血液検査で「脂質が高いですね」と言われたことある?実は、その脂質の異常って「脂質異常症」という病気の可能性があるんだ。今はそこまで症状がなくても、放っておくと後々大変なことになることもあるんだよ。この記事を読めば、脂質異常症が何なのか、なぜ危ないのか、どうすればいいのかが全部わかっちゃうよ。
- 脂質異常症は血液中のコレステロールや中性脂肪が多い状態で、生活習慣病の一種です
- 血管が詰まりやすくなるため、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気のリスクが高まります
- 食事の改善、運動、薬などで改善できるので、早期発見と対策が大切です
もうちょっと詳しく
脂質異常症を理解するには、まず「脂質」が何かを知る必要があります。血液に含まれる脂質には、主に「コレステロール」と「中性脂肪」の2種類があります。この2つは体にとって大事な物質で、ホルモンを作ったり、細胞膜を作ったり、エネルギー源になったりします。でも、多すぎると問題なんです。特に「LDLコレステロール」という悪玉コレステロール(つまり、血管に悪い影響を与えるコレステロール)が多すぎたり、「HDLコレステロール」という善玉コレステロール(つまり、血管を守るコレステロール)が少なすぎたりすると、血管の健康が損なわれてしまうんです。
コレステロールにも「善玉」と「悪玉」がある。バランスが大事!
⚠️ よくある勘違い
→ 脂肪は体に必要な栄養です。全部避けるとかえって体が弱くなります。大事なのは「量と種類」です。
→ バターやラードなどの動物性脂肪を減らして、オリーブオイルなどの植物性脂肪を増やす。これが正解です。
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脂質異常症って何?
血液を検査するとき、数値に「総コレステロール」「LDLコレステロール」「HDLコレステロール」「中性脂肪」と書かれていることがありますよね。これらはすべて血液中に含まれる「脂質」で、体の健康に大きく関わっているんです。
脂質異常症というのは、これらの脂質の値が異常になった状態のこと。具体的には、次の3つのどれかに当てはまる状態を言うんだ。
1つ目は、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が多すぎる状態。LDLというのは、「つまり、血管に悪い影響を与えるコレステロール」という意味なんです。このLDLが血管の内側に溜まると、血管がだんだん硬くなって、血液の流れが悪くなっちゃうんですよ。
2つ目は、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が少なすぎる状態。HDLというのは「つまり、血管を守ってくれるコレステロール」という意味なんです。HDLは血管についたLDLを掃除してくれるような役割をしているので、HDLが少ないと血管の汚れが溜まりやすくなっちゃうんですよ。
3つ目は、中性脂肪が多すぎる状態。中性脂肪というのは「つまり、食べた脂肪が体の中で変わったもの」という意味なんです。これがエネルギーとして使われれば問題ないんですけど、使われずに血液に残ると、血管にダメージを与えるんですよ。
特に注意が必要なのは、LDLコレステロールと中性脂肪が高いのに、HDLコレステロールが低い人なんです。これは「三つのいいことなし」という最も危ない状態なんですよ。
脂質異常症は「サイレントキラー」と呼ばれることもあるんです。なぜかというと、ほとんど症状がないから。血液検査で見つけるまで、本人は全然気づかないんですよ。でも、静かに血管を傷つけていっているんです。だから、定期的に血液検査を受けることが大事なんですよ。
コレステロールって何?
コレステロールは、一言で言うと「体を作るために必要な脂肪のような物質」なんです。実は、体の中で自分で作られるものもあるし、食べ物から取り入れるものもあるんですよ。
コレステロールは、細胞の外側の膜を作ったり、ホルモンを作ったり、消化液の一部になったりするのに必要なんです。つまり、なくてはならないものなんですよ。でも、必要以上に多いと、血管の内側に溜まって悪いことになっちゃうんです。
中性脂肪って何?
中性脂肪というのは「つまり、体の中に溜まっている脂肪」という意味なんです。食べた炭水化物や脂肪が、体で使い切れずに脂肪に変わったものですね。エネルギーがいるときは、この中性脂肪を分解して使うんです。
でも、エネルギーをあまり使わない生活をしていると、中性脂肪は溜まり続けるんです。そして、血液に溶け込んでいる中性脂肪が多くなると、血管を傷つけやすくなっちゃうんですよ。特に、甘いジュースやお菓子をいっぱい食べる習慣がある人は、中性脂肪が高くなりやすいんです。
脂質異常症は何で起こるの?
