兼業許可って何?わかりやすく解説

働く大人のなかには「今の給料では足りないから別の仕事もしたい」「得意なことで副業ふくぎょうをしたい」と考えている人がいっぱいいるよね。でも、他の会社で働きながら別の仕事をするって、実は勝手にやってはいけないことなんだ。なぜなら、契約で「うちで働いている時間は他の会社の仕事をしてはいけません」と決められていることがほとんどだから。では、副業ふくぎょうをしたいときはどうすればいいのか。この記事を読めば「兼業許可」のことが、すっきりわかるよ。

先生、兼業許可ってなんですか?

いい質問だね。兼業許可とは、メインで働いている会社から「他の仕事もしてもいいですよ」という許可をもらうことだよ。つまり、正式に認められた上での副業ふくぎょうのことなんだ。
え、許可をもらわないと副業ふくぎょうはダメなんですか?

そう。ほとんどの契約書に「本業に支障が出ない範囲で、会社に内緒で別の仕事をしてはいけない」と書いてあるんだ。だから、副業ふくぎょうをしたいなら、まず会社に相談して許可をもらわないといけないんだよ。
でも、どうして会社は副業ふくぎょうを認めたくないんですか?

いくつか理由があるんだ。まず、副業ふくぎょうで疲れて本業の仕事のクオリティが落ちたら困るよね。それから、ライバル企業に情報が漏れるリスク、それと税務申告がめんどくさくなるからだ。だから、会社としてはコントロールしたいわけだよ。
📝 3行でまとめると
  1. 兼業許可とは、働いている会社から 副業ふくぎょうをしていい と認めてもらうこと
  2. 許可なしに副業ふくぎょうをすると 契約違反 になる可能性がある
  3. 本業に支障が出ないかぎり、多くの会社が 兼業を認める傾向 に変わってきている
目次

もうちょっと詳しく

昔は「会社に勤めたら、その会社の仕事だけをやりなさい」という考え方が強かったんだ。でも最近は状況が変わってきた。人手不足だったり、働き方改革で「自分のやりたいことを大事にしよう」という流れが出てきたりしたから。だから、兼業許可制度は、会社と働き手のあいだで「どこまで副業ふくぎょうを認めるのか」をちゃんと話し合って決めようっていう制度なんだ。副業ふくぎょうがOKな会社でも「夜間の仕事ならいいけど、昼間の仕事はダメ」とか「同じ業界はダメ」みたいにルールがあることが多いよ。

💡 ポイント
兼業許可は「完全自由」ではなく「条件付きOK」ってやつ。会社のルール大事。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「兼業許可をもらえば、好きなだけ副業ふくぎょうできる」
→ 違う。許可をもらっても「月20時間まで」とか「給料が本業の3分の1を超えちゃダメ」みたいな条件がついてくることがほとんど。条件をちゃんと確認しないと、後でトラブルになるよ。
⭕ 「兼業許可は条件付きのOK。会社が定めたルールを守る必要がある」
→ 正解。許可がもらえたら、その許可に書いてある条件をしっかり守ることが大切。本業に支障が出ないように、時間管理をきちんとしようね。
なるほど〜、あーそういうことか!

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兼業許可がなぜ今、注目されているのか

ここ数年、「兼業許可」という言葉を新聞やニュースで見かけることが増えたよね。それはなぜかというと、働き方の考え方が大きく変わってきたからなんだ。

昔の考え方と今の考え方

昔は「1つの会社に一生勤めるのが当たり前」という時代だった。そういう時代は「会社の仕事に100パーセント集中する」ことが大事とされていたんだ。だから、副業ふくぎょうなんて考えられなかった。でも今は違う。人生が長くなったし、自分のやりたいことを大事にしたいっていう人が増えたんだ。それにね、会社だって「このまま同じ人が同じ仕事をやってくれるのか」って不安になってきたわけだよ。だから「副業ふくぎょうしてもいいから、いい人材を採用しよう」って考える会社が増えてきたんだ。

特に2020年のコロナ禍で、リモートワークが広がったことも大きい。オフィスに来ないで仕事ができるようになると「じゃあ、別の場所で別の仕事をしてもいいんじゃないか」って考える人が増えたんだ。会社のほうも「実際のところ、社員が副業ふくぎょうしてても本業の仕事さえきちんとやってくれればいい」って気づいてきたわけだよ。

