通信制高校って何?わかりやすく解説

「高校生なのに学校に毎日行かなくていいの?」「卒業資格はちゃんともらえるの?」通信制高校って聞いたことあるけど、実際のところがよくわかっていない人も多いよね。じつは日本の高校には、全日制・定時制・通信制という3つのタイプがあって、通信制高校は「自分のペースで高卒資格を取れる学校」なんだ。この記事を読めば、通信制高校がどんなところで、どんな人に向いているのか、すべてわかるよ。

先生、通信制高校ってそもそも何ですか?普通の高校と何が違うんですか?

いい質問だね。通信制高校は、自宅での学習が中心で、必要な時だけ学校に来る高校のこと。つまり、普通の全日制高校は毎日学校に行くけど、通信制は通信教材を使って自分で勉強して、月1回とか年に数回、学校に来てレポートを出したり実験したりするんだ。でも、ちゃんと高等学校卒業資格がもらえるよ。
えっ、毎日行かなくていいんですか?それって楽じゃないですか?何か大変なことがあるんですか?

確かに登校日が少ないから、その分プラスの面もある。でも大事なのは自分で学習を進める力が必要ってこと。学校が勝手に教えてくれないから、自分でテキストを読んで、課題をやって、締め切りに間に合わせる。これが苦手だと、やることが増えて大変になっちゃうんだ。
なるほど。では通信制高校を選ぶ人って、どういう理由が多いんですか?

理由はいろいろあるんだ。芸能やスポーツの活動を続けたいから、両立できる学校を探している人。また、全日制高校で人間関係がうまくいかなかった人が、やり直したいから選ぶ。あとは働きながら高卒資格を取りたい人、病気で体調が不安定な人など、自分の事情に合わせた学校選択ができるのが通信制高校の大事なポイントなんだ。
📝 3行でまとめると
  1. 通信制高校は自宅学習が中心で、登校日が少なく自分のペースで進められる学校のこと
  2. 全日制や定時制と同じ高等学校卒業資格が取れるので、進学や就職にも対応できる
  3. 自分で学習を進める力が必要で、メリット・デメリットが両方あるから、自分に合った選択を
目次

もうちょっと詳しく

日本の高校は「全日制」「定時制」「通信制」の3つに分けられるんだ。全日制は毎日学校に行くのが当たり前だけど、通信制はスクーリング(つまり、学校に行って授業を受けたり面接指導を受けたりすること)の時間が大幅に少ない。代わりに、自分でテキストを読んだり動画を見たりして学習する「通信教育」が中心になる。でも、ちゃんと試験を受けて、決められた単位を取れば、全日制高校と同じ高卒資格がもらえるんだよ。昔は「通信制は進学に不利」と思われていたけど、今はそんなことはないよ。きちんと勉強すれば、大学に進学することも、就職することもできるんだ。

💡 ポイント
高卒資格は同じだけど、取り方が違う。それが通信制高校の基本。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「通信制高校は学歴として認められないのでは?」
→ その通り、よくある誤解だ。でも実は違う。通信制高校で取った高卒資格は、全日制高校の資格と法律上まったく同じなんだ。大学受験にも、就職にも、使える資格だよ。
⭕ 「通信制高校の高卒資格と全日制高校の高卒資格は同等」
→ これが正解。文部科学省(国の教育を管理する部門)が決めているルールだから、資格としての価値は同じなんだ。実際に大学に進学した人も、有名企業に就職した人も、通信制から大勢いるよ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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通信制高校と全日制高校は何が違うの?

毎日の過ごし方が全然違う

全日制高校に通ってる友だちを思い浮かべてみてほしい。朝8時に学校に着いて、1時間目から6時間目まで授業があって、お昼は給食か弁当を食べて、放課後は部活に行く。だいたい夕方4時や5時くらいまで学校にいるよね。それが毎日、週5日だ。

一方、通信制高校の生活はぜんぜん違う。基本は自宅学習なんだ。指定されたテキストを読んで、動画で授業を見て、課題をやって、メールで提出する。あるいはオンラインで授業に参加することもある。つまり、教室で机に座って先生の話を聞く「授業」がないんだ。その代わり、自分の好きな時間に、好きなペースで勉強を進められるんだよ。

では学校には行かないのか?というと、そうではない。スクーリングという制度で、年に数回から月1回くらい学校に来る必要があるんだ。これは「通信教育だけだと、実際にみんなで学んだり実験したり、先生に相談したりする機会がなくなるから、ちゃんと学校に来て面接形式で学びなさい」というルールだからね。このスクーリングで初めて同級生や先生に会うという人も多いよ。

だから、通信制高校の生活は「自宅で自分で勉強する時間がほとんどで、月1回とか年に数回、学校に行って実習や面接指導を受ける」という感じになるんだ。これができる人には最高だけど、「学校に行く」という強制力がないから、やりきれない人もいるんだよ。

スクーリングとはどんなもの?