脂質異常症になる原因は、大きく分けて2つあるんです。1つは「生活習慣」、もう1つは「遺伝」なんです。ほとんどの場合は生活習慣が原因なんですけど、遺伝が原因の人もいるんですよ。
生活習慣が原因の場合
最も多いのは、食生活の乱れです。脂っこい食べ物をいっぱい食べたり、甘いお菓子やジュースをよく飲んだり、加工食品をいっぱい食べたりしていると、血液中の脂質が増えやすくなるんですよ。
例えば、ファストフードをよく食べたり、スナック菓子をいっぱい食べたり、バターやチーズを使った料理をいっぱい食べたりすると、LDLコレステロールと中性脂肪が増えやすくなるんです。
運動不足も大きな原因なんです。運動をすると、血液中の脂肪がエネルギーとして使われるんですよ。だから、運動をしないと、脂肪が血液に溜まったままになっちゃうんです。
それから、ストレスや睡眠不足も関係しているんです。ストレスが多いと、体が脂肪を溜めやすくなるんですよ。また、睡眠不足だと、脂質をコントロールするホルモンのバランスが崩れて、脂質が増えやすくなっちゃうんです。
喫煙も悪い影響を与えるんです。たばこを吸うと、HDLコレステロール(善玉)が減りやすくなるんですよ。つまり、血管を守ってくれるコレステロールが減っちゃうんです。
遺伝が原因の場合
親や兄弟に脂質異常症がいる人は、遺伝的になりやすい体質を持っているんです。これは「遺伝性脂質異常症」と言われるんですよ。つまり、DNAの中に脂質をコントロールする機能がうまく働かない部分があるってことなんです。
遺伝性脂質異常症の人は、生活習慣が良くても脂質が高いことがあるんです。だから、親が脂質異常症なら、自分も検査を受けることが大事なんですよ。
脂質異常症で何が起こるの?
脂質異常症になると、血液中に多すぎる脂質が、血管の内側に少しずつ溜まり始めるんです。イメージでいうと、水道管の中が汚れでだんだん詰まっていくのと同じですね。
血管が硬くなる「動脈硬化」
血管の内側に脂質が溜まると、その場所が厚くなって、血管が狭くなっていくんです。これを「動脈硬化」と言うんですよ。つまり、「血管が硬く、狭くなる病気」という意味なんです。
最初は、血管の内側に脂肪の塊がほんのちょっと付くだけなんです。でも、何年も脂肪が溜まり続けると、だんだん大きくなっていくんですよ。血管の太さが10あったら、5くらい狭くなることだってあるんです。
動脈硬化が進むと、血液の流れが悪くなるんです。すると、その先の臓器や体の部分に十分な酸素が届かなくなるんですよ。脳だったら脳梗塞、心臓だったら心筋梗塞になっちゃうんです。
心筋梗塞のリスク
心筋梗塞というのは「つまり、心臓の血管が詰まって、心臓の筋肉が壊れる病気」という意味なんです。心臓を動かしている筋肉が酸素をもらえなくなるので、胸が痛くなったり、最悪の場合は亡くなっちゃう可能性だってあるんです。
脂質異常症がある人は、ない人に比べて心筋梗塞になるリスクが何倍も高いんですよ。だから、血液検査で脂質が高いと言われたら、すぐに対策することが大事なんです。
脳梗塞のリスク
脳梗塞というのは「つまり、脳の血管が詰まって、脳の一部が壊れる病気」という意味なんです。血液が脳に届かなくなると、記憶がなくなったり、体が動かなくなったり、話せなくなったりすることがあるんです。
これは本当に怖い病気で、助かった場合でも、後遺症で生活が大変になることが多いんです。だから、脂質異常症を放っておくのは、本当に危ないんですよ。
脂質異常症の対策は?
