ハラスメント」のこと。会社の都合で自宅待機させられるけど、その扱いが不公平になる問題です
  2. 給料が出ない、給料が減らされる、対応が不透明など、労働者が損をするパターンが多いです
  3. こんなときは、会社に相談したり、労働局や労働組合ろうどうくみあい相談できるので、一人で悩まなくていいんです
目次

もうちょっと詳しく

ジタハラが起きやすいのは、「自宅待機」という状態がはっきり定義されていないからです。会社は「仕事がないから来るな」と言い、労働者は「いつ呼ばれるか分からないから準備しておかなきゃ」と思う。このズレが問題を生むんですね。また、パートやアルバイトなど立場が弱い労働者ほど、給料が減らされても文句が言えない状況に陥りやすいです。だからこそ、「これってジタハラじゃ?」と気づくことが大事なんです。

💡 ポイント
会社の都合による待機は、基本的に「待機手当」が出るべき状態です

⚠️ よくある勘違い

❌ 「自宅待機ってだけで給料が減るのは普通では?」
→ いいえ。会社の都合で待機させられている場合、給料は出ないといけません。労働基準法ろうどうきじゅんほうで決まっています。
⭕ 「会社の都合による待機なら、待機中も給料が出るべき」
→ その通り。会社が社員を待機させた理由が「会社の事情」なら、その期間も完全な給料か、少なくとも基本給の60%以上が出るのが正しいです。
あーそういうことか!会社の都合なのに、労働者が損するのはダメなんだ。

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ジタハラってそもそも何?もう一度確認しよう

ジタハラは「自宅待機ハラスメント」の略で、つまり「会社が社員に自宅での待機を命じて、その際に労働者に不利益が生じる行為」のことです。ハラスメント、つまり嫌がらせですね。

大事なポイントは「会社の都合」という部分です。例えば、建物が火事になってしまったから出勤できない、感染症がはやっているから一時的に自宅勤務に切り替える、システムトラブルで仕事が進められない…こういう「会社側の理由」で、社員が自宅で待機することになる状況のことを言います。

単に「今日は仕事がないから来なくていいよ」というのとは違うんです。待機させられた側は、いつ呼ばれるか分からないから、常に準備していなきゃいけない。電話やメッセージをチェックし続けないといけないし、外出もしづらいし、気が休まりません。それなのに給料が出ないとか、給料が極端に減らされたら…これはハラスメントになってしまうんですね。

特に問題になるのは、小さな会社やパート・アルバイトの人たちです。「そういうルールだから」と言われて、給料が出ないことを受け入れてしまう人が多いから。でも実は、これは法律違反の可能性が高いんです。そこが大事なポイント。

いつ発生しやすい?

ジタハラが起きやすい場面は、突然の状況変化のときです。コロナ禍でそれが顕著になりました。政府が「外出を控えてください」と言い出したとき、企業はどう対応するのか、まだ決めてなかったところが多かったんです。だから、いきなり「明日から全員テレワーク」と言われたけど、準備ができてない。その間「自宅で待機してください」という指示が出されました。

また、社内システムのトラブル、オフィスの改修工事、感染症感染者が出たことによる臨時休業など、予測不能な状況で起きやすいです。こういった場合、会社は対応に追われて、給与体系をちゃんと整理しないまま「待機」を指示してしまうことがあります。その結果、「給料どうするの?」という話になったときに、曖昧な答えしか返ってこない。これがジタハラになるんです。

どうしてジタハラが起こるの?会社と労働者の視点から考える

ジタハラが起きるのは、簡単に言うと「会社と労働者の立場の違い」が原因です。

会社側から見ると、「緊急事態だから、とにかく待機させておこう」という判断になります。給料のことまで考える余裕がない、あるいは「すぐに仕事が再開できるから、一時的なものだ」と思い込んでいるんです。特に大きな企業ほど、こういった緊急時の対応マニュアルが不完全だったりします。つまり「こういう状況になったら、給料はどうするのか」という取り決めがちゃんとしていないんですね。

