泌尿器科って何?わかりやすく解説

トイレの後、「あ、今日は何回行ったんだろう」って思ったことある?体の中で毎日どんなことが起こってるか、ふつう気にしない。でも、おしっこに関する悩みが出てくると、「何科に行けばいいんだろう」って困るよね。そこで登場するのが「泌尿器科」という医者の専門分野。この記事を読めば、泌尿器科が何をする場所で、どんな病気を治すのか、全部わかるよ。

そもそも「泌尿器科」って、何をする科なんですか?

いい質問だね。泌尿器科っていうのは、体の中で尿(つまりおしっこ)を作ったり、排出したりする器官の医者のこと。具体的には、腎臓、膀胱、尿管、尿道、そして男性なら前立腺っていう器官を診たり、治療したりするんだ。
えっ、前立腺とか腎臓とか、ぜんぶ泌尿器科なんですか?

そうだね。体の中には尿路っていうシステムがあってね、腎臓で血液をろ過して尿を作って、それが尿管を通って膀胱にたまって、最後に尿道を通って体の外に出る。この全部の器官の病気を見るのが泌尿器科なんだ。
泌尿器科に行く人って、どんな症状があるんですか?

いろいろあるよ。トイレが痛いとか、尿が出にくいとか、トイレの回数が多すぎるとか。あるいは尿路感染症尿結石みたいな病気もある。男性なら前立腺の問題で悩む人も多いね。
泌尿器科って、男性だけが行く科ですか?女の子は行わないんですか?

いいえ。むしろ女性も尿路感染症になりやすいんだ。女性は尿道が短いから、細菌が膀胱まで侵入しやすいってわけ。だから膀胱炎とか、泌尿器科で治す病気は女性にも多いんだよ。
📝 3行でまとめると
  1. 泌尿器科は尿を作ったり、排出したりする器官を診ている医者で、腎臓・膀胱・尿道などを扱う
  2. トイレの痛みや頻尿、尿路感染症尿結石など、尿に関する病気を治す
  3. 男性だけじゃなく女性も尿路感染症などで泌尿器科にかかることは多い
目次

もうちょっと詳しく

体の中では、毎日毎日、尿のシステムが働いてる。腎臓っていう豆みたいな形の器官が、血液の中の老廃物と不要な水分をろ過して尿を作る。その尿が尿管っていう細いパイプを通って膀胱にたまる。膀胱がいっぱいになると、脳に「トイレに行きたい」って信号を送る。そして尿道を通しておしっこが体の外に出る。このシステムのどこかに問題が起きると、泌尿器科の出番ってわけ。例えば、腎臓で炎症が起きれば「腎炎」、膀胱に細菌が入れば「膀胱炎」、尿管に石ができれば「尿結石」。どれも泌尿器科で診てくれるんだ。

💡 ポイント
腎臓で作られた尿が膀胱にたまって尿道から出るまで、全部泌尿器科の担当範囲

⚠️ よくある勘違い

❌ 「泌尿器科は男性だけが行く科」
→ 女性も尿路感染症や膀胱炎など、泌尿器科で治す病気にかかる。むしろ女性の方が感染しやすい場合もある。
⭕ 「男女ともに、尿に関する病気は泌尿器科で診てもらう」
→ 女性の尿道は短いから細菌が侵入しやすく、尿路感染症の患者は女性が多い。泌尿器科は男女両方のための科。
なるほど〜、あーそういうことか!

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泌尿器科ってどんな医者?

泌尿器科っていう名前を聞いたことはあるけど、実際に何をする医者かピンと来ない人も多いんじゃないかな。簡単に言うと、泌尿器科は「尿(おしっこ)に関することなら、とにかく何でも診ます」っていう医者の専門分野。他の科と違う特徴は、からだの「排尿システム」全部を扱うってことだ。学校の保健の授業で習った器官が、いくつも関わってくるんだよ。

尿路システムってなんだ?