「スクーリング」って聞くと難しい言葉だけど、つまり「実際に学校に来てリアルに授業を受けること」って意味だ。全日制高校では毎日これをやってるけど、通信制高校では必要最小限に抑えられてるんだ。

スクーリングでは何をするかというと、いろいろある。まず、実験が必要な科目(化学とか物理とか)は、自宅ではできないから、学校に来て実験室でやる。それから体育の授業も、自宅では難しいから、学校で体育館を使ってやることが多い。あと、先生が「これはちゃんと説明するから学校に来てほしい」って思う授業の面接指導も、スクーリングの一部だ。

スクーリングの期間や回数は学校によって違うんだ。「月に1回、土曜日に半日だけ」という学校もあれば、「夏休みや春休みに1週間、集中してスクーリングを受ける」という学校もある。自分の生活に合わせて選べるのが、通信制高校のいいところだったりするんだよ。

通信制高校を選ぶ人は、どんな事情があるの?

スポーツや芸能活動と両立したい

通信制高校の生徒の中で、一番多い理由がこれだ。プロ野球選手を目指してる野球少年、バレーボール選手として活動してる女の子、YouTuberやアイドルとして活動してる人、アーティストとして音楽活動をしてる人、そういう人たちが「毎日学校に行ってたら、自分の活動ができない」という理由で、通信制高校を選ぶんだ。

つまり、全日制高校は「朝から晩まで学校に拘束される」から、プロの活動をしてる人には向かないんだ。でも通信制高校なら、活動の時間を優先できて、空いた時間で勉強を進められるから、両立がしやすいんだよ。これは通信制高校の大きなメリットの一つだ。

実際、プロ野球の選手たちの中にも、「高校時代は通信制高校にいた」って人、結構いるんだよ。野球に全力で取り組みながら、高卒資格も取る。そういう選択ができるのが、通信制高校なんだ。

全日制高校に行きづらい理由がある

もう一つの大きな理由は「全日制高校がしんどい」ということだ。これは人によって理由が違うんだ。例えば、いじめを受けた。学級内での人間関係がうまくいかなかった。発達障害や不登校の傾向がある。そういう人が「全日制高校は毎日行かなきゃいけないし、人間関係も多いし、つらい」って感じて、通信制高校に入り直すってケースが多いんだ。

通信制高校なら、登校日が少ないから「毎日の人間関係のストレス」が減るんだ。それに、自分のペースで勉強できるから、焦る必要もない。やり直したい人にとって、心理的な負担が少ない環境を作れるんだよ。

実際、全日制高校に1年いて、「ここは合わない」って思った人が、通信制高校に転校して、初めて「あ、高校って楽しいかもしれない」って思えたって話も多く聞くんだ。

働きながら高卒資格を取りたい

昼間は働いて、夜間に勉強して高卒資格を取る。そういう人向けの選択肢が通信制高校だ。定時制高校(つまり、午後4時くらいから夜間に授業をする高校)もあるけど、定時制高校は週5日で毎日学校に行く必要があるんだ。それに対して、通信制高校なら「月1回だけ学校に来て、あとは自分の時間で勉強」という選択ができるんだよ。

仕事をしてる人にとって「週5日、毎日学校に行く」のは難しいけど、「月1回くらい、スケジュールを調整して学校に行く」なら、何とかできるかもしれない。だから、働く人の選択肢として、通信制高校が選ばれるんだ。

病気や体調が不安定

難病を抱えてる人。週のうち何日かは体調が悪くて学校に行けない人。そういう人たちにとって、全日制高校は「毎日出席が当たり前」という制度が、すごく大変なんだ。

通信制高校なら、病気で学校に行けない日があっても「自宅で勉強を進めちゃえばいい」という柔軟な対応ができるんだ。体調のいい日に勉強を進めて、体調が悪い日は無理をしない。その中で、月1回のスクーリングだけは工夫して参加する。そういう調整ができるのが、通信制高校の強みなんだよ。

通信制高校の「いいところ」と「大変なところ」

通信制高校のメリット

まず、自分のペースで学習できるというのは、本当に大きいんだ。全日制高校は、先生のペースで授業が進むから、わからないままもどんどん進んじゃう。でも通信制なら「この部分がわからないから、動画を何度も見直そう」とか「得意な科目は先に進もう」とか、自由にできるんだ。これは、学習効率がいい人にとって、すごくいい環境だよ。