兼業許可が広がった理由

兼業許可が広がった理由は、実はいくつもあるんだ。

1つめは「人材不足」。今、日本はどの業界でも人手が足りない。だから「副業ふくぎょうOK」って言うことで「この人材を採用したい」ってアピールしているわけだよ。

2つめは「働き手の希望」。自分のやりたいことをやってる人は、仕事も頑張るってデータが出てきたんだ。副業ふくぎょうで「自分の得意なことを活かす」「新しいスキルを身につける」ってやる人は、本業でもやる気が出ることが多いんだ。だから、会社としても「副業ふくぎょうを認めて、社員のモチベーションを上げよう」って考えるようになったんだ。

3つめは「国の方針」。日本政府も「働き方改革」として、多様な働き方を認める方針を出してきた。だから、厚生労働省(つまり国の仕事の管理部)も「副業ふくぎょう・兼業は悪くない。むしろ推進しましょう」ってガイドラインを出したんだ。

兼業許可をもらうときの実際のプロセス

では、実際に副業ふくぎょうをしたいときって、どういう手続きをするのかを説明するね。

ステップ1:就業規則を確認する

まず、自分が働いている会社の「就業規則」を確認しなくちゃいけない。就業規則というのは、会社で働くときのルールが書いてある本みたいなもの。これに「副業ふくぎょうはダメ」と書いてあるのか「副業ふくぎょうはOK」と書いてあるのか、それとも「申告すればOK」と書いてあるのか、いろいろパターンがあるんだ。

昔は「副業ふくぎょう禁止」って会社が多かったけど、今は「申告制」が増えてきたよ。申告制というのは、つまり「勝手に副業ふくぎょうはするな。でも、会社に報告して許可をもらえばOK」ってやつだ。就業規則に何も書いてなければ「上司に相談してみていい?」って聞いてもいいんだ。

ステップ2:上司に相談する

就業規則を読んで「副業ふくぎょうOKぽい」って思ったら、次は上司に相談だ。このときに大事なのが「正直に」「詳しく」説明することだよ。何の副業ふくぎょうをやりたいのか、いつやるのか、どのくらい時間をかけるのか。これらを説明しないと、上司も判断できないわけだよ。

ここで大事なのが「本業に支障が出ないこと」をアピールすることなんだ。「昼間は会社の仕事に集中します」「休日と夜間の時間でやります」「給料は本業の範囲内に留めます」みたいなね。上司も「この人、ちゃんと考えてるな」って思ってくれると、許可が出やすくなるんだ。

ステップ3:申告書を出す

上司が「いいね」って言ってくれたら、次は「兼業許可申告書」みたいな書類を出すことが多い。これは会社によって名前が違うんだけど、要は「何の副業ふくぎょうをやるのか」「給料がいくらなのか」「どうやって税金を払うのか」みたいなことを書く書類だよ。会社も「ちゃんと税務申告もしてくれるんだな」って確認したいわけだ。

ステップ4:承認をもらう

書類を出して、人事部とか経営層の判断をもらうんだ。大体は許可がもらえるんだけど「この副業ふくぎょうはウチと競合するからダメ」とか「給料が多すぎてダメ」みたいに条件がつくこともある。その条件を聞いて「わかりました」って同意すれば、やっと副業ふくぎょうがスタートできるわけだ。

兼業許可をもらったあとで気をつけること

兼業許可をもらえたら、さあ副業ふくぎょうスタート…と思いたいところだけど、実はここからが大事なんだ。許可をもらったあとも、いろいろルールがあるからね。

本業の仕事を優先する

これはね、絶対に外せないルールだよ。会社から給料をもらっているわけだから、本業の仕事が第一優先なんだ。副業ふくぎょうが楽しくなって「あ、副業ふくぎょうのクライアントのための資料作成を本業の時間中にやっちゃった」みたいなことがあったら、それは信頼を失うことになるんだ。

実際に「副業ふくぎょうで本業がおろそかになった」って理由で、兼業許可を取り消された人もいるんだ。だから、絶対に本業の仕事をちゃんとやること。副業ふくぎょうは「本業の時間が終わったあとに」「休日に」やるくらいの気持ちでいた方がいいんだ。