体の中には、尿を作ったり、運んだり、排出したりするための「尿路」っていうシステムがある。流れで言うと、こんな感じ。腎臓で血液から老廃物と水分をろ過して、これを「尿」という液体に変える。その尿は、尿管という細いパイプを通って膀胱に到達。膀胱という袋の中に尿がたまる。そして、トイレに行きたくなったら、尿道というもう一本のパイプを通って体の外に排出される。ちょうど、ペットボトルに水を集めて、栓を開いて水を流すみたいなイメージだね。このシステムの全部が、泌尿器科の担当。つまり腎臓で問題が起きても、膀胱で問題が起きても、尿道で問題が起きても、全部泌尿器科で診てくれる。

泌尿器科が診る器官たち

泌尿器科が扱う器官をリストアップしてみようか。女性なら、腎臓、膀胱、尿管、尿道。これが基本だ。男性なら、これに加えて前立腺、精巣、精管っていう生殖に関わる器官も含まれる。前立腺は、男性の体の中で、膀胱のすぐ下にある栗の粒くらいの大きさの器官。精液を作るのに関わってる。だから男性の病気は、泌尿器科が見ることが多い。でも繰り返すけど、女性だって尿路の病気になるから、泌尿器科は女性にとってもすごく大事な科なんだ。

泌尿器科が治す病気たち

泌尿器科で治す病気って、実はけっこう多い。知ってる名前もあれば、初めて聞く名前もあると思う。でも、どれも共通してるのは「尿に関する」っていうポイント。尿が出にくくなったり、痛くなったり、なんかおかしくなったりする病気が、泌尿器科の対象。

尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎)

尿路感染症っていうのは、尿路のどこかに細菌が入って、炎症を起こす病気。一番有名な例が膀胱炎。膀胱に細菌が入ると、尿が出るときに痛くなる。その他にも、尿管に細菌が入れば「尿管炎」、腎臓に入れば「腎盂腎炎」。特に女性は、尿道が短いから細菌が膀胱まで簡単に到達しちゃう。だから膀胱炎になる人は女性が圧倒的に多い。症状としては、トイレが痛い、頻繁にトイレに行きたくなる、尿が濁るなんかが典型的。ちょっと前まで健康だったのに、急に「トイレが痛い」って感じたら、まず疑うべきが膀胱炎だ。

尿結石

体の中で石ができる?って聞くと変に思うかもしれないけど、本当に石ができる。これが尿結石。腎臓や尿管の中に、ミネラル成分(カルシウムとか)が固まって石になっちゃう。この石が尿管を通ろうとするときに、ものすごく痛くなる。患者さんの中には「生まれるときよりも痛い」って言う人もいるくらい。石が小さければ水をいっぱい飲んで、自然に流れ出るのを待つこともできる。でも大きかったら、手術が必要になることもある。大人でもかかる病気で、一度かかると「また来るんじゃないか」って不安になる人が多いんだ。

前立腺の病気(男性)

男性なら、年をとると前立腺の問題が増える。前立腺は男性の生殖器の一部で、精液を作るのに関わってる。年をとると、この前立腺が大きくなることがあって、そうするとおしっこが出にくくなる。これを「前立腺肥大症」という。また、前立腺に炎症が起きると「前立腺炎」になって、尿が痛くなったり、出にくくなったり、いろんな症状が出る。こういう男性固有の問題も、泌尿器科で診てくれる。年をとった男性が、よくトイレに行くようになるのは、この前立腺肥大症が原因のことが多いんだ。

その他の病気

他にも、腎炎(腎臓の炎症)、膀胱炎と似た症状だけど原因がわからない「間質性膀胱炎」、夜尿症(大人でも夜中におしっこが出ちゃう)、排尿障害(トイレが出にくくなる)など、本当にいろんな病気がある。また、血尿が出る(尿に血が混じる)のも、泌尿器科の診察が必要。これは深刻な病気の兆候かもしれないから、すぐに受診した方がいい。

泌尿器科に行く理由と症状

泌尿器科に行くって決めるのは、いつもじゃない。何か症状が出たときに初めて「あ、泌尿器科かな」って気づく。どんな症状があったら泌尿器科に行くのか、具体的に見てみよう。実は、泌尿器科に行く理由って、思った以上にたくさんあるんだ。

排尿痛(トイレが痛い)

トイレをするときに痛いって、地味だけどすごく辛い。排尿痛っていう症状だけど、この原因はいろいろ。細菌が入ったのかもしれないし、尿道の周りに炎症があるのかもしれない。外傷とか刺激を受けたのかもしれない。とにかく、トイレが痛いって感じたら、泌尿器科で診てもらった方がいい。放っておくと、症状が悪くなることもある。

頻尿(トイレが多い)