次に、時間に余裕ができるというメリットがある。毎日学校に行かないから、その分の時間を他のことに使える。バイトを増やすこともできるし、趣味に没頭することもできるし、自分のやりたいことに時間を費やすことができるんだ。

そして、人間関係のストレスが少ないというのも大事だ。全日制高校は「毎日、決まったメンバーと過ごす」から、相性の悪い人がいると本当にしんどい。でも通信制なら、スクーリングの時だけ学校に来るから、人間関係のプレッシャーが軽いんだよ。

通信制高校の大変なところ

一番大事なのは「自分で勉強を進める力が必要」ってことだ。学校が強制してくれないから、やる気がないと、やることが溜まっちゃう。「課題の期限が来週までだ」って決まってても、やらない人はやらないんだ。そうすると、後々になって「あ、これやってない」「これもやってない」って気づいて、パニックになることもあるんだよ。

全日制高校は「毎日学校に行く」という強制力があるから、それが「やらなきゃいけない」っていう気になる。でも通信制は「自分でやるしかない」んだ。この自己管理ができるかどうかで、人生が変わるくらい大事なんだ。

もう一つは「同級生との関係が薄い」ということだ。登校日が少ないから、友だちが少なくなる傾向があるんだ。全日制高校なら「毎日顔を合わせてるから、自然と友だちになる」けど、通信制は「月1回しか会わない」から、関係が深まりにくいんだよ。もちろん、それが気にならない人もいるけど、「学校生活で友だちがほしい」って人には、つらいかもしれないね。

あと、スクーリングに参加できないと、単位がもらえないんだ。これは「自宅学習だけだと、実際に学んだかどうか確認できないから、学校に来て確認させてください」というルールだからね。だから「仕事が忙しくてスクーリングに参加できない」とか「病気が悪化して学校に来れない」ってなると、単位がもらえず、卒業が遅れることもあるんだ。

通信制高校卒業後の進路は?

大学に進学できるのか

ここはすごく多くの人が誤解してるんだけど、通信制高校から大学に進学することは、もちろん可能なんだ。なぜなら「高卒資格は同じ」だからね。大学の受験要件は「高等学校卒業程度の学力を有すること」なんだ。つまり、通信制高校で高卒資格を取れば、その条件を満たすんだよ。

ただし、注意点がある。通信制高校だから「勉強しなくてもいい」わけではなくて、むしろ「自分でちゃんと勉強できる人」じゃないと、大学受験には勝てないんだ。全日制高校の生徒は、毎日学校で先生に教えてもらってるから、ある程度の学力がつく。でも通信制高校の生徒は「自分で勉強した人だけ」成績が伸びるんだ。だから、大学進学を目指すなら、通信制高校に入った時点で「自分で勉強する覚悟」が必要なんだよ。

実際、有名大学に進学した通信制高校出身者もいっぱいいるんだ。彼ら・彼女たちは「通信制でも、自分のペースで集中して勉強した」って人たちなんだ。つまり、本気度次第で、大学進学は十分可能ってわけだよ。

就職活動はどうなるの?

高卒資格があれば、就職活動もできるんだ。企業の採用要件は「高等学校卒業程度の学力」って書いてあることが多いけど、通信制高校卒でもそれを満たすんだから、応募することができるんだ。

ただし、企業によっては「学校推薦」っていうのがあるんだ。これは「この学校の生徒なら、うちの会社として採りたい」って企業と学校が関係を持ってて、先生が「この子をうちの会社に推薦します」って言ってくれるシステムなんだ。全日制高校だと、この学校推薦がいっぱいあるんだけど、通信制高校だと少ないことが多いんだ。なぜなら「企業が通信制高校とつながりが薄い」からなんだよ。

だから、通信制高校の場合は「学校推薦に頼らず、自分で企業を探して、自分で応募する」という一般受験の形になることが多いんだ。これは「手間がかかる」という見方もあるけど、「自分のやりたい仕事を見つけやすい」という見方もあるんだよ。

実は専門学校も選択肢

高卒資格があれば、専門学校に進学することもできるんだ。看護師になる、トリマーになる、プログラマーになる、そういう専門スキルを学べる学校だ。通信制高校から専門学校に進学する人も、結構いるんだよ。

むしろ「大学には進学したくないけど、手に職をつけたい」って人にとっては、専門学校の方が合ってるかもしれないね。4年制大学より早く社会に出られるし、実践的なスキルが身につくからね。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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