SNSに写真をあげるとき、個人情報が漏れないか心配になったことってない?友だちに自分の秘密を知られたくないこともあるよね。実は、そういう「勝手に知られたくない権利」って、法律で守られているんだよ。それが「プライバシー権」。この記事を読めば、プライバシー権が何なのか、どうして大切なのか、そして自分たちの生活とどう関係してるのかがわかるよ。
- プライバシー権は、他人に知られたくない自分のことを守る法律で認められた権利だよ。
- 自分で上げた情報でも、勝手に別の目的で使われたらプライバシー侵害になる場合があるんだ。
- 学校や病院など、個人情報を集める側には個人情報保護の責任があるんだよ。
もうちょっと詳しく
プライバシー権は、最初は「有名人が勝手に写真を撮られたり、プライベートを暴露されるのを防ぐ」ために生まれた権利だったんだ。でも今は、誰もが持つ権利として認められているんだよ。日本の憲法には直接「プライバシー権」って書いてないんだけど、憲法が保障する「自由」や「人格権」の中に含まれてると考えられてるんだ。つまり、大事な権利だから法律で守られてるってわけだね。
プライバシー権は「自分の情報をコントロールする権利」。誰が何を知ってるか、どう使うかを自分で決められるってことだよ。
⚠️ よくある勘違い
→ プライバシー権は「プライベートなことを守る権利」だけど、犯罪を隠していい権利じゃないんだよ。例えば、悪いことをしてても、それがバレるのは仕方ないってことだね。
→ プライバシー権は大事だけど、社会全体の安全や他人の権利とのバランスを取りながら守られてるんだ。だから無制限ではなく、いろいろな制限がある場合もあるんだよ。
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プライバシー権ってそもそも何?
プライバシー権は、簡単に言うと「自分のプライベートなことを、他人に知られたくない権利」だよ。でも「プライベートなこと」って何かっていうと、人によって違うんだ。自分の日記、個人的な悩み、家族との思い出、好きな人のこと、健康のことなど、いろいろあるよね。
プライバシー権が大事だって分かるのは、想像してみるとわかるんだ。例えば、自分の日記を学校中の人に読まれたら、どう感じるかな?恥ずかしいし、気持ち悪いし、落ち着かなくなっちゃうよね。誰もが「自分のことは自分だけのもの」って感じたいんだ。そういう気持ちを守ってくれる権利が、プライバシー権なんだよ。
プライバシー権が生まれたわけ
昔は、プライバシー権なんていう言葉なかったんだ。でも新聞や雑誌が発達して、有名人や著名人のプライベートな情報を、勝手に記事にして売るようになってきた。そこで「これはダメだ」って声が上がって、プライバシー権という権利が認められるようになったんだよ。
日本では、昭和25年くらいから「プライバシーを守らないといけない」という考え方が広がり始めた。最初は有名人を守るための権利だったんだけど、今は誰もが持つ基本的な人権として認められてるんだ。つまり、あなたも友だちも、先生も、みんなプライバシー権を持ってるってわけだね。
プライバシー権が守る3つのこと
プライバシー権が守ってくれるのは、大きく分けて3つのことがあるんだ。
1つ目は「自分のプライベートな情報の秘密」だよ。誰にも知られたくない個人情報や秘密が、無理やり公開されるのを防ぐんだ。例えば、病気のこと、恋愛のこと、成績のことなど、自分が「秘密にしたい」と思うことは守られるんだよ。
2つ目は「自分が映ってる写真や映像を勝手に使われないこと」だね。友だちが自分を撮った写真を、勝手にSNSにあげたり、広告に使ったりしたら、それはプライバシー侵害になるんだ。自分の顔や体が、自分の許可なく使われるのは、不快に感じるよね。だから守られてるんだよ。
3つ目は「自分のことを、誰が何のために使ってるか知る権利」だ。つまり、あなたの個人情報を集めた学校や医者が、その情報をどう使ってるのか、教えてもらう権利があるってことだね。これを「知る権利」って言う。「僕の健康情報をどこに売ったんですか?」「住所を誰に教えたんですか?」って、聞く権利があるんだよ。
なぜプライバシー権が大切なのか
じゃあ、なぜプライバシー権がこんなに大事にされるのかな?それはね、プライバシーが守られないと、人間らしい生活ができなくなるからなんだ。
想像してみて。もし全部のことが知られていたら、どんな気持ちになるかな?学校で成績が悪かったこと、好きな人がいること、家族とケンカしたことなど、すべてが知られてたら、安心して生きられないよね。人間って、「この人には知られたくない」「この情報は自分だけの秘密にしたい」って思うことがあって、その境界線が守られてることで、初めて自分らしく過ごせるんだよ。
個人の尊厳を守ること
プライバシー権が守ってるのは、実は「あなたの尊厳」なんだ。「尊厳」って言うのは、つまり「自分という人間の大切さ、価値」のことだね。誰もが「自分という人間には、価値がある」って思いたいよね。そして「自分のことを誰が何を知ってるか、自分でコントロールしたい」って感じるんだ。
例えば、学校でミスをして恥ずかしい思いをした。その時「この恥ずかしい場面は、友だちに知られたくない」って思うのは、自然なことだよ。そして「この恥ずかしいことを他の誰かに言いふらされたくない」って思うのもね。このプライベートな部分を守られることで、「自分は価値のある人間だ」って思える。プライバシー権は、そういう気持ちを支えてるんだよ。
信頼関係を作ること
もう1つ大事な理由があるんだ。それは「信頼関係」を作るためだよ。