急に、トイレの回数が増える。1時間に何度も行きたくなる。昼間はまだしも、夜中に何度も起きてトイレに行くようになった。これも泌尿器科の出番。膀胱に炎症があるのかもしれないし、単に心理的なストレスなのかもしれない。でも素人判断せずに、泌尿器科で調べてもらう価値がある。膀胱の容量が減ってるのかもしれないしね。

血尿(尿に血が混じる)

尿が赤いとか、目に見えないけど顕微鏡で見ると血が混じってるとか、これは明らかに何かおかしい。尿結石があるのかもしれないし、腎臓に問題があるのかもしれない。とにかく、血尿が出たら、すぐに泌尿器科に行く。これは急ぐ必要がある症状。放っておくと、大事な病気を見逃す可能性もあるから。

排尿困難(尿が出にくい)

尿が出にくくなった。時間がかかる。力をいれないと出ない。こういう場合も、泌尿器科の出番。男性なら前立腺肥大症の可能性もある。女性でも、膀胱の筋肉に問題があるのかもしれない。そのまま放っておくと、膀胱に尿が溜まり続けて、感染症のリスクが上がることもある。

腎臓と膀胱の仕組みを詳しく

泌尿器科を理解するには、腎臓と膀胱がどんな仕組みで動いてるのか知ると、すごくわかりやすくなる。学校で習った器官だけど、実は凄い仕事をしてるんだよ。

腎臓:老廃物をろ過する臓器

腎臓は、豆みたいな形をした器官で、左右に一個ずつある。サイズは握りこぶしくらい。この小さな器官が、毎日毎日、血液をろ過してる。血液の中には、栄養もあれば老廃物もある。腎臓は、その老廃物と不要な水分を尿として分離して、血液の方は体に戻す。効率的だよね。毎日、腎臓は150リットルくらいの血液をろ過して、1〜2リットルの尿を作ってる。想像できるかな、毎日そんなに血液が通ってる。腎臓が一つでもいいのは、もう一つがバックアップになってるから。だから、腎臓の病気は結構深刻。腎臓が悪くなると、老廃物が体に溜まって、体全体に悪い影響が出ちゃう。

膀胱:尿をためておく器官

膀胱は、野球のボール位の大きさの袋。腎臓で作られた尿が、尿管を通って流れこんでくる。膀胱は、その尿をためておく。容量は200〜400mlくらい。いっぱいになると、脳に「トイレに行きたい」って信号を送る。膀胱が健康な人なら、1日4〜8回くらいトイレに行く。膀胱が健康だと、トイレの間隔も一定だし、尿もすっきり出切る。でも膀胱に炎症があると、少し尿が溜まっただけでも「出したい」って信号が出ちゃう。だから頻尿になっちゃうわけ。

尿管:尿を運ぶパイプ

尿管は、腎臓から膀胱へ尿を運ぶパイプ。とても細い(鉛筆くらいか、それより細い)。長さは25cm位もある。蠕動運動っていって、パイプ状の筋肉が波のように動いて、尿を下へ下へと押し出す。尿結石が詰まると、この流れが止まってしまって、激痛が起きる。だから尿結石は、泌尿器科でも「緊急」レベルの症状なんだ。

泌尿器科と他の科の違い

病気になったとき「何科に行くか」って悩むことがある。泌尿器科と間違えやすい医者もあるから、ここで整理しておこう。間違えて他の科に行くと、診察を受けたけど意味がなかった、なんてことになる。

泌尿器科と内科

内科は「体の中の、色々な臓器の病気」を診る医者。腎臓も内科で診ることもある。でも、腎臓が尿に関係する臓器だから、腎臓の専門になると泌尿器科。尿路系の病気は、泌尿器科の方が詳しい。腎炎とかなら、泌尿器科か腎臓内科に行く。

泌尿器科と婦人科

女性の病気って、婦人科のイメージが強い。でも、尿路感染症は泌尿器科。婦人科は、子宮とか卵巣とか、女性の生殖器の病気を見る。膀胱炎は泌尿器科だから、女性も間違えずに泌尿器科に行こう。ただし、女性固有の症状と尿路の症状が混ざってる場合は、両方に相談することもある。

泌尿器科と男性の性病診療

男性の性病も、泌尿器科で診ることが多い。だから男性で性に関わる症状があれば、泌尿器科が適切。女性の場合は、性病は産婦人科で診ることが多い。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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