「毎日満員電車で会社に行くのって、当たり前なの?」「友だちのお父さん、家で仕事してるって言ってたけど、そんなことできるの?」——そう思ったことはない?実は今、働き方ってものすごく変わってきてて、「会社に行って9時から18時まで働く」だけじゃなくなってきてるんだよ。この記事を読めば、「多様な働き方」って何なのか、なんでそれが大事なのか、バッチリわかるよ。
- 多様な働き方とは、時間・場所・雇用形態を固定せず いろんなスタイルで働くことを認める 考え方のこと。
- インターネットの普及やコロナ禍をきっかけに テレワークやフリーランス など新しい形が一気に広まった。
- 子育て中・介護中・障害がある人など 今まで働きにくかった人たち にとっても大きなメリットがある。
もうちょっと詳しく
「多様な働き方」を実現するために、国も法律を整えてきているよ。2019年に施行された「働き方改革関連法」では、残業時間の上限規制や、同じ仕事をしているなら正社員もパートも同じ待遇にすべきという「同一労働同一賃金」のルールが導入された。つまり「正社員だけが優遇される」という仕組みを見直していこうという動きが、法律レベルでも進んでいるんだよね。また、副業・兼業を解禁する企業も増えていて、「1社だけに縛られなくていい」という流れも出てきてる。働き方の選択肢が増えることで、自分の人生を自分でデザインしやすくなってきているよ。
法律も変わって、副業OKな会社が急増中!
⚠️ よくある勘違い
→ 家にいるから監視されないし、適当にやっても大丈夫……と思いがちだけど、実は逆。
→ 会社にいれば「来てるだけで仕事してる感」が出るけど、テレワークは結果で見られる。自分でスケジュールを管理して成果を出す力が求められるから、楽どころか責任感が必要だよ。
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多様な働き方とは?基本をおさえよう
「多様な働き方」とは、つまり「働くスタイルがひとつじゃなくていい」という考え方のことだよ。日本ではずっと長い間、「新卒で会社に入って、毎日通勤して、定年まで同じ会社で働く」というスタイルが「普通」とされてきた。これを「メンバーシップ型雇用」と言って、会社に人生を預けるような働き方のことを指すんだよね。
でも今は「ジョブ型雇用」という考え方も広まってきてる。ジョブ型っていうのは、つまり「この仕事をやる人を雇う」という形で、職種や仕事内容をはっきり決めてから採用するスタイルのこと。欧米では昔からこっちが主流で、同じ職種ならどの会社に移っても給料が大きく変わらない、というのが特徴なんだよ。
多様な働き方には、大きく分けてこんな種類があるよ:
- テレワーク・リモートワーク……自宅やカフェなど、会社以外の場所で働くスタイル
- フレックスタイム制……始業・終業時間を自分で決められる制度
- 副業・兼業……本業のほかに別の仕事もする働き方
- フリーランス(業務委託)……会社に属さず、自分で仕事を受注して働くスタイル
- 短時間勤務・パートタイム……育児や介護に合わせて労働時間を減らす働き方
- ギグワーク……単発の仕事を受け続けるスタイル(宅配など)
これだけ見ても、選択肢がたくさんあることがわかるよね。どれがいい・悪いじゃなくて、自分のライフスタイルや価値観に合ったものを選べる時代になってきているってことなんだよ。
なぜ今「多様な働き方」が注目されているの?
