学校で毎年「健康診断」があるけど、実はなぜやるのか、何をしてるのか、よくわかんないな…と思ったことはない?実は健康診断って、自分の体がどんな状態なのかをチェックして、病気を早く見つけるためのとっても大切なものなんだよ。この記事を読めば、健康診断がどんなふうに役に立つのか、何をしてるのかがぜんぶわかるようになるよ。
- 健康診断は、自分の体の状態を定期的にチェックして、病気がないか調べる大事な検査
- 症状が出る前に早期発見することで、病気を防いだり軽いうちに対応できる
- 身長・体重・視力・心音・血圧など、複数の項目を調べることで、全身の健康状態がわかる
もうちょっと詳しく
健康診断には「学校健康診断」と「医者に行って受ける健康診断」の2種類があるんだ。学校でやるのは、成長期の子どもたちが正常に育ってるかをチェックするためだから、身長や体重の変化に注目するんだよ。一方で、大人が会社や病院で受ける健康診断は、生活習慣病(つまり、毎日の生活のくせが原因で起こる病気)がないかをチェックするんだ。どちらも「今は症状がない」と思ってる人が、実は隠れた病気を持ってないか確認する目的が同じだね。
健康診断は「今の状態を記録する」ことで、去年との比較ができるんだよ。だから毎年受けることが大事。
⚠️ よくある勘違い
→ 実は検査には限界があるんだ。すごく稀な病気や、その時の検査では見えない病気もあるかもしれない。でも「ほぼ大丈夫」という目安にはなるんだよ。
→ つまり、その日の状態を確認して、去年との比較や、もし異常があったら「もっと詳しく調べようね」というシグナルをもらえるってことなんだ。
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健康診断ってそもそも何?
定期的に体をチェックする仕組み
健康診断というのは、定期的に自分の体の様子を調べる検査のことなんだ。学校では毎年春に「健康診断」があるよね。これは、成長期にいる君たちが、ちゃんと健康的に育ってるかどうかを確認するためにやってるんだよ。
例えば、君が毎週同じ時間に身長計に立って、「あ、今週は2mm伸びた」って記録するのと同じ感覚なんだ。でも健康診断は、身長だけじゃなくて、目の見え方、歯の健康さ、心臓が正常に動いてるか、血圧は大丈夫か、など、いろいろなところをまとめてチェックするんだよ。
学校でやる健康診断は、養護教諭(つまり、学校の保健室の先生)や、外部から来てくれた医者が中心になってやる。身体測定、視力検査、聴力検査、内科検診、歯科検診など、いくつかの検査をする。全部で30分〜1時間くらいで終わることが多いね。
なぜ毎年やるのか
「え、去年やったじゃん。また今年やるの?」って思うかもしれないけど、毎年やることがめちゃめちゃ大事なんだ。理由は簡単で、君たちは毎日成長してるからだよ。
身長だって、1年で5cm以上伸びるかもしれないし、体重だって変わるかもしれない。そういう変化が「正常な成長なのか」「何か心配な兆候なのか」を見分けるには、去年のデータと今年のデータを比べるしかないんだよ。医者が「去年より身長が伸びすぎてる」「体重が急に増えた」「視力が落ちてきた」みたいなことに気づくのは、比較があるからなんだ。
それに、病気の中には、症状が出る前から体の中で少しずつ進んでるものが多いんだ。例えば、虫歯だって、「あ、虫歯だ!」って気づくのは、すでに結構進んでるからだよ。歯科検診で早く見つかれば、ちょっと治療するだけで済むけど、放っておくと歯を抜かなきゃならなくなるかもしれない。健康診断も同じで、「今は何も症状がないけど、実は体の中で何か起きてるかもしれない」っていう隠れた病気を見つけるためにやってるんだよ。
学校健康診断でチェックされる項目
身体測定と体の大きさ
健康診断の最初はたいてい身体測定だね。身長計に立って「身長」を測ったり、体重計に乗って「体重」を測ったりする。簡単に思えるけど、これって実はすごく大事な検査なんだ。
身長と体重から「BMI」(つまり、体が太っているか痩せているかを計算する数字)が計算される。例えば、同じ170cmの身長でも、50kgと70kgでは体の状態が全然違うよね。医者はこの身長と体重のバランスで、「この子は健康的な体か」「ちょっと気になる点があるか」を判断するんだ。
また、毎年の身長の伸び方も大事だよ。普通、中学生なら1年で5〜10cm伸びるのが標準的なんだけど、「去年より全然伸びてない」「逆に伸びすぎてる」みたいな場合は、「何か体に起きてるのかな?」と考える必要があるんだ。成長ホルモンの問題や栄養不足、または反対に何か病気が隠れてるかもしれないからね。
視力と目の検査
視力検査も健康診断の大事な項目だね。黒板が見えなくなったり、スマホが見えにくくなったりしたら、「眼鏡が必要かもな」って判断する。
でも実は、視力検査って単に「見えるか見えないか」だけじゃなくて、目の病気がないかもチェックしてるんだ。色覚異常(つまり、色の見え方が一般的と違う)がないか、目に炎症がないか、まぶたが正常に動くか、みたいなことも見てるんだよ。目の病気の中には、放っておくと視力を失うものもあるから、早期発見がすごく大事なんだ。
ちなみに、学校の視力検査で「B」判定(見えにくい)が出た場合、眼科へ行くことをおすすめされることが多いね。そこでもっと詳しく検査をして、眼鏡が必要かどうかを判断するんだ。
