「高卒認定試験」って言葉を聞いたことあるけど、具体的には何なのか、誰が受けるのか、よくわからないままになってることってありませんか?実は、高校に通っていない人や定時制・通信制高校に通っている人にとって、とても大事な試験なんです。この記事を読めば、高卒認定試験がどんな試験で、どんなメリットがあるのか、全部わかるようになりますよ。
- 高卒認定試験は高校卒業レベルの学力を証明する試験で、高校に通わなかった人でも大学受験資格を得られます
- 年2回実施され、科目ごとに合格判定されるので、得意な科目から受験することが可能です
- 16歳以上なら誰でも受験できて、合格すれば大学や専門学校に進学する道が開かれます
もうちょっと詳しく
高卒認定試験は、国が認定した重要な試験です。全日制高校に通わなかった人が、高校卒業と同等の学力があることを証明する唯一の方法と言えます。通信制高校や高等専修学校、高認予備校で勉強する人の多くが、この試験を目指しています。合格すると、大学入試の受験資格が自動的に得られます。また、公務員試験や就職試験でも「高卒資格相当」として認められるので、人生の選択肢が広がるんです。年に2回(7月と11月)実施されるので、計画的に準備することができます。
合格して得られるのは「高卒資格」そのものではなく「高卒と同等の学力があることの証明」です。でも、大学受験や就職の面では高卒と同じ扱いになりますよ。
⚠️ よくある勘違い
→ 学位そのものはもらえません。あくまで「高卒レベルの学力がある」という認定です。ただ、大学や就職の資格要件としては同じ扱いです。
→ これが正しい理解。合格すれば、大学受験や就職で「高卒資格あり」として扱われます。
[toc]
高卒認定試験って、そもそも何のための試験?
高卒認定試験の目的を理解するには、まず日本の学歴制度を知る必要があります。通常、日本の学校教育は小学校6年、中学校3年、高校3年という流れで進みます。高校を卒業すると「高卒」という学歴が得られて、大学や専門学校への進学、就職の際に必要とされます。でも、いろいろな事情で高校に通えない人たちがいますよね。そういう人たちのために作られたのが、高卒認定試験なんです。
なぜこの試験が必要なのか
これは、社会全体の公平性を保つためです。例えば、病気で学校に行けなかった人、経済的な理由で働く必要があった人、学校という枠に合わなかった人など、高校に通わなかった理由はいろいろあります。でも、そういう人たちも、きちんと勉強して知識を身につけることができます。だから、学校に通った通わないではなく「実際に高卒レベルの学力があるか」を測る試験が必要なわけです。
試験のしくみ
高卒認定試験は、全8科目から構成されています。国語、地理歴史、公民、数学、理科、英語、そして選択科目などです。全部一気に受ける必要はなく、最大4回のチャンスで合格科目を増やしていくことができます。つまり、今年は得意な2科目だけ受けて、来年は苦手な3科目に挑戦する、みたいな柔軟な受け方ができるんです。これは通常の高校卒業とは違う、高卒認定試験ならではの特徴ですね。
誰が受けるのか
高卒認定試験を受けるのは、どんな人たちでしょうか。定時制高校や通信制高校に通っている人が主ですが、実は高卒認定試験で自分の学力を測ることを選ぶ人もいます。また、高認予備校という専門の塾に通って対策する人も多いです。16歳以上なら、学歴に関係なく誰でも受験できるので、中学卒業後すぐに受ける人もいれば、大人になってから受ける人もいます。
高卒認定試験の合格ラインと難易度について
試験の難易度を知ることは、合格への道を見定めるために大切です。高卒認定試験がどのくらいの難しさなのか、どれくらい勉強すれば合格できるのかを理解しておきましょう。
何点で合格するのか
高卒認定試験は、1科目100点満点で、40点以上が合格ラインです。つまり、6割以上の得点率は必要なく、4割あれば合格できるということです。これは通常の学校の試験と比べると、わりと低いハードルのように感じるかもしれません。でも、ここには工夫があるんです。40点という基準は、全受験者の成績分布を考えながら、「この人は確実に高卒レベルの学力がある」と判断するために計算された数字なんです。ですから、決して簡単ということではなく、適切な難易度設定がされています。
どのくらい難しいのか
高卒認定試験の難易度は、おおよそ中学3年生から高校1年生の範囲です。つまり、通常の高卒までの3年分の内容よりは範囲が限られているということですね。ただし、その代わり、出題される問題は少し応用的な内容も含まれています。例えば、数学なら基本的な計算だけでなく、ちょっと複雑な文章題も出ます。英語なら、単語や文法だけでなく、長めの文章を読んで内容を理解する力が必要です。つまり、「広く浅く」ではなく、「範囲は限られているが、その中では深い理解が求められる」というイメージですね。
科目ごとの難易度の違い
科目によって、難易度や対策方法は異なります。例えば、国語や英語は、勉強量が力に直結しやすいです。毎日文章を読んで、語彙を増やしていけば、少しずつ点数が上がります。一方、数学は理解の深さが求められるので、公式を暗記するだけでは対応できません。また、地理歴史や公民は、範囲が広いので、どこを重点的に勉強するかの戦略が大事です。自分が得意な科目から受験するという戦略も、高卒認定試験ならではの強みなんですよ。
合格に必要な勉強時間