一方、労働者側から見ると、「会社から待機しろと言われたんだから、自分はどうすればいいの?いつ戻るの?給料は?」という不安が大きいです。特に立場が弱い、例えばアルバイトや派遣社員はけんしゃいんの人は「文句を言ったら、契約を更新してもらえないんじゃ…」という心配も出てきます。だから、不公平な条件でも受け入れてしまう。

この「立場の違い」が、ハラスメントを生むんです。

法律の視点から

実は、労働基準法ろうどうきじゅんほうという法律では、こういった状況についてちゃんと決めているんです。会社の都合によって労働者が働けない状態になった場合、会社は「平均賃金の60%以上」を支払わなければならない、という規則があります。つまり、給料をゼロにはできないんですね。

でも、この法律を知らない人が多いし、知っていても「言い出しづらい」という雰囲気があります。だから、給料が出ないまま待機させられることが起きてしまうんです。これは違法状態なんですが、本人が気づかなかったり、気づいていても相談できる場所を知らなかったりするから、問題が表面化しないんです。

ジタハラにはどんなパターンがあるの?具体例を見てみよう

ジタハラといっても、いろいろなパターンがあります。自分たちの身の回りで起きそうな例を見てみましょう。

パターン1:給料が全く出ないケース

これが最も分かりやすいジタハラです。会社から「緊急メンテナンスのため、今週は自宅待機してください。給料は出ません」と言われるパターンですね。

具体的には、こんな感じです。あるコンビニエンスストアの事例では、感染症対策で突然営業を中止することになったとき、店長は「スタッフを待機させたけど、給料をどうするか決まってない」という状況になってしまいました。本来なら会社が給料の支払い方針を決めるべきなのに、曖昧なまま。その結果、「給料なしで待機」という不当な状態になってしまったんです。

待機していた期間、労働者は家にいるはずですが、実際には「会社からの連絡がいつ来るか分からない」という緊張状態が続きます。仕事の時間帯に外出できないし、心も休まりません。でも給料がない。これは明らかに不公平ですよね。

パターン2:給料が極端に減らされるケース

完全に給料が出ないわけじゃないけど、大幅に減らされるパターンもあります。例えば「待機中は給料の30%だけ」とか「日給制だから、仕事がない日は給料ゼロ」という扱いですね。

時給制やアルバイトの人は特に被害を受けやすいです。「その日働かなかったら給料が出ない」というのが当たり前だと思われているから。でも、待機を命じられた場合は、それは労働者の都合じゃなくて会社の都合です。だから、給料が出るべきなんです。

また、給料は出るけど、その額が「過去3ヶ月間の給料の平均の60%」という法的最低ラインぴったり、という場合もあります。これ自体は違法ではありませんが、もしかして会社が「最低限だけ出せばいい」という姿勢で対応しているなら、それはちょっと問題です。

パターン3:待機期間が不透明なケース

「いつまで待機するのか分からない」というパターンもジタハラの一種です。これは給料の話だけじゃなくて、精神的なダメージが大きいんです。

例えば、「システムの問題が解決するまで待機してください」と言われたけど、いつ解決するのか分からない。1日なのか、1週間なのか、1ヶ月なのか。その間、給料も不透明。こういった状況では、労働者は非常に不安になります。

実際、長期の待機を命じられた人の中には、精神的に疲れて、医者に掛かる人もいます。会社の都合で待機させられているのに、その分の責任を労働者が負わされるのは、明らかに不公平ですよね。

パターン4:待機中に新しい仕事を強要されるケース

これも意外と起きています。「自宅で待機してください」と言われたのに、その間に「このレポートを作成して」とか「メールを処理して」といった仕事が次々降ってくるパターンです。

これは特に狡い形のジタハラです。給料的には「待機中だから給料減」という扱いなのに、実は仕事をさせられているんです。つまり、給料が少ないのに労働時間は通常通り(あるいはそれ以上)という状態になってしまう。これは完全に労働基準法ろうどうきじゅんほう違反です。