多様な働き方が注目されるようになった背景には、いくつかの大きな理由があるよ。
少子高齢化で「働ける人」を増やす必要がある
日本は今、お年寄りが増えて若者が減っている「少子高齢化」の真っ只中にある。これがどういう問題かというと、働いてお金を稼いで税金を払う人が減ってしまうということ。お年寄りを社会全体で支えるためには、できるだけ多くの人に働いてもらう必要がある。子育て中のお母さん、介護を抱えたお父さん、障害のある人、高齢でも働きたい人——そういった「今まで働きにくかった人」に活躍してもらうために、働き方の選択肢を広げることが急務なんだよね。
テクノロジーが「場所を選ばない仕事」を増やした
インターネットとスマートフォンとクラウド(つまり、インターネット上にデータを保存・共有できる仕組みのこと)が普及したことで、「どこにいても同じ仕事ができる」職種がどんどん増えた。プログラマー、デザイナー、ライター、マーケター、カスタマーサポート……これらはパソコンとネット環境があれば、山奥でも海外でも仕事できる。昔だったら「東京の会社に行かないと働けない」人が、今は地元にいながらでも都会の会社で働けるようになったんだよ。
コロナ禍が「実験」してくれた
2020年の新型コロナウイルスの感染拡大は、日本の働き方を一気に変えた出来事だったよ。「会社に来てはいけない」という状況になって、多くの企業が強制的にテレワークを導入した。最初は「そんなの無理」と言っていた会社も、実際やってみたら「案外できるじゃん」となったケースがたくさんあった。コロナ禍は悲しい出来事だったけど、働き方改革の「実証実験」にもなったんだよね。
多様な働き方のメリット・デメリットをちゃんと知ろう
多様な働き方には良いことがたくさんある一方、気をつけないといけないこともある。両方ちゃんと知っておくのが大事だよ。
メリット:こんないいことがある
- 通勤ストレスがなくなる……満員電車で毎日1〜2時間消耗しなくていいから、体力も時間も節約できる。実はこれ、地味にすごく大きい。
- 自分のペースで働ける……朝型の人は早く始めて早く終わる、夜型の人は遅めに始めるなど、自分のリズムに合わせられる。
- 育児・介護と両立しやすい……子どもが熱を出したとき、リモートワークなら在宅のまま対応できる。
- 地方でも都市部の仕事ができる……「いい仕事は東京にしかない」という常識が崩れてきてる。
- スキルを複数伸ばせる……副業を通じて本業以外の経験を積み、収入源も複数持てる。
デメリット:こんな難しさもある
- 自己管理が大変……誰も見ていないと、サボりすぎたり逆に働きすぎたりしやすい。
- コミュニケーションが難しくなる……顔を合わせないと、細かいニュアンスが伝わりにくかったり、孤独を感じたりすることも。
- フリーランスは保障が薄い……会社員なら雇用保険や社会保険があるけど、フリーランスは自分で全部手続きしなければならない。収入も不安定になりやすい。
- 仕事とプライベートの境界が曖昧になる……家が仕事場になると、「仕事が終わった」感覚が持ちにくくなる。
つまり、多様な働き方は「万能の答え」じゃなくて、自分に合ったものを選んで、その形でうまくやっていく力が必要なんだよね。
働き方と「権利」の関係——知っておきたい法律の話
働くことは、権利でもあり義務でもある。日本国憲法には「勤労の権利」として、すべての国民が働く権利を持っていることが書かれているよ(第27条)。そして「労働基準法」という法律が、「週40時間以上働かせてはいけない」「最低賃金を下回ってはいけない」など、働く人を守るルールを決めているんだよね。
働き方改革関連法で何が変わった?
2019年に「働き方改革関連法」が施行されたよ。主なポイントはこんな感じ:
- 残業の上限規制……月45時間・年360時間を原則の上限に(違反すると会社に罰則)
- 有給休暇の取得義務化……年10日以上の有給がある人には、最低5日は取得させなければいけない
- 同一労働同一賃金……同じ仕事をしているなら、正社員もパートも不合理な差をつけてはいけない
これらは「働く人がより健康的に、公平に働けるように」という目的で作られたルールだよ。でも法律があっても守られないケースもあるから、自分の権利を知っておくことがとても大事なんだよ。
「ブラック企業」という問題
「ブラック企業」とは、つまり法律を無視して従業員を酷使する会社のことを指す俗語だよ。長時間労働、残業代ゼロ、パワハラが横行している……そういった環境で働かされている人が今でも多くいる。多様な働き方が広がるためには、こういった問題も同時に解決していかなければならないんだよね。
将来の働き方——今の中学生が社会に出るころはどうなってる?
今の中学生が働き始める頃、つまり10年後・20年後には、働き方はさらに変わっている可能性が高いよ。
AIと働き方
「AI(人工知能)」が進化することで、これまで人間がやっていた仕事の一部が自動化されると言われているよ。単純なデータ入力や定型的な文書作成、問い合わせ対応などはAIに置き換わっていく可能性がある。じゃあ人間の仕事がなくなるの?というとそうでもなくて、AIが得意じゃない「クリエイティブな発想」「複雑な交渉」「人の心に寄り添うこと」といった仕事はむしろ価値が上がると言われているんだよ。
「副業・複業」が当たり前になる?
今後は「1社だけに属する」ことの方が珍しくなるかもしれない。「本業はIT企業のエンジニア、週末は農業、たまにオンラインで英語を教えてる」みたいな、複数の仕事を組み合わせるスタイルが普通になっていくかも。収入源を複数持つことで、1社が倒産しても生活が守られるというメリットもある。
「場所」の概念が変わる
高速インターネットと翻訳AIが進化すれば、日本に住みながら海外の企業で働く、あるいは海外に住みながら日本の会社で働く、ということも当たり前になるかもしれない。「どこに住むか」「どこで働くか」が完全に別の選択になる時代が来るかもしれないんだよね。
大事なのは、「決まった形の働き方が正解」と思い込まないこと。社会の変化に合わせて自分のスタイルをアップデートしていける柔軟さが、これからの時代には求められていると思うよ。