税務申告をちゃんとやる

副業ふくぎょうで給料(つまり収入)が出たら、税務申告をしなくちゃいけない。税務申告というのは、要は「国に『この人はこのくらい副業ふくぎょうで稼ぎました』って報告する」ってやつだ。

副業ふくぎょうの給料が年間20万円を超えると「確定申告かくていしんこく」という手続きをして、税金を払う必要があるんだ。これをやらないと「脱税」になって、後でめんどくさいことになるんだ。だから、副業ふくぎょうをしたら「どのくらい給料をもらったのか」をちゃんと記録しておいて、毎年3月に確定申告かくていしんこくをやるんだ。

秘密保持契約を守る

これはね、特に大事な会社の秘密情報がある仕事の場合だ。会社の「営業秘密」とか「開発中の製品」とか、そういう秘密を副業ふくぎょうの仕事で使ったり、ペラペラ喋ったりしたら、これはアウトだんだ。兼業許可をもらったからといって、会社の秘密まで好きにしていいわけじゃないんだよ。

実際に「会社の秘密情報を副業ふくぎょうの仕事で使った」って理由で、訴えられた人もいるんだ。だから「本業の秘密は絶対に副業ふくぎょうでは使わない」って、強く心に決めておくんだ。

兼業許可が出ないときはどうするのか

では、「副業ふくぎょうをしたいのに会社が許可してくれない」ってときは、どうすればいいのか。

「なぜダメなのか」を聞く

まず、上司に「どうして副業ふくぎょうは認めてくれないんですか?」って聞いてみるんだ。そこで「競合企業だからダメ」って理由なら、その競合企業じゃない副業ふくぎょうをやってみるとか、「時間的に大変だからダメ」って理由なら「本当に時間は大丈夫です」って説得できるかもしれない。理由を聞くことで「じゃあこういう条件ならいい」って、新しい提案ができるようになるんだ。

就業規則を再度確認する

もう一度、就業規則をちゃんと読むんだ。場合によっては「副業ふくぎょう禁止と書いてあるけど、実は裁判とかで『副業ふくぎょう禁止は法的に有効じゃない』って判断されたケースもある」ぐらい、複雑なことがあるんだよ。

転職も選択肢

どうしても会社が副業ふくぎょうを認めてくれず、副業ふくぎょうをしたいなら、思い切って「副業ふくぎょうOK」な会社に転職するっていう選択肢もあるんだ。今は「副業ふくぎょうOK」を売りにしている会社も増えてきたからね。自分のキャリアや人生設計を考えて「ここなら副業ふくぎょうできるな」って企業に移るのも、1つの方法だ。

兼業許可のメリットとリスク

では最後に、兼業許可のいい面と危ない面を整理しておこう。

兼業許可のメリット

まず何といっても「収入が増える」ってやつだね。本業の給料だけじゃ足りなかったら、副業ふくぎょうで補うことができるんだ。

2つめは「スキルアップできる」ってこと。副業ふくぎょうで新しい仕事をやると「あ、本業では学べなかったことが学べた」って経験ができるんだ。その経験は、本業でも役に立つことがある。

3つめは「人脈が広がる」こと。副業ふくぎょうで新しい人たちと仕事をすることで「へえ、こういう考え方もあるんだ」って、新しい視点が手に入るんだ。

兼業許可のリスク

でも、リスクもあるんだ。

1つめは「疲労が溜まる」ってこと。本業と副業ふくぎょうの両方をやってると、想像以上に体が疲れるんだ。特に副業ふくぎょうがうまくいき始めると、つい力を入れすぎて「あ、本業の仕事でミスした」みたいなことになりやすい。

2つめは「心理的なストレス」だ。「本業のやり方と副業ふくぎょうのやり方が違う」とか「人間関係の切り替えが大変」とか、そういうストレスが溜まることもあるんだ。

3つめは「税務申告がめんどくさい」こと。副業ふくぎょうの給料を「どのくらい稼いだのか」「どのくらい税金を払うのか」を把握しておく必要があるんだ。これを怠るとね、後々「あ、申告忘れてた。罰金だ」みたいなことになるんだよ。

だからね、兼業許可をもらったからといって「よかった、これで副業ふくぎょうし放題だ」って思わずに「条件をちゃんと守ろう」「疲れすぎないようにしよう」「税務申告は忘れずに」ってくらいの気持ちでいた方が、長く続くんだ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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