ジタハラから身を守るには?自分たちにできることを考えよう

では、もし自分や周りの人がジタハラを受けているなと思ったら、どうすればいいでしょうか。大事なのは「一人で悩まない」「知識を持つ」「相談する」の3つです。

まず知識を持とう

ジタハラから身を守るために、最初のステップは「労働法を知ること」です。難しく考える必要はありません。大事なポイントはこれだけです。

「会社の都合で働けない状態にされた場合、労働基準法ろうどうきじゅんほうでは平均賃金の60%以上を支払う必要がある」。これを覚えておくだけで大違いです。もし給料が出ないと言われたら、「あ、これは違法かな」と気づけるんです。

また、「待機中でも、会社からの連絡に応じる責任がある」というのも重要です。つまり、待機というのは「自由な時間」ではなくて「拘束状態」なんです。だから給料が出るべきなんですね。

会社に相談する、あるいは文書で確認する

もし待機を命じられたら、その場ですぐに「給料はどうなりますか?」と確認しましょう。大事なのは「文書で確認する」ことです。メールやLINEで、できるだけ会社側の返答を記録に残すんです。

例えば「待機中の給料について、メールで確認したいのですが」と言って、「待機期間は給料がどうなるのか」「いつまで待機するのか」「待機中に仕事の指示は来るのか」などを書いたメールを送ります。会社から返答をもらえば、それは証拠になります。

もし会社が「給料は出ません」と言ってきたら、それは違法の可能性が高いです。その時点で「これはおかしい」と判断できます。

相談窓口を知ろう

もし会社との話し合いでうまくいかなかったら、専門家に相談できます。会社員なら労働組合ろうどうくみあいがある場合、そこに相談できます。また、都道府県の「労働局」という公的な相談窓口があります。ここは無料で相談できるんです。

さらに、弁護士に相談することもできます。お金がかかる場合もありますが、中には無料相談会をやっている弁護士事務所もあります。また、「法テラス」という国の制度もあって、ここを通すと安く弁護士に相談できたりします。

相談できる場所、知ってますか?困ったときの頼り先

ジタハラを受けているかも…と思ったときに、相談できる場所を知っておくことは本当に大事です。一人で悩んでいては解決しませんから。

労働局に相談する

各都道府県にある「労働局」は、働く人の相談を受け付けています。「給料が出てない」「待機中の扱いがおかしい」こういった相談ができます。相談は無料で、匿名での相談も可能です。

労働局には「総合労働相談コーナー」という窓口があって、ここで相談するとアドバイスをもらえます。もし違法な扱いを受けている場合は、「こういう手順で対応するといいですよ」というアドバイスも得られます。

労働組合ろうどうくみあいに相談する

会社に労働組合ろうどうくみあいがある場合、そこに相談するのも良い方法です。労働組合ろうどうくみあいは労働者の権利を守るために存在しているので、こういった問題について経験があります。組合員なら、相談は無料です。

組合がない場合は、各地にある「労働者支援事務所」とか「フリーター全般労組」など、個人で加入できる労働組合ろうどうくみあいもあります。

弁護士に相談する

法的な問題をはっきりさせたい場合は、弁護士に相談するのも手です。給料が出ていない期間のお金を請求できるのか、慰謝料を請求できるのか、そういった具体的なアドバイスが得られます。

「弁護士は高い」と思う人もいるかもしれませんが、最初の相談は無料という事務所も多いです。また、法テラスという国の制度を使うと、審査にはなりますが、弁護士費用の補助が受けられます。

その他の相談窓口

厚生労働省の「労働条件相談ほっとライン」という電話相談もあります。これは夜間や休日もやっているので、平日に時間が取れない人には便利です。また、各市区町村の「福祉事務所」でも働き方に関する相談を受け付けている場合があります。

大事なのは「一人で抱え込まない」ということです。相談窓口はいっぱいあるんです。自分たちにはそれを使う権利があります。

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パタハラって何?わかりやすく解説
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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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