例えば、病院に行ったときに「あ、この医者は僕の病気のことを他の人に言いふらすかもしれない」って思ったら、本当のことが言えないよね。恥ずかしい病気だったら特に。でも「医者には患者のプライバシーを守る義務がある」って法律で決まってたら、安心して本当のこと言えるよね。そうすると医者は正確な診断ができて、患者は良い治療が受けられるんだ。
学校でも同じだよ。先生に「実は家庭の事情でつらい」って相談した時、それが他の先生や親に勝手に言われたら、次は何も言えなくなっちゃう。でも先生に「話してくれたことは秘密にする」って義務があれば、生徒は安心して相談できるんだ。プライバシーが守られることで、いろいろな関係が信頼できるものになるってわけだね。
プライバシー権と自分たちの生活
プライバシー権って、法律の話だから自分たちと関係ないと思ってる人もいるかもね。でも実は、毎日の生活の中で、すごく関係してるんだよ。
SNSとプライバシー
今の時代、多くの人がSNSを使ってるよね。インスタグラムとか、ティックトックとか、ツイッターとか。プライバシー権と一番関係が深いのが、このSNSなんだ。
例えば、あなたが友だちの写真をインスタグラムに勝手にあげたら、どうなるかな。あなたは「面白い写真だから、みんなに見せてあげる」くらいの気持ちかもしれない。でも友だちからしたら「僕の許可なく、勝手に顔写真を公開された」って感じるんだ。これは友だちのプライバシー権を侵害してることになるんだよ。
また、SNS企業だって、あなたが何をいいねしたのか、何を検索したのか、どの時間帯に何をしてるのか、みんな記録してるんだ。それを広告に使うためにね。つまり、あなたのプライバシーが、企業に勝手に集められて、使われてるってわけだね。だから「SNSを使うときは、プライバシーに気をつけよう」ってみんなに言われるんだよ。
学校でのプライバシー
学校でもプライバシー権が大事なんだよ。学校は、あなたの成績、出席日数、保健室に来た記録、家族の情報など、いろいろな情報を持ってるんだ。これらの情報は、学校の運営と教育のために集められてるんだけど、勝手に他の人に教えたらダメなんだ。
例えば、あなたが赤点を取った時に、学校の先生がそれを他のクラスの友だちに言いふらしたら、それはあなたのプライバシー侵害だよね。あなたの成績は、あなた自身とあなたの親、それに直接関係がある先生だけが知ってればいい情報なんだ。
また、学校が個人情報を外に流す時も、ちゃんと守られなきゃいけないんだ。例えば「この子は不登校です」とか「この子は学習支援が必要です」って情報を、勝手に広めちゃったら、その子が学校に来にくくなっちゃうよね。だから学校には「個人情報をちゃんと守る義務」があるんだよ。
家族の中でのプライバシー
家族の中でもプライバシーは大事なんだ。「家族だから、何も隠さなくていい」って思う人もいるかもね。でも実際には、子どもにだってプライバシー権があるんだよ。
例えば、親が子どもの日記を勝手に読んだら、それはプライバシー侵害かな?これは難しい問題なんだ。親には「子どもを育てる責任」があるし、子どもの安全を守る必要があるんだ。だから「何か悪いことをしてないか、チェックする必要」があるかもしれない。でも同時に、子どもにも「自分の気持ちやプライベートなことは秘密にしたい」って権利があるんだ。だから「子どものプライバシーと、親の監督責任のバランスをどこに引くか」は、今でも社会で議論されてる問題なんだよ。
ただ言えることは「子どもにもプライバシー権がある」ってこと。親だからって、全部知って当然ってわけじゃないんだね。特に思春期になると、「親には知られたくないことがある」って感じるのは、成長の証だったりするんだよ。
プライバシー権を守るために自分たちができること
では、プライバシー権を守るために、自分たちは何ができるかな。それは大きく分けて2つあるんだ。1つは「自分のプライバシーを守ること」で、もう1つは「他人のプライバシーを守ること」だよ。
自分のプライバシーを守る
まず、自分の情報をちゃんと管理しようってことだね。SNSに何を書くか、どんな写真をのせるか、ちゃんと考えることが大事だよ。一度ネットに出した情報は、完全に消せないかもしれないんだ。だから「これを世界中の人に知られても大丈夫か」って考えてからのせるといいんだ。
また、SNSのプライバシー設定も大事だね。誰でも見られる設定にするのか、友だちだけに見せるのか、自分だけが見られる設定にするのか、ちゃんと選ぶんだよ。インスタグラムもティックトックも、プライバシー設定を変えられるようになってるから、活用しようね。
それと、パスワード管理も大事だよ。自分のスマホやSNSのパスワードは、絶対に他人に教えちゃダメ。親だからって、自分のパスワードを絶対教えなきゃいけないわけじゃないんだ。もし親が心配ならば「パスワードは秘密だけど、何か危ないことがあったら相談するね」って約束するのがいいんだよ。
他人のプライバシーを守る
友だちのプライバシーも大事にしようってことだね。友だちの秘密を聞いたら、それを他の人に言いふらさない。友だちの写真を撮ったら、その子の許可なく広めない。友だちの悪いうわさを聞いたら、広めない。こういうことは、友情を守るためにも、相手のプライバシーを尊重するためにも、大事なんだよ。
学校では、友だちの成績や家族のことなど、いろいろなプライベート情報を知ることもあるよね。先生から「こういうことで苦しんでる」って聞くこともあるかもしれない。そういう情報は、その友だちに対して、ちゃんと秘密にしようっていう責任があるんだ。「〇〇君は、こういう家庭だから可哀想」みたいなことを、言いふらさないってことだね。
それと、友だちが「SNSに写真をのせるの、やめて」って言ったら、ちゃんと削除するんだよ。相手が嫌がってるのに、続けるのは、プライバシー侵害だしね。友情も壊れちゃう。