脂質異常症は、「治す」というより「コントロールする」という感じなんです。生活習慣を改善することで、かなり改善できるんですよ。
食事で気をつけること
まず大事なのは、動物性脂肪を減らすことなんです。バターやラード、肉の脂身などに含まれる脂肪は、LDLコレステロールを増やしやすいんですよ。だから、できるだけ避けるか、量を減らすことが大事なんです。
その代わりに、植物性脂肪を増やすんです。オリーブオイルや、魚に含まれる脂肪は、むしろ体に良い影響を与えるんです。特に、イワシやサバなどの青い魚に含まれる「オメガ3脂肪酸」という脂肪は、LDLコレステロールを減らす手助けをしてくれるんですよ。
それから、甘いお菓子やジュースを減らすことも大事なんです。特に砂糖は、中性脂肪を増やしやすいんですよ。毎日ジュースを飲むのを習慣にしていたら、まずはそれを減らしてみるといいですよ。
食物繊維をいっぱい食べることも大事なんです。野菜や果物、穀物に含まれる食物繊維は、コレステロールを体の外に出すのを手助けしてくれるんですよ。だから、野菜をいっぱい食べるといいんです。
運動で気をつけること
週に3日以上、軽い運動を30分くらい続けるといいんですよ。ジョギングや、ウォーキング、自転車など、割と簡単にできる有酸素運動でいいんです。つまり、「少し息が切れるくらいの運動」という意味なんです。
運動をすると、血液中の中性脂肪が減るし、HDLコレステロール(善玉)が増えるんですよ。だから、脂質異常症の人にとって、運動は最高の薬みたいなものなんです。
毎日、一気に激しい運動をするより、毎日ちょっとずつ運動する方がいいんです。例えば、毎日30分のウォーキングの方が、週に1回2時間の激しい運動より、脂質異常症の改善には効果的なんですよ。
薬でコントロールすること
食事と運動を頑張っても脂質が高い場合は、薬を使うんです。「スタチン」という薬が一般的なんですよ。これはコレステロールを作る働きを抑える薬なんです。
薬を飲む場合でも、食事と運動の改善は続けることが大事なんです。薬だけに頼って、生活習慣が乱れたままだと、あまり効果が出ないんですよ。
また、薬には副作用がある場合もあるんです。だから、お医者さんの指示をきちんと守って、定期的に検査を受けることが大事なんですよ。
日常生活で気をつけることは?
脂質異常症の対策は、結局のところ「体に良い生活習慣を続けること」なんです。難しいことじゃなくて、ちょっとした心がけを続けることが大事なんですよ。
食事のコツ
朝食を抜かないようにしましょう。朝食を抜くと、昼食でいっぱい食べてしまい、中性脂肪が増えやすくなるんです。朝食は軽くでいいので、毎日食べることが大事なんです。
間食をするときは、お菓子より果物やナッツにしましょう。アーモンドやくるみなどのナッツには、コレステロールを下げるのに役立つ栄養が入っているんです。
夜遅い時間に食べるのを避けましょう。寝る前に食べると、消化されずに脂肪として溜まりやすいんです。夜は19時か20時には食べ終わるようにするといいですよ。
外食のときは、脂っこい料理を避けるようにしましょう。定食屋さんで唐揚げより焼き魚を選んだり、ラーメン屋さんで塩ラーメンを選んだり、そういう小さな工夫が大事なんです。
運動と生活のコツ
毎日少しでいいので、体を動かすようにしましょう。エレベーターじゃなく階段を使ったり、駅まで歩いたり、家の中で軽くストレッチしたり、そういう日常の活動が積み重なるんです。
十分な睡眠を取ることも大事なんです。毎日7時間くらい寝ると、脂質をコントロールするホルモンがうまく働くんですよ。
ストレスを減らすことも重要なんです。好きなことをしたり、友だちと遊んだり、運動したり、そういうことでストレスを減らすと、体の脂質もコントロールしやすくなるんです。
定期的に血液検査を受けることが大事なんです。3か月に1回とか、半年に1回とか、決めた周期で検査を受けると、自分の脂質がコントロールできているかがわかるんですよ。
もし脂質が高いと言われたら、そのときが対策を始めるチャンスなんです。がっかりしたり、怖がったりせずに、「これから改善していこう」という気持ちで、食事と運動を頑張ってみてください。多くの人が生活習慣を改善することで、脂質をコントロールできるようになるんです。あなたもできるはずですよ。