一般的に、高卒認定試験の合格に必要な勉強時間は、科目によって異なります。英語や数学のように、基礎から積み上げる必要がある科目なら、200〜300時間の勉強が必要かもしれません。でも、理科や社会のように、基本的な知識だけで対応できる科目なら、100時間程度でもいけることもあります。大事なのは、勉強の量ではなく質です。効率よく、出題傾向に沿った対策をすることで、必要な時間は大きく短縮できますよ。
高卒認定試験に合格するとどうなるのか
試験に合格したあと、人生はどう変わるのでしょう。ここを理解することで、勉強のモチベーションも変わってきます。
大学受験資格が得られる
高卒認定試験に合格すると、大学の受験資格が自動的に得られます。つまり、通常は高校3年生が受けるセンター試験(現在は大学入学共通テスト)を受けることができるようになるんです。これは非常に大きな意味があります。なぜなら、大学受験の道が開かれるということは、人生の選択肢が一気に広がるからです。大学に進学できれば、より高度な学問を学べますし、将来のキャリアの選択肢も増えます。
専門学校への進学
大学だけでなく、専門学校への進学資格も得られます。専門学校は、実践的な技術や知識を学ぶ場所です。例えば、看護師、美容師、調理師、自動車整備士など、様々な職業の専門学校があります。高卒認定試験に合格すれば、これらの専門学校への入学資格を得られるんです。
就職の際の扱い
就職活動の際にも、高卒認定試験の合格は大きなプラスになります。「高卒程度」という条件の求人に応募することができるようになりますし、採用試験でも学歴要件を満たします。実際、高卒認定試験の合格者は、就職市場では「高卒」と同じ扱いを受けます。年収の面でも、高卒と中卒では大きな差があるので、これは経済的に大きな違いになるんです。
公務員試験への道
公務員試験にも、多くの試験で「高卒程度」という受験資格があります。警察官、消防士、自衛官、地方公務員など、様々な公務員採用試験があります。高卒認定試験に合格することで、こうした公務員試験への道も開かれるんです。公務員は安定した職業として人気があるので、これも大きなメリットですね。
高卒認定試験の受験手続きと実際の流れ
受験を決めたら、具体的にどんな手続きをするのか、いつ申し込むのか、試験当日はどんな流れなのかを知ることが大事です。
受験資格と申し込み方法
高卒認定試験の受験資格は、16歳以上なら誰でもOKです。学歴は関係ありません。中学卒業していなくても、受験することができます。申し込みは、年に2回のチャンス(春と秋)があります。だいたい、試験の2ヶ月前に申し込み受付が始まります。オンラインで申し込むことができるので、手続きは簡単ですよ。申し込む際に、どの科目を受験するかを選択します。ここでも、全8科目を一気に受ける必要はなく、自分のペースで選べるんです。
試験日程
試験は年2回、7月と11月に実施されます。通常、月の中旬から下旬の特定の日に行われます。試験自体は2日間にわたります。1日目は国語、地理歴史、公民などが、2日目は数学、理科、英語などが実施されます。試験会場は、全国の主要都市に設けられるので、基本的には自分の住んでいる地域で受けることができます。
試験当日の流れ
試験当日は、受験票を持って会場に向かいます。到着してから、受付、身分確認、注意事項の説明などを受けます。その後、試験開始時刻まで待機室で待ちます。試験は1科目60分が基本です。科目によっては、複数の問題冊子が配られ、順番に解いていきます。試験中は、基本的に退出できません。休憩時間もありますが、そこで次の科目の勉強をすることはできません。試験終了後は、即座に合格がわかるわけではなく、後日、郵送で通知が届きます。
合格後の手続き
合格すると、合格認定書が交付されます。これが、「高卒レベルの学力がある」ことを証明する公式なドキュメントです。大学や専門学校に出願する際には、この合格認定書のコピーを提出することになります。また、全科目に合格すれば、大学受験資格の取得手続きをする必要があります。これはオンラインで簡単にできます。
高卒認定試験の準備と対策法
合格を目指すなら、効率的な勉強方法が必要です。限られた時間の中で、どう準備するかを考えましょう。
独学での対策
高卒認定試験の対策は、独学で進めることもできます。参考書や問題集を買って、自分のペースで勉強するという方法ですね。メリットは、自分のペースで勉強できること。苦手な部分に多くの時間をかけたり、得意な部分は軽くしたりできます。また、費用も予備校に通うより安くすみます。デメリットは、勉強の計画を自分で立てなくてはいけないこと。どこまで進めばいいのか、何をすればいいのか、判断が難しくなることがあります。
高認予備校の活用
高卒認定試験の対策専門の予備校があります。ここでは、出題傾向に合わせた授業が行われますし、質問にも答えてくれます。また、同じ目標を持つ仲間がいることで、モチベーションを保つことができますね。デメリットは、費用がかかることと、授業のスケジュールに合わせる必要があることです。
通信制高校との組み合わせ
通信制高校に通いながら、高卒認定試験を受ける人も多いです。通信制高校は、自分のペースで学習を進められるので、仕事や他の活動と両立しやすいですね。学校の教材や授業で学んだことが、そのまま高卒認定試験の対策になります。
具体的な勉強法
効率的に勉強するためには、過去問の活用が大事です。高卒認定試験は、毎回同じような形式の問題が出るので、過去問を繰り返し解くことで、出題パターンを掴むことができます。また、苦手な分野については、教科書に戻って基礎から学び直すことが重要です。得意な科目から始めて、小さな成功体験を積み重ねることで、モチベーションを保つことも大事ですよ。