聴力検査と耳の健康
ヘッドホンをつけて「ピッ」という音が聞こえたら手を上げる…そういう聴力検査をやったことあるかな。これも健康診断の重要な項目なんだ。
聴力が落ちてる人って、実は本人が気づいてないことが多いんだ。例えば、毎日うるさい環境にいると、耳が慣れちゃって、「あ、聞こえが悪くなってる」って自分では気づかないんだよ。でも聴力検査をすると、「あれ、これくらいの音が聞こえてない」ってわかるんだ。
特に思春期の子どもたちは、音楽をヘッドホンで大きな音で聞くことがあるから、聴力が落ちやすい時期だね。早く気づけば、「もう少し音を小さくしようか」って生活を変えられるんだ。将来、年をとってから「あー、聞こえが悪い」ってなるのを防げるんだよ。
内科検診と心臓・肺の検査
聴診器で音を聞く検査
医者が聴診器(ちょっと冷たい円盤みたいなやつ)を胸に当てて、「はい、深く息を吸ってください」って言う。あれは何をしてるかというと、心臓と肺の音を聞いてるんだ。
心臓は「ドキドキドキ…」って音がするけど、もし不規則だったり、変な音がしたりしたら、「あ、何か異常があるかもな」って医者は判断するんだよ。肺についても、「スーッ」って正常な音がしてるか、変な音がしてないか確認するんだ。
肺の病気には喘息(つまり、呼吸がしづらくなる病気)みたいなものがあるけど、これって本人が気づかないうちに進んでることもあるんだ。「なんか運動したら息切れするな…」って思っていても、実は病気かもしれないんだよ。聴診器で医者が「あ、この音は少し変だ」って気づくと、「もっと詳しく検査しようか」ってなるんだ。
血圧測定
腕に黒い帯を巻いて、ピッピッピッ…って機械が膨らむ血圧測定も、成長期の君たちには大事な検査なんだ。
血圧が高い人って、大人のイメージが強いと思うけど、実は子どもでも血圧が高くなることがあるんだ。太ってたり、塩分をいっぱい摂ったり、ストレスが多かったりすると、血圧が上がっちゃうんだよ。血圧が高いと、心臓に負担がかかるから、放っておくと将来、心臓病や脳卒中(つまり、脳の血管がつまったり破れたりする病気)になる可能性が高くなるんだ。
だから、子どもの頃から血圧が高くないか確認することで、「もし高かったら、今から生活習慣を気をつけようね」って対策ができるんだよ。
歯科検診と口の健康
虫歯と歯茎の状態
歯科検診では、歯医者が君の歯を見て、「あ、ここ虫歯だ」「ここは大丈夫」って判定するね。これは単に虫歯を見つけるだけじゃなくて、歯周病(つまり、歯の根元の歯茎が炎症する病気)がないかもチェックしてるんだ。
虫歯も歯周病も、放っておくと歯が抜けちゃうんだよ。特に思春期は、体が大きく変わる時期だから、ホルモンのバランスが変わって、歯茎が敏感になることもあるんだ。そこで炎症が起きると、後々大変になるんだ。
また、歯並びもチェックされることがある。歯が曲がって生えてたり、上下の歯が合わなかったりすると、虫歯になりやすいし、物をかみくだくときに余計な力がかかっちゃうんだ。だから、「矯正を考えてみたら?」って提案されることもあるんだよ。
歯の生え替わりと成長
思春期は、乳歯から永久歯に全部生え替わる時期だね。これって、実は体の大きな変化なんだ。歯がちゃんと生え替わってるか、永久歯がちゃんと生えてきてるか、みたいなことを歯医者は見てるんだよ。
もし永久歯が生えてくるスペースが足りなかったり、永久歯がずっと出てこなかったりしたら、「これは矯正が必要かもな」って判断するんだ。早く気づけば、歯が生えてくる時期に対策ができるから、後から矯正するより簡単に済むことが多いんだよ。
健康診断の結果の読み方
A・B・C判定って何?
健康診断の結果は、たいてい「A」「B」「C」みたいな判定で返されるね。これは何かというと、「A=異常なし、健康」「B=異常の可能性あり、もっと詳しく検査が必要」「C=異常あり、医者に見てもらう必要あり」みたいな感じなんだ。
「B」判定が出たからって、すぐに「病気だ!」って思う必要はないんだよ。例えば、視力検査で「B」が出たら、「眼科で詳しく見てもらってね」ってだけの話なんだ。そこで眼鏡が必要ってなることもあるし、「実は大丈夫」ってなることもあるんだ。要は、「このままじゃ危ないかもしれないから、ちゃんと調べようね」ってシグナルだと思えばいいんだよ。
「C」判定が出たら、もっと深刻で、「今すぐ医者に行ってください」ってことになるね。でもそんなに多くない。ほとんどの人は「A」か「B」で、「A」の人も多いんだ。
異常が見つかったときの対応
健康診断で異常が見つかったら、学校から「二次検診を受けてください」という紙がもらえることが多いね。これは「もっと詳しく調べましょう」ってことなんだ。
例えば、「聴力に異常がある」という判定が出たら、耳鼻科で「実際、聞こえはどうなってるのか」をもっと詳しく調べるんだ。そこで初めて「眼鏡が必要」とか「治療が必要」とか「実は大丈夫」とか、正確な判定が下されるんだよ。
だから、健康診断で「B」や「C」が出ても、焦らずに、「あ、詳しく調べる時期が来たんだな」くらいの感覚で、病院に行ってみてほしいんだ。早く調べることで、もし何かあったら早く対応できるし、何もなかったら安心できるんだよ